【ソニステSP】先生役を演じる松村龍之介×阿部快征が「これなら教えられる」ものは?若者たちの音楽バトルを描く『東京カラーソニック!!』the Stage Vol.1インタビュー特集【後編】

「音楽」に情熱を捧げる若者たちの青春楽曲バトルを描き、個性的なバディの魅力で人気を集めるCDコンテンツ『東京カラーソニック!!』(通称「カラソニ」)が初の舞台化!
2部作での上演のうち、前編となる『東京カラーソニック!!』the Stage Vol.1が2023年2月18日~2月26日まで東京・シアター1010にて上演されます。

スマートボーイズでは本作のキャストより、音楽フェス「東京カラーソニック」で優勝を目指す4組のバディを指導する、田所雪也役の松村龍之介さんと芦野涼真役の阿部快征さんにインタビュー。以前からの交流も深いお二人に、作品の魅力や初の先生役への意気込みを語っていただきました。
2日連続更新の特集より、本記事では後編をお届けします。(インタビュー前編はこちら)
松村龍之介さん、阿部快征さんの「これなら人に教えられる!」ものとは?
■『東京カラーソニック!!』the Stage Vol.1
田所雪也役 松村龍之介さん × 芦野涼真役 阿部快征さん インタビュー特集


【インタビュー後編】
――お二人が扮したキャラクタービジュアルもすでに公開されていますが、キャラクターの姿になっての撮影はいかがでしたか?

阿部快征(以下、阿部) 今回の『ソニステ』の写真って、全員めちゃくちゃビジュアルが良くないですか!? だから、まずは制作スタッフの方々への感謝が大きくて。自分自身でも、すごくイイ写真になったなって思います。

松村龍之介(以下、松村) それに、撮影自体が楽しかったよね。
田所雪也(演:松村龍之介さん) キャラクタービジュアル
芦野涼真(演:阿部快征さん) キャラクタービジュアル
――実は先ほどスタッフの方々から、お二人の撮影現場はすごく盛り上がった、というお話を伺いました。

阿部 本当にスタッフさんがすごく優しくて、色々と声をかけてくださったんですよ。
例えるならば、ボディビルダーの大会みたいな感じで! 「イケてる、イケてる!」「カッコイイ!」っていうような掛け声が飛び交う現場だったので、こっちはもうありがたく、その気になってやらせていただき(笑)。でも多分、キメ顔をしながら僕はちょいちょいニヤけていましたね(笑)。のすけくん(松村さん)も、ニヤケませんでした?

松村 僕はね、わ~っと皆さんに盛り上げてもらって、その通りにめちゃくちゃ顔をキメて。でも、「じゃあ一回、機材チェンジします」って言われて中断した時に、もう格好つけるのが恥ずかしくて! その時だけ、ずっと変顔してた(笑)。

阿部 アハハ!

松村 一回、ヘラヘラしないと耐えられなくて(笑)。禁断症状が出ましたね(笑)。

阿部 でも完成したビジュアルを見て、自分でどう思いました?

松村 もうね、かっこよかったね。おのれが。

阿部 おお~! 撮影の時のうぬぼれが、まだ取れてないヤツがいるぞ!(笑)

松村 でも、本当にカッコよく撮っていただいて。僕も大人になって、セクシーさが出てきたんですかね?(笑) ありがたいですし、ファンの皆さんにも喜んでもらえていたらいいなと思います。
――ほかのキャラクターも素敵なビジュアルとなっていますが、今回のキャストには、お二人も元々ご存じの方が多いのではないかと思います。

松村 確かに。快征もほとんど知り合いなんじゃない?

阿部 うん、ほとんど知り合いです。

――楽しいカンパニーとなりそうですが、このキャストの顔ぶれはいかがですか?

阿部 僕にとっては、日頃から現場で会うと気さくに話しかけてくれる先輩方が多いですし、何より技術的にも信頼している方ばかりなんですよ。「ダンスだったらこの方」「歌だったらこの方」「お芝居だったらこの方」という風に、その方がいる時には、その方に聞きにいこう、って頼りにしている方々が全員いらっしゃるので、僕もめちゃくちゃ勉強できる現場になるんじゃないかなと思います。
ただ、今回は僕たちがサポートする側の役割になるので、皆さんがちゃんと前に出るように、しっかりと支えていきたいなとも思います。

松村 僕はメインキャストのうち、共演したことがあるのが北川尚弥、高本学、小波津亜廉と、奇しくも全員が各バディの作曲家側のキャラクター役で。だから、パフォーマンスをするボーカリスト役の方には尊敬を込めて、「わー、すごく素敵!」と思い、作曲家側のキャストに対しては、先生としてちょっと厳しくいきたいなと(笑)。

阿部 アハハ! そう言えば、僕も講師役なのに尚弥以外は全員年上なんですよ!

