【公演レポート追加!】村井良大「全ての曲が耳に残って、勝手に口ずさんでしまう」海宝直人「音楽の力がこの作品の推進力になっている」ミュージカル『この世界の片隅に』が開幕!主演Wキャストの昆夏美・大原櫻子、アンジェラ・アキも登壇の会見レポートUP
・大原櫻子、村井良大、桜井玲香、小林 唯ら出演回の公演レポートを追加!(5/16)
ミュージカル『この世界の片隅に』が、2024年5月9日より東京・日生劇場にて開幕を迎えました。
こうの史代 氏による原作漫画『この世界の片隅に』は、太平洋戦争下の広島県呉市に生きる人々の物語でありながら、つつましくも美しい日々とそこで暮らす人々が淡々と丁寧に描かれ、それゆえにいっそう生きることの美しさが胸に迫る作品。2度に亘る映画化、実写ドラマ化と、様々に形を変えて永遠に残り続けるであろう不朽の名作を、ミュージカルとして新たに上演されます。
脚本・演出は、原作コミック『四月は君の嘘』をミュージカル作品として成功へと導いた実績もある上田一豪 氏が、そして、ミュージカル全編を彩る珠玉の音楽を手掛けるのは、歌い継がれ続けている国民的合唱・卒業ソング「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」を作詞・作曲し、2014年の渡米からミュージカル音楽作家として10年ぶりに再始動するアンジェラ・アキ 氏。
キャスト陣には、絵を描くことが大好きな主人公の浦野すず 役を昆 夏美さんと大原櫻子さんがWキャストで、すずが嫁ぐ相手の北條周作 役を海宝直人さんと村井良大さんのWキャストで、すずと周作の三角関係となる白木リン 役を平野 綾さんと桜井玲香さんがWキャストで、すずと幼馴染で淡い恋心をいただいていた水原 哲 役を小野塚勇人さんと小林 唯さんがWキャストで、すずの妹の浦野すみ 役には小向なるさんが、周作の姉ですずにとっては義姉の黒村径子 役を音月 桂さんと、人気実力派が勢揃いしました。
本作は日生劇場で開幕の後、全国ツアーを展開し、『この世界の片隅に』の舞台である広島県呉市にて大千穐楽を迎える予定となっています。
脚本・演出は、原作コミック『四月は君の嘘』をミュージカル作品として成功へと導いた実績もある上田一豪 氏が、そして、ミュージカル全編を彩る珠玉の音楽を手掛けるのは、歌い継がれ続けている国民的合唱・卒業ソング「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」を作詞・作曲し、2014年の渡米からミュージカル音楽作家として10年ぶりに再始動するアンジェラ・アキ 氏。
キャスト陣には、絵を描くことが大好きな主人公の浦野すず 役を昆 夏美さんと大原櫻子さんがWキャストで、すずが嫁ぐ相手の北條周作 役を海宝直人さんと村井良大さんのWキャストで、すずと周作の三角関係となる白木リン 役を平野 綾さんと桜井玲香さんがWキャストで、すずと幼馴染で淡い恋心をいただいていた水原 哲 役を小野塚勇人さんと小林 唯さんがWキャストで、すずの妹の浦野すみ 役には小向なるさんが、周作の姉ですずにとっては義姉の黒村径子 役を音月 桂さんと、人気実力派が勢揃いしました。
本作は日生劇場で開幕の後、全国ツアーを展開し、『この世界の片隅に』の舞台である広島県呉市にて大千穐楽を迎える予定となっています。
スマートボーイズでは10日に行われた昆 夏美さん、大原櫻子さん、海宝直人さん、村井良大さん、アンジェラ・アキ 氏が登壇した開幕記念会見の模様をお届けいたします。
【会見レポート】
共通質問
①昆さん、海宝さんは昨日初日を迎えて、大原さんと村井さんはゲネを終えて今日が初日になります。今の気持ちを色に例えてコメントをお願いします。
②アンジェラ・アキさんの曲について、印象や歌ってみた感想をお聞かせください。
③好きなシーンを教えてください。
④ファンの皆さんへのメッセージ
