藤田玲×佐藤流司が見どころを語る、危険なバディ・ムービーの最終章!牧島輝・中村太郎・高橋怜也ら新キャストのエピソードも、映画『アウトロダブル』インタビューSP【前編】
スマートボーイズでは、今作のキャストより藤田さんと佐藤さんにインタビュー。強力な新キャストも迎えた今作の見どころはもちろん、二人がツインボーカルで歌唱する主題歌『BOND』の制作秘話など、
藤田さんと佐藤さんは舞台での共演歴も多く、2022年最大の注目作と言われた舞台「呪術廻戦」でも、佐藤さんが主役・虎杖悠仁役、藤田さんが夏油 傑役にて再び共演。そんな息があった二人の若き雄が、自身の役者史上、最も危険でハードなアウトロー役に挑む新世代のピカレスク・バディー・ムービーがここに誕生しました!
腐れ縁となり、行動を共にしているアベル(藤田 玲)と純也(佐藤流司)が、愛車を売った金も底をつき、辿り着いたキナ臭い街。寂れた駅前で二人がチンケな商売でジャリ銭を集めていた時に通りかかった、最高にロッキンな男・久保寺(なだぎ武)と出会い運命が転がりだす。トラブルメーカーの純也が、塚本(牧島 輝)や池畑(中村太郎)に一杯喰わされ、金貸しの藤波(内浦純一)やケツ持ちの穴熊ダルマ(千原せいじ)からマトに掛けられる始末。そして、久保寺の一人息子・則夫(高橋怜也)をも巻き込んだ事態に、アベルは立ち向かうのであった。
さらに、お笑い芸人の垣根を越えて、俳優としても評価が高いなだぎ武さん、千原せいじさんが、それぞれ“らしさ全開”の“熱怪演”で今作を彩り、ただでさえ熱い今作の“エッジ”をさらに研ぎ澄まし際立たせます。
藤田 玲(以下、藤田) これで最終章、というのはちょっと寂しい気持ちもありますけど、シリーズ作として一つの完結を迎えられたのは嬉しかったですね。それに、またこのチームで一緒に物語を作れた、っていうのが俺は素直に嬉しかったです。
佐藤流司(以下、佐藤) 全く一緒です!
藤田 オイ! このあと配信イベントがあるから、言うことを取っておこうとしてるだろ!?(笑)
佐藤 アハハハ! 俺が演じる純也が参加するのは、二部作だった映画『ダブルドライブ』に続いてこれが三作目になるんですが、今回で満足のいく姿にできたというか。純也としても色んなシーンが見せられたし、物語としてもここで一区切りがつくなら、その魅力はちゃんと伝えられたかな、という気持ちです。
藤田 それに、このシリーズは最終章って言ってもね。同じキャストで、また違う映画を作っちゃてもいいわけだし……。
佐藤 確かに、それがいいっスね!(笑)
藤田 特に一作目が一番ハードな内容だったので、驚かれたでしょうね。そこから流司が演じる純也が加わって、どんどんマイルドになっていき(笑)。
――シリーズを通して、主人公たちがアウトローとして生きる姿を描いた部分は一貫しつつも、キャラクターの雰囲気や作品のテイストには変化もありましたよね。特に藤田さんが演じるアベルは、次第に役作りも変わってきたのではないでしょうか?
藤田 そうですね、アベルは一作目で大きな過ちを犯してしまうんですが……そこから逃げて、二作目では純也と出会って。どんどんアベルが絆(ほだ)されていったというか、純也といることによって人間らしくしてもらった、その最終形が今回の作品になるのかなと。
これまでのアベルだったら絶対にしないようなこと、許容しないようなことも、純也との付き合いによって、扉を開くようになってきているのかな、という役作りになりました。
――それでもクールで寡黙なアベルに比べると、佐藤さんが演じる純也はヤンチャかつ、トラブルメーカーという役どころ。今回、役作りとして変化させた部分はありましたか?
