【全キャストコメント追加!】松田凌・鈴木勝大・荒木健太郎/小西成弥・井阪郁巳・大野瑞生・佐藤信長に片桐仁・榎木淳弥ら豪華20名が出演!オビー賞最優秀脚本賞受賞の名作「A Bright New Boise」がリーディング形式で日本初上演!5/10開幕

・全キャストコメントを追記しました。(4/11)


Stage Reading「A Bright New Boise」が、2024年5月10日より神奈川・KAAT神奈川芸術劇場<大スタジオ>にて上演されることが決定しました。日替わり出演する豪華20名の出演者などの公演情報ならびに、メインビジュアルが解禁されましたので、ご紹介します。
Stage Reading「A Bright New Boise」メインビジュアル
サミュエル・D・ハンター作「A Bright New Boise」の初演は、2010年にNYのワイルドプロジェクト劇場にて、パーシャル・コンフォート・プロダクションによって制作されました。作品は話題を呼び、翌年にはアメリカでトニー賞に次いで権威のある、オビー賞(Off-Broadway Theater Awards)最優秀脚本賞を受賞。2023年にはNYのシグネチャー・シアター・カンパニーによって、本作のリバイバル上演が制作されました。

実際に現地で観劇していた翻訳・演出家の下平慶祐氏は、「この作品を日本で上演したい」と衝動的に思い立ち、本公演の上演に至ったとのこと。
また、昨年はハンターの戯曲を映画化した『ザ・ホエール』が日本でも公開され、主演のブレンダン・フレイザーが第95回アカデミー賞主演男優賞に輝き、大きな話題となりました。NYでの初演から14年の時を経て、本作は日本で初めての上演となります。

舞台はアイダホ州の州都ボイシーにある大手スーパーマーケットチェーン店“ホビー・ロビー”。それぞれの事情を抱えながら働く従業員たちの中に、新たにこの街にやって来たウィルが新規雇用をされるところから物語は始まります。
小さな街で慎ましく生きる労働者たちにスポットを当て、“生きていく”ということの探究を哲学的に描いた本作は、『ザ・ホエール』と並び、ハンター初期の代表作と言えます。

本公演では、5名の登場人物を総勢20名の豪華日替わりキャストによるリーディング形式で上演されます。
Stage Reading「A Bright New Boise」キャスト
主人公のウィル役には小林顕作さん、片桐 仁さん、北川能功さん、竹尾一真さん、利益の追求に固執する店長のポーリーン役には西尾まりさん、貴城けいさん、蓮城まことさん、松本紀保さん、ロマンチストでどこか不器用なアンナ役には傳谷英里香さん、福永マリカさん、大内彩加さん、藤谷理子さん、独特のアート志向を持つ大学生のリロイ役には榎木淳弥さん、荒木健太郎さん、鈴木勝大さん、松田凌さん、内向的で他者との関わりを避ける少年アレックス役には小西成弥さん、井阪郁巳さん、大野瑞生さん、佐藤信長さんがそれぞれ演じます。

新進気鋭の翻訳・演出家の下平慶祐氏が、絶大な信頼を寄せるキャスト陣とタッグを組み、本作品に挑みます。

□あらすじ
手つかずの雄大な自然が広がる、アメリカ西部アイダホ州。
ウィルは生まれ育ったカー・ダレーンを離れ、心機一転、州都ボイシーでの生活を始めた。
大手スーパーマーケットチェーン店“ホビー・ロビー”に再就職したウィルであったが、同僚には利益の追求に固執する店長のポーリーン、ロマンチストでどこか不器用なアンナ、独特のアート志向を持つ大学生のリロイ、内向的で他者との関わりを避ける少年アレックスがいた。
ある日、ウィルが抱えていた過去の出来事が明るみになり、従業員たちの歯車が徐々にずれ始めていく……
アメリカ西部の長閑な街を舞台にした、リアルな人間模様を描く口語劇。

□作者プロフィール:サミュエル・D・ハンター
1981年生まれ、アイダホ州出身。アメリカの劇作家。
2011年にニューヨークで上演された「A Bright New Boise」がオビー賞最優秀脚本賞受
賞、ドラマデスク賞演劇部門作品賞にノミネート。
さらに2013年に発表された「The Whale」がドラマデスク賞をはじめ数々の賞を受賞し、
2022年にはダーレン・アロノフスキー監督により映画化された。ハンター自ら脚本を手がけた本作は、主演のブレンダン・フレイザーが第95回アカデミー賞主演男優賞を受賞し、大きな話題となった。