共通質問
①昆さん、海宝さんは昨日初日を迎えて、大原さんと村井さんはゲネを終えて今日が初日になります。今の気持ちを色に例えてコメントをお願いします。
②アンジェラ・アキさんの曲について、印象や歌ってみた感想をお聞かせください。
③好きなシーンを教えてください。
④ファンの皆さんへのメッセージ
昆 夏美さん
①新作のミュージカルですので、まだ色が全くついてない状態の"白"だと思うんですけど、でもこの作品の温かみをふまえると、"真っ白"っていうよりは"オフホワイト"かなと思います。お客様が入ってくださることによって、改めて作品が誕生するなと感じました。新作なので、どういう展開が今目の前に繰り広げられるんだろうっていうワクワクだったり、そわそわだったり。初めはシーンとしていましたが、徐々にこの作品の温度感を受け取ってくださって、笑いや拍手を感じて、劇場が一体になる感じがしました。
②最初は歌い方や、アプローチの仕方を、1回足を止めて考えることがあって。お稽古を続けてシーンとして歌う中で、こういう感じかなみたいなのを自分で見つけていって、そこからアンジェラさんや歌唱指導の方にアドバイスもいただきつつ進めていきました。昨日お客様の前で歌った時に、あんまり役者が自分で閲に入っちゃいけないと思うんですけれども、すごく没入できる楽曲が多いなと思いました。
今日初日迎えられるお2人を客席で見させていただくのですが、改めて本番客席で聞いた時に、どういう印象を受けるのかがすごく楽しみです。アンジェラさんが、「『端っこ』は(大原)さくちゃんと昆ちゃんの色で歌って、任せるから」って言ってくださったのがすごく嬉しくて。2人の個性とか、これまでの経験から生み出る違いももちろんあるでしょうし、キャストによって聞こえ方が違う楽曲が多いんじゃないかなって思いました。
③好きなシーンはいっぱいあるんですけど、物語の始まりM1の『この世界のあちこちに』。曲が本当に素晴らしいので、物語を進めていく推進力やエネルギーを、演出の一豪さんからも落とさないでほしいっていうディレクションをいただいていて。そこがマッチした時に、楽曲の温かさと、前に行く力がすごくフィットするなと思っているので、みんなで最初に届ける歌ですし、そこでお客様の心をぐっと掴んで、お届けしたいなと思います。
②最初は歌い方や、アプローチの仕方を、1回足を止めて考えることがあって。お稽古を続けてシーンとして歌う中で、こういう感じかなみたいなのを自分で見つけていって、そこからアンジェラさんや歌唱指導の方にアドバイスもいただきつつ進めていきました。昨日お客様の前で歌った時に、あんまり役者が自分で閲に入っちゃいけないと思うんですけれども、すごく没入できる楽曲が多いなと思いました。
今日初日迎えられるお2人を客席で見させていただくのですが、改めて本番客席で聞いた時に、どういう印象を受けるのかがすごく楽しみです。アンジェラさんが、「『端っこ』は(大原)さくちゃんと昆ちゃんの色で歌って、任せるから」って言ってくださったのがすごく嬉しくて。2人の個性とか、これまでの経験から生み出る違いももちろんあるでしょうし、キャストによって聞こえ方が違う楽曲が多いんじゃないかなって思いました。
③好きなシーンはいっぱいあるんですけど、物語の始まりM1の『この世界のあちこちに』。曲が本当に素晴らしいので、物語を進めていく推進力やエネルギーを、演出の一豪さんからも落とさないでほしいっていうディレクションをいただいていて。そこがマッチした時に、楽曲の温かさと、前に行く力がすごくフィットするなと思っているので、みんなで最初に届ける歌ですし、そこでお客様の心をぐっと掴んで、お届けしたいなと思います。
※YouTubeのTHE FIRST TAKEチャンネルにアンジェラ・アキ氏、昆夏美さん、大原櫻子さんで歌唱している動画がUPされているので、観劇前に気になる方はぜひ予習を。
