荒井敦史・新内眞衣・高橋龍輝・多和田任益ら実力派キャストに、新メンバーも参戦!「熱海殺人事件」バトルロイヤル50ʼsが開幕、スタンダード公演ゲネプロ舞台写真&池田純矢・三浦海里らも登壇の会見コメントUP

つかこうへい氏による戯曲「熱海殺人事件」誕生50周年を記念する、50周年記念特別公演「熱海殺人事件」バトルロイヤル50ʼsが東京・紀伊國屋ホールにて、2023年8月3日に開幕初日を迎えました。

公演パターンにより異なるキャストでの上演となる本作より、木村伝兵衛部長刑事の荒井敦史さん、池田純矢さん、婦人警官水野朋子役の新内眞衣さん(スタンダード公演)、佐々木ありささん(エキサイト公演)、熊田留吉刑事役の高橋龍輝さん、三浦海里さん、犯人大山金太郎役の多和田任益さん、北野秀気さん(フレッシャーズ公演)、総合演出の河毛俊作氏が登壇した開幕会見でのコメントと、スタンダード公演のキャスト(荒井さん、新内さん、高橋さん、多和田さん)によって行われた公開ゲネプロでの舞台写真をお届けいたします。
「熱海殺人事件」バトルロイヤル50ʼsが聖地・紀伊國屋ホールで開幕!
【「熱海殺人事件」とは】
紀伊國屋ホール59年の歴史の中でも最も上演回数の多い「熱海殺人事件」は、つかこうへい氏の代表作であり、1973年に文学座に書き下ろされ発表され、翌年1974年には最年少での岸田戯曲賞を受賞。のちに映画化される等、日本の演劇史上プロアマ問わず最も愛され、つか氏の没後も上演され続けている作品(推定累計8,500ステージ)です。

その誕生50周年記念公演となる、『「熱海殺人事件」バトルロイヤル50ʼs』のキャストには、“東京警視庁にその人あり”と言われた木村伝兵衛部長刑事役に、荒井敦史さんと池田純矢さんがダブルキャストで出演。捨て身の潜入捜査を行う水野朋子婦人警官には、元乃木坂46の新内眞衣さんがスタンダードチームのヒロインとして登場し、3年連続のヒロイン出演で50周年記念公演の歴史に名を刻みます。
そして東京警視庁に転任して来る熊田留吉刑事役は高橋龍輝さんと三浦海里さんがダブルキャストで務め、犯人大山金太郎には2017、2021年に熊田留吉役、2020年には木村伝兵衛役を演じた多和田任益さんが登場。多和田さんは今回大山役を演じることで、紀伊國屋ホール公演初の全役制覇となります。

また今回は50周年を記念して、スタンダード公演の他に、オーディションメンバーを加えたフレッシャーズ公演、エキサイト公演、そしてキャストを大胆に入れ替えたシャッフル公演、トークショー等の企画を実施!
フレッシャーズ公演では、オーディションによって選ばれた水野朋子役に小日向ゆかさん、大山金太郎役に北野秀気さんが挑戦。またエキサイト公演では佐々木ありささんが水野役を務め、シャッフル公演では誰がどの役で出演するかはシークレットとなっています。

演出は、つかこうへい氏の没後2011年から13年に渡り紀伊國屋ホールでの『熱海殺人事件』をプロデュースし続けている岡村俊一氏、そして総合演出は、2001年テレビドラマ版の『熱海殺人事件』の演出も手掛けたフジテレビエグゼクティブディレクターの河毛俊作氏が務めます。