□翻訳・演出家プロフィール:下平慶祐
1993年9月27日生まれ、ニューヨーク州出身。脚本家・翻訳家・演出家。
大学在学中に第77回四大学英語劇大会にて戯曲『Boeing Boeing』を初演出し、大会史上最年少演出家として最優秀作品賞・最優秀演出賞を獲得。卒業後は自身の劇団「もぴプロジェクト」を立ち上げ、全作品の脚本・翻訳・演出を担当。2017年に『マークドイエロー』にて佐藤佐吉賞優秀脚本賞を受賞。近年では、海外から招聘された演出家の作品に、通訳、ドラマトゥルクなどでも多数参加している。

□上演決定にあたって、翻訳・演出家 下平慶祐のコメント
サミュエル・D・ハンターの戯曲の魅力は「小さな町の大きな渦」だと思っています。
本作ではアイダホ州のスーパーマーケットを舞台に、新たに雇用された主人公のウィルが抱えている、ある過去の出来事が発端となり、従業員たちの間で巻き起こるドラマを描いています。
私は昨年NYでのリバイバル上演を実際に現地で観劇したのですが、日本から遠く離れたアイダホ州を舞台にしたこの物語に、とても親近感を覚えました。
国は違えど、どんな場所でもそこには誰かの生活があり、作中で描かれている普遍的な人間ドラマは、私たちにとっても身近な物語だと感じました。
それが日本で上演したいと強く思った理由です。
今回のプロジェクトでは20人の俳優に集まっていただき、戯曲の力、そして俳優の力を最大限に活かすことを大切にしています。
演劇という渦を生み出すためには、俳優に全幅の信頼をおき、また、翻訳台本も俳優が信頼できるものを用意しなければなりません。
本作の見どころはまさにそこにあり、何気ない平易な会話から生み出される大きな渦を、劇場で体感していただければと思います。

□出演者コメント
【ウィル役】
小林顕作コメント
はてさてめっきり役者として呼んでいただけることが少なくなった昨今、こうして舞台に立たせていただける事を嬉しく思っております。また、組み合わせが多く、大勢のキャストのみなさんと様々な形でご一緒させていただけるとのこと、非常にワクワクしております。海外の戯曲には何かとご縁のある僕ですが、どの組み合わせも楽しかったと思っていただけるよう自分も頑張ります!

片桐仁コメント
『自分は何のために生まれてきたのか?』『価値がある人間なのか?』
そして、目に見えない『神』や『信仰』という呪縛。そんなものに巻き込まれて、思い通りに生きられない人々。アメリカのお話ですが、日本人の僕たちにも突き刺さる部分はあると思います。朗読劇だからこそ、伝わる至近距離の物語を楽しんで欲しいです。
正直、やったことないタイプのお話なので、ドキドキしております…。

北川能功コメント
新しい物語との出会いに興奮しています!遥か遠くの町で、必死に今を生きる人たちのお話です。
会ったことのない人々、行ったことのない場所、感じたことのない喜びや悲しみ。この芝居が、僕に多くのことを教えてくれると信じています。そして、それを皆さまにお届けできるよう、精一杯、ウィルと生きたいと思います。

竹尾一真コメント
キャッチーでもイージーでもない一筋縄ではいかない企画だなと…戯曲をいただいた瞬間からウィルへの終わらない問答が続いています。ブロードウェイの現地で体感した、翻訳・演出の下平くんの叡智をお借りして、生き方の下手な自分とウィルを重ね合わせ幕開けまで足掻きたいと思います。



【ポーリーン役】
西尾まりコメント
この物語の中の人は、皆んな正直に、生きている人達で、誰も嫌な人がいないと思いました。あるスーパーでの出来事、人間関係、個人個人の抱えてる問題に、とてもリアリティがあり、身近に感じられ、それがこの作家さんの素晴らしさだと思います。私の役は、一言で言うと現実的な人。こう言う人が居ないとね、というキャラクターを創造して、観にきていただいた方に共感してもらえると嬉しいです。

貴城けいコメント
「いつもの毎日、それぞれの生活の中で、あたりまえに必死に生きてる人達」
この作品を読んで最初に感じた印象です。そして、どの人物にも、自分と全く違うのに何故か通じるものを感じ共感できる不思議な感覚。遠い異国の地の物語じゃなく、身近に感じながらポーリーンとして生きたいと思います。色んなキャストの方との共演での変化も楽しみながら頑張ります!