④原作はもちろんありますけれども、新しいミュージカル作品が生まれる瞬間に今自分が立ち会えていることが本当に光栄です。お稽古をしていく中で、皆さんがこの作品を愛して、原作をリスペクトしつつ、ミュージカル化する意味を考えながら、どうやったら最大限にお客様にお届けできるかをすごく考えながら作った稽古期間でした。温かい人たちが、温かい空気の中、この温かい作品を届けられていることが私はとても嬉しいです。この作品の持っているメッセージや、温度感をぜひ劇場に体感しにきていただきたいです。日本人が作る日本の物語を全国にお届けできる、とても貴重な機会だと思うので、ミュージカルに今まで興味がなかったという方も作品に出会いに来ていただければと思います。
④原作はもちろんありますけれども、新しいミュージカル作品が生まれる瞬間に今自分が立ち会えていることが本当に光栄です。お稽古をしていく中で、皆さんがこの作品を愛して、原作をリスペクトしつつ、ミュージカル化する意味を考えながら、どうやったら最大限にお客様にお届けできるかをすごく考えながら作った稽古期間でした。温かい人たちが、温かい空気の中、この温かい作品を届けられていることが私はとても嬉しいです。この作品の持っているメッセージや、温度感をぜひ劇場に体感しにきていただきたいです。日本人が作る日本の物語を全国にお届けできる、とても貴重な機会だと思うので、ミュージカルに今まで興味がなかったという方も作品に出会いに来ていただければと思います。
大原櫻子さん
①今の率直な気持ちはオレンジです。演じている私自身も、昨日の初日を見させていただいた時も、お客さんが見てもこの作品ってあったかい気持ちで劇場を出られると感じたので。
②初めに『端っこ』と『醒めない夢』を聞かせていただいて、涙が止まらない感動があって。この2曲以外にもどこか懐かしい感じがして、たくさんの楽曲に感動させていただきました。私に合わせて、アンジェラさんの「ポップスで歌っていいよ」っていう一言で、曲との距離がすごく近くなって、とてものびのび歌わせていただいています。どの曲も名曲で、お1人から生まれたとは思えないぐらい、バラエティに富んでいます。ミュージカルでは全26曲あるので、早く皆さんにお届けしたいです。
③花祭りでみんなで歌うシーンなんですけど、あそこは歌と舞台の桜のセットに感動して、それだけで泣けます。自分自身が櫻子っていう名前で、すごく親近感があって大好きです。
④戦時中のお話ということで、多くの方が暗い気持ちになるんじゃないかと思われていると思うんですけれども。戦争の悲惨さももちろん描かれてはいるんですが、重きに置いてるのは、すずの居場所を探す成長の話で、すごく普遍的な話、私も先ほど色にたとえていましたけれども、最終的には見たお客様が絶対に笑顔で劇場を去ることができる、それくらい温かい物語になっていると思っておりますので、ぜひ多くの方にご来場いただきたいと思います。今4人いますけれども、組み合わせによって受け取るお芝居の感じも全然違うと思うので、1回とは言わず4回見に来てください。
②初めに『端っこ』と『醒めない夢』を聞かせていただいて、涙が止まらない感動があって。この2曲以外にもどこか懐かしい感じがして、たくさんの楽曲に感動させていただきました。私に合わせて、アンジェラさんの「ポップスで歌っていいよ」っていう一言で、曲との距離がすごく近くなって、とてものびのび歌わせていただいています。どの曲も名曲で、お1人から生まれたとは思えないぐらい、バラエティに富んでいます。ミュージカルでは全26曲あるので、早く皆さんにお届けしたいです。
③花祭りでみんなで歌うシーンなんですけど、あそこは歌と舞台の桜のセットに感動して、それだけで泣けます。自分自身が櫻子っていう名前で、すごく親近感があって大好きです。
