【サンリオSP③】いちごの王さま役・高崎翔太×後藤大×宮城紘大は舞台裏でもキャラクターにメロメロ?9/14開幕のSanrio Kawaii ミュージカル『From Hello Kitty』インタビュー特集

※本公演は当初、前期公演が7月24日~8月22日、後期公演が8月24日~9月26日まで上演予定でしたが、新型コロナウイルスの影響によって前期公演は全公演が中止となり、後期公演も改めて公演準備・感染症対策を整えた上で9月14日より開幕を迎えることに。
そのため、残念ながら後藤 大さんの出演回は公演中止となりましたが、このインタビューでは稽古時の意気込みをそのままにお届けいたします。
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アジア初の360°回転劇場に、サンリオの人気キャラクターが勢ぞろい! Sanrio Kawaii ミュージカル『From Hello Kitty』が、新型コロナウイルスの影響による開幕延期を経て、いよいよ2021年9月14日~9月26日までIHI ステージアラウンド東京にて上演されます。
Sanrio Kawaii ミュージカル『From Hello Kitty』メインビジュアル
そしてスマートボーイズでは、今作でサンリオキャラクターと夢の共演を果たすトリプル/ダブルキャストの9名を直撃! 全3回の特集もついに最終回となる本記事では、「いちごの王さま」役をトリプルキャストで演じる高崎翔太さん、後藤 大さん、宮城紘大さんによる座談会インタビューをお届けいたします。

第1回・高崎翔太さん×橋本汰斗さん×田鶴翔吾さん×佐野真白さん 編はこちら
第2回・皆木一舞さん×岩城直弥さん×松井遥己さん 編はこちら
(左から)特集第3回は「いちごの王さま」役の宮城紘大さん、高崎翔太さん、後藤 大さんが揃って登場!
■高崎翔太さん×後藤 大さん×宮城紘大さん 座談会インタビュー

――今回、皆さんはいちごの王さま役をトリプルキャストで演じますが、今作への出演決定とともに、この3人が同じ役の仲間だと初めて聞いた時はどう思われましたか?

後藤 大(以下、後藤) 僕は、お二人のことはもちろん以前から知っていたんですが、翔太くんとは今回が初共演で、紘大くんとも共演はミュージカル『テニスの王子様』(以下、『テニミュ』)のDREAM LIVEというライブ公演だけだったので、がっつりとお芝居をするのは初めてで。
でも、僕たちメインキャスト9名は全員が『テニミュ』出身という共通点もあって、今回はアットホームな環境でやらせてもらえそうだなと、楽しみにしていました!

宮城紘大(以下、宮城) 僕は最初に、皆さんのお写真が並んでいる資料をいただいて。そこでトリプルキャストっていうのと、同じ役を演じるのはこのお二人なんだっていうのを知ったんですけど……まず、みんなのプロフィール写真の顔がイイなって思って(笑)。

(上段左から)高崎翔太さん、後藤 大さん、宮城紘大さん
(中段左から)橋本汰斗さん、皆木一舞さん、田鶴翔吾さん
(下段左から)岩城直弥さん、佐野真白さん、松井遥己さん
――「このミュージカル、イケメンしかいないな」と(笑)。

宮城 はい、「負けてらんないな!」って思いました(笑)。僕は翔太くんとも過去に一度共演しているんですけど、二人ともすごく刺激になる存在で、毎日が勉強という感じですね!

――そんな後輩たちからの言葉を聞いた、高崎さんはいかがですか?

高崎 僕はトリプルキャストのおかげで、色々とラクをさせていただいています(笑)。
やっぱり3人で一緒に作り込んでいけるメリットは大きいですし、自分の個性を全面に出す、という作品でもないので、各々が仕事の関係で稽古場にいられない時も、その日いたキャストが伝えてくれることでスムーズに稽古が進んでいて。お互いにギスギスしない、すごくいい関係で協力してやれているなって思います。

宮城 確かに! 二人がいることで、自分が出られなかった稽古の時にめっちゃ助けられましたもん。

高崎 トリプルキャストが、ギスギスするような奴だったら大変だったよね(笑)。

後藤 僕がいちごの王さま役の中では一番年下なんですけど、お二人には助けられることばかりで、やりやすさしかないです。もし一人で演じていたら、ヘンに悩んじゃう部分もあっただろうなって思いますし。