【舞台写真(スタンダード公演)】
木村伝兵衛部長刑事役の荒井敦史さん
婦人警官水野朋子役の新内眞衣さん
熊田留吉刑事役の高橋龍輝さん
犯人大山金太郎役の多和田任益さん
【会見コメント】
■開幕会見登壇者
木村伝兵衛部長刑事役:荒井敦史さん、池田純矢さん
婦人警官水野朋子役:新内眞衣さん(スタンダード公演)、佐々木ありささん(エキサイト公演)
※小日向ゆかさん(フレッシャーズ公演)は突発性の喘息発作のため、喉の大事をとって会見は欠席
熊田留吉刑事役:高橋龍輝さん、三浦海里さん
犯人大山金太郎:多和田任益さん、北野秀気さん(フレッシャーズ公演)
総合演出:フジテレビエグゼクティブディレクター 河毛俊作氏
■総合演出:河毛俊作氏
「熱海殺人事件」は50周年ということで、私が21歳の時に作られた芝居。僕は生前のつかさんと親しくお付き合いさせていただき、作品も何本かやらせていただいているんですが、舞台の「熱海殺人事件」は初めてで、稽古場に入ってみると「やっぱりすごい芝居を書いたんだな、あの人は」と改めて思いました。
役者という生き物の体にかける負荷の凄まじさ、セリフとセリフの行間に埋まっているものの時代を感じさせない深さ、広がり、そういうものを日々掘り起こす作業を、俳優部には多分大変な肉体的、精神的負担をかけながら、みんなで本当に苦労してここまでひと月やってきたものを、これから皆さんに見ていただくわけですが、なにはともあれ……つかさんに本当に見ていただきたかった、というものは作れたと思っております。一人でも多くの方に、特に若い方にこの作品に触れていただけるように、皆さんのお力をお貸し願えれば幸いでございます。
総合演出の河毛俊作氏
■木村伝兵衛部長刑事:荒井敦史さん
この紀伊國屋ホールで、「熱海殺人事件」50周年という記念公演をやらせていただき、本当に嬉しく思っております。僕は「熱海殺人事件」と名のつく作品は4度目なんですが、毎回毎回、進化できるように精一杯、必死でやっております。よろしくお願いします。
木村伝兵衛部長刑事役の荒井敦史さん
■婦人警官水野朋子:新内眞衣さん
私は3度目の水野朋子役への挑戦ですけども、毎回一緒にやらせていただく役者の方々で変わる舞台だなって思いますし、セリフは一緒のようでも、やっぱり感情が揺さぶられるところが違ったりと、本当に何度演じても楽しいなと思う作品です。本当に多くの方に見ていただきたいなと思う作品ですので、皆さんぜひ楽しみにしていてください。
婦人警官水野朋子役の新内眞衣さん
■木村伝兵衛部長刑事:池田純矢さん
フレッシャーズ公演とエキサイト公演で木村伝兵衛役を演じます、池田です。
毎回本当に生死の境をさまよいながら、カーテンコールまでたどり着けるかどうか、そんな心持ちで一本一本集中してやっております。この作品にしかない独特の熱量であったりとか、そういったものをお客様に届けて、お客様の心にも何か響くものがあって、持って帰っていただけたらなと、一生懸命頑張りたいと思います。
木村伝兵衛部長刑事役の池田純矢さん
■犯人大山金太郎:多和田任益さん
僕もあっちゃん(荒井さん)と同じで、「熱海」と名のつくものは今回で4度目になるんですけれども、男性役3役を初めて全役経験させていただけるということで、今この場に立って、「あ、大山としての熱海が始まるんだな」と改めて気が引き締まる思いと共に、河毛さんもおっしゃっていたんですけど、僕も今までの「熱海~」の稽古の中で、個人的に一番すごく精神的にパワーを使った稽古期間だったなと思っていまして。でも、それと同時に、本当にキャストのみんなと河毛さん、岡村さんと必死に頑張ってきて、とっても楽しい稽古期間だったなと思っておりますので、あとは最後まで駆け抜けて、皆様に届けられるように頑張っていきたいと思います。たくさんの応援をいただけたら嬉しいです。
犯人大山金太郎役の多和田任益さん
■熊田留吉刑事:高橋龍輝さん
今回で二度目の出演、そして二度目の熊田留吉を演じさせていただきます、高橋龍輝です。こうして紀伊國屋ホールで、また熊田として帰ってこられたことを心から嬉しく思っております。そして今回はダブルキャストということで、2パターン、3パターンとあるんですけれども、配役によって味とか伝わり方とか、すごく色んなものが違って楽しい演劇になると思いますので、ぜひ皆さん来てください。一生懸命頑張りますので、応援をよろしくお願いします。
熊田留吉刑事役の高橋龍輝さん
■熊田留吉刑事:三浦海里さん
個人的には、2年前に大山金太郎役で出演させていただいて、今回は初めて熊田留吉役として、再びこの「熱海殺人事件」に関われることをすごく嬉しく思います。ダブルキャストの龍輝くんほどではないですけども、気合を入れて髪を短くしました! 今、自分ができる精一杯を舞台上で、アクセル全開で、ベタ踏みで、一生懸命突っ走りたいなと思っております。
熊田留吉刑事役の三浦海里さん
■婦人警官水野朋子:佐々木ありささん
「熱海殺人事件」、初めての挑戦になります。とにかく仲間を信じて、この大好きな紀伊國屋ホールで一生懸命頑張りたいと思っています。よろしくお願いします。
婦人警官水野朋子役の佐々木ありささん
■犯人大山金太郎:北野秀気さん
フレッシャーズ公演で大山金太郎役をやらせていただきます、北野秀気です。たぎってしゃあないです! よろしくお願いします。
犯人大山金太郎役の北野秀気さん
登壇者それぞれの挨拶後には、かつてテレビ版の演出も手掛けた河毛氏が「舞台版の演出を務めてみての感想は?」との質問に、「テレビはうまくいかないことがあっても、編集室で俺がなんとかするっていうのがあるんですけど、舞台は稽古が終わって送り出したら役者のものですから。役者が走ってくれなければ、もう演出家は何にもできないっていう、途中で『やめやめ!』というのもなくはないのかもしれないけれども、基本はそういうことはない。だから今回は、みんなを信じてお送り出します」と、キャストへの信頼を寄せてコメント。