蓮城まことコメント
戯曲を読んだ時に、多様なキャラクターと考え方が描かれていて、とても魅力を感じました!そして、あぁ、この言い回しアメリカだーって思うセリフが沢山あり、私ならどう表現するかなとわくわくしながら読みました。とても魅力的な作品です!ポーリーンを心をこめて演じます。劇場でお待ちしております!

松本紀保コメント
日本初上陸となるこの作品に参加出来る事に、とても興奮しています。初めて読んだ時、リアルさと詩的な美しさをもった世界観に痺れました。私は舞台となるスーパーマーケットの店長「ポーリーン」を演じます。キャストの皆さんと言葉を交わしていくなかで、どんな化学変化が生まれるのか、今からとても楽しみです。クワトロキャスト、全日程日替わりという何とも贅沢で素敵な公演にもワクワクしています。是非色々な「A Bright New Boise」を感じて頂けたら幸いです!劇場でお待ちしております。



【アンナ役】
傳谷英里香コメント
サミュエル・D・ハンター作ということで、あの世界の中に自分が参加出来ることが嬉しいです。
物語としては、日本に馴染みのない事柄かもしれませんが、作品の持つパワーや、哀しみや、虚しさや皮肉、真っ直ぐさ、不器用なところ、人間の生々しい部分を朗読劇だからこそ言葉の力でしっかり伝えていけるように頑張ります。

福永マリカコメント
初めてこの戯曲を読んだ時、こんなに面白い戯曲があるのかと大変興奮しました。そんな作品を日本では初めて、多くの方と共有できるこの機会をとても嬉しく、楽しみに思っております。彩り豊かなキャスト・スタッフのみなさんとそれぞれの日々を持ち寄って、この豊穣な戯曲をお届けできることを心待ちにしております。

大内彩加コメント
このStage Readingに出演することを心より楽しみにしていました。あまりにも面白い戯曲、あまりにもso melodicでso cuteなアンナを演じられるという現実を世界で一番楽しんじゃうかもしれないんですが、私を含めて4人の新しいアンナがこの世に爆誕するってことですよね?最高。
また、素敵な日替わりキャストで「A Bright New Boise」を楽しめるなんて狂いそうです。皆さんも一緒に楽しみましょうね。

藤谷理子コメント
こんにちは。アンナ役の藤谷理子といいます。お話をいただいて、「翻訳劇…!」と身構えて戯曲を読み始めたのですが、夢中になってあっという間に読み終えてしまいました。演出の下平さんもおっしゃっていますが、場所も文化も違うはずの異国が舞台なのに、その物語をとても身近に感じたからです。共演させていただく皆様と、そしてお客様と「小さな町の大きな渦」に身を委ねられたらと思います。



【リロイ役】
榎木淳弥コメント
海外の戯曲ということなので、なかなか演じるのが難しそうではありますが、同時にそこがやりがいでもあるので、楽しんでやっていきたいと思います。普段は声優の仕事をしているので、なかなか共演したことのない役者の皆さんと一緒に出来るのも楽しみです。是非ご覧ください!

荒木健太郎コメント
これまで海外戯曲に触れる度に、人間が根本的に抱えている悩みや問題は、言語や国境を越えても同じことなのだと感じていました。「A Bright New Boise」をNYで観劇した時に、そこで描かれていた登場人物たちのドラマに感動し、日本でもこの作品をやってみたいと強く思いました。たくさんの方々に、この作品が届けられますように。劇場でお待ちしております。

鈴木勝大コメント
今作の戯曲が本当に素敵で、まだ稽古にも入っていませんが、すでに自分がこれからこのセリフを口にするのが楽しみだなと思いながら読んでいます。作中に、何度も「今」という単語が出てきます。過去でも未来でも死後でもなく、今を大切にするということがどういうことなのかを考えながら演じていけたらと思います。

松田凌コメント
今作参加させて頂きます。松田凌と申します。演出を担う下平氏が「この作品を日本で上演したい」と衝動的に感じたとお聞きしました。嬉しかった。自分もそういった衝動を信じてこれまでやってきたからです。この共鳴も糧に作品を作っていけたらと思います。人は何を選択して生きていくのか、この物語の登場人物のように自分も探しながら最後には板の上に持っていきます。NYで生まれ日本では初演のこの戯曲、我々がどう読み紡ぐのか是非劇場まで聴きにいらして頂けると幸いです。宜しくお願いします。



【アレックス役】
小西成弥コメント
アレックスを演じさせていただきます、小西成弥です。素晴らしい戯曲とともに実力派キャストの皆さんとお芝居出来るのが今から楽しみで仕方ありません。この戯曲を日本で上演すること、今上演することに意味があると信じて大切にお届けさせていただきます。ぜひ、劇場でお待ちしております!

