和田雅成「ダメ出しノート36ページ分、しっかり生きようと思います」崎山つばさ「自分にない部分を引き出していただきました」白井晃演出、舞台『エウリディケ』が明日2/4開幕!ゲネプロ写真&会見コメントをUP

舞台『エウリディケ』が、2024年2月4日より東京・世田谷パブリックシアターにて開幕します。
舞台『エウリディケ』が2/4開幕!
原作は、2007年にニューヨークで上演され、ニューヨークタイムズ誌では「神秘的で素晴らしい前衛的な作品」とも評された、アメリカの人気劇作家 サラ・ルールによる戯曲『エウリディケ』。日本初演となる本作では、日本における「古事記」の神話とも類似した、世界的に普遍な物語を、現代に置き換える新たな視点で描かれます。

主演のエウリディケ役は水嶋 凜さんが務め、エウリディケの夫・オルフェ役には和田雅成さん。
また、エウリディケを見初め、自らのものにしようと暗躍する地下の国の王に崎山つばささん。エウリディケの父を栗原英雄さんが演じ、櫻井章喜さん、有川マコトさん、斉藤悠さんが脇を固めます。

スマートボーイズでは公演初日前日に行われた水嶋 凜さん、和田雅成さん、崎山つばささん、 栗原英雄さん、演出の白井 晃さんが登壇した会見と、ゲネプロの模様をお届けいたします。
【STORY】
愛し合う二人の切なくも美しいラブ・ストーリー……。その根底に描かれる「父と娘の愛」

音楽家であるオルフェは、エウリディケと愛し合い結婚を約束する。結婚式当日、危険でおもしろい男に見初められてしまったエウリディケは、亡くなった父からの手紙を渡してもらえるという言葉につられ、彼が住むとても高い場所の部屋に行ってしまう。手紙を取り戻し彼の誘惑から逃れたエウリディケだったが、はずみで階段から足を踏みはずし、転び落ちて死んでしまう。死者の国で父親と再会したエウリディケは、父親からの愛によって「忘却の川」で消し去られた様々な記憶やオルフェと愛し合った日々の記憶を取り戻す。
一方、オルフェはエウリディケを探し続け、とうとう地獄の門までたどり着く。自らの歌によってエウリディケを取り戻せる可能性を掴んだオルフェだったが、地下の国の王から「振り返って決して彼女を見てはいけない」という約束をさせられる。そして……
【会見コメント】
エウリディケ役/水嶋 凛さん
――今回の役どころや、演じてみての感想をお聞かせください。
「このままエウリディケを演じ続けてたら、すごくお転婆なコになりそうだなと思います。感情豊かで言いたいときに言いたいことを言って。すごく真っ直ぐなコになっちゃいそう(笑)」

――白井さんからどんなアドバイスをもらいましたか?
「朝練です! 和田さんも一緒に、発声などの基礎的なところから、表現の幅をグッと広げてくださいました」

オルフェ役/和田雅成さん
――今回の役どころや、演じてみての感想をお聞かせください。
「音楽とエウリディケを愛して、稽古場から幸せな日々を過ごしています。オルフェに助けてもらう部分が多かったと思います。いろんなことに夢中になるって素敵だなってことを教えていただきました」

――和田さんは初めての白井さんの演出、いかがでしたか?
「基礎からたくさん指導していただきました。稽古終盤で僕が稽古場に残ってるときに、30分ほどふたりでお話させていただきまして。白井さんのこの役に対する思いなどを聞いて、その時間は僕にとって大きかったです。そこから、自分自身が内側に入りすぎてたのは共演者の方々に助けていただいて。そして、白井さんがこの作品にかける思いが誰よりも強くて、それに負けないようについていこうと思いました。余談ですけど、僕はいつもダメ出しをノートに書き出すんです。いつもだいだい1作で5ページくらいなんですけど、さっき数えたら36ページあって(笑)。いっぱい書き込んだなと思って、それだけ白井さんから言葉を頂けたことが、僕にとってプラスしかないです。36ページ分、しっかり生きようと思います」

――和田さんと崎山さんはこれまでも何度か共演されていますが、今回の稽古期間を通して、新たに発見したお互いの魅力はありますか?
「今、楽屋が同室なんですけど、僕の趣味に付き合ってくれて。格闘技なんですけど。それが嬉しかったりとか。さっきもふたりで、頑張っていこうっていう話をして気持ちがラクになりました」
エウリディケの父役/栗原英雄さん
――今回の役どころや、演じてみての感想をお聞かせください。
「私は実生活では子どもはいないんですけど、今回エウリディケの父を演じるにあたって、水嶋さんと一緒にやって、自分の中に父性というものがあることを確認できました。もう40年近く俳優をしてますので、いろんな現場でずいぶん年上の方になってくるんですが、若いコ達といると、つい父親的な目で見てしまうときはあります。今は明日の初日に向かて、精一杯、娘を思いやりたいと思います」