④戦時中のお話ということで、多くの方が暗い気持ちになるんじゃないかと思われていると思うんですけれども。戦争の悲惨さももちろん描かれてはいるんですが、重きに置いてるのは、すずの居場所を探す成長の話で、すごく普遍的な話、私も先ほど色にたとえていましたけれども、最終的には見たお客様が絶対に笑顔で劇場を去ることができる、それくらい温かい物語になっていると思っておりますので、ぜひ多くの方にご来場いただきたいと思います。今4人いますけれども、組み合わせによって受け取るお芝居の感じも全然違うと思うので、1回とは言わず4回見に来てください。
海宝直人さん
①原作はありますけれども、世界初のミュージカル化ということで、観客の皆様も、そして僕たち演者も、緊張感があるところから始まりましたけれども、本当に温かく迎えていただいて、お客様のとても温かい反応を感じることができて、いい初日を迎えられたなと思っています。お客様によって一色というよりは様々なパステルなカラー、優しいカラーをこの作品に彩っていただいたなという感じがしております。
②最初に聞かせていただいた時に、原作とマッチした、瑞々しい楽曲という印象で、稽古に入って歌わせていただいて、音楽の力がこの作品の推進力になっているなと感じています。アンジェラさんがこれまでに音楽界で培ってこられたものと、実際に演劇・ミュージカルを勉強された、2つの感覚が混ざり合って、今までのミュージカルとはまた一味違う新しい形でマッチしていると感じています。稽古でも俳優とディスカッションもしていただきながら、お芝居の中で、どう音楽が活きていくのかも妥協せずに、共に歩んでくださったのがありがたかったですし、贅沢だなと思います。
③個人的には水原哲さん(演:小野塚勇人/小林 唯)とすずの納屋のシーンがとても好きで。あのシーンは稽古場の中でも色々な形で試した結果、今の演出になっています。とにかく繊細で、バックに流れているアンジェラさんの音楽と、お芝居の描き方がとても素晴らしくて、ほんとにいいシーンだなと思いながらいつも袖で見ています。
②最初に聞かせていただいた時に、原作とマッチした、瑞々しい楽曲という印象で、稽古に入って歌わせていただいて、音楽の力がこの作品の推進力になっているなと感じています。アンジェラさんがこれまでに音楽界で培ってこられたものと、実際に演劇・ミュージカルを勉強された、2つの感覚が混ざり合って、今までのミュージカルとはまた一味違う新しい形でマッチしていると感じています。稽古でも俳優とディスカッションもしていただきながら、お芝居の中で、どう音楽が活きていくのかも妥協せずに、共に歩んでくださったのがありがたかったですし、贅沢だなと思います。
③個人的には水原哲さん(演:小野塚勇人/小林 唯)とすずの納屋のシーンがとても好きで。あのシーンは稽古場の中でも色々な形で試した結果、今の演出になっています。とにかく繊細で、バックに流れているアンジェラさんの音楽と、お芝居の描き方がとても素晴らしくて、ほんとにいいシーンだなと思いながらいつも袖で見ています。
村井良大さん
①先ほど最後のリハーサルを終えた時は青色でした。自分でもびっくりするぐらい冷静で。だけどこれから本番に向けていくために、赤を混ぜてちゃんと紫にしながら臨みたいと思います。
②全ての曲が耳に残り、そして心地よく聞けてしまうので、役を忘れて歌いたくなっちゃいますし、他の方たちが歌ってるやつを自分も勝手に口ずさんでたりするぐらい、耳にも残るし、心にも残るし、温かさもある。本当に様々な色が入っている曲が多いです。いろんな方に聞いていただいて、心に届く・響くメロディーを感じ取っていただければ。日本人だけがわかる温かみをすごく感じ取れる作品ですので、ぜひ聞いて覚えていただいて、帰る頃に何か口ずさんで歌っていただければなと思います。
③1番好きなシーンはスイカのシーンなんですけど、何度見ても泣いちゃうんですよね。ネタバレになるので深くは言えないのですが、セリフも込みで全部感じ取っていただければと思います。ちなみに本物のスイカを食べています、おいしいです(笑)。
