小関裕太・木村達成「この作品を見ていただける機会ができてすごく嬉しい」ミュージカル『四月は君の嘘』SPインタビュー【前編】

ミュージカル『四月は君の嘘』が5月7日からの東京・日生劇場公演を皮切りに、全国6ヶ所にて上演されます。2020年7月に上演予定だった本作は、新型コロナウイルスの影響により開幕目前で全公演中止に。2年の時を経て、メインキャスト6名全員が再集結し、ついに幕を開けます!
ミュージカル『四月は君の嘘』ポスタービジュアル
原作『四月は君の嘘』は、新川直司氏により「月刊少年マガジン」(講談社)にて連載され、2012年度マンガ大賞ノミネート、2013年講談社漫画賞少年部門受賞。その後、フジテレビ「ノイタミナ」枠にてTVアニメ化、さらには実写映画としても大ヒットを記録するなど多くの人を惹きつけてやまない傑作コミックです。

青春ラブストーリーでありながら、音楽に引き合わされた若き音楽家の卵たちが、大切な人との出会いと別れを通してその才能を開花させていく、普遍的な人間愛と音楽の魅力が詰め込まれたこの名作を、『ジキル&ハイド』『デスノート THE MUSICAL』などを手掛けるミュージカル界の巨匠、フランク・ワイルドホーン氏による全曲書下ろし楽曲で世界初演ミュージカル化!

訳詞と演出にミュージカル『キューティ・ブロンド』『笑う男 The Eternal Love -永遠の愛-』の上田一豪氏、脚本にはジブリ映画『かぐや姫の物語』、『メアリと魔女の花』共同脚本の坂口理子氏ら、日本の豪華スタッフ陣が加わり、物語をさらに深化させます。

出演者には、小関裕太さん・木村達成さん(Wキャスト)と生田絵梨花さんがW主演。唯月ふうかさん、水田航生さん・寺西拓人さん(Wキャスト)ら実力派の若手俳優が勢揃い。

【ストーリー】

正確無比な演奏で数々のピアノコンクールで優勝した神童・有馬公生は、指導者であった母の死をきっかけにピアノの音が聴こえなくなり、コンクールはおろかピアノに向き合うことからも遠ざかってしまう。その数年後の4月。高校生になった公生は幼なじみの澤部椿を通じ、同い年のヴァイオリニスト・宮園かをりと出会う。ヴァイオリンコンクールでかをりの圧倒的かつ自由な演奏を聴いた公生の世界は、再びカラフルに色付き始める。

かをりは、好意を寄せる渡亮太との仲を椿に取り持ってもらい、渡と椿の幼なじみである公生とも行動を共にするようになる。やがて公生はかをりに好意を抱くようになるが、親友である渡に気を遣ってしまい想いを伝えることができない。そして椿はそんな公生の気持ちに気付き、また自身に芽生えた公生への恋心に思い悩む。

公生のことを”友人A”と呼びぞんざいに扱いつつも、自分のコンクールのピアノ伴奏を命じるなど、何かにつけて公生を音楽の世界に連れ戻そうするかをりと、どんどんかをりに惹かれていく公生。しかし、公生が再び音楽の道に戻ろうとした矢先、かをりに大きな秘密があることを知る――
(左から)木村達成さん、小関裕太さん
スマートボーイズでは、Wキャストで主人公の元天才ピアニスト・有馬公生役を演じる小関裕太さん&木村達成さん二人での合同取材の模様を、前後編の2回に渡りお届けします!(※後編では一部独占質問あり)。前編では、本作への意気込みから、本作の見どころについて伺いました。

【インタビュー前編】
――一度は中止になってしまった作品ですが、こうして上演できることになった今の気持ちをお聞かせください。

木村達成(以下・木村) 漫画の原作も、アニメも、映画もヒットした作品で、海外からの最強クリエイターたちが集まって、満を持してミュージカル化する作品なので、この作品を世に出せる、見ていただける機会ができてすごく嬉しいです。僕としても頑張ってこの作品をヒットさせたいですし、初演に出演するはずだったメンバーが全員、再演に参加できているわけではないので、その方々の気持ちも背負いながら公生という役を全力で生きたいと思います。

