高橋健介の「なんでもオイシイと思っちゃう」ポジティブ論とは?3時のヒロイン・かなで×草川拓弥(超特急)主演ドラマ『デブとラブと過ちと!』第3話放送直前SPインタビュー

3時のヒロイン・かなでさんが演じる超ポジティブな記憶喪失のヒロインと、草川拓弥さん(超特急)が演じる若手副社長が繰り広げるラブコメディ! ドラマ『デブとラブと過ちと!』が、TOKYO MXの月曜よる10時「ドラマニア!」枠にて好評放送中です。

いよいよ11月21日に放送される第3話では、高橋健介さんが演じる注目キャラクター・松陰寺 尊(しょういんじ たける)も初登場。スマートボーイズでは、その役どころや自らの“ポジティブ論”も聞かせてくれた高橋さんのインタビューをお届けいたします!
好評放送中のドラマ『デブとラブと過ちと!』から、高橋健介さんにインタビュー
【作品紹介】
原作は、「コミックシーモア」で累計6,000万DLを突破している、ままかり氏の大人気コミック。
物語は、自身の容姿に悩み塞ぎこんでいた主人公・夢子がある日、ビルの屋上から落下してしまうところから始まります。なんとか一命を取り留めた夢子。しかし、目が覚めた彼女は「これが…私…!? 超かわいい!」と、以前とは180度違う性格に。そんな夢子に、周囲は驚きと戸惑いの連続。しかし、大変身した夢子によって環境は大きく変わっていき――!?
ドラマ『デブとラブと過ちと!』メインビジュアル
キュートかつパワフルなヒロイン・幸田夢子を演じるのは、本作が念願のドラマ初主演となる3時のヒロイン・かなでさん。そんな夢子が恋する若手副社長・結城圭介は、ドラマ『みなと商事コインランドリー』に続き、2クール連続の主演となる草川拓弥さん(超特急)が務めます。
そして夢子と結城が働くお菓子メーカー【サイバラ】の企画部メンバーには、クールな課長・前園弘樹役に崎山つばささん。中途採用で入社し、夢子の才能にベタ惚れな後輩・松陰寺尊役に高橋健介さん。夢子と同期の玉井咲役に元NMB48の太田夢莉さんと、今をときめく豪華キャスト陣が集結! 原作とは一味違った展開で、最強にポジティブなドタバタラブコメが描かれます。
ドラマ『デブとラブと過ちと!』相関図
■ドラマ『デブとラブと過ちと!』
松陰寺 尊役:高橋健介さんインタビュー


――ドラマ『デブとラブと過ちと!』では、いよいよ第3話から登場する松陰寺 尊役を演じる高橋健介さん。今回、ドラマ出演のオファーをいただいてどう思われましたか?

高橋健介(以下、高橋) ドラマ出演が決まった時ですか? 「よっしゃ、テレビに出れるな!」って思いました(笑)。というのも、やっぱり舞台だと皆さんにお金を払って観に来ていただく形になりますし、1回の公演でのキャパシティも決まっていますよね。だけどテレビならもっと気軽に、僕のことを知らない方にも見てもらえる。
この作品に出演させていただける、という嬉しさはもちろん、舞台をメインにしている役者がテレビに出られる、というはすごくありがたい機会だと思うので、最初はその気持ちが一番大きかったかもしれないですね。
高橋健介さん
――ままかりさんによる原作は、配信サイトで6,000万DLを突破した大人気作品。記憶喪失のヒロイン・夢子が繰り広げるラブコメディですが、作品への印象はいかがでしたか?

高橋 原作では結構シリアスな描写もありますが、僕たちがいただいたドラマの台本は、基本的には明るいタッチになっていたので演じていても楽しいですね。役者としては、もちろんシリアスな場面やダークな展開でもやりがいはありますが、今作に関しては夢子を中心に明るさが感じられる物語になっていると思うので、皆さんにもその部分を楽しんでいただけたらなと思います。

――その中で高橋さんが演じるのは、かなでさんが演じるヒロイン・夢子に憧れて入社し、夢子を「師匠」と慕う後輩社員・松陰寺 尊役。ご自身との共通点や、違いを感じる点はありますか?