②全ての曲が耳に残り、そして心地よく聞けてしまうので、役を忘れて歌いたくなっちゃいますし、他の方たちが歌ってるやつを自分も勝手に口ずさんでたりするぐらい、耳にも残るし、心にも残るし、温かさもある。本当に様々な色が入っている曲が多いです。いろんな方に聞いていただいて、心に届く・響くメロディーを感じ取っていただければ。日本人だけがわかる温かみをすごく感じ取れる作品ですので、ぜひ聞いて覚えていただいて、帰る頃に何か口ずさんで歌っていただければなと思います。
③1番好きなシーンはスイカのシーンなんですけど、何度見ても泣いちゃうんですよね。ネタバレになるので深くは言えないのですが、セリフも込みで全部感じ取っていただければと思います。ちなみに本物のスイカを食べています、おいしいです(笑)。
アンジェラ・アキ氏
①この4方のおっしゃっている色が、私の中でもすごくしっくりきています。昨日本番を見させていただきましたが、ホワイトも、海宝くんの言ってる色も、これからやる2人の色も分かるし。私はこの作品とともに4年近く時間を費やして、ずっとピアノと1人で向き合って作ってきたものが、彼らをはじめ全ての演者さんの声を通して、新しいものに生まれ変わったと思います。やっぱりお客さんと一緒に作っていくカラーだなと思うので、”自由の色”なのかなって。本当にそれぞれの公演が違う色に染まっていく、自由な新しい作品が毎晩生まれるような気がします。
③この4人の歌は100点でそれは置いといて、皆さんのお芝居に圧倒されて。全部好きあなのですが、中でも好きなシーンが二つあって。一つ目は桜の中で2人のキャラクターがすれ違うシーンで、号泣して。喋らなくても泣けるってすごい演技力だなって思うし、あれはいつも圧倒されて、しかも2人(海宝/村井)の演技がまたちょっと違って、それぞれの周作の思いをビシビシ感じて、毎回フレッシュな気持ちであそこのシーンを見ています。もう1個は、最後の方のすずと妹のすみちゃんの会話。あれは1回も涙せずには見れないです。そんな演技を毎日見れて贅沢でした。素晴らしい体験を私がさせてもらいました。
――10年ぶりに日本で活動再開されましたが、今回30曲以上の楽曲を作られて苦労した点は?
苦労した点はいくつもあるんですけど、原作が持っている温かさとか、ピュアさを、どう音楽化するかで、(脚本・演出の)上田一豪さんが素晴らしい脚色をしてくれたので、それをどう支えられるかって。1番原作をリスペクトして、一豪さんの脚色を立てるような、支えられるような音楽にしたいなと思ったのと、楽曲を作っていく時に、結構台本がすごく好きで。すごく読みやすかったし、毎日"今日はどこから作るか?"って、バンとページを開けて作ったりして。1番最初に作ったのが『醒めない夢』と『端っこ』だったんです。最初に出来上がった時に方向性が見えました。それを乗り越えたら、あとはどういう風にバランスを取っていくかだったので、1番最初の2曲は苦労というか時間を費やしました。
③この4人の歌は100点でそれは置いといて、皆さんのお芝居に圧倒されて。全部好きあなのですが、中でも好きなシーンが二つあって。一つ目は桜の中で2人のキャラクターがすれ違うシーンで、号泣して。喋らなくても泣けるってすごい演技力だなって思うし、あれはいつも圧倒されて、しかも2人(海宝/村井)の演技がまたちょっと違って、それぞれの周作の思いをビシビシ感じて、毎回フレッシュな気持ちであそこのシーンを見ています。もう1個は、最後の方のすずと妹のすみちゃんの会話。あれは1回も涙せずには見れないです。そんな演技を毎日見れて贅沢でした。素晴らしい体験を私がさせてもらいました。
――10年ぶりに日本で活動再開されましたが、今回30曲以上の楽曲を作られて苦労した点は?