井阪郁巳コメント
Stage Reading「A Bright New Boise」という作品を朗読劇として皆様にお届けさせて頂きます!朗読劇だからこその良さを楽しんで、キャストも日替わりで常に新鮮な環境で演じる事ができるので、アレックスとして共演者の方々に身を委ねて素敵な作品をお届けできるよう頑張ります!

大野瑞生コメント
初めてこの戯曲を読んだ時、自分と状況は違えど、精神的にこの戯曲と繋がった感覚がありました。
そんな作品に出演することが決まり、本当に嬉しいです。作品の理解を深めながら、リーディングという形での可能性も模索できたらいいなと思います。劇場でお待ちしております。

佐藤信長コメント
今回、アレックス役で出演させていただきます、佐藤信長です。僕自身、リアルな人間ドラマが大好きなので、この作品に出演が決まって本番が来るのをとてもワクワクして過ごしています。初めてご一緒させていただく方がほとんどですが、個人的に2016年の初舞台ぶりにご一緒させていただく鈴木勝大さんと、また一緒に板の上に立たせていただけるのも楽しみです。キャストが日替わりなので毎日違った「A Bright New Boise」をお届けできると思いますので、ぜひ楽しんでください。



公演は5月19日まで全16公演上演されます。チケットは3月16日10:00よりオフィシャル先行、4月10日より一般発売が開始とのことで、詳細はInformationをチェックしてください。

☆Information
【タイトル】Stage Reading「A Bright New Boise」
【作】サミュエル・D・ハンター
【翻訳・演出】下平慶祐
【会場】KAAT神奈川芸術劇場<大スタジオ>(神奈川県横浜市中区山下町281)
【公演期間】2024年5月10日(金)~5月19日(日)
【CAST】
ウィル:小林顕作、片桐仁、北川能功、竹尾一真
ポーリーン:西尾まり、貴城けい、蓮城まこと、松本紀保
アンナ:傳谷英里香、福永マリカ、大内彩加、藤谷理子
リロイ:榎木淳弥、荒木健太郎、鈴木勝大、松田凌
アレックス:小西成弥、井阪郁巳、大野瑞生、佐藤信長

<公演スケジュール>
・5月10日(金) 19:00
小林顕作、蓮城まこと、福永マリカ、鈴木勝大、大野瑞生

・5月11日(土) 14:00/18:00
北川能功、蓮城まこと、傳谷英里香、松田凌、井阪郁巳

・5月12日(日) 14:00/18:00
竹尾一真、松本紀保、大内彩加、榎木淳弥、佐藤信長

・5月13日(月) 休演日

・5月14日(火) 14:00/19:00
片桐仁、西尾まり、藤谷理子、荒木健太郎、小西成弥

・5月15日(水) 14:00/19:00
北川能功、貴城けい、大内彩加、鈴木勝大、佐藤信長

・5月16日(木) 19:00
小林顕作、貴城けい、福永マリカ、荒木健太郎、大野瑞生

・5月17日(金) 14:00/19:00
竹尾一真、松本紀保、福永マリカ、荒木健太郎、大野瑞生

・5月18日(土) 13:00/17:00
片桐仁、西尾まり、藤谷理子、鈴木勝大、井阪郁巳

・5月19日(日) 12:00/16:00
小林顕作、貴城けい、傳谷英里香、榎木淳弥、小西成弥

※日程により出演者が異なります
※開場時間は開演の30分前
※未就学児童入場不可

【チケット料金】
一般:6,600円
U-24:3,300円
高校生以下:1,000円
(税込・全席指定)

【チケット発売日】
オフィシャル先行:2024年3月16日(土)10:00~3月24日(日)23:59
一般発売:2024年4月10日(水)10:00
※U-24・高校生以下チケットは、一般発売日より販売

【チケット取扱】
カンフェティ:http://confetti-web.com/a-bright-new-boise
イープラス:https://eplus.jp/a-bright-new-boise/
チケットかながわ:【電話】0570-015-415(10:00~18:00)

【WEB】https://www.kanagawa-arts.or.jp/tc/
【企画・製作】Spacenoid Company
【公式X】https://twitter.com/boise2024
【公式HP】http://spacenoid.jp/stage/01/
【公演に関するお問いわせ】info@spacenoid.jp


A BRIGHT NEW BOISE by Samuel D. Hunter
“A Bright New Boise” is presented by arrangement with Concord Theatricals on behalf of Samuel French, Inc.

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