村井良大×木村達成の稽古場秘話「顔が赤く……」「ガッツがある子!」初演の思い出トークも続出!ライブ感溢れる舞台『魔界転生』4/7開幕直前3日連続インタビュー特集【Part②】

演出・堤 幸彦さん×主演・上川隆也さんのタッグで2018年に上演され、大ヒットを記録した舞台『魔界転生』が2年4ヶ月ぶりに再演! いよいよ2021年4月7日に愛知公演より開幕し、福岡・東京・大阪公演が順次上演となります。

スマートボーイズでは今作のキャストから、初演に引き続き出演する、根津甚八役の村井良大さん&柳生又十郎役の木村達成さんにインタビュー! Part.1~3までたっぷり3日連続更新の特集より、本日はPart.2をお届けいたします。

(左から)根津甚八役の村井良大さん、柳生又十郎役の木村達成さん
■舞台『魔界転生』
根津甚八役・村井良大さん×柳生又十郎役・木村達成さん インタビュー特集

【インタビュー Part.2】

――舞台『魔界転生』初演にて初共演されたお二人は、こうして共演するのもそれ以来となります。初演では全77公演をともにして、お二人の仲も深まりましたか?

木村達成(以下、木村) 仲良くなりましたね。前回から共演はしていなかったですけど、その間にもメッセージのやりとりとか、電話で話したりはしていましたし。

村井良大(以下、村井) でも前回も、公演期間中にはあんまり食事とかには行けなかったんだっけ?

木村 前回の休演日は、俺が横さん(横山一敏さん)と釣りに行っちゃってたからな~。

村井 あー、そうか釣り組だ! 公演中に釣りって、元気だね(笑)。


――初演を振り返って、お互いに印象に残っていることはありますか?

村井 初演では2幕の冒頭で、アドリブシーンみたいなのがあったんですよ。達成は、そのネタ出しを率先してやっていて、「それはどうなの?(笑)」っていうネタだったとしても、とりあえず誰よりもたくさん考えるし、誰よりも持ってくる。それを見て、初共演ながら「この子はガッツがあるな」って思いました(笑)。

木村 アハハ!

村井 いや、でもこれって大事なんですよ。そんな誰もが大爆笑できるネタなんて、何個もポンポンと思いつかないですからね。だから、とりあえず数を出すっていう(笑)。

木村 その時はいつも、ネタの出来を野球に例えていて「今日はファーストゴロだ~」とか、「今日はヒットだわ」とか言って(笑)。でも、8割ぐらいはホームラン打ってましたからね!
実はこれは、初演の時に堤さんとお食事に行かせていただいた時に、堤さんに「お前はチキンだよな」って言われたからで。それで僕も「いや、チキンじゃないです。僕は破天荒です!」って反抗して言い返したんですけど(笑)、堤さんにそう言われたのが悔しくて、アドリブにも「なにくそ!」っていう気持ちで体当たりしていたんです。


――そんな初演を経験されたお二人は、お互いの芝居もよく見てきたかと思います。役者として、相手の尊敬する部分や、面白く感じることなどはありますか?

木村 良大くんは、俳優として以前に、人として完成しているというか。見習わなきゃいけないところがたくさんあります。

――村井さんはどこか達観しているというか、年齢以上の落ち着きを感じられますよね。

村井 20代前半の頃に、30代の方から敬語を使われたりしていましたからね(笑)。
僕から見た達成は、前回に比べてクールな雰囲気の又十郎に仕上がっているので、「達成って、クールな役をやるとこういう風に見えるんだ」っていう変化が面白いです。前回はお茶目というか、ドタバタした役柄だったじゃない?(笑)

木村 そう。真面目なお坊ちゃまであるが故の、ドタバタっぷり(笑)。

村井 それが今回は、彼なりに「柳生家を背負う使命感」みたいなものも感じているんだろうなっていう、武士っぽさが出ていると思います。

木村 僕としては、あと4歳くらいは役の年齢を引き上げたいんですけどね。もっと大人に、かっこいい方向にしたいんです。これ、僕だけが「かっこよく、クールにしたい」って言っているわけじゃなくて、堤さんからのオーダーでの役作りですから(笑)。

村井 あ、そうなんだ!

木村 だから、「あんまりボケないでくれ」って言われています(笑)。でも、今回やりたいと思っている、年齢を引き上げる、っていう作業が難しくって! やっぱり舞台って全身での表現だから、例えば「もう少し若かったら、もっと前まで出ているな」っていう場面で、その一歩の踏み出しをグッと留まるというか。そういう意識をしているんですけど、なかなか難しいなと……。

村井 まだ、自分としてはつかめていない感じなんだ?

木村 まだまだ。もしかしたら初日前じゃなくて、公演期間中にだんだんと見つけられるものになるのかもしれないです。これは役者として、必要な鍛錬なのかなって思います。

村井 僕たちの仕事って、日々鍛錬だよね。毎日、どの芝居にも満足しちゃいかんというか……特に今回のキャストは、全員がそういう意識を持っているかもしれない。
コロナ禍での公演ということもあって、一回一回が大事なものだとより身に染みていますし、舞台に立つための心意気が、以前とは全く違ったものになっていると思うんです。


――木村さんから見ても、村井さんの芝居に前回との変化を感じることはありますか?

