【壁こじSP】松岡広大×中尾暢樹「人間としての心情や葛藤を写実的に描いている作品」ドラマ『壁サー同人作家の猫屋敷くんは承認欲求をこじらせている』10/3放送開始目前インタビュー【前編】

2022年10月3日よりABCテレビにて、松岡広大さんと中尾暢樹さんがW主演するドラマ『壁サー同人作家の猫屋敷くんは承認欲求をこじらせている』の放送がスタートします。
【作品紹介】
今作はミナモトカズキの人気同名BLコミックが原作の実写ドラマで、幼馴染だけど境遇がまったく違う同人作家・猫屋敷守(松岡広大)と、キラキラアイドルの“ISSAY”(イッセイ)こと風間一星(中尾暢樹)の、夢に向かってまっすぐ生きる姿と、恋未満(?)の友情関係を描く爽やかな青春ストーリー。劇中に登場するアイドルグループSHINY SMILE(通称・シャニスマ)メンバー(立石俊樹・木原瑠生・小西詠斗)や、猫屋敷の友人で良き理解者の山田小春(矢作穂香)ら個性的で魅力的なキャラクターが、物語の山場を彩っていきます。

“なにか”を好きでいられること、夢に向かって、たとえこじらせようとも一生懸命に生きることは素晴らしいこと――。そんなメッセージを笑いあり感動ありのストーリーに内包した、思わず共感できる作品です。

【あらすじ】
漫画を専攻する学生の猫屋敷守は、周囲には秘密にしながら『骨肉』というペンネームでオリジナルBL漫画を描く同人作家。同人即売会で漫画を認めてもらうこと、そして“壁サー”(=即売会場内で壁際に配置される人気サークルの証)であることだけが、承認欲求を満たしてくれる心の支えだった。

そんな彼の身に、その後の人生を揺るがす事件が起こる。
それは、幼馴染でありアイドルグループ『SHINY SMILE』のISSAY(イッセイ)として人気急上昇中の風間一星とのまさかの再会…。

とあることをきっかけに、高校の卒業式で「お前とは一生会わない」と言い放った猫屋敷は、再会を心から喜ぶ一星に戸惑うばかり。性格と境遇のあまりの違いに嫉妬と葛藤をこじらせまくる猫屋敷だが、そんなことを気にもとめない一星。しかし、この再会が、予想もできない展開を巻き起こしていくことに!
同人漫画とアイドルという、全く違うフィールドでトップを目指す二人の数々の試練と絆の物語が幕を開ける――。
(左から)松岡広大さん、中尾暢樹さん
スマートボーイズでは、W主演を務める松岡広大さんと中尾暢樹さんにSPインタビュー! 前編ではドラマの見どころや役作りについて語っていただきました。

【インタビュー前編】
――まずは原作を読んだ感想をお聞かせください。

松岡 BL作品で、BL同人作家の役と伺っていたんですけれど、一般的に想像されるBLの絡みはなくて、プラトニックな関係なのが非常にいいなと思いました。恋愛漫画というよりかは、一人の人間としての心情や葛藤を写実的に描いている作品だと感じました。

中尾 僕らニ人だけじゃなくて、シャニスマのメンバーや、他の登場人物の夢に向かって頑張る姿や葛藤を描いていて。その中に僕ら2人の関係も入っているイメージで読んでいました。みんなこじらせているとまではいかないけど、種類や大きさは違えど、いろんな悩みや思いを抱えています。そんな中でも、相手を思いやる優しいセリフが沢山あって、読んでいて救われました。

――お二人それぞれの役紹介をお願い致します。では松岡さんから。

松岡 承認欲求って誰しもがあるもので、猫屋敷くんはその波長がただ強いだけだと思ったんですよね。彼は自分の仕事を人のために活かせたらと思ってはいるのですが、自分の頭の中のイメージと現実がすごく解離しているので、そのギャップに戸惑ってもがいているのかなと思います。

――中々難しい役を演じられますが、猫屋敷を演じる上での役作りは?

松岡 まずは漫画家の仕事を知るということから始めました。それから同人活動をやってる人たちの志を学んで。

中尾 俺らがダンス練習している時に漫画の練習していたもんね。

松岡 4時間くらい、Gペン握って練習しました! 0から1は無理なんですけれど、1から2はできるので、例えば、下書きがあるネームにペン入れをしたり、ベタを塗ったり。練習を通して漫画家がどれだけ神経をとがらせて漫画を描いているのかを学べましたし、だからこそ、すごく神経質になってしまって、イライラしてしまう瞬間もあることも理解することができて、役作りに活かせました。
――続いて中尾さんはいかがですか?

中尾 簡単にいうと一星はすごくいい奴なんですよ。みんなが幸せになってほしいと思っている人で。他人中心に生きてるので、相手のことを思いやりすぎて、自分のことをおざなりしてしまう部分もあって。一見、明るくて楽しそうに見えるけど、自分の気持ちを大切にしていて、すごい繊細な役だなって思いました。
マモっち(※猫屋敷の愛称)とは真逆な性格ですが、そして、自分にないものをマモっちが持っているから、すごく輝いて見えるんだと思います。

――それぞれ役と自分との共通点はありますか?

