【テニミュSP】越前リョーマ役・竹内雄大&手塚国光役・寺田友哉が登場!稽古に励む青学(せいがく)キャストの様子は?ミュージカル『テニスの王子様』4thシーズン 青学(せいがく)vs比嘉インタビュー特集【前編】

2003年の始動から21年にわたり、2.5次元ミュージカルの金字塔として、今もなお進化を続けるミュージカル『テニスの王子様』(通称:テニミュ)。
その最新公演となる、ミュージカル『テニスの王子様』4thシーズン 青学(せいがく)vs比嘉が、2025年1月11日から2月15日まで東京・大阪の2都市で上演されます。
青学(せいがく)11代目からテニミュ4thシーズンのバトンを受け継いだ新青学(せいがく)キャストの12名と、その次なる対戦校である比嘉キャストの8名が新たにテニミュの歴史へと加わった本作では、中学テニストーナメントの関東大会を勝ち抜いた青学(せいがく)が、沖縄のダークホース・比嘉に挑む全国大会の緒戦が描かれます。

スマートボーイズでは青学(せいがく)キャストから、越前リョーマ役の竹内雄大さんと手塚国光役の寺田友哉さんにインタビュー。
初めてのテニミュ本公演に挑む意気込みや、キャストのチームワークついてもたっぷりと語っていただきました。

越前リョーマ役の竹内雄大さん(右)と手塚国光役の寺田友哉さんが登場!
■ミュージカル『テニスの王子様』4thシーズン 青学(せいがく)vs比嘉
越前リョーマ役 竹内雄大さん&手塚国光役 寺田友哉さん インタビュー


【インタビュー前編】
――お二人はテニミュという長い歴史がある作品で、4thシーズンの新たなキャストを務められます。オーディションに挑んでいた頃から、出演が決まって本公演に向けた稽古も本格化した今とでは、テニミュの出演に対する心境にも変化があったのではないでしょうか。

竹内雄大(以下、竹内) オーディションの時は、まだイマイチ自分の身に何が起こっているのかも分からないままでした。オーディションが進むにつれてだんだんと自覚も芽生えてきたんですが、いざ決まった時には嬉しさもありつつ、一番には「うわっ!」という驚きがきて。その後も色々と考えて、「自分にできるのかな」って不安になることもあったんですけど、今は稽古をしていくにつれて自分の足りないところもどんどん分かってきたので、それに対してどう解決していくかをみんなで話し合ったりして。「いい舞台になる」って思いながら前向きに稽古ができています。

――稽古が始まってからは、不安や心配よりもどんどん楽しさが増えていると。

竹内 そうですね、今は本番が楽しみです!
越前リョーマ役の竹内雄大さん
寺田友哉(以下、寺田) 僕はオーディション中、ずっと自身がなくて「なんで僕、こんなに次々受かっていくんだろう?」と思っていました。毎回「落ちたな」と思いながら帰っていたので、次に進むたびに「なんで?」という感じだったんですが、最終オーディションでは青学(せいがく)11代目の先輩方がワークショップ形式で教えてくださったので、その時だけは「落ちてもいいから、とにかく楽しんでやろう!」という気持ちで挑めて。
だから受かったと聞いた時も、やっぱり「なんで僕なんだろう?」っていう気持ちも正直あって……それは今でも思ってしまうこともあるんですが、でも稽古が始まってからは、「選んでいただいたからには、絶対に悔いのない作品に!」「手塚国光という役を自分の中に作りたい!」と思って。もう今は、「やれることを、とことんやってやろう!」という気持ちです。
手塚国光役の寺田友哉さん
――それだけ不思議に感じていた、“自分の何が決め手になったのか”は分かりましたか?