――栗原さんから見た水嶋さんの印象は?
このままですね。天真爛漫なところがあって、軽く抜けてるところもあったり。いい意味でですよ! すごく素敵でキラキラしてるし、オルフェに取られることに嫉妬を覚えます(笑)」
危険でおもしろい男、地下の国の王役/崎山つばささん
――今回の役どころや、演じてみての感想をお聞かせください。
「今日ゲネプロをやって、客席の方々の反応を頂けて、気づきがありました。もうちょっといろいろできるなって思いました。演じていて、底しれぬ、まだ見つけられていないものが多いなというのが正直な感想です。今日もギリギリまで白井さんにご指導いただきましたし、自分なりにブラッシュアップして取り組んでいければと思います」

――崎山さんは2023年の舞台『サンソン ールイ16世の首を刎ねた男ー』以来の白井さん演出ですが、いかがですか?
「白井さんと再会した今回、1番嬉しかったのは呼び方。『サンソン』のときは“崎山くん”だったんですよ。でも、今回は“つばさくん”になっててちょっと嬉しかったです(笑)。距離が近づいたのかなって、恐れ多くも思いました」

――崎山さんのお芝居は迫力がありましたが……
「新境地というか、自分にない部分を白井さんに引き出していただきました。世田谷パブリックシアターで三輪車に乗れる男って、そうそういないと思います。風切って気持ちよかったです(笑)」

――崎山さんと和田さんはこれまでも何度か共演されていますが、今回の稽古期間を通して、新たに発見したお互いの魅力はありますか?
「今まで共演しててもここまでガッツリ話すことがなかったんですけど、すごく話しやすいです。考え方とかお芝居に対する姿勢が近いものがあって、尊敬する部分が多いです。一緒にいてラクですね。それは今回の新しい発見でした」
演出家/白井 晃さん
――ゲネプロを終えられて、どんな感想をお持ちでしょうか?
「皆さんすごく頑張ってくださって、上々の出来栄えだったと思っております」

――崎山さん以外のキャスト陣とは今回が初めてだそうですが、キャスト陣の印象やすごいなと思う部分は?
「12月上旬くらいから稽古させていただいて、台本だけだと難解な部分もある作品なので、意味合いをお伝えしながら取り組んだですが、やっぱり若いっていいなと思いました。伸びしろがすごくあって、2カ月の間に、お二人とも(水嶋さん、和田さん)、そしてつばさくんも前回よりもさらに成長している感じがありました。どんどん伸びてくれるから、どんどん稽古をしたくなる。明日もしようかな(笑)」
【ゲネプロ舞台写真】
舞台『エウリディケ』の東京公演は2月18日まで上演。2月24日より梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて大阪公演が上演されます。詳細はInformationから公式サイトをチェックしてください。

☆Information
舞台『エウリディケ』

【日程・会場】
《東京》2024年2月4日~18日 世田谷パブリックシアター
《大阪》2024年2月24日・25日 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ

【出演】水嶋凜 和田雅成
櫻井章喜 有川マコト 斉藤悠
崎山つばさ 栗原英雄

【作】 サラ・ルール
【演出】 白井晃
【翻訳】 小宮山智津子
【音楽】 林正樹
【演奏】 林正樹(ピアノ) 藤本一馬(ギター)

【チケット料金】全席指定 12,000円(税込)※ご購入後の返金・クレーム及びお席の振替は一切お受けできません。予めご了承ください。

【東京公演主催】 ミックスゾーン、エイベックス・ライヴ・クリエイティヴ
【大阪公演主催】 リバティ・コンサーツ
【企画・製作】 ミックスゾーン

【お問合せ】
(東京公演)公演事務局 https://supportform.jp/event(平日10:00~17:00)
※お問い合わせは24時間承っておりますが、ご対応は営業時間内とさせていただきます。なお、内容によってはご回答までに少々お時間をいただく場合もございますので、予めご了承いただけますようお願い申し上げます。
(大阪公演)キョードーインフォメーション:0570-200-888 (平日・土曜11:00~18:00 ※日祝休み)

【公式サイト】
https://eurydice-stage.com/

【公式X(旧Twitter)】
@eurydice_stage

【公式ハッシュタグ】
#エウリディケ

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