宮城 僕も「一人だったらきっとできなかっただろうな」って思うことや、二人の演じる姿を見ていて「こういうやり方もあるんだ」っていう気付きもたくさんありました。トリプルキャストは初めての経験だったんですけど、いいことがたくさんあるんだな、って!
高崎翔太さん
後藤 大さん
宮城紘大さん
――取材を通して皆さんを見ていても、今回はほんわか系な方が多い気がします。

高崎 本当に、ほんわか系ですよね。というか、世の中の色んな種類の不器用さんを集めました、っていう感じ(笑)。

後藤 アハハ! でも、そのおかげでめちゃくちゃ平和ですよ!(笑)

高崎 汰斗だけ、ちょっとちゃんとしてるかな?っていうくらい。あとはみんな天然というか、しっかり者ではないタイプ(笑)。

宮城 うんうん。いい意味で、みんなオーラがあるというか……(笑)。僕も「はじめまして」のキャストが多いんですけど、どこか親近感が湧く方が多くて。みんなが親しみやすいよね。

後藤 本当に、みんないい人。みんな、すっごい優しい!

高崎 トガってる奴が、一人もいないよね。

――そんなメインキャストの中では、高崎さんが最年長ですが「みんなを引っ張ろう!」というような、先輩としての意識はありますか?

高崎 そういうのは、全くないですね。今回、なんの気負いもないです(笑)。

後藤 翔太くんは、そこがまた素敵なんですよ。

宮城 最年長がこういう風に言ってくれるから、すごく助かります。おかげで僕たちも気負わないというか、全体が和むんですよね。

――今回、皆さんはIHIステージアラウンド東京(以下、ステアラ)という大きな劇場での主演キャストとなりますが、後藤さんと宮城さんもプレッシャーはありませんでしたか?

後藤 キティちゃんとのW主演という形ですが、僕にとっては今回が初主演なので、やっぱり緊張はしています。だけど今回は、翔太くんと紘大くんにも主演の姿を勉強させてもらえるし、演出の上島雪夫先生からも「真ん中に立つっていうのは、こういうことだよ」とイチから教えていただいて。色んな経験をさせてもらえているので、この作品と関われて本当に良かったと思います……って、まだ始まってもいないんですけどね!(笑)

宮城 僕はそこまで、真ん中に立つことへの気負いっていうのはなかったですし、今でも主演とか、座長という意識も強くは持っていなくて。稽古では自分がいっぱいいっぱいな時も多かったので、むしろみんなについていくことに必死でした。
ただ、今回はダンサーさんも含めてキャストも多いし、キャラクターたちもいる中で、自分の役への責任感を持とうとは意識しています。お客様からチケット代をいただいている意味も考えて、このステアラという大きな劇場でも、恥ずかしくない立ち方をしたいなって思います。

――後藤さんもおっしゃったように、今作ではキティちゃんをはじめとするサンリオキャラクターたちとも夢の共演が叶います! 皆さんにとっても、これは貴重な体験ですよね。

宮城 今までに出演した作品でも、キャラクターと一緒に踊る、みたいな経験はありましたけど、お芝居として会話を交わせるのは初めてで、すごく新鮮でした。

後藤 僕はキャラクターとの共演は初めてだったので、稽古の前には分からないことだらけで、もっと色々悩むのかなって思っていたんですけど、全然そんなことなくて!
僕は衣装を着るとテンションが上がるんですけど、今回はキャラクターが横にいてくれるだけでもすごくテンションが上がって、素直な気持ちで演じられています。

高崎 本当に、心が躍ります! それにやっぱり、キティちゃんは感情の芝居が圧倒的です。深いんです!!

――先日の取材会で、「好きなサンリオキャラクターは?」という質問にも、高崎さんはキティちゃんを挙げていましたよね。

高崎 やっぱり、キティちゃんですね! ただ僕は、今回のステージには出演していないんですけど、みんなのたあ坊も大好きなんです。めっちゃかわいいんですよ!

後藤 ずっと言っていますよね、みんなのたあ坊が推しだって。

宮城 確か、稽古初日にも言ってた気がする(笑)。

高崎 本当に好きで、みんなのたあ坊のTシャツとか持ってるもん(笑)。でも僕、今回の作品にプレッシャーはないとか言いましたけど、どうしてもキャラクターが中心の作品なので、キャラクターに皆さんの目が奪われるんじゃないかな、とは思っていて(笑)。
キャラクターが登場すると、本当に目が足りない! ステージも大きいから、プリンを見ていると、シナモンが反対側に行ったりして。

後藤 役柄的にも、いちごの王さまはみんなを平等に愛していると思いますし、演じている僕たちも、そういう気持ちになるところがありましたよね。

宮城 うん。みんなが愛おしくって、たまらないよね!
――とは言いつつも、後藤さんと宮城さんにも「推しキャラは?」という禁断の質問をさせていただきます(笑)。

後藤 僕は、シナモンですね ! 小っちゃくってかわいくて~!!

