【新テニミュ】越前リョーマ役・今牧輝琉&跡部景吾役・高橋怜也が「やってやるぞ」と意気込む、ミュージカル『新テニスの王子様』The Fourth Stage、8/9開幕直前SPインタビュー【前編】

許斐 剛『新テニスの王子様』(集英社「ジャンプSQ.」連載)を原作とする、ミュージカル『新テニスの王子様』(通称「新テニミュ」)の最新公演! ミュージカル『新テニスの王子様』The Fourth Stageが2024年8月9日に東京・日本青年館ホールにて開幕を迎えます。
U-17W杯(アンダーセブンティーンワールドカップ)での激闘が描かれ、前公演に登場したドイツ代表、アメリカ代表、フランス代表に加え、スペイン代表も登場! さらに、新たなキャラクターも登場するなど、より国際色豊かな面々がステージ上を彩ります。
ミュージカル『新テニスの王子様』The Fourth Stage集合ビジュアル
スマートボーイズでは本公演のキャストから、<日本代表>越前リョーマ 役の今牧輝琉さん&跡部景吾 役の高橋怜也さんにインタビュー。新テニミュのThe First Stageから出演し、テニミュことミュージカル『テニスの王子様』4thシーズンのステージも経験してきたお二人に、本公演への意気込みや新テニミュならではの魅力、そして作品にちなんだ質問まで語っていただきました。
たっぷりと前後編でお届けする特集から、本記事ではその前編をお届けいたします。
(左から)越前リョーマ 役の今牧輝琉さん&跡部景吾 役の高橋怜也さん
■ミュージカル『新テニスの王子様』The Fourth Stage
<日本代表>越前リョーマ 役:今牧輝琉さん&跡部景吾 役:高橋怜也さん インタビュー


【インタビュー前編】
――テニミュでは今年5月~6月にかけて開催されたドリライ(ミュージカル『テニスの王子様』4thシーズン Dream Live 2024~Memorial Match~)をもって青学(せいがく)11代目のキャストがテニミュ4thシーズンから卒業となりましたが、その上でお二人は引き続きミュージカル『新テニスの王子様』The Fourth Stageに挑むことになりました。本公演に向けて、これまでとは違った心境や、新たに芽生えた想いはありますか?

今牧輝琉(以下、今牧) テニミュ4thシーズンはドリライで卒業しましたが、いざ卒業の瞬間を迎えた時には青学(せいがく)だけじゃなく、不動峰から立海までの他校のみんなとも一緒の舞台に立てなくなる、という寂しさがあって。だからこそ、僕と怜也くんが新テニミュのThe Fourth Stageで続投することになって、いい意味で「背負わされているな」っていう心持ちはすごくありますね。「やってやるぞ!」って感じです。
今牧輝琉さん
高橋怜也(以下、高橋)  新テニミュには輝琉がいることにすごく安心感があって。新テニミュではThe First Stageから座長として頼もしい存在だったので、その輝琉がこのThe Fourth Stageでもいてくれるのはすごく嬉しいですね。
もう手島章斗くん(手塚国光 役)とも仲良くなり始めています。これまでとは違った新テニミュとして、The Fourth Stageがさらにいいものができるんじゃないかなと思っています。
高橋怜也さん
――テニミュ4thシーズンと新テニミュThe First Stage~The Third Stageを通して、今牧さんは越前リョーマ、高橋さんは跡部景吾とそれぞれ一つの役柄を長く演じてきましたが、演じている間にキャラクター自身が変化・成長しているなと感じた部分や、改めてキャラクターの魅力に気付いたことはありますか?

今牧 演じてみて……リョーマって素直じゃないんですけど、意外と分かりやすいところもあって。せっかくだったら今までに言ったことがないことを言いたいんですけど(笑)。

高橋 でも、やっぱりキャラクターの根本は変わらないよね。

今牧 うん、根本は。でも、強くて生意気だけど、中学1年生らしい幼さや可愛さもあるところが僕はリョーマの魅力だなって感じています。
――今回の公演でお二人が演じる姿が、テニミュから新テニミュまでミュージカル化されている中でも一番ストーリーの先にいるキャラクターの姿、ということになりますよね。

今牧 そうですね。原作を読んでいても、リョーマ自身も頼もしくなったなって思います。背負っているものが日本代表としての想いだけじゃなくて、一時はアメリカ代表にいたことでアメリカ代表も背負うじゃないですけど、だんだん色んな人の想いを受け止められるようになっているな、と感じました。