寺田 これは演出の三浦 香さんに聞いたんですけど、その……僕、オーディションではめちゃくちゃ緊張していたんですよ。それで表情が硬くなっていて、「こいつ、怒ってるんじゃないか?」っていうレベルでカチコチになっていて、その硬さが手塚と重なったみたいで(笑)。そう言われて、僕も「あっ、そうだったんだ!」って驚きました(笑)。

――ではその時の感覚も、手塚役のヒントになるかもしれないですね(笑)。

寺田 そうですね(笑)。僕も「締めるべきところは、ちゃんと引き締めた方が手塚らしく見えるんだ」と感じたので、公演でもしっかりと気を引き締めて臨みたいと思います。
――こうしてチームメイトになったお二人ですが、オーディションの時からお互いや他の青学(せいがく)キャストに決まった皆さんの存在は認識されていましたか?

竹内 いえ。僕は自分のことに精一杯すぎて、あまり他の人のことは見えていなかったです。友哉くんはどうでした?

寺田 僕は、雄大のことは分かっていました。あと、不二周助役の橋本勇大くんと、乾 貞治役の世良大雅くんも覚えています。特に雄大のことは、もう「あっ、絶対にこの子がリョーマだな」って毎回思っていたんですよ。「絶対にこいつは受かってる」って。

――その予想通りに、次のオーディションに進むと必ず竹内さんがいらっしゃったと。

寺田 はい。「次も絶対いるだろうな」と思って行くといるから、僕からすれば知っている顔でしたね。

――オーディションで見ていた姿と、出演が決まってからの顔合わせ、そして稽古を重ねて親しくなった今とでは、お互いの印象もだんだん変化してきましたか?

竹内 僕は友哉くんのことを、最初に会った時から「大人っぽくて静かな人だな」と思っていて。初めて顔合わせをした日に、親睦会としてみんなでご飯に行ったんですよ。その時もめちゃくちゃ頑張ってまとめようとしてくれていて、「すごくいいお兄ちゃんなんだな」っていう印象でした。あの時、「みんなでご飯に行こう」って誰が言い出したんだっけ?

寺田 多分、僕ではない。力翔(大石秀一郎役の藤本力翔さん)じゃないかな?
――ほぼ初対面での親睦会、皆さんも緊張されていたんじゃないでしょうか?

寺田 もう、カチコチでしたね(笑)。

竹内 人見知りの集まりで(笑)。

寺田 僕もその時は、部長という役割に囚われすぎていて「僕がみんなに話を振って回していかなきゃいけない」と思っていた時期だったので。今は「あの時の俺、頑張ってたな~」って思います(笑)。

竹内 だけど、関西出身の歩斗(桃城 武役の有岡歩斗さん)に助けられたよね。

寺田 そうそう! 普段からめちゃくちゃ喋ってくれる子なので、あの時はすごく助けられました。

――寺田さんは、オーディション中から「絶対にリョーマだ!」と思っていた竹内さんといざチームメイトになってみて、改めてどんな印象を受けましたか?

寺田 なんだろう……これは悪口じゃないよ? 彼の持っている小生意気さというか、持っているオーラそのものが絶対にリョーマで。本当に、「なるべくしてなったな」ってずっと感じていました。

竹内 (嬉しそうに)僕、オーラあるんですか!?
寺田 うん。リョーマを演じるために必要な要素が、彼には揃っていると思ったんですよ。

――そのオーラ、分かる気がします。

寺田 それに僕よりも年下なので、そういう小生意気さや可愛いらしい子どもっぽさも持っている子なのかなと思っていたら、意外と大人な部分も持っていて。本稽古に入ったらますますその大人っぽさや、プロ意識があるんだなって発見できました。今はまた一周して「この子、可愛いな」って思っていますけど(笑)。

竹内 僕から見た友哉くんは、お父さんみたい(笑)。お兄ちゃんじゃなくて、お父さんになりました。より頼れる感じというか。

寺田 ほんと? 頼れる?

竹内 はい!(笑顔)

寺田 良かった~!(笑)
――それぞれリョーマ、手塚として役作りに励んでいる日々だと思いますが、そうした役作りが日常生活やご自身の性格にも影響することはありますか?