小関裕太(以下・小関) 前回上演予定だった時には、この作品への期待感と、どんな自分になれるのかを楽しみにしていたので、公演自体がなくなってしまった喪失感が結構大きかったんですね。今となってはその時期に代わりにできたことや、参加させていただいた作品もあったのですが、当時はなかなかポジティブにはなれなくて。こうして初演を再び迎えることができるので、僕が持っていた覚悟と、用意していた時間がようやく報われるんだなという気がしました。そういう意味でもこの作品への想いの強さを自分でも実感しました。
――何が作品に対する思いを強くさせているのでしょう?

小関 この作品が持っているメッセージ性だと思います。この作品の主人公はピアニストだけど、役者や他の職業に置き換えてみても、1人のプレイヤーとして、挫折や苦悩に悩まされる事柄が共通してあると思うんですね。僕も挫折とまでは言わないですが、ステージに立つ勇気がないこともありましたし、公生くんと重なるような苦しい思いとは何度もしたことがあります。そんな思いを撫でてくれるような、背中を押してくれるような作品だなと思っていて。ただのラブストーリーではないし、生死や三角関係も鮮やかに描かれていて、描写・言葉・人間関係などいろんな部分で好きなポイントが多くて、僕自身が感動した作品なので、そういった意味でもよりやりたいなと思いました。

木村 僕はどちらかというと、(出演することを)悩みました。改めてこの作品を自分がやる意味や、『僕以外がやったほうがいいんじゃないのか?』って迷ったこともありました。でも2年という、長いようで短い時間を経て、僕はこの作品に携わって、自分がどれだけ成長できたかというのを照らし合わせる作業としては最高の環境だなと思って。以前、リーディングワークショップっていう試演会で歌ったり、CDも作ったので楽曲に思い入れもありますし、僕らは舞台上ではお芝居をしながらこの物語を完結させていきますけれども、お客さんも一緒にグルーヴを作っていける舞台ってあるようでないので、だからやろうって思いましたね。

――熱い心のうちをさらけ出してくださりありがとうございます。お二人が演じられる有馬公生の見どころは?

小関 彼は主人公ですが、親友の渡くんを羨ましく思ったり、かをりちゃんに対しても、好きとかじゃなくて憧れっていう言葉から、実は一番の傍観者なんだなと感じました。お客さまもある意味、客席からの傍観者として、もちろん作品にのめり込んでもらえたら嬉しいです。公生くんを自分なりに丁寧に演じながら、そんなお客様の孤独や苦しい思いだったり、センシティブな部分を優しく撫でられるようなお芝居ができたらと思っています。

木村 公生っていう人物はどこか影があって、何事に対しても自分の心の中に蓋をしてしまう、一筋縄ではいかない人物で。彼のモノクロに見えている世界が、カラフルに変わる様は、若い頃にしか味わえないかもしれない感情で、高校生っぽいなと思いました。そんな公生は、役者から見ても演じ甲斐があるし、演じるつもりもないんですけれども、彼に一歩でも近づこうとする1カ月間はとても有意義な時間になる気がしています。
――役とご自身に共通する部分はありますか?

小関 『僕なんて』って考える部分は、学生時代の自分にちょっと似てるかなぁって思います。

木村 自分が余裕がなくなっているときに心を閉ざすのは、ちょっと似ているかもしれないですね。でも人間って、黙っている時でも心の中で言葉を発しているじゃないですか? だから公生がわざわざ自分の口から発していない言葉、心の中の叫びが、舞台を通してお客様に届いてくれたら嬉しいですね。
――お二人が思う本作の魅力はなんでしょうか?