佐藤 いや今回も、彼は何も成長していません!(笑) 純也は本っ当に最初から最後までダメ人間で、でもそれがいいなっていう部分でもあるんですよね。
藤田 アハハ! 純也は本当に成長しないというか、学習しないよな(笑)。
佐藤 ダメな奴として出てきて、ちゃんとダメなまま終わっていくのが純也ですから。アベルは過ちを犯しながらも成長していったけど、純也みたいに"変わらないやつは変わらないぞ"っていう、この感じもリアルな気がしていて。今回もしっかりトラブルを作っていますし、本当にダメな奴なんですよ(笑)。
藤田 その懲りない感じが、キャラクターとしては純也の魅力でもあるからね。
佐藤 ただ、唯一変わったところといえば! アベルにボコボコに殴られてきて、ちょっとだけケンカが強くなったところですかね(笑)。今までの純也はケンカに弱くてやられっぱなしだったんですけど、今回はちょっぴり奮闘しています。
藤田 そうですね、そこはやっぱり純也の登場が大きくて。純也との出会いによって、アベルの行動する世界も広くなったというか、どんどんポップなシーンも増えてきましたから。
――そんなお二人は舞台での共演も多く、素顔も深く知る仲かと思います。今回の撮影現場では、どんな雰囲気で過ごされていましたか?
藤田 もう、このまんまだよね。現場でも、お互いにリラックスして……千原せいじさんがいらっしゃった時だけ、ちょっとピシッとしたけど(笑)。
佐藤 あの時は、二人とも背筋を伸ばして「おはようございます!」って(笑)。
藤田 でも、あとはほとんどキャストの皆さんも共演したことがある方たちだったので、すごく楽しくやらせていただいて。だから結構、アドリブとかもバンバン入れていますね。
佐藤 だって今回、中々カットがかからないんですもん(笑)。いつまでやればいいのか分からなくて、アドリブでずっとやり続けちゃって。そういうコミカルな感じも、今回は出ているかと思います。
――今作では新たな登場人物として、牧島 輝さん、中村太郎さん、高橋怜也さんという期待の新キャストも迎えました。お二人にとっては後輩とも言える間柄になりますが、現場での様子はいかがでしたか?
藤田 やっぱり自ずとね、僕らの方が先輩にあたるんで……輝も、太郎も、怜也も、ず~っと気を遣ってくれました(笑)。
佐藤 アハハハ! でも、みんなでたくさん喋りましたよね。
藤田 撮影していたのが、コロナも少し落ち着いていた頃で。作品とは全然関係ないことでも、たくさん喋った気がするな。それで輝と太郎と俺たちの4人でのシーンの時には、本番前に笑いすぎちゃったのを引きずってNGになっちゃったりして(笑)。それくらい、いつも本番のカメラが回るギリギリまで喋っていた気がします。
佐藤 あと玲くんが、太郎が演じる池畑のことを叩くシーンがあるんですけど、それがもう芝居としてはいらないぐらいのパワーで叩いてた時があって!(笑) あとからSEつける必要ないくらい、いい音で『パーン!』って!!
藤田 違うんですよ、あれはちゃんとそういう技術があるから!(笑) でもね、太郎もすごくいいリアクションをするんですよ! 確かその前に、輝が俺のことを叩いていたんだよね?
佐藤 そうそう。
藤田 その鬱憤が溜まって、なぜか太郎を叩くっていうシーンなので……(笑)。その勢いは、ぜひ映画でご確認いただければと思います。
――では今回は、新キャストの皆さんとも、そうした男同士のちょっとヤンチャな掛け合いが見られると。
佐藤 そうですね、作品の中でもわりと後輩っぽいポジションで彼らは登場しているので。楽しみにしていてください!
――ほか今作のキャストには、お笑い芸人のなだぎ武さん、千原せいじさんのお名前も。
藤田 いや~、なだぎさんは面白かったね!
佐藤 ヤバいっス! もう、本番でも笑っちゃって……それがOKテイクになっちゃったので、俺たちが普通に笑っているシーンとかもあるはず(笑)。
――ここまでシリーズを通して、クールで寡黙な男だったアベルもついに……?