松村 あ、そっか! 言われてみたら、僕も自分より年上の人がいるな~。

阿部 普段は先輩として教えて下さっている人たちに指導するので、もうドキドキですよね。もちろんみんな優しいので、全然何も言ってこないとは思うんですけど……稽古が終わったら、飛ぶように急いで帰ろうかな(笑)。

松村 でも快征は、年上相手にも敬語でガンガン攻められるから(笑)。

阿部 はい、ガンガン行きます(笑)。でもせっかくなら、今回は敬語が取れるくらいの距離感で頑張りたいですね!
――ここからは作品にちなんだお話も伺いたいのですが、お二人も音楽について意識したり、日常で印象的に思うことはありますか?

松村 僕は学生時代の思い出を振り返ると、どの場面にも必ず音楽があったなと思うので、「この曲を聴くと懐かしい」とか、「あの時、こういうことをしていたな」っていうのはすごく思い浮かびますね。部活の行き帰りとか、修学旅行とか……匂いと一緒で、音楽もすごく記憶に結びついていて。
今でも毎日、何かしらの音楽は絶対に聴いているので、僕の人生は音楽とは離れられないというか、大切なファクターだと思います。

阿部 僕も同じような感覚で、例えば卒業式の時に歌った曲とか、特別な音楽を聴いた時の思い出って、やっぱり鮮明に蘇ってくるじゃないですか? その中で、これが音楽なのかは分からないんですけど……ある一曲、聴くと苦しくなる曲があって。シャトルランの音楽って、走ってもないのに、たまに耳にするとめちゃくちゃ疲れません?(笑)

松村 シャトルランの音楽って、曲っていうか「トゥーン♪」みたいな音階が流れてくるやつだよね?(笑)

阿部 それです! どこかの学校の前を通りがかった時に、校庭から聞こえてくることがあって(笑)。あとYouTubeとかのBGMで使われていたりすると、自分が走ってもいないのに本当に疲れてくるんですよ。そういう時に、「音楽の力ってすごいんだな」って感じますね。

――まるで「パブロフの犬」のような(笑)。

阿部 でも音楽を聞くと、自分のテンションも変わりますよね! なので本番前にも、その時にハマっていて、一番テンションが上がる曲を聴こう、という時があったりします。
――続いては、もしもお二人が人に何かを教えるとしたら。技術的なことでも、生き方などでも、「これなら人に教えられる」と自信があるものはありますか?

松村 う~ん。僕が教えられるのは、道徳ですかね(笑)。

――松村龍之介は、人の道が説ける、と!(笑)

松村 特に今回のキャストでは、尚弥と学と亜廉くんには、僕が教えてあげなきゃいけない科目じゃないかな、と(笑)。ヤンチャな彼らには、道徳を説く必要があるかと思います。

――特に仲が良いがゆえの、ですね(笑)。では、阿部さんは?

阿部 僕は、整理整頓ですかね。僕、潔癖症ではないんですけど、めちゃくちゃキレイ好きではあるんですよ。でも掃除をすると、その翌日くらいには、もう部屋が汚くなっていて。なので僕、一日おきぐらいに整理整頓しているんですよ。

松村 うん? その話、なんか変じゃない?(笑)

阿部 今、何をどこに置いたら部屋が汚くならないで済むのか、というのがようやく分かってきたので。これが今、一番教えられることですね。

松村 それは、細かいところでも気になって「今すぐ整理整頓したい!」ってなるのか、単純に一日で汚す才能があるのか、どっち?

阿部 後者ですね(笑)。例えば、机にリモコンだったり、ティッシュだったりを置いちゃうじゃないですか。でも僕は、基本的には物を置かないようにしたいんですよ。それなのに、二日ぐらい経ったら、もうゲームのコントローラーが置いてあったり、ペットボトルが置いてあったり、領収書が置いてあったり。本当に、無意識のうちに散らかっているんですよ。

松村 それ、多分キレイ好きとは言わないよね?(笑)

阿部 でも、キレイにしたいっていう気持ちは確実にあるんですよ! だから整理整頓もこまめにやるんです(笑)。散らかして片づけるまでの、一回のサイクルが早いっていう(笑)。
――今回、お二人は楽屋が一緒という可能性もありますよね?