小関 ミュージカル版は、実際にお客様がいて、グランドピアノがどーんと置いてあって、目の前で有馬公生くんが椅子に座って演奏し始める。まさにコンサート会場にいるような、緊張感と臨場感を味わえるのは大きな魅力なんじゃないかなと思います。ステージに立つ人間として、その時間をお客様と一緒に作っていく瞬間が一番面白いのかなと思っています。他にも作品自身が持っているメッセージ性と、葛藤がたくさん詰まっている作品です。

木村 以前リーディングワークショップを行った時に、学生時代の合唱コンクールのような、みんなで1つになって歌っている瞬間が本当に楽しすぎて、お客様に元気を与えられる作品の一つだと確信したので、絶対世に出さないといけないなと感じました。日本だけにとどまることなく、世界に羽ばたいていけるような作品になると思いました。

――そのように感じたのはなぜでしょう?

木村 公生の『僕なんか…』に近いんですけど、以前はソロ曲を任されたり、歌うことに対しての恥ずかしさがどこかにあって。僕ならではの表現は『これ!』っていう確信がなくて、『歌が上手い人なんていくらでもいるし』ってどこかで思っていたんですね。この作品を通して、そんな僕に勇気を与えてくれる仲間の存在に気づけたので、『歌は楽しい』『楽しみながら全力で歌えるかもしれない』『自分一人で舞台上で戦わないといけない瞬間もあるけれども、きっと誰かがそっと寄り添ってくれている』みたいな、背中を押してもらえるような感覚を知ることができたからだと思います。
――以上、SPインタビュー前編をお届けしました。後編では、楽曲や共演者のお話をたっぷりと語っていただきました、お楽しみに!(※後編はコチラ)

ミュージカル『四月は君の嘘』は、5月7日より日生劇場にて東京公演、6月4日より高崎芸術劇場大劇場にて群馬公演、6月9日より御園座にて愛知公演、6月16日より兵庫県立芸術文化センターKOBELCO大ホールにて兵庫公演、6月25日よりオーバード・ホールにて富山公演、7月1日より博多座にて福岡公演が上演されます。公演詳細についてはInformationより公式サイトをご確認ください。

☆Information

ミュージカル『四月は君の嘘』
東京公演:5月7日(土)~29日(日) 日生劇場
群馬公演:6月4日(土)/5日(日) 高崎芸術劇場大劇場
愛知公演:6月9日(木)~12日(日) 御園座
兵庫公演:6月16日(木)~18日(土) 兵庫県立芸術文化センターKOBELCO大ホール
富山公演:6月25日(土)/26日(日) オーバード・ホール
福岡公演:7月1日(金)~3日(日) 博多座

【原作】新川直司(講談社「月刊少年マガジン」)
【脚本】坂口理子
【作詞・作曲】フランク・ワイルドホーン
【作詞】トレイシー・ミラー・シェル、カーリー・ロビン・グリーン
【編曲】ジェイソン・ハウランド
【訳詞・演出】上田一豪

【出演】
有馬公生:小関裕太 / 木村達成
宮園かをり:生田絵梨花
澤部椿:唯月ふうか
渡亮太:水田航生 / 寺西拓人

かをりの母:未来優希
かをりの父:原慎一郎
審査員:ひのあらた
審査員:三木麻衣子

井川絵見:元榮菜摘
相座武士:ユーリック武蔵
三池俊也:中村翼

飯塚萌木、石井千賀、片岡芽衣、柴田実奈、杉浦奎介、須田拓未、高瀬雄史、千歳ふみ、角田萌夏、露詰茉悠、中野太一、松村桜李、山崎感音、山野靖博、吉井乃歌、吉岡花絵
※吉岡花絵の「吉」はつちよし、山崎感音の「崎」は立つ崎が正式表記。

【チケット(税込・全席指定)】
S席 14,000円
A席 9,000円
B席 4,500円
東宝ナビサーブ:https://stage.toho-navi.com
フジテレビダイレクト:https://fujitv.co.jp
チケットぴあ:https://w.pia.jp/t/kimiuso-musical/
e+:https://eplus.jp/kimiuso/
ローチケ:https://l-tike.com/play/kimiuso/
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セブンチケット:http://7ticket.jp/sp/nissei

《公式サイト》
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《公式Twitter》
@KimiUso_musical