高橋 僕はThe First Stageでの取材の頃から、「新テニミュはすごく泥臭さを感じる跡部」とよく言っていたんですけど、テニミュ4thシーズンを経験してから新テニミュに出演すると、それがより色濃く出ていて、人間的にも成長しているように感じます。テニミュ4thシーズンだと氷帝の部長ですが、新テニミュでは日本代表の中学生キャプテンとして色んなチームの中学生・高校生とも関わることによって、より人間味が溢れ出ている跡部になっているなって思います。
――今牧さんと高橋さん自身についても、共演を重ねていくうちに印象が変化したり、新たに知った一面はありますか?

今牧 お互いの変化は、逆に一緒にいすぎて分かんないかもしれない!(笑) 多分、しばらく会っていなかったりしたら、もっと答えやすいと思うんですけど。

高橋 分かんないね~。ほぼ周期的に会ってるもんね。

――では役者として、お互いに刺激を受けたことはありますか?

今牧 僕は、怜也くんが出す空気感がすごいな、と思っていて。跡部として話し始めると、普通に喋っているだけでもみんなが引き込まれるというか。ドリライでも大人数のキャストがいる中で、もう本当に60人ぐらいが急にふっと静かになって、怜也くんの歌やセリフを聴いているのを見て、「やっぱりこの人、すごい!」と思いました。

高橋 僕もThe First Stageからずっと一緒にやってきたからこそ、輝琉の魅力って存在感なのかな、とすごく感じていますね。あとは稽古の時に、例えばシーンをつけていく段階では、覚えるために抜いてやってしまうこともあるんですけど、輝琉は超全力で。そこがすごく座長らしいというか、そういう細かい瞬間でも全力でやっているのは見ていてかっこいいな、尊敬できるなって思います。

今牧 恥ずかしいな~(笑)。

――新テニミュのカンパニーでは、高校生やコーチ陣を演じるキャストとして経験豊富な先輩方も多くいらっしゃいますが、そんな先輩方から吸収したことや、なにか具体的なアドバイスをいただいたことはありますか?

今牧 新テニミュでの高校生キャストの皆さんは、言葉で僕らにアドバイスをくれるというよりも、背中ですごく見せてくれています。
特に健太朗くん(種ヶ島修二 役の秋沢健太朗さん)、たーさん(平等院鳳凰 役の佐々木 崇さん)、岡本悠紀くん(鬼 十次郎 役)とかは、もう僕らよりも大ベテランでずっと芸能活動をされてきた方たちなので、言葉で注意するよりも、自分の存在というか、自分が経験してきたことをそのまま僕らに見せてくれている感じがして。
それはこのカンパニーのすごく良いところだなと思いますし、だからこそ僕らも負けじと頑張ろうと思えるのかな、っていう印象がThe First Stageの頃からありますね。

高橋 先輩方、特に高校生キャストの皆さんはすごく優しいなって思います。The First Stageからやってきている僕たちには「こうやるんだぞ」と背中を見せてくれるんですけど、新しく入ってきた子たちにはもっと優しい。それこそ今回、健太朗くんは種ヶ島として切原赤也 役の古川流唯くんとダブルスを組みますけど、稽古場から本当に優しく教えている様子を見て、それはたーさんも悠紀さんもそうだし、みんな素晴らしい人たちだなって。
僕はそういうのがあんまりできないタイプで、優しく教えたりとか、うまく気を回せないので……これだけやらせてもらっていてもまだまだ自分のことで精一杯だったりするんですけど、そういうところを見るとキャリアの違いや余裕を感じて、「すごいな、先輩たちは」って思います。
――背中を見て学ぶことが多いということで、その姿から盗んで、他の現場でも活かしていることは何かありますか?

今牧 もちろんいっぱいあるんですけど、それがだんだん自分の中での当たり前になってきた感じがしています。元々の僕が進んでやろうとしていたことと、「この人からこんなことを教わったよ」みたいなものが自然と混ざりあっていて、だからこそ今の僕がいます。

――自然と身に付いているくらい、学んだものが多いと。

今牧 僕の性格上、本当に刺激を受けないと実践できないタイプなので、今の自分が自然と実践できていることなら、本当にものすごい影響を与えてくださっているんだなと思います。

――学校別のチームであるテニミュとは違い、新テニミュでは日本代表、ドイツ代表といったように各国の代表選手によるチームとなっていますが、こうしたチームカラーの作り方にも違いはありますか?