藤田 アベルも、絶対に笑っちゃいけないのに笑っています。だってなだぎさん、完全にコントの動きだったもん(笑)。
なだぎさんとは以前から親交があって、今回は僕からもオファーさせていただいたんですけど、すごく快く引き受けてくださって。もう当て書きなんじゃないかっていうくらい、ぴったりの配役でしたね。
佐藤 そしてせいじさんも、控室ではずっと俺たち若手と喋ってくださって。ある日、せいじさんがご自分のバイクで現場に登場したんですけど、それがめちゃくちゃかっこよかったですね! 映画の中でも、すごくリアルでいい雰囲気を作ってくださっています。
藤田 それが今回は、タイトルからも『ドライブ』が取れたということで(笑)。でも、今回の二人は運転代行を新たな仕事にしているので、そのドライブシーンはありますね。だって流司も、せっかく免許を取って自分で運転シーンができるようになったんだもんね?
佐藤 でも、いざ撮影ってなったら、今回は車がメインの見どころではなくなっていて(笑)。でも一応、今回も運転はしています!
藤田 そのシーンの撮影でさ、路地での運転すごかったよね!?
佐藤 うん、すごかった!
藤田 本当に俺が運転しているんですけど、後ろで別の車を運転しているスタッフさんが「いや~、玲くんもう少し攻めれないかな~? 全然、無理はしなくていいんだけど~」ってナメたことを言ってきたので、俺も「おお、分かったよ!」って火がついちゃって(笑)。
ブォーーンって本気のスレスレを攻めたら、スタッフさんの方がついてこられませんでしたよ(ニヤリ)。
――リアルなカーチェイスさながらに(笑)。では今までのシリーズ同様、ドライビングシーンでも楽しんでいだたけると!
藤田 前作のような旧車は出てこないんですが、そこはしっかりと。おかげで、いい画になっていると思います!
――ほかにもお二人が見どころだと思う場面や、アピールしたいポイントはありますか?
藤田 どのシーンというよりは、色んな人が見やすい作品になったかな、と。シリーズを通しても、今作を最初に観てもいいような仕上がりに出来ていますし、かなり笑いあり、アクションあり、ヒューマンドラマありのポップな作品になったところが今回の魅力ですね。
佐藤 そうですね。アンダーグラウンドな世界観とか、グロテスクなシーンが得意じゃないよ、っていう方にも今回は楽しんでいただけると思います。
藤田 その後に一作ずつシリーズを遡っていただくと、ちょっとずつ耐性ができながら、一番ダークな『ボーダーライン』に辿りつくと(笑)。そういう楽しみ方も、アリです!
【インタビュー後編に続く】
© 2022AMG エンタテインメント
☆Information
■映画『アウトロダブル』
2022年9月2日(金)公開決定!
主演:藤田 玲×佐藤流司
牧島 輝 中村太郎 高橋怜也 内浦純一 星ようこ なだぎ武 千原せいじ
監督:西海謙一郎 脚本:池谷雅夫
主題歌:「BOND」藤田 玲/佐藤流司
制作プロダクション:ラインバック
制作協力:T-REX FILM
製作・企画・配給:AMG エンタテインメント
■「アウトロダブル」公開決定記念! リアルイベント開催決定
開催日:2022年8月20日(土)
会場:一ツ橋ホール
登壇者:藤田 玲 佐藤流司
①12:00~ 藤田 玲×佐藤流司 フタリ旅 ホール上映&トークショー 1部
②15:00~ 藤田 玲×佐藤流司 フタリ旅 ホール上映&トークショー 2部
③18:00~ 映画「アウトロダブル」完成披露上映会
各回入場者プレゼント付き!
・フタリ旅場面写真ブロマイドセット A(L版10枚入り)
・フタリ旅場面写真ブロマイドセット B(L版10枚入り)
・藤田玲&佐藤流司 サイン入り大ブロマイドセット(2L版各1枚ずつ)+ミニ映画ポスター
チケット価格:各回5,000円(税込)
≪公式サイト≫
https://outrodouble.com/
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