寺田 僕は日常生活から手塚になろうと思っている訳ではなくて、多分元々の、素で持っている感情が彼に似ているのかなって思うんですよ。そんなにワイワイと騒ぐタイプでもないですし、僕としてはこうして普通に喋っていても「すごく落ち着いて見えるね」ってみんなに言われたりもするので。
そういう共通点はあって良かったなと思いますし、無理して作ったものじゃなく、元々持っているところからヒントを得て手塚を作っていけるのはありがたいですね。
だから特別に意識しているのは、(左利きの手塚に合わせて)左手での生活くらいですかね?

竹内 僕もそう!左手でのテニスは、本当に不安でしたね。あと、ジャンプが……今牧くんは空中での体勢もしっかり研究されていて、ジャンプ力もめちゃくちゃすごいんですよ! だけど僕はジャンプ力がなくて、(身振り手振りで飛び方を再現しつつ)ビヨヨ~ンってなっちゃう。

寺田 (垂直方向を指差して)こう飛べないんだよね?

竹内 そう! 僕、上じゃなくて前に行っちゃうんです(笑)。飛ぶたびに前に前にと進んで行っちゃうので、そこも今はまだ研究中です。
――リョーマと手塚は左利きとあって、ラケットを使ったダンスの振り付けも右利きのキャラクターとは左右対称になるので、歴代の先輩キャストからも「お互いに教え合えるのは左利き同士だけ」と伺ったことがあるのですが、その点もいかがでしょうか?

寺田 その通りで、雄大にはしょっちゅう教えてもらっています。僕はダンス未経験なので、ダンス経験者の雄大からヒントを得ようと思って、「ちょっと今の分かんない、教えて」って聞いて、いつも一緒にやってもらっています。

竹内 でも友哉くん、事前稽古の頃も左利き同士で僕と一緒に覚えていて、元々のダンス経験がないからやっぱり最初は苦手そうな部分があったんですけど、最近はすごく振り覚えが早くなっていて!

寺田 って、言ってくれるんですよ~(笑顔)。

竹内 本当に! 最近はすごく早くて、ビックリしています。お父さんの成長です!(笑)

寺田 ありがとうございます(笑)。これからももっと頑張るね!
――お二人だけではなく、青学(せいがく)キャストは全員が初めてのテニミュということで、同じスタートだからこその心強さやコミュニケーションの取りやすさもありそうですね。

寺田 そうですね。全員が一からのスタートで、かつ「先輩を超えていかなければ」という想いもみんなが持っているので、気持ちは一つにできていると思います。

――親睦会のお話でも、大石秀一郎役の藤本力翔さんが全体のサポート役になってくださったり、桃城 武役の有岡歩斗さんが盛り上げてくださったりと、チームとしてもそれぞれが演じるキャラクターに近い役割を担っているのではないでしょうか?

竹内 確かに! すごく近いですね。

寺田 力翔はいつも、僕のことをサポートしてくれます。

竹内 友哉くんも部長として支えてくれて、常に「今はこれに集中しよう」とか、「ここを覚えよう」って指揮を執ってくれます。だからキャラクターの役割っていうと、僕が難しいんですよね。

寺田 そう? でも雄大は、何もしなくてもリョーマなので。何もしなくても、居てくれるだけで「俺たちには、このリョーマがいてくれるから大丈夫だ」って思えるんですよ。だから、頑張って何か役割をこなそうとしなくてもいいというか、そのままでいいんだよ。

竹内 こうやって言ってくれて、本当にいいチームだなって思います!(笑顔)
――では反対に、青学(せいがく)キャストの中でキャラクターとは少し違った一面や、意外なギャップがあるなと感じた方はいらっしゃいますか?

寺田 河村 隆役の坂上翔麻くんですね。タカさん(河村)って試合では全力で「オラァ!」って食らいついていくタイプで、きっと汗をかいてもあんまり気にしないと思うんですけど、翔麻くんはかなりの綺麗好きで! 翔麻くんは汗をかいたらすぐに「もう汚いから!」って服や靴下を細かく取り替えたい人で、意外と繊細なんだなって(笑)。そこはギャップがあるなと思いました。

竹内 僕は、乾 貞治役の世良大雅くん! 初めて大雅くんと会った時は、「めちゃくちゃ乾だ!」、「本当にデータとか取ってそうだな」って思っていたんですけど、最近は稽古でもずっと一緒にいて、仲良くなっていくにつれて結構おふざけな一面も持っているんだなって。

寺田 あぁ! 意外とふざけるよね!?