宮城 僕は以前、舞台『サンリオ男子』という作品ではタキシードサムくんを推している役柄を演じていて……舞台『サンリオ男子』の時は、タキシードサムくんが好きでした。でも今は、プリンくんが好きです(笑)。

後藤 素直! これが、“推し変”ってやつですね(笑)。

高崎 っていうか紘大は、取材されるメディアごとに違うこと言ってますよ。この男は、自分を持ってないんだよ!(笑)

宮城 アハハ! 違うんですよ、本当にみんなが大好きなんです!(笑) この作品でも、ダンスの振りも、物語へのリアクションもそれぞれに違っていて、稽古動画を見ていても、何度見ても目が足りないんですよね。ステージを観ていただく皆さんにも、そういう面白さはすごく感じていただけると思います。

高崎 そういえばプリンは、本番前の舞台袖で出番を待つ姿がすっごくかわいいんですよ! ほかのキャラクターは、みんな「がんばろうね!」っていう感じで僕たちにエールを送ってくれたりするんですけど、プリンは幕が開くギリギリまでのんびりと座っていて(笑)。

後藤 そうそう! そういうところ、ブレないよね(笑)。「のんびり屋さんなんだな~」って思います。

宮城 それ、かわいすぎる!!

後藤 舞台袖でも、キャラクターのみんながすごくコミュニケーションを取ってくれるんですよ。めちゃくちゃパワーがもらえます。

――そんな舞台袖での姿は、キャストにしか見られない特権かもしれないですね!

高崎 あと、ダメ出しされている時のキャラクターもめっちゃかわいいんですよ!(笑) 例えば「今いなきゃいけないところ、違ったよ。分かった?」って言われた時に、首を傾げながら「うん!」って頷いていて。

後藤 あと、キティちゃんが自分の頭をポコポコポコポコ!って叩くふりをして、反省している時があって。あれ、めっちゃかわいかった!!

宮城 あっ、僕も見たことある! もう本当に、僕たちはずっとキャラクターの姿が見られるんですよ。こんなに幸せな現場、あります!?(笑)

――そんなかわいさが見られるなら、稽古の疲れや大変さも吹き飛びますね!

後藤 大変なのは、朝が早いことぐらい(笑)。

高崎 そもそもトリプルキャストの僕らより、シングルキャストとかの周りの皆さんの方がいっぱい頑張っているから、大変だなんて言えないよね。
――そんな楽しい稽古期間の中、残念ながら前期公演の中止が決定したことは、皆さんにとっても悔しい出来事だったかと思います。特に、当初は前期公演のみ出演予定だった後藤さんは、どのような思いでいましたか?

後藤 やっぱり1ヶ月近くみんなと稽古をしてきたので、本番を見せられない不甲斐なさや、どこにもぶつけられない悔しい思いがあったんですけど、それは自分の中で消化するしかなくて。でも、トリプルキャストだからこそ思いも共有できたし、ほかのキャストのみんなからも励ましや、温かい言葉をもらって……すごく救われました。
それに結果的には、後期公演のうち3公演に立たせていただくことが決まって、僕も頑張ってきた姿をお客さんの前で見せられることになりました! 励ましてくれたキャストのみんなにも、色々と考えてくださったスタッフさんにも、本当に感謝の気持ちしかないです。

――高崎さんと宮城さんにも、「3人で本番を迎えたい」という強い気持ちがあったのでは?

