多和田任益が木村伝兵衛を快(怪?)演!『熱海殺人事件 モンテカルロ・イリュージョン』が開幕!嘉島陸・鳥越裕貴・木﨑ゆりあ共演、ゲネプロ公演写真UP!

紀伊國屋ホール60周年記念公演『熱海連続殺人事件』として、東京-新宿・紀伊國屋ホールにて、2024年7月5日に開幕した『熱海殺人事件 Standard』が現在上演中、そして7月9日より『熱海殺人事件 モンテカルロ・イリュージョン』が開幕を迎えます。
2024年、紀伊國屋ホールは60周年を迎え、昨年『熱海殺人事件』は誕生から50周年を迎えたそう。紀伊國屋ホール60年の歴史の中で、最も上演回数の多い作品である、つかこうへい氏の『熱海殺人事件』は1973年の発表以降、翌年1974年に岸田戯曲賞を授賞、後に映画化される等、日本の演劇史上プロアマ問わず最も愛され上演され続けている作品です(推定累計8,500ステージ)。

【『熱海殺人事件』とは】
1973年に文学座に書き下ろされ発表された『熱海殺人事件』は、つかこうへいの代表作であり、最年少で岸田戯曲賞を受賞し、紀伊國屋ホールを拠点に、つかこうへい事務所の春の名物として、何度も再演を重ね、東京・新宿の春の風物詩とも呼ばれる程になった。
東京に出て来たら、紀伊國屋でつかこうへいの熱海を見る!!
当時の学生達のあこがれの演劇だった。
つかこうへい事務所解散後も、1986年に映画化、1989年の演劇活動再開時も、紀伊國屋ホールでの『熱海殺人事件』だけは、本人の手で上演され続けてきた作品である。
タイトルを『売春捜査官』『モンテカルロイリュージョン』などと、変化しながら『熱海殺人事件』は紀伊國屋ホールで上演され続けた。

出演者も、三浦洋一、風間杜夫をはじめ、阿部寛、池田成志、石原良純、馬場 徹など名だたる俳優陣が、歴史を作って来た。

2010年、つかこうへいは永遠の眠りについた。
演劇界の巨匠が宇宙へと旅立った。

しかし、紀伊國屋の「熱海殺人事件」は終わらない。

この作品だけは、つかこうへいの遺志として、これからもキャスト・スタッフも変貌を遂げながら上演し続ける予定である。

「熱海殺人事件」は永遠に生き続ける。

【モンテカルロ・イリュージョンについて】
今回、紀伊國屋60周年を記念して、スタンダード公演の他に、「モンテカルロ・イリュージョン」(中屋敷法仁氏演出)が上演されます。
2020年本作は、開幕とともに観客にセンセーションを巻き起こし話題となった。しかし、感染症の猛威によって、全ての日程を全うすることなく公演中止を余儀なくされました。
60周年を迎えた紀伊國屋ホールをリベンジマッチの舞台として、再び上演されます。

スマートボーイズでは『熱海殺人事件 モンテカルロ・イリュージョン』の公演初日直前に行われたゲネプロの模様をフォトレポートでお届けいたします。


【舞台写真】
木村伝兵衛部長刑事:多和田任益さん
速水健作刑事:嘉島 陸さん