松村 え、楽屋はどっちのパターン? キレイ?

阿部 僕、楽屋はキレイな人です! 楽屋は人様と一緒のスペースだから、めちゃくちゃキレイにしています。

松村 じゃあ僕ら、二人とも楽屋はキレイ派だ。

阿部 でも、これは役者あるあるなんですけど、楽屋の鏡前って、メイクをする時に机を汚さないように、下にタオルやハンカチを敷くタイプの人と、何も敷かないタイプの人がいて。

松村 そうだね。

阿部 僕は劇場に入って、そこを見ちゃいます(笑)。鏡前になにか敷いている人は大概楽屋の使い方もキレイですからね。

松村 あと、人のスペースに浸食してくる人もいる。

阿部 あ~、いますね。誰かは言えませんが、僕らのよく知る人にも(笑)。

――では今回、お二人は指導役ということで、皆さんの楽屋の使い方もチェックしつつ。

阿部 もう、楽屋の管理は僕に任せてください! 整理整頓もしますし、役作りとしても、僕はのすけくんのために毎日温かいコーヒーを持っていきますので。

松村 えぇ~、なんか周りに変な誤解を生む! 後輩をパシりに使うやつだと思われる(笑)。

阿部 じゃあ、そっと置いていきます(笑)。

松村 それなら嬉しい、ありがとう(笑)。

――では最後に、公演を楽しみにされている皆さんにメッセージをお願いいたします。

阿部 『東京カラーソニック!!』the Stage Vol.1では、もちろん劇中の音楽もたっぷりと楽しんでいただけると思うんですが、やっぱり僕たち役者が作っていく舞台でもありますので、芝居の面も見どころにしていただきたいですし、原作のドラマCDでは描かれていない部分やセリフだったりも、舞台ならではの魅力としてご期待いただければと思います。
歌も、芝居も、そしてセリフも、その全てを楽しんでいただけるように、僕らはこれからの稽古を頑張りますので、ぜひ応援をよろしくお願いいたします!

松村 この作品に出演できることを本当に嬉しく思いますし、久々の共演となる快征と一緒に、教える側という立場で出られることにもすごく新鮮さを覚えています。僕自身、36歳という自分より年上の役で、自分より実年齢は年上の人たちにも指導する立場を演じるというのは挑戦ですし、楽しみな気持ちも大いにありますので、快征と一緒にこの作品を盛り上げていきたいと思います。
そして何より、この作品を原作から愛してくださっている皆さんのためにも、精一杯の尽力をしていきますので、どうぞお楽しみにしていてください!

(インタビュー 了)
【作品紹介】
208X年の日本を舞台に、「音楽」に情熱を捧げる若者たちの青春楽曲バトルを描く「東京カラーソニック!!」(通称カラソニ)とは、大人気イラストレーター・冨士原良氏がキャラクターデザインを手がけるオリジナルCDコンテンツプロジェクト。
ボーカル担当と作詞・作曲担当がバディを組み、年に一度の音楽フェス「東京カラーソニック」で優勝を目指すというストーリーで、2021年11月7日には実際に撮り下ろしのボイスドラマが生配信され、優勝ペアが決定。その後日譚を描いたドラマまでを1stシーズンとし、さらに2ndシーズンとなる「東京カラーソニック!! Growing」のCDを好評リリース中。

そして初の舞台化では、「東京カラーソニック」で優勝を目指す1stシーズンを2部作にて上演決定! 演出に伊勢直弘氏を迎え、脚本は伊勢氏と原作でディレクター/シナリオを担当する東妻リョウ氏が共同執筆で担う本作では、東妻氏が手掛ける舞台オリジナルエピソードも交え、ドラマCDでは描くことができなかった8人の姿も描かれるとのこと。

キャストには、「東京カラーソニック」にそれぞれのバディと挑むキャラクター8名として、小宮山 嵐 役に岸本勇太さん、霧島 宙 役に北川尚弥さん、宝田伊織 役に山﨑晶吾さん、加地春飛 役に高本 学さん、瀬文永久 役に北村健人さん、財前未來 役に樋口裕太さん、倉橋海吏 役に安井一真さん、高槻神楽 役に小波津亜廉さんが登場。
また彼らを支える役割として、田所雪也 役に松村龍之介さん、芦野涼真 役に阿部快征さん、アンサンブルには真壁勇樹さん、関 修人さん、山田隼人さん、瓦林拓弥さんが出演します。
『東京カラーソニック!!』the Stage Vol.1 メインビジュアル
【STORY】
202X年、国を挙げエンターテイメントをレベルアップかつ洗練させる目的で、
政府公認エンタメ制作機関「カラーレーション」が設立された。