高橋 う~ん。僕自身はあんまり、先輩のことを「師匠!」って感じで慕っていくようなタイプではないですね。ただ、末っ子なので後輩気質なところはあるだろうし、逆に末っ子だからこそ、お兄ちゃんになりたかった気持ちがあってか、日頃は年下の役者仲間たちに先輩ぶっているところもあるような気がして(笑)。そういう意味では、僕はどっちの要素も持っていると思うので、スッと役に入れたと思います。
かなでさんに対しても、本当に芸人さんの付き人になったような感覚でいたので、近くで寄り添う役柄はやりやすかったですね!

――そんな後輩キャラ・松陰寺について、高橋さんが感じた印象や、役作りで意識した点はありましたか?

高橋 ドラマでの松陰寺は明るいベージュカラーのジャケット姿ですけど、衣装合わせの時に僕がたまたま裸足だったので、石田純一さんっぽいというか、“バチェラー感”みたいなものがあるなって(笑)。でも、なんだかそれもいい味になったかなと思いますし、ドラマではシーンごとに服装も色々と変わっていますが、基本的にジャケットだけは毎回同じものを着用していたので、「松陰寺と言ったらあのジャケット!」みたいなトレンドマークになったら嬉しいです。
松陰寺に憧れるとか、マネしたいっていうサラリーマンの方が出てくるとは思わないですね(笑)、基本的にはいいヤツですし、「あ、どこの会社にもこういう人って一人はいるよね」って親しまれる存在になれたらなと思います。

――撮影はすでに終了されたそうですが、撮影現場での雰囲気はいかがでしたか?

高橋 すごく楽しかったですね! 特にかなでさんとは、今でもLINEしているぐらい仲良くなれて。僕たちサウナ好きなので、まだ実現してはいませんが「一緒にサウナ行きましょうよ」なんてお話もしたりしています。

――初共演のかなでさんとも、気軽にお話できる仲になれたんですね!

高橋 そうですね、かなでさんはまったく壁を作らない方で! 僕も同じく人見知りをしないタイプなので、初対面から一気に打ち解けられました。もう本当に気さくにお話できる関係なので……だからね、ドラマを見てくださったファンの方がサウナに行って、もし俺とかなでさんが並んでいたとしても、別に週刊誌とかに売ってもいいけど、それ以上のものは出てきませんので(笑)。

――お姉さん的な、良いお友達だと。ほかのキャストの皆さんとはいかがでしたか?

高橋 結城役の草川拓弥くんは、僕が主演していた『ウルトラマンX』の前シリーズだった『ウルトラマンギンガ』にレギュラー出演されていたので、その当時から『ウルトラマン』繋がりでよく拝見していました。でも、お芝居でがっつり共演するのは初めてだったので、どういう人なのかはよく分かっていなくて。周りのスタッフさんからは、事前に「すごい人見知りだよ」と聞いていたので、僕もゆっくり丁寧に距離を詰めていった……つもりではいます(笑)。実際には、草川くんの方からも「お酒が好きで……」とか色々とお話してくださったので、すごくいい雰囲気で撮影できましたね。

――確かに、『ウルトラマン』という繋がりがありましたね! 一方で、課長・前園弘樹役の崎山つばささんとは、ミュージカル『刀剣乱舞』でも長く共演されていた仲ですね。

高橋 つばさくんとは意外にも、ミュージカル『刀剣乱舞』以外で一緒にお芝居をするのは、多分今回が初めてで。僕の上司役ということで、「どういう感じになるのかな?」と思っていましたが、もう全っ然! つばさくんも今年33歳になって、僕が言うのもおかしいんですけど、すごく大人になっていました。

―-では今回の、職場内でも“課長”というポジションの役柄がしっくりくるような?

高橋 そうですね! 本当に上司って感じに見えましたし、つばさくんの落ち着いた雰囲気がよく出ていましたね。

――高橋さんにとっては、舞台で長く共演してきた仲間と、こうしてドラマでも共演できる、ということにはまたひとつ嬉しさがあるのではないでしょうか。

高橋 はい、やっぱり嬉しいですね。でも、逆に甘えちゃう部分もあるな、とも思っていて……知り合いがいると、まずは空気作りを頑張らなくてもいい訳じゃないですか。今回は、玉井 咲役の太田夢莉ちゃんとも以前に朗読劇でご一緒したことがありましたし、草川くんのことも僕の方からは一方的に知っていて、そこにつばさくんもいて。その中で、初共演のかなでさんとも初対面から仲良くなれたので、本当にやりやすい現場でした。
――そうなんですね! とてもいい雰囲気の現場だったのが伝わってきて、高橋さんの演じる松陰寺の登場が楽しみです。
今作はとあるキャンディー会社を舞台にした物語ですが、高橋さんはもしもご自身がサラリーマンだったら、どうなっていると思いますか?