竹内 そこはマジで、ギャップを感じました。だって大雅くん、最初の親睦会では一言も喋ってなかったですもん!

寺田 アハハ! 本っ当に一言も喋らなかったよね!?(笑)

竹内 僕、ビックリしましたもん(笑)。「あれ? 大雅くんもいるよね?」って思うくらい静かで。

寺田 ずっと端っこの席で静かにしていてね(笑)。でも今は結構ふざけてくれて、みんなを和ませてくれています!
【12/31up インタビュー後編に続く】

ミュージカル『テニスの王子様』4thシーズン 青学(せいがく)vs比嘉は、東京公演が2025年1月11日(土)~1月29日(日)に日本青年館ホールにて、続いて大阪公演が2025年1月25日(土)~2月2日(日)に梅田芸術劇場 メインホールにて、東京凱旋公演が2025年2月8日(土)~2月15日(土)にTACHIKAWA STAGE GARDENにて上演されます。 公演詳細やチケット情報ほか、テニミュに関する最新情報は下記のInformationより公式サイトをご確認ください。

©許斐 剛/集英社・テニミュ製作委員会

☆Information
【公演概要】
■ミュージカル『テニスの王子様』4thシーズン 青学(せいがく)vs比嘉

原作:許斐 剛『テニスの王子様』(集英社 ジャンプ コミックス刊)

脚本・作詞・演出:三浦 香
音楽:坂部 剛/Yu (vague)
振付:遠山晶司(梅棒)/YOU

主催:テニミュ製作委員会
協賛:ファミリーマート

出演:
<青学(せいがく)>
越前リョーマ役:竹内雄大、手塚国光役:寺田友哉、大石秀一郎役:藤本力翔、
不二周助役:橋本勇大、乾 貞治役:世良大雅、菊丸英二役:長嶺龍汰、
河村 隆役:坂上翔麻、桃城 武役:有岡歩斗、海堂 薫役:渡邊 樹、
堀尾聡史役:大山蓮斗、加藤勝郎役:加藤央睦、水野カツオ役:中川湊斗

<比嘉>
木手永四郎役:二階堂 心、甲斐裕次郎役:益川和久、平古場 凛役:桜井 一、
知念 寛役:坂田大夢、田仁志 慧役:平川聖大、不知火知弥役:高岩芯泰、
新垣浩一役:津山晄士朗、早乙女晴美役:鷲尾 昇 ※田仁志 慧の「慧」は旧字体

<不動峰>
橘 桔平役:熊沢 学

<六角>
葵 剣太郎役:宮脇 優、佐伯虎次郎役:松永有紘、黒羽春風役:桐田伶音、
天根ヒカル役:栗原航大、樹 希彦役:森下紫温、木更津 亮役:岸本舜生、
首藤 聡役:中嶋 健、オジイ役:うじすけ

<立海>
真田弦一郎役:速川大弥、柳 蓮二役:梶山武雅、柳生比呂士役:中山清太郎

<テニミュボーイズ>
徳田海斗、樋口明志

公演日程:
東京公演 2025年1月11日(土)~1月29日(日) 日本青年館ホール
大阪公演 2025年1月25日(土)~2月2日(日) 梅田芸術劇場 メインホール
東京凱旋公演 2025年2月8日(土)~2月15日(土) TACHIKAWA STAGE GARDEN

チケット料金:7,800円(全席指定/税込み)

一般発売日:2024年12月8日(日) 10:00~

チケット取扱い:イープラス/チケットぴあ/ローソンチケット

お問合せ:
ネルケプランニング https://www.nelke.co.jp/about/contact1.php

≪公式サイト≫
https://www.tennimu.com/
≪テニミュ・モバイル≫
https://sp.tennimu.jp/

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