苦労した点はいくつもあるんですけど、原作が持っている温かさとか、ピュアさを、どう音楽化するかで、(脚本・演出の)上田一豪さんが素晴らしい脚色をしてくれたので、それをどう支えられるかって。1番原作をリスペクトして、一豪さんの脚色を立てるような、支えられるような音楽にしたいなと思ったのと、楽曲を作っていく時に、結構台本がすごく好きで。すごく読みやすかったし、毎日"今日はどこから作るか?"って、バンとページを開けて作ったりして。1番最初に作ったのが『醒めない夢』と『端っこ』だったんです。最初に出来上がった時に方向性が見えました。それを乗り越えたら、あとはどういう風にバランスを取っていくかだったので、1番最初の2曲は苦労というか時間を費やしました。
【舞台レポート】
スマートボーイズでは、浦野すず役:大原櫻子さん、北條周作役:村井良大さん、白木リン役:桜井玲香さん、水原哲役:小林唯さんの公演回のレポートをお届けします。
会見でも触れていたM1『この世界のあちこちに』、壮大ながらもどこか繊細で、優しく温かなメロディーで物語はスタート。アンジェラ氏が本作のために手がけた楽曲は、全編を通して出演者の歌声そのものが堪能できるアレンジになっています。
©こうの史代/コアミックス・東宝 製作:東宝
大原さん演じるどこか天然で、優しく、芯のあるすず。繊細ながらも力強い歌声とのギャップに驚かされます。
©こうの史代/コアミックス・東宝 製作:東宝
村井さんは口下手ながらも、穏やかで、愛情に溢れている周作。優しく包み込むようなすずへの眼差しには、誠実さが溢れています。
©こうの史代/コアミックス・東宝 製作:東宝
©こうの史代/コアミックス・東宝 製作:東宝
すずと周作を中心に、戦時中の人間模様が描かれ、それぞれの人物が成長していく姿にも注目です。
©こうの史代/コアミックス・東宝 製作:東宝
©こうの史代/コアミックス・東宝 製作:東宝
出演者の圧倒的な熱量や歌声はもちろん、楽曲、セット、照明、映像、そのひとつひとつが丁寧に作り上げられています。原作ファンの方はもちろん、原作を知らない方でも、この優しさと愛に包まれている作品を、ぜひ劇場で目撃してほしい。
ミュージカル『この世界の片隅に』PV【舞台映像Ver.】
こちらも観劇前にあわせてご覧ください!