今牧 ドイツ代表はなんだか、すごくラフな感じ。それぞれの個性が目立つチームだと思うんですけど、それがまとまる瞬間がすごくかっこいい。この間、初めてドイツ全員での稽古を横で見ていたんですけど、「あー、すごいな」と思って……。
普段から、ザック(ユルゲン・バリーサヴィチ・ボルク 役のザック小林さん)やチャーリー(エルマー・ジークフリート 役のチャーリーさん)とは仲が良くてよく喋るんですけど、「本当にこの人たち、さっきまで僕と話していた人たちなのかな?」っていうくらい、スイッチが入った瞬間に、それまではポップでカラフルな色合いだったのが、急に真っ黒に染まるような、チームとして固まる瞬間があって。

高橋 うん、うん。
今牧 フランス代表も……全員に同じことが言えるんですけど、やっぱり存在が! ジェレミー(ティモテ・モロー 役のジェレミー・クロディスさん)や太陽くん(トリスタン・バルドー 役の鮎川太陽さん)はモデルとしても活動されているから、いるだけでオシャレですね(笑)。

高橋 スペイン代表もすごく美しいよね。あと、前回から登場したドイツ代表を見ていると、「一つの公演を経るだけで、こんなに結束力が出るんだな」っていうぐらい、ドイツ代表のメンバー同士の関係がすごく良くなっていて。自分たちは、もう何回もやっているから自然とみんなと仲良くなっていて気付かなかったんですけど、「一回でこんなに違いが出るんだ」っていうぐらい、ドイツチームが仲良しでびっくりしました。

――先ほどは先輩方と比較して、高橋さんは「新キャストに優しく教えるのが得意なタイプではない」とお話しされていましたが、日本代表として新たに加わったキャストの方々と、フラットにコミュニケーションを取っていくのか、それとも先輩として「教えられることは教えていくぞ」と接していくのか、ご自身はどちらのやり方に近いと思いますか?

今牧 僕は、できる限りフラットにいきたいですね。今回の日本代表だと、太一くん(仁王雅治 役の内海太一さん)と流唯くんだけが新キャストで、他のメンバーとは新テニミュでも色々な経験をしてきたからチームとしての結束力はあるんですけど、やっぱり新しく入ってきた二人は最初、すごく人見知りもしていて。だから、できる限り全員が先輩としてじゃなく、フラットに「一緒に楽しもう、頑張ろう!」みたいな感じでいます。というか、ベテランの先輩方がそういうスタンスでいてくれるから、現に今もみんなで仲良しですし、自分もそうありたいなと思います。
高橋 僕もそうですね。でもやっぱり、「輝琉はすごいな、仲良くなるのが早いな!」ってすごく思います。僕は結構、自分から打ち解けるのが本当に苦手で……流唯くんと太一くんとも早く打ち解けたいな、って思っているんですけど……なかなか自分からいけないので、僕も頑張ります(笑)。

今牧 そう考えたら、The First Stageの時の僕って結構すごかったんだね(笑)。全然人見知りしなくて、普通に喋ってたもんね。

高橋 もう「誰にでもついてくる幼稚園児が来た!」みたいな感じだった(笑)。

今牧 アハハ!
(インタビュー後編に続く)

ミュージカル『新テニスの王子様』The Fourth Stageは、東京公演が2024年8月9日~8月18日まで日本青年館ホールにて上演。続いて愛知・大阪・東京凱旋公演が順次行われます。
また動画配信サービス「DMM TV」にて、ミュージカル『新テニスの王子様』The Fourth Stage のライブ配信・アーカイブ配信の実施が決定! ほか公演に関する最新情報は、下記のInformationから公式サイトをご確認ください。
☆Information
【公演概要】
■ミュージカル『新テニスの王子様』The Fourth Stage

原作:許斐 剛『新テニスの王子様』(集英社「ジャンプSQ.」連載)

脚本/演出:上島雪夫
作詞:三ツ矢雄二
音楽:兼松 衆
振付:上島雪夫/井餘田 修

出演:
<日本代表>
越前リョーマ 役:今牧輝琉、跡部景吾 役:高橋怜也、幸村精市 役:藤田浩太朗、
仁王雅治 役:内海太一、切原赤也 役:古川流唯、平等院鳳凰 役:佐々木 崇、
種ヶ島修二 役:秋沢健太朗、デューク渡邊 役:大久保圭介、鬼 十次郎 役:岡本悠紀