高橋 一度経験してみたいなとは思いますけど、絶対すぐ辞めると思います(笑)。やっぱり毎朝同じ時間に起きて、月曜から金曜まで働く習慣すら経験がないので、そこが難しいんじゃないかなって。毎週土日にお休みがあって、土日はこう過ごす、みたいなルーティーンができたら楽しいのかなとは思いますけど、現状ではまったく想像がつかないですね。

――とはいえ、夢子や松陰寺たちは企画部に所属。日頃から様々な企画や面白ネタでファンの方々の話題をさらっている高橋さんには、近い部分もあるんじゃないでしょうか?

高橋 確かに、僕もイベントとかでは自分で色々とやっていますけど、まずは漠然としたイメージを言って、周りから「こういうのはどうですか?」って企画をいただいて、「じゃあ、こうしませんか?」って付け加えていくことの方が多いです。
だからドラマの企画部みたいに、本当に0から「どんなキャンディーを作りますか?」っていうのは、僕には結構難しいかも。0から1を生み出すよりは、1から10に持っていくタイプだと思っています(笑)。
――では、ドラマにちなんでこんな質問も。今作のヒロイン・夢子は、元々のネガティブ思考なキャラクターから、記憶喪失をきっかけに超ポジティブへと一変します。高橋さんは、ご自身の性格をネガティブ、ポジティブのどちら寄りだと思いますか?

高橋 皆さんお分かりかと思いますけど、ポジティブです(笑)。もはや愚問です!

――ぜひ、そのポジティブっぷりも聞かせていただけたら(笑)。

高橋 ポジティブというか、なんでも「オイシイ」って思っちゃいます(笑)。例えば星座占いを見たとして、「6位とかが最悪だよね」って思っちゃう。

――「中途半端な順位になるくらいなら、最下位であれ!」と(笑)。

高橋 そうそう! 1位か12位か、どっちかがいい。もう、11位ですら悔しいぐらい(笑)。
多分、大体の人は下の方になるのがイヤじゃないですか? きっと1位、2位、3位がいいと思うんでしょうけど、それって捉え方次第だし、12位がいるからこそ1位もいるわけで。僕は「1位の喜びを作り出しているのは12位だぞ!」って思ったら、それだけで最高の順位になれるタイプなので、そういった意味でもすごく前向きだし、ポジティブだと思います。
――そんな高橋さんでも、ネガティブになってしまう時はありませんか?

高橋 もちろんありますよ。でも、1日で忘れちゃうんですよね(笑)。

――つまり、一晩寝たらリセットですか?

高橋 そう、寝たら忘れちゃうんです(笑)。落ち込んだこととか、ネガティブに考えちゃったこともいっぱいあるとは思いますが、今思い返すと全然覚えていないんですよね。本当に、我ながらいい性格だなって思います(笑)。
考え込むってしんどいと思うので、深く悩んでいる方には「難しいことをしているな」と感じます。

――そんな方にも、このドラマを通じて、超ポジティブな夢子&高橋イズムを身につけていただいて。

高橋 そうですね! でもきっと、皆さんそれがなかなか実行できないんですよね。ただ、そんな皆さんにも寄り添えるドラマになっていると思います。

――今作での松陰寺は、「師匠」と慕う夢子にベタ惚れです。高橋さん自身、男女を問わず「素敵だな」と惹かれるのはどんな方でしょうか?

高橋 まず、目標に向かって頑張っている人はいいなって思います。例えばサラリーマンとして月曜から金曜まで働いている人が、実は「3年後には独立したいんだよね」って思っていて、そのためにも仕事終わりには、毎日1時間は勉強することにしている、とか。
「目標を持っている人」、「目標を達成した人」に憧れると言うよりも、「目標に向かって自分で決めたことをやり続けられる、具体的な努力をしている人」の方が、僕は憧れるなと思いますね。
――夢を叶えたかどうかではなく、実際に行動し続けられる人に惹かれるんですね。

高橋 そうですね。何かを成し遂げたい時に必要なのは、第一に意識を持つことで、第二が行動に移すことで。「なにかやってみたいな」と思っても、「意欲はあるけど、行動に移せない」みたいな、そこで脱落する人も多いと思います。
実際に行動して、それを続けられている人は、その第二関問を突破しているわけですから、やっぱり素敵だなと思います。

――高橋さんにとって、具体的に「師匠」と呼びたい方はいらっしゃいますか?

