【解禁】のだめ役に上野樹里!千秋真一役の三浦宏規は、実家でピアノ合宿を決意!?ミュージカル『のだめカンタービレ』が2023年10月上演、取材会レポートUP!

これまでドラマ、アニメ、映画化されてきた大人気コミック『のだめカンタービレ』が初のミュージカル化! 2022年9月の発表以来、大きな注目を集めてきた本作の出演者が、ついに明らかに!
2023年3月20日、東京・帝国ホテルにて開催された取材会にて、主人公の「のだめ」役を上野樹里さん、千秋真一役を三浦宏規さんが務めることが発表されました。

(左より)上野樹里さん、三浦宏規さん
原作は2001年より月間「Kiss」(講談社)にて連載開始後、瞬く間に大人気となり、全13巻の新装版単行本ほかシリーズ累計発行部数は3900万部を超える爆発的ヒット。
その後、世界中で愛されるコンテンツとしてあらゆるメディアミックス展開&大ヒットを収めてきました。
そして今秋、シアタークリエにて初のミュージカルとして上演する『のだめカンタービレ』の主要キャラクターに、豪華なキャストが揃いました。

落ちこぼれながら天才的なピアノの才能を持つ音大生・“のだめ”こと野田恵を、2006年~2008年のテレビドラマ、2009年、2010年の劇場版でのだめ役を演じた上野樹里さんが務めます。
また、同じ大学に通うエリート音大生で指揮者を目指す千秋真一役を演じるのは三浦宏規さん。全国バレエコンクール入賞を経て、2019年に史上最年少で『レ・ミゼラブル』のマリウス役を射止め、その後も舞台『千と千尋の神隠し』『ヘアスプレー』と大作・話題作へ立て続けに出演、2023年2月には舞台『キングダム』で主演を務めるなど、大活躍を見せています。

演出は、『笑う男』、『四月は君の嘘』、『ファースト・デート』等、様々なジャンルを手掛ける上田一豪氏。
また、NHK交響楽団首席オーボエ奏者を経て、現在は指揮者として活躍、企画・指揮を務める「生で聴く のだめカンタービレの音楽会」を始め、あらゆる観客を音で魅了する茂木大輔氏が、クラシック音楽監修を務めます。

スマートボーイズでは、3月20日に行われた取材会を取材。のだめ役の上野樹里さんと、千秋真一役の三浦宏規さんの本作への思いや、舞台へ向けての意気込みをお届けします。

【ミュージカル『のだめカンタービレ』取材会コメント】
――上野さんは初舞台、初ミュージカルに挑戦となりますが、出演を決意されたのはどういった理由からでしょうか?
上野さん
「最初にラジオ(FMラジオ番組『Juri’s Favorite Note』)を始めるとなったときの第一回目(2022年10月放送)のゲストが(原作者の)二ノ宮知子さん。ちょうどその頃、のだめカンタービレ展も開催していたので、ラジオ収録の前に展示会についての取材をしているときに、「今度舞台をやるんだよね」という話を聞いて。「ちょっと興味あるんですけど!」っていうところから、今に至ります(笑)。
のだめ展にもたくさんの方がご来場いただいて。ファンの方とすれ違うと若い女の子や男の子が「小学生のときにお母さんと見てたんです」と声をかけてくれることもありました。そうやってたくさんの人の中で映像として残ってるのだめが、ミュージカルになるのが想像つかなくて。歌というより、どちらかというとクラシックを演奏するコメディなので。舞台で生のオケが入って、オケの人達と息を合わせて一緒にお芝居を作っていくことも未知の世界です。「のだめがカンタービレするとどんな歌を歌うの?」っていうのが、ちょっとおもしろいなと思ったので、挑戦してみようと思いました」
――三浦さんは千秋役が決まったときの心境はいかがでしたか? また、のだめ役の上野さんと共演するにあたってのお気持ちは?
三浦さん
「まさか……でしたね。本当に大好きな作品で、当時見てましたし。まずミュージカルになるんだということが驚きでした。まさかあの大好きな作品の千秋先輩に自分がなるなんて夢にも思ってなかったです。こういう形で叶って、しかも、上野さんがのだめ役をされるということで、本当に嬉しいです。発表されたら、みなさんビックリすると思うんですが、正直怖いです! 「玉木(宏)さんじゃないんかい」と言われそうで(笑)。本当に大役なので、皆様の期待を裏切らないよう、千秋先輩を務められるように精一杯頑張りたいです。本当に楽しみです!」