木村 前回は僕たちが一緒にいるシーンがほとんどなかったんですけど、今回は一緒のシーンがかなり増えまして。だから良大くんの芝居とは、「はじめまして」状態なんですよ。
その中で良大くんは、特に上川さんとのやり取りが素敵だなというか、お二人の掛け合いでも、「よーいドン」で合わせたものが、あんなにうまくいくのかって思いますし、頭の回転の早さとか、相手への対応力とか、さすがだなって感じています。

村井 いやいや、あれは上川さんがうまくリードしてくださるからそう見えるのよ。

木村 でも、そんな良大くんが、堤さんや上川さんに果敢に何かを提示していく時には、ちょっと顔が赤くなっているのがかわいいな、とも思います(笑)。

――それ、村井さんは自覚あります?

村井 ないです、ないです。え~、本当? 恥ずかしいんだけど(笑)。

木村 とあるパロディネタのシーンだったんですけど、緊張のせいなのか、顔がめちゃくちゃ赤くなっていて! 首のあたりが、熱くなっているんだろうなって(笑)。それは「あぁ、良大くんでも顔が赤くなることってあるんだな」って思いました。

村井 なんか、そこまで見てくれて逆にありがとう(笑)。でも僕も、いつもドキドキしていますよ! コミカルな場面で先輩方になにかを提案したり、自分のプランを見せるのって、やっぱりめちゃくちゃ怖いよ。

木村 僕もそうだった。実際、マスクの下は顔ひきつってるもん(笑)。「さっき覚えたてのリズム、さっき覚えたての歌詞、これを面白いシーンに持っていく。さぁ、堤さんどうですか!?」は、そりゃ顔もひきつるよ(笑)。


――そういったネタ出しやアドリブなどは、稽古場でキャストやスタッフの方々を前にするのと、舞台上でお客様の前で披露するのと、どちらの方が緊張するものですか?

村井 う~ん、どっちだろうなあ。でも稽古場のほうが、キャストの方々がすぐに反応して、楽しんでくれる可能性があるからいいのかな?

木村 僕、逆です! 稽古場の方がつらい、絶対に本番の方が気持ちはラク(笑)。だって本番は、舞台の上に出たらもうやるっきゃないじゃん! 稽古場のほうが、みんな知っている人だし、恥ずかしいというか……顔も赤くなるし、ひきつります(笑)。

村井 本番では、お客様も優しいもんね。じゃあアドリブシーンを担っていた前回の稽古では、達成は本当に頑張っていたんだね(笑)。

木村 でも、「ヒットを打てたな」って感覚があってからは楽しかったですよ。正直、笑いすぎて自分もほかの人もセリフが出てこなくなっちゃうくらいのときもあったんですけど、それも含めてエンターテインメントの、舞台『魔界転生』だなって思いましたし。

村井 それに引き摺られて、僕までセリフが出なくなっちゃったこともあったね(笑)。でも前回は、それぐらいライブ感がすごかった。やっぱりこの作品は、ただの演劇ではないな、って感じています。

【インタビューPart.3に続く】

特集最終回となる4月6日更新予定のPart.3では、上川隆也さん、松平 健さんら共演キャストとのエピソードや、プライベートでの意外な趣味の話も! 最後まで、仲良しトークをお楽しみに。

舞台『魔界転生』メインビジュアル
舞台『魔界転生』は、2021年4月7日~11日まで愛知・刈谷市総合文化センター、4月16日~28日まで福岡・博多座、5月4日~28日まで東京・明治座、6月2日~10日まで大阪・新歌舞伎座にて上演されます。
チケット情報ほか、公演に関する最新情報は、下記のInformationより公演公式サイト、公式Twitterにてご確認下さい。

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☆Information

■舞台『魔界転生』

原作:山田風太郎(角川文庫刊)
脚本:マキノノゾミ
演出:堤 幸彦

出演:
上川隆也 小池徹平 藤原紀香 村井良大 木村達成 田村 心 岐洲 匠 宇野結也 財木琢磨 山口馬木也 渡辺 大 浅野ゆう子 松平 健 ほか

日程・会場:
<愛知公演>2021年4月7日(水)~11日(日) 刈谷市総合文化センター
<福岡公演>2021年4月16日(金)~28日(水) 博多座
<東京公演>2021年5月4日(火・祝)~28日(金) 明治座
<大阪公演>2021年6月2日(水)~10日(木) 新歌舞伎座

企画・製作:日本テレビ

【あらすじ】
徳川幕府によるキリシタン弾圧のため、暴徒と化した10万人の信者が惨殺された肥前国(長崎県)島原。
その地で、禍々しい魔界の力を借りて、「島原の乱」の首謀者・天草四郎が甦る。
四郎は怒りと憎しみに燃え、幕府への復讐を決意する。
やがて、「魔界転生」という妖術を使い、幕府と闘う配下を求め、歴史に名を残す剣豪を次々と甦らせる。
荒木又右衛門、田宮坊太郎、宝蔵院胤舜、そして、宮本武蔵、柳生宗矩、錚々たる猛者たちが黄泉の国から転生し、悪鬼として再び生を受け、四郎と共に幕府滅亡を画策する。
これら魔界衆に隻眼の剣士・柳生十兵衛を中心とする幕府方が立ち向かい、魑魅魍魎が跋扈する悪魔の企てを阻止すべく、柳生衆と共に果敢に闘い、強敵を斬り滅ぼしていく。
大坂では淀殿も甦り、四郎の姉・お品や「真田十勇士」の生き残りの根津甚八も活躍し、柳生衆と魔界衆の激突はますます混迷の色合いを深めて行く。
天草四郎、柳生宗矩と血で血を洗う死闘が続き、ついに十兵衛は日光東照宮での最終決戦を迎える…。

≪公式サイト≫
https://makaitensho.jp/
≪公式Twitter≫
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