高橋 このお仕事においては、僕よりテレビに出ていたり、僕より舞台で活躍されている方ですね。言ってしまえば、「僕より売れている方」は、絶対に僕より何かの魅力を持っていらっしゃる方だと思うので、「それが何なんだろう?」って探っていくのも大事なことなのかなって思います。
でも実際、僕は基本的には先輩のことをナメちゃっているので(笑)。これも一種のポジティブ思考なのかもしれないですけど、実際にお仕事をさせていただく中で、「この人には絶対勝てないな」みたいに思うことはほとんどないですね。

――相手に憧れや尊敬の気持ちは抱いても、「敵わない」とは思わないと。

高橋 例えば僕よりも年上とか、先輩の役者さんがいて、今はその人に追いつけていないとしても、一緒に仕事ができた時点で、まず同じフィールドには立てたのかな、と思います。
反対に、自分よりも後輩の子と共演した時には、その子に「負けた」と思うし……今の時点の差で比べるんじゃなくて、自分がその年齢、そのポジションの時にどうだったのかが勝負なのかなって。だから、自分よりも先にいる相手には「負けた」と思わないですね。
――高橋さんならではの、前向きな考え方ですね! それでは最後に、いよいよ松陰寺も登場する第3話以降に向けて、ドラマを楽しみにされている皆さんへのメッセージをお願いします。

高橋 僕自身もそうですけど、連続ドラマの視聴者数って、途中から増えるよりも、脱落していく人の方が多いイメージがあるんですよね。まず第1話を見て、第2話を見て……「面白いから見続けよう」という人がいれば、「もういいかな」と離れてしまう人もいる。つまり、僕が登場する週から視聴者が減らないことだけを祈っています(笑)。

――最初から楽しんでいる方はもちろん、「途中からでも、まだまだ追いつけるよ!」と(笑)。

高橋 そうです! 僕自身としては、ただ番組を楽しんで、なにかを感じ取っていただけたらなって思いますが、やっぱり結果も残さないと、次に繋がらないので(笑)。
僕から伝えたいメッセージは、皆さんがドラマを見て「楽しいな」「面白いな」と思ったら、ぜひSNSや口コミで広めていただいて、番組と高橋健介のファンを増やしていただけたら! 皆さんの感想ツイートで、ドラマをもっと盛り上げていただけたら嬉しいなと思います。期待にお応えしますので、ぜひ最後までお楽しみください。(インタビュー 了)
(■高橋健介さん 取材写真 スタイリスト:MASAYA、ヘアメイク:新田彩加)

TOKYO MXの新月曜ドラマ『デブとラブと過ちと!』は、毎週月曜22:00~放送中。なお番組は、スマートフォン用アプリ/Web サイト『エムキャス』での同時配信により、全国にて無料でご覧いただけます。
ほかドラマの詳細・最新情報は、下記のInformationより公式サイトをご確認ください。

☆Information
【番組概要】
■『デブとラブと過ちと!』
【放送日時】
毎週月曜22:00~22:30 (TOKYO MX1)
毎週土曜24:30~25:00(BSフジ)
【出演】かなで(3時のヒロイン)、草川拓弥(超特急)、
太田夢莉、中西悠綺、西村ヒロチョ、志保、高橋健介、崎山つばさ ほか
【オープニング主題歌】-真天地開闢集団-ジグザグ「スマイル★かわいいねん」(CRIMZON)
【エンディング主題歌】フウセンカヅラ「シンデレラ」(T-RECKLESS creative forest)
【監督・脚本】本田隆一・綿種アヤ
【制作協力】The icon
【製作・著作】TOKYO MX

【配信情報】
▼民放公式テレビポータル『TVer』にて最新話2週間見逃し配信
⇒ https://tver.jp/series/srq0qo8s99
▼スマホアプリ/Webサイト『エムキャス』にて全国無料でリアルタイム配信&1週間見逃し配信
⇒ https://mcasapp.page.link/mx1
▼その他各配信プラットフォームにて配信中

≪公式サイト≫
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≪公式Twitter≫
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©ままかり/ソルマーレ編集部 ©TOKYO MX

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