<ドイツ代表>
ユルゲン・バリーサヴィチ・ボルク 役:ザック小林、Q・P 役:パース・ナクン、
ミハエル・ビスマルク 役:バーンズ勇気、エルマー・ジークフリート 役:チャーリー、手塚国光 役:手島章斗、
ダンクマール・シュナイダー 役:冨森ジャスティン、ベルティ・B・ボルク 役:ハルバーソン太陽

<アメリカ代表>
ラルフ・ラインハート 役:ルーク・ヨウスケ・クロフォード

<フランス代表(日替わり出演)>
トリスタン・バルドー 役:鮎川太陽、ティモテ・モロー 役:ジェレミー・クロディス、
プランス・ルドヴィック・シャルダール 役:DION

<スペイン代表>
アントニオ・ダ・メダノレ 役:當間ローズ、ロミオ・フェルナンデス 役:Sion

越前リョーガ 役:井澤勇貴

ケン・レンドール 役:アイル・シオザキ

Q・P(幼少期) 役 ※Wキャスト:トレン P/クーチン埜亜

<テニミュボーイズ>
安宅波颯、内藤光佑、吉開一生

公演日程:
東京公演 2024年8月9日(金)~8月18日(日) 日本青年館ホール
愛知公演 2024年8月23日(金)~8月25日(日) 一宮市民会館
大阪公演 2024年8月30日(金)~9月8日(日) SkyシアターMBS
東京凱旋公演 2024年9月13日(金)~9月23日(月・休) 日本青年館ホール

チケット料金 S席:9,500円/A席:7,500円(全席指定/税込み)
一般発売日 2024年7月21日(日) 10:00~

主催:
東京・大阪・東京凱旋公演:新テニミュ製作委員会
愛知公演:中京テレビ放送

共催:愛知公演:一宮市市民会館等指定管理者JNP一宮パートナーズ

協賛:ファミリーマート

お問合せ:ネルケプランニング https://www.nelke.co.jp/about/contact1.php

■動画配信サービス「DMM TV」にて、ミュージカル『新テニスの王子様』The Fourth Stage のライブ配信・アーカイブ配信の実施が決定!
詳細はこちらをご確認ください。
https://www.dmm.com/digital/stage/-/theater/=/name=tennimu2_2024/

■Blu-ray / DVD 情報
2024年8月9日~9月23日開催
ミュージカル『新テニスの王子様』The Fourth StageのBlu-ray/DVD化決定

■Blu-ray
【価格】
14,080円(税抜価格12,800円)
【品番】
MJBD-40276
【発売日】
2025年2月8日(土)
【発売元】
マーベラス
【販売元】
アニメイト

■DVD
【価格】
12,980円(税抜価格11,800円)
【品番】
MJBD-72412
【発売日】
2025年2月8日(土)
【発売元】
マーベラス
【販売元】
アニメイト

□収録内容
・公演本編映像【9月22日公演映像】
・全景映像(歌唱シーンのみ)【9月22日公演映像】
・メイキング映像(稽古場、バックステージなど)

□特典
【封入特典】
ブックレット

【アニメイト特典】
オリジナル・キャラクターオフショットブロマイド(2L判 11枚)
①鬼 十次郎&Q・P
②デューク渡邊&仁王雅治
③ダンクマール・シュナイダー&ベルティ・B・ボルク
④幸村精市&手塚国光
⑤種ヶ島修二&切原赤也
⑥ミハエル・ビスマルク&エルマー・ジークフリート
⑦平等院鳳凰&ユルゲン・バリーサヴィチ・ボルク
⑧越前リョーマ&跡部景吾
⑨ラルフ・ラインハート&越前リョーガ
⑩アントニオ・ダ・メダノレ&ロミオ・フェルナンデス
⑪トリスタン・バルドー&ティモテ・モロー&プランスルドヴィック・シャルダール

【購入特典】
Blu-ray/DVD発売記念イベント応募券
※関東近郊エリアの会場にて開催
※開催時間・会場は当選者のみにお知らせさせて頂きます。
※公演会場で予約された方は、応募券が2枚受け取れます(通販・店舗での予約は1枚)
※商品は予告なく変更する場合がございます。


≪公式サイト≫
https://www.tennimu.com/
≪テニミュ・モバイル≫
https://sp.tennimu.jp

©許斐 剛/集英社・新テニミュ製作委員会

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