松岡 自分より優れている人がいたら、比べてしまうことがすごく多いので、どこかしら劣等感を感じているところは似ていますね。共感できます。

中尾 一星は愛に溢れている役だったんですけど、その点は自分にも通ずる部分があるなと思いました。

――役だけでなく、性格も正反対なんですね。本作の見所はどこでしょう?

松岡 自分のセクシャリティーや夢などを外に話せる機会と勇気を持つ人って、あまり多くはないと思うんです。猫屋敷自身もセクシャリティーや、自分の描いた作品が世の中に受け入れられないことに悩んだりすることもあって。

そういった心に秘めた思いを公明正大に言うために、ちょっと背中をしてくれる作品だなと思いました。

もちろん綺麗事を言うだけではなくて、ちゃんと現実も突きつけてきます。例えば、ミナモト先生も漫画家を主人公にした時に、多分ご自身の葛藤も投影されていたり。人間の本質に踏み込んでいる作品になっています。

中尾 作品自体に人の心に刺さるようなセリフとかシーンが多いので、見た人の心を動かせたら嬉しいなと思いながら演じました。『ぱっ』って何気なくみた人が『うっ』てなってくれれば嬉しいです。あと、シャニスマがアイドルとして歌ったり、踊っているシーンにも是非注目してください!
――今回初共演ということで、お互いの印象はいかがでしょうか? 松岡さんから見た中尾さんの印象は?

松岡 初対面の日に、映画『ハンニバル』DVDジャケットの、目が赤く光っているTシャツを着ていて、怖かったです(笑)。

中尾 あんまり考えずに着てました(笑)。

松岡 映画を知っていたので、“ちょっとやばい人なのかも”と思いました(笑)。でも、ただ自分が好きな服を着てるだけだって気がついて、そこから“ちょっと面白い人かもしれない”と思ったら、その通りでしたね。
僕は頭の中でいろんなことを考えたり、内省的になる時間がすごく多いんですけど、それに反して、すごく楽観的で楽しそうな人です。一星にぴったりでまさに太陽みたいな人だなって思います。
――では、中尾さんから見た松岡さんの印象はいかがでしょうか?

中尾 広大くんの出演していた、ドラマや舞台を見させていただきましたが、これまでに演じてきた、金ちゃん(テニミュの遠山金太郎)とか、(ライブ・スペクタクル「NARUTO -ナルト-」のうずまき)ナルトとか、元気なキャラクターを演じられていますが、それとは違うなと思いました。こだわりが強い人です。

松岡 うん、こだわりはある。

中尾 だから質問ひとつでも、適当なことを言わないで、ちゃんといろいろ考えてから発する人です。特に今回はマモっちを演じているので、色々と悩みすぎて、側で見ていて不安定だなと思う時もあるし、一歩間違えたらほんとに気持ちが落ちてしまいそうなぐらい険しい表情をしている時もあって。

松岡 芝居って、正直その時は最適解かもしれないけれど、後々この選択肢もあったなっていうこともあって、正直きりがないことを生業にしているんですよね。選択肢が無限にあるので、あらゆる可能性をできるだけ考えておきたいので、すごく考えてしまうんです。

☆Information
ドラマ『壁サー同人作家の猫屋敷くんは承認欲求をこじらせている』

ABCテレビ(関西) 2022年10月3日(月)スタート 深夜1時38分~2時10分
★毎話放送終了後より、Rakuten TV及びTVerにて配信

【キャスト】
松岡広大 中尾暢樹
立石俊樹 木原瑠生 小西詠斗 加治将樹 宮下かな子 髙橋里恩
矢作穂香 斉藤陽一郎 ほか

【原作情報】
ミナモトカズキ 『壁サー同人作家の猫屋敷くんは承認欲求をこじらせている』
(徳間書店「COMIC リュウ WEB」連載)
コミックス1巻~4巻 絶賛発売中! 新刊5巻 10月13日(木)発売!

【スタッフ】
脚本:保木本真也
音楽:森優太
監督:佐藤竜憲 八十島美也子 原田健太郎
プロデューサー:稲熊洋介(楽天グループ) 山崎宏太(ABCテレビ) 宮川宗生(ホリプロ)
製作幹事:楽天グループ
制作:ABCテレビ
制作協力:ホリプロ
製作著作:ミナモトカズキ・徳間書店/2022「壁こじ」製作委員会

■イベント概要
『スタートまで待てない!!「壁こじ」第1話先行試写&豪華キャストトークライブ』
日時:2022年9月26日(月) 15:00開演/18:00開演 (全2回公演)
会場:有楽町朝日ホール(東京都千代田区有楽町2-5-1 有楽町マリオン11F)

出演:
松岡広大
中尾暢樹
立石俊樹(VTR出演)
木原瑠生
小西詠斗

■チケット料金
会場チケット:4,500円(税別・手数料別) ※1公演あたり
http://r-t.jp/kabekoji

【番組公式サイト】
https://www.rakuten-ipcontent.com/kabekoji/

【公式Twitter】
@drama_kbkj

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