ミュージカル『この世界の片隅に』は5月30日まで東京公演が行われ、その後全国ツアーを展開し、本作の舞台である広島県呉市にて大千穐楽を迎える予定です。詳細はInformationから公式サイトをチェックしてください。
☆Information
ミュージカル『この世界の片隅に』
東京公演:2024年5月9日(木)~30日(木) 日生劇場
北海道公演:2024年6月6日(木)~9日(日) 札幌文化芸術劇場 hitaru
岩手公演:2024年6月15日(土)/16日(日) トーサイクラシックホール岩手 大ホール(岩手県民会館)
新潟公演:2024年6月22日(土)/23日(日) 新潟県民会館 大ホール
愛知公演:2024年6月28日(金)~30日(日) 御園座
長野公演:2024年7月6日(土)/7日(日) まつもと市民芸術館
茨城公演:2024年7月13日(土)/14日(日) 水戸市民会館 グロービスホール
大阪公演:2024年7月18日(木)~21日(日) SkyシアターMBS
広島公演:2024年7月27日(土)/28日(日) 呉信用金庫ホール
【原作】こうの史代 『この世界の片隅に』(ゼノンコミックス/コアミックス)
【音楽】アンジェラ・アキ
【脚本・演出】上田一豪
【出演】
浦野すず:昆 夏美/大原櫻子(Wキャスト)
北條周作:海宝直人/村井良大(Wキャスト)
白木リン:平野 綾/桜井玲香(Wキャスト)
水原哲:小野塚勇人/小林 唯(Wキャスト)
浦野すみ:小向なる
黒村径子:音月 桂
白木美貴子 川口竜也 加藤潤一
飯野めぐみ 家塚敦子 伽藍 琳 小林遼介 鈴木結加里 高瀬雄史 丹宗立峰
中山 昇 般若愛実 東 倫太朗 舩山智香子 古川隼大 麦嶋真帆
桑原広佳 澤田杏菜 嶋瀬 晴
大村つばき 鞆 琉那 増田梨沙
【チケット】
S席:15,000円
A席:10,000円
B席:5,000円
東宝ナビサーブ:https://stage.toho-navi.com/
【原作書籍情報】
『この世界の片隅に【新装版】』(ゼノンコミックス/コアミックス)
上巻、下巻 好評発売中
著者:こうの史代 発売:コアミックス
《公式サイト》
https://www.tohostage.com/konosekai/
《公式X(旧Twitter)》
@toho_stage
©こうの史代/コアミックス・東宝
製作:東宝
☆Information
ミュージカル『この世界の片隅に』
東京公演:2024年5月9日(木)~30日(木) 日生劇場
北海道公演:2024年6月6日(木)~9日(日) 札幌文化芸術劇場 hitaru
岩手公演:2024年6月15日(土)/16日(日) トーサイクラシックホール岩手 大ホール(岩手県民会館)
新潟公演:2024年6月22日(土)/23日(日) 新潟県民会館 大ホール
愛知公演:2024年6月28日(金)~30日(日) 御園座
長野公演:2024年7月6日(土)/7日(日) まつもと市民芸術館
茨城公演:2024年7月13日(土)/14日(日) 水戸市民会館 グロービスホール
大阪公演:2024年7月18日(木)~21日(日) SkyシアターMBS
広島公演:2024年7月27日(土)/28日(日) 呉信用金庫ホール
【原作】こうの史代 『この世界の片隅に』(ゼノンコミックス/コアミックス)
【音楽】アンジェラ・アキ
【脚本・演出】上田一豪
【出演】
浦野すず:昆 夏美/大原櫻子(Wキャスト)
北條周作:海宝直人/村井良大(Wキャスト)
白木リン:平野 綾/桜井玲香(Wキャスト)
水原哲:小野塚勇人/小林 唯(Wキャスト)
浦野すみ:小向なる
黒村径子:音月 桂
白木美貴子 川口竜也 加藤潤一
飯野めぐみ 家塚敦子 伽藍 琳 小林遼介 鈴木結加里 高瀬雄史 丹宗立峰
中山 昇 般若愛実 東 倫太朗 舩山智香子 古川隼大 麦嶋真帆
桑原広佳 澤田杏菜 嶋瀬 晴
大村つばき 鞆 琉那 増田梨沙
【チケット】
S席:15,000円
A席:10,000円
B席:5,000円
東宝ナビサーブ:https://stage.toho-navi.com/
【原作書籍情報】
『この世界の片隅に【新装版】』(ゼノンコミックス/コアミックス)
上巻、下巻 好評発売中
著者:こうの史代 発売:コアミックス
《公式サイト》
https://www.tohostage.com/konosekai/
《公式X(旧Twitter)》
@toho_stage
©こうの史代/コアミックス・東宝
製作:東宝