――上野さんは、改めてこの作品にどんな魅力を感じていらっしゃいますか?
上野さん
「色濃く皆さんの記憶に残っている作品だと思います。私自身の青春時代でもあって、初めての連ドラの主役をさせていただいたのがのだめ。長期に渡って関わることができて、まさか今になって別の形でのだめを演じることになるとは想像してなかったです。DVDで何度も見てくださってるファンの方々が、(舞台上に)生ののだめがいることをちょっとうれしく思ってくれたりするのかなと思って。今回、大学生時代を演じることになるんですが、舞台は年齢がリアルでなくても見せられるところも挑戦だと思って楽しんで、のだめとして皆さんに再び会えるといいなと思います」

――三浦さんはバレエを通じて長年クラシック音楽には馴染まれていると思いますが、思い入れのある楽曲を教えてください。
三浦さん
「幼少からクラシックバレエをやっていたので、クラシック音楽しか聞いてこなかった学生時代。ポップスとかを全く知らずに育ってきたので。最近はポップスも聞きますが、昔は本当にクラシックが好きで、通学中の電車でもイヤホンでクラシック音楽を聞きながら通ってました。そのときに、バレエ音楽じゃなく、協奏曲や交響曲に適当に自分で振付を考えながら通学するのが趣味でした。そのとき好きだったのが、ラフマニノフのピアノ協奏曲の第2番。中学時代は、それを聞きながら勝手に振付を考えてました。のだめの作中でもラフマニノフのピアノ協奏曲を連弾しますので。本当に好きな曲なので、舞台でもその場面があったらいいな~と思いますけど、どうなんでしょう(笑)」
この秋、のだめ&千秋コンビが奏でるハーモニーをお見逃しなく!
【原作者の二ノ宮知子さんからメッセージ】
「私は、原作者は作曲者みたいなものだろうと思っています。私が描いた『のだめカンタービレ』という曲がアニメ、ドラマから今度は舞台という新しいステージで、演出する方々が指揮者となり、ソリストである役者さんたち、舞台を作り上げる多くのスタッフさんが一丸となって、また新しい演奏を聞かせていただけるのだと、とてもワクワクしております。そして、天才的のだめソリストの上野樹里さんと、舞台で大活躍中の三浦宏規さんの新しいのだめと千秋が見られるのが本当に楽しみです!  皆さん、どうぞ自由に楽しく頑張ってください!」

――二ノ宮先生のメッセージを受けて、いかがでしょうか?
上野さん
「ステキなコメントですね。ありがとうございます。ソリストか……。二次元の世界であるマンガが、アニメともまた違う声の表現もあって。私の「ぎゃぼん!」の言い方はあれでよかったのかなとか、「むきゃー!」」もあれでよかったのかなと思うんですけど(笑)。今回は三浦くんと共演して、自然に醸し出されるのだめを演じられたらと思います。舞台は初めての経験になりますが、三浦くんや演出の上田さん、色々お世話になります(笑)。千秋先輩についていきます!(三浦さん「いやいや!」と眉をハの字にして苦笑) よろしくお願いします」

三浦さん
「千秋先輩と言われて(八の字眉の)こんな顔にならないように気をつけたいですけど、本当にありがたいお言葉だなと思います。自由に楽しくという言葉が本当に嬉しくて。(今までののだめ作品を)なぞるんじゃなくて、新しいといったらなんですが、二ノ宮先生が描いたのだめという作品が舞台でどんな景色になるのか、模索しながら皆さんと一緒に作り上げていけたらと思います。二ノ宮先生に、舞台版も成功したと思っていただけるように頑張りたいと思っております」

――最後に改めて2人からご挨拶をお願いします。
上野さん
「のだめは感情表現が豊かな役なので、いろんな感情を劇場でのだめと共に楽しんでほしいです。エンターテインメントとして優れた作品だと思うので、笑ったり楽しい気持ちになったり、悲しくなったり幸せになったり、皆さんの笑顔が感じられるような舞台にできたらと思っています」

三浦さん
「とにかくワクワクしてます。私の親が実はピアノの先生をしているので、まずはマエストロになるということで、ピアノ合宿をしに実家に帰ろうかと思います。大好きな作品なので、作品の名を汚さないように務めたいと思います。(上野さんのほうを見ながら)上野さんにはお世話になることばかりだと思いますが、精一杯頑張ります!」

ミュージカル『のだめカンタービレ』は、2023年10月に東京・シアタークリエにて上演。公演詳細はInformationより公式サイトをご確認ください。

☆Information
ミュージカル『のだめカンタービレ』

原作:二ノ宮知子「のだめカンタービレ」(講談社「Kiss」所載)
演出:上田一豪
クラシック音楽監修:茂木大輔

期間:2023年10月
会場:シアタークリエ(東京都千代田区有楽町1-2-1
製作:東宝/講談社/フジテレビジョン/ライブエグザム

《公式サイト》
https://www.tohostage.com/nodame/

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