時は流れ208X年――。
政府によるカラーレーションへの検閲は厳しく、
なにかにつけて過度な表現・公序に反する作品だと制限されることが多くなり、
音楽は自由を失いかけている。

そんな中、年に一度開催される音楽の祭典「東京カラーソニック」のため、
カラーレーションが運営する全国の「色ノ葉音楽学院」から
東京校に集められた生徒たちは、楽曲制作のためバディを組み、
当日までの五ヶ月間、寮で生活しながら田所と芦野の指導を受けることになる。

ボーカル学科と作曲・作詞学科に分かれて授業を受けたり、
全員で授業を受けたり、遊びに行ったりなどだんだん仲良くなる8人だが、
それぞれのバディの距離や制作の進捗には差がある。
嵐と宙は話し合いお互いの気持ちを確かめながら、
永久と未來は生まれ育った環境の差を埋めるように
歩み寄りながら曲を作り上げていく。

「東京カラーソニック」で優勝するのはどのバディなのか、
舞台オリジナルの楽曲やエピソードも織り交ぜながら
前後編で展開する『東京カラーソニック!!』the Stage。
音楽に情熱を捧げる若者たちの、かつてない熱い音楽バトルがここに始まる――。

『東京カラーソニック!!』the Stage vol.1は、2023年2月18日~2月26日まで東京・シアター1010にて上演されます。公演チケットは各種先行販売ののち、一般発売(先着)が1月28日12:00~スタート。ほか公演詳細や最新情報は、下記のInformationより公式サイトをご確認ください。

☆Information
【公演概要】
■『東京カラーソニック!!』the Stage Vol.1

日程:2023年2月18日(土)~2月26日(日)
劇場:シアター1010(東京)

原作:「東京カラーソニック!!」(eternal voyage)

脚本:伊勢直弘 東妻リョウ
演出:伊勢直弘

出演
小宮山 嵐 役:岸本勇太 霧島 宙 役:北川尚弥
宝田伊織 役:山﨑晶吾 加地春飛 役:高本 学
瀬文永久 役:北村健人 財前未來 役:樋口裕太
倉橋海吏 役:安井一真 高槻神楽 役:小波津亜廉

田所雪也 役:松村龍之介 芦野涼真 役:阿部快征

アンサンブル:真壁勇樹 関 修人 山田隼人 瓦林拓弥

※樋口の「樋」は二点しんにょう

チケット価格:
S席(1階席) 11,000円(税込/全席指定)※非売品グッズ付
A席(2階席) 8,800円(税込/全席指定)
<非売品グッズ:クリアファイル&ユニットブロマイドセット(回替わり/全4種)>

※S席のチケットをご購入のお客様には、本公演のキービジュアルを使用したA4クリアファイルとユニットごとのペアブロマイドをセットにして劇場にてお渡しします。(A4クリアファイルは全公演共通となります。)
※劇場外では対応いたしかねますので、ご来場の際には、引き換えをお忘れにならないようお気をつけください。
また、特典の引き換えは、ご来場いただいた公演のグッズ付きチケットのみ対象とさせていただきます。ご来場いただいた公演とは別公演分のグッズ付きチケットはお引き換えいただけませんので予めご了承ください。

【先行スケジュール】
◆アニメイト先行(抽選)
受付期間:12月19日(月)~1月3日(火)23:59
https://www.club-animate.jp/registrations
※お申込にはCLUB animateへの会員登録(無料)・ログインが必要です。

◆プレリクエスト先行(抽選)
受付期間:1月5日(木)12:00~1月12日(木)23:59
https://l-tike.com/stage-tcs01

◆一般発売(先着)
受付期間:1月28日(土)12:00~
https://l-tike.com/stage-tcs01

※公演に関する最新情報、および注意事項は公式HPをご確認ください。

【公演に関するお問い合わせ】
マーベラス ユーザーサポート https://www.marv.jp/support/st/

≪公式HP≫
https://www.marv.jp/special/stage-tcs/
≪公式Twitter≫
@stage_tcs
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stage_tcs_official

推奨略称 #ソニステ

ⒸCOLORATION Ⓒ『東京カラーソニック‼』the Stage 製作委員会

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