後藤 翔太くんも紘大くんも、前期公演の中止が決まった時にはすぐに連絡をくれて。スタッフさんに「大も出させてくれ!」って駆け寄ってくれたり、この二人が一番僕のことを思ってくれていた気がします。

高崎 僕たちは、大がめちゃくちゃ頑張っていたのも、「翔太くん、マジで無理! このダンス、分かんないです!」って言っているのも見てたから(笑)。

後藤 本当に、泣き言みたいなことはずっとこの二人に言っていました(笑)。

宮城 しかも中止が決まったのが、場当たりが一通り終わって、やっと最後まで通して完成が見えてきた、っていうところだったんだよね。
僕は大の気持ちを直接聞いていたし、頑張ってきた姿も知っていて。自分が稽古に出られなかった日のことも、大はいちばん丁寧に教えてくれたりした存在だったから、その人が出られない、っていうのは自分のことのように悔しかったです。

後藤 コロナの影響もあって、不測の事態っていうのが今は色んな現場であるんですけど……やっぱり、慣れないですよね。

宮城 だからこそ、大の公演は絶対見に行ってほしいです。自分の公演よりも、見てほしいぐらい。

後藤 僕が出られなくなった前期25公演分の想いは、後期で立たせていただける3公演に全て詰め込みます!
――3人でのチームワークも、たっぷりと伝わるお話をありがとうございました! それでは最後に、皆さんから今作の見どころを込めたメッセージをお願いいたします。

宮城 どのキャラクターにも注目できる作品なんですが、何といっても、僕は闇の女王たちのお芝居が大好きで! 女王たちの歌声も素晴らしいんですが、今回はこれまでのMiracle Gift Paradeでは描かれていなかった、闇の女王たちのバックグラウンドの深堀りがされているところも、大きな見どころとしてぜひ注目してほしいです。
Miracle Gift Paradeを何回も見ている、サンリオピューロランドファンの方にも絶対に楽しんでいただける作品になっています!

後藤 こんな状況だからこそ、お子様から大人の方まで、純粋な気持ちに戻って素直に楽しめるエンターテインメント作品をお届けしたいと思います。
どうかこの体験のために、IHIステージアラウンド東京まで足を運んでいただきたいです!

高崎 僕も稽古中から何回も通して見ているんですけど、毎回必ず楽しくて。僕はすでにマニアックな域まで達しているので、いちごの王さまだけじゃなく、「今日は下手側の妖精たちを見よう」とか、「ダンサーさんも、あのシーンではどんな芝居をしているのかな」って見たりしているんですが、みんなが必ず意味のある動きをしていらっしゃるんです。
色々と大変な状況ですが、こういった時だからこそ、すごく勇気がもらえる作品になっていると思いますし、何回見ても楽しい作品なので、ぜひチケットの買い足しと、ミラクルハートライトのご準備をおすすめします!(笑)
【インタビュー完】

全3回に渡ってお届けしてきたインタビュー特集はここまで!
Sanrio Kawaii ミュージカル『From Hello Kitty』は、2021年9月14日~9月26日(日)までIHIステージアラウンド東京にて上演されます。ほか公演に関する最新情報は、下記のInformationから公式サイトをご確認ください。

©2021 SANRIO CO., LTD. APPROVAL NO. L626023

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☆Information

【開催概要】
公演名:Sanrio Kawaii ミュージカル『From Hello Kitty』

会期:8月24日(火)~9月26日(日) ※9月12日までの公演は中止となりました。
※月曜日休演(祝日の場合:火曜日休演)
会場:IHIステージアラウンド東京(〒135-0061 東京都江東区豊洲6-4-25)

出演:ハローキティ、ディアダニエル、シナモロール、ポムポムプリン、マイメロディ、リトルツインスターズ(キキ&ララ)
高崎翔太/後藤 大/宮城紘大(トリプルキャスト) 橋本汰斗/皆木一舞(ダブルキャスト) 田鶴翔吾/岩城直弥(ダブルキャスト) 佐野真白/松井遥己(ダブルキャスト) 他

料金:
【観劇チケット(全席指定・税込)】
・プレミアム席 9,800円 ★前列4列以内+オリジナルグッズ付
・一般席 5,800円
※3歳未満入場不可 ※チケットはお一人様1枚必要
【グリーティング券(税込)】
グリーティング券 1,800円
※グリーティング券のみでのご入場はできません。観劇チケットをご購入の上、お買い求めください。
※前売料金となります。 ※ソーシャルディスタンスを保って実施いたします。

主催:TBS/サンリオ/ディスクガレージ/ローソンエンタテインメント/電通
後援:TBSラジオ
制作:サンリオエンターテイメント/TMエンタテインメント
制作協力:ネルケプランニング

≪公式サイト≫
https://www.tbs.co.jp/stagearound/fromhellokitty/
≪公式Twitter≫
https://twitter.com/sanrio_musical (@sanrio_musical)

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