また様々な組み合わせでの公演について、異なるキャストと演じるキャストへの「それぞれの方とやりやすい、やりにくいなどありましたら教えてください」との質問には、荒井さんは「僕的にはスタンダードチームでやるとき、高橋龍輝先輩が矢継ぎ早にぶっぱなしてくるので、息継ぎができないっていう苦情はありますね(笑)。なかなかにガンガンに言ってくるので!」と回答。
また多和田さんは「僕と海里は、『新・熱海殺人事件』という公演でも一緒にやらせていただいていて、その時には役が逆だったんです。それがやりづらいというよりも、なんか不思議な感じがするんですよ。お互いに逆だったので、「あれ、(犯人として)詰められてるけど、前は(犯人を)詰めてた側だったよな」みたいなのがあって、本番では海里がどのぐらい詰めてくんねん、ということも楽しみに頑張りたいなと思います」と答えてくれました。

会見の最後には、観客へのメッセージとしてキャストを代表した荒井さんが「何度も言った通り、『熱海殺人事件』の50周年記念作品に出させてもらって本当に感謝ですし、このキャスト、この紀伊國屋ホールで皆さんにお届けできることを、本当に嬉しく思います。そして任されたからには、それぞれが本気でこの作品にぶつかって、見てくださる方々に何か一つでも記憶に残るような『熱海殺人事件』をお届けできたらなと思っております。スタンダード、プレッシャーズ、エキサイトとそれぞれの組み合わせがあるので、どこかに他の誰かが急に出てくる可能性も無きにしもあらずかな、ということで……皆さん、そういう面でもぜひ全公演を見ていただけたらなと思っております。よろしくお願いします」と、気になるメッセージも寄せてくれました。

50周年記念特別公演「熱海殺人事件」バトルロイヤル50ʼsは、2023年8月4日(金)~8月20日(日)まで東京・紀伊國屋ホールにて上演中です。キャスト出演スケジュールなどの公演詳細・最新情報は、下記のInformationより公式サイトをご確認ください。

☆Information
【公演概要】
■50周年記念特別公演
「熱海殺人事件」バトルロイヤル50ʼs

公演期間:2023年8月4日(金)~8月20日(日)
会場:東京・紀伊國屋ホール

作:つかこうへい
総合演出:河毛俊作
演出:岡村俊一

出演:
木村伝兵衛部長刑事:荒井敦史・池田純矢
婦人警官水野朋子:新内眞衣(スタンダード公演)、佐々木ありさ(エキサイト公演)、小日向ゆか(フレッシャーズ公演)
熊田留吉刑事:高橋龍輝・三浦海里
犯人大山金太郎:多和田任益、北野秀気(フレッシャーズ公演)

チケット料金:7,500円(税込/全席指定)※未就学児童入場不可
学生料金:3,000円(学生証提示・当日引換・8/15、16除く)
熱海50周年記念割引:5,000円(8/8、9、13、18のみ)

主催:紀伊國屋ホール
制作:つかこうへい事務所
企画・製作・主催:アール・ユー・ピー

お問い合わせ Mitt 03-6265-3201(平日12:00~17:00)

≪公式サイト≫
http://www.rup.co.jp/
≪公式Twitter≫
https://twitter.com/rup_produce

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