阿部顕嵐「『これでいい』じゃなくて、『これがいい』」PARCO劇場開場50周年記念シリーズ『ラビット・ホール』4/9開幕目前SPインタビュー【後編】

2023年4月9日から東京・PARCO劇場にて、また他に秋田、福岡、大阪の全4都市でPARCO劇場開場50周年記念シリーズ『ラビット・ホール』が上演されます。
2007年にピュリツァー賞を受賞した戯曲「ラビット・ホール」(Rabbit Hole)は、傷ついた心が再生に至る道筋を、家族間の日常的な会話を通して繊細に描いた傑作として知られます。2010年には、ニコール・キッドマンの製作・主演により映画化もされ、数多くの映画賞に輝きました。この珠玉の物語を、近年最も熱い注目を集める藤田俊太郎氏の演出と、最高の俳優たちの共演で上演されます。
阿部顕嵐さん
スマートボーイズでは本作でジェイソン役を演じる阿部顕嵐さんに、前後編に渡りインタビューを実施。後編では作品にちなんだ家族とのエピソードや、こだわりのアイテムについて語っていただきました。 (前編はコチラ)

【インタビュー後編】
――本作は家族がテーマですが、家族にまつわる印象的な出来事はありますか?

普段は優しい父なんですが、小学生の時、レストランでご飯を頼む際に「これでいいや」って言っちゃったんですよ。そうしたら「これでいいじゃなくて、これがいいじゃないの? それだったら頼むな」って言われて、あ、確かになって。ふと言われたことなんですが、すごく記憶に残っていて、それから何かを選択する時には『これでいい』じゃなくて、『これがいい』って選ぶようにしています。それは今でも大事にしていますね。

――素敵なお父様ですね。阿部さんはお肌が綺麗ですが、肌ケアのこだわりはありますか?

ちゃんと洗顔に、化粧水、乳液、美容液をつけていますね。化粧品をいただくことが多いんですが、先日KOSÉさんに雪肌精をいただいて、防腐剤なしなのですごく使いやすいです。他にも愛用しているのは、フランスの『NUXE』の99パーセント天然の素材で作られている全身に使えるオイルや、化粧水、美容液。ずっと使っています。

あとは前に家族で沖縄へ行った時に、免税店で母に美容液を買ってあげたら2個セットで、「2個はいらない」と言われたので、1個もらって同じものを使っているんですが、すごく良いですね。
――とても参考になります、すぐに真似できますね。1月にはイタリアやパリを訪れていましたが、現地はいかがでした。

コロナ前のように町がほとんど元通りになっていて活気がありました。ショーも見に行きましたし、服が好きなのでお店にいったのですが、日本では売ってないようなものがたくさんあって、刺激になりましたね。たくさん買いました。
――充実した旅だったのが伝わってきます。普段どうやって役作りに取り組まれていますか?

台本を読んで、『これを言う理由ってなんだろう?』『あ、こうだから言うのか! じゃあ、なんでこうなったんだ?』というのを深堀りしたり、台本に書かれているセリフの細かいところから、その語尾は『どういう意図でこの文字なんだろう?』と、どんどん追求していきます。パズルのピースを組み立てるみたいに、一つ一つの言動・行動を深掘りして、役を自分に落とし込みます。
――これから稽古が始まりますが、稽古場に必須なこだわりのアイテムはありますか?

ハーブティーです。体にいいハーブを調合してもらって、毎日作ってタンブラーに入れて持参しているんですが、常に飲んで体の中にあるようにしていますね。普段から食生活に気を付けていて、栄養があるものを取るようにしています。
――それでは、舞台前のルーティーンはありますか?

声出しと、喉にいい『念慈菴』という蜜と、体を温めるために白湯を飲むのがルーティーンです。
――アイドル・役者と幅広く活躍されていますが、切り替えはどうされていますか?

阿部顕嵐としてグループの活動もして、阿部顕嵐として俳優のお仕事もするというだけで、特に切り分けてはいないんです。舞台本番中とプライベートでスイッチがオフになることは一切なくて、いい意味でずっとこのままです。
――そんな阿部さんが今後やってみたい作品や役はありますか?

なんでも挑戦してみたいですが、昔から時代劇はずっとやりたいです。時代物の作品や馬も好きなので、そういう作品にも出たいですね。
――最後にファンの皆様にメッセージをお願いいたします。

今はSNSでなんでも見ることができる時代だからこそ、ちゃんと足を運んで、直接見て、触れることの大切さをもっとみんなにも知ってほしいです。なので、ぜひ劇場に見に来て『ラビット・ホール』を体感してください。

【インタビュー了】

ヘアメイク:礒野亜加梨

衣装クレジット:
〈SWANK〉1990s USA made “Power Bar” print T-shirt ¥9,990、1990s US. NAVY Sweat Pants ¥9,990、〈TimothyLand〉Sweat Tops¥8,800、Vintage VALENTINO Plaid Jacket ¥28,800 (すべてVCM MARKET BOOTH 03-6416-4563)

☆Information
PARCO劇場開場50周年記念シリーズ『ラビット・ホール』
東京公演:2023年4月9日(日)〜25日(火) PARCO劇場
秋田公演:2023年4月28日(金) あきた芸術劇場ミルハス 中ホール
福岡公演:2023年5月4日(木) キャナルシティ劇場
大阪公演:2023年5月13日(土)〜14日(日) 森ノ宮ピロティホール

【作】デヴィッド・リンゼイ=アベアー
【翻訳】小田島創志
【演出】藤田俊太郎
【出演】
宮澤エマ 成河 土井ケイト
阿部顕嵐/山﨑光(ダブルキャスト) シルビア・グラブ

【チケット】
通常:11,000円(税込・全席指定)
U-25:6,000円(観劇時25歳以下対象、要身分証明書)

イープラス:https://eplus.jp/rabbithole/
チケットぴあ:https://w.pia.jp/t/rabbithole/
ローソンチケット:https://l-tike.com/rabbithole/

《公式サイト》
https://stage.parco.jp/program/rabbithole

《公式Twitter》
@parcostage
#ラビット・ホール

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