【刀ミュ】ミュージカル『刀剣乱舞』 祝玖寿 乱舞音曲祭、9都市を巡りついに閉幕!会場替わり出演の刀剣男士・山姥切長義(水江建太)も出陣した神奈川公演をレポート【舞台写真15枚】

名だたる刀剣が戦士の姿になった刀剣男士を育成し、歴史改変を目論む敵と戦う大人気PCブラウザ・スマホアプリゲーム「刀剣乱舞-ONLINE-」(DMM GAMES/Nitroplus)を原案とする、ミュージカル『刀剣乱舞』(通称『刀ミュ』)。
その9周年を記念する大型ライブ公演として、2024年10月5日にサンドーム福井での福井公演より開幕したミュージカル『刀剣乱舞』 祝玖寿 乱舞音曲祭(いわいのくじゅ らんぶおんぎょくさい)が、2024年12月1日にKアリーナでの神奈川公演にて大千秋楽を迎えました。

スマートボーイズではこの神奈川公演より、11月27日公演の模様を舞台写真レポートとしてお届けいたします。
ミュージカル『刀剣乱舞』 祝玖寿 乱舞音曲祭・神奈川公演をフォトレポート!
ミュージカル『刀剣乱舞』 祝玖寿 乱舞音曲祭は、2015年より上演されてきた『刀ミュ』シリーズの9周年を記念する祝賀ライブとして、2024年10月~12月にかけて福井、北海道、比島、大阪、愛知、福岡、千葉、宮城、神奈川と、9周年に合わせて国内9都市を巡る全国アリーナツアー。
2021年に上演された「五周年記念 壽 乱舞音曲祭」以来となる「乱舞音曲祭」形式で、これまでの『刀ミュ』シリーズを振り返る公演となっており、全公演に出演する24振りの刀剣男士に、前半日程、後半日程の公演にそれぞれ出演する刀剣男士が2振り、会場替わりで出演する刀剣男士が7振りと、計33振りの刀剣男士が出演する他、歴史上の人物も会場替わりで登場。さらに、会場ごと・回ごとで変化する演出もあり、毎回異なる要素を楽しめるライブとなりました。

【神奈川公演 フォトレポート】(※11月27日18時公演の模様より)
全国9都市を巡った「祝玖寿 乱舞音曲祭」もいよいよ最後の開催地、Kアリーナでの神奈川公演へ。各地を巡ってきた刀剣男士たちに加え、神奈川公演では後半日程の公演に出演する小狐丸役の北園 涼さん、会場替わりでの出演として山姥切長義役の水江建太さん、阿弖流為役の山本 亨さん、母禮役の細見大輔さん、坂上田村麻呂役の三上市朗さんが加わりました。
(なお、小竜景光役の長田光平さんはこの日の稽古中に右足首を負傷され、11月27日公演は大部分を声のみの出演とし、一部楽曲のみ舞台上でのパフォーマンスとなりました。)

祝祭にふさわしく、黒いジャケットで揃えた祝賀礼服姿の刀剣男士たちが「ひふみよいむなやこ」と荘厳な歌声で数え上げる新曲『九重~ここのかさね~』で開幕した本公演。へし切長谷部(木原瑠生さん)が「祝玖寿 乱舞音曲祭、ここに開始する!」と宣言すると、その勢いのままに観客もペンライトを灯して立ち上がり、2曲目には手を振り上げるダンスも印象的な『百花絢爛』が披露され、場内は一気にライブモードへと熱くなります。
1部では、これまでの『刀ミュ』のライブパートを華やかに彩ってきた楽曲を中心に披露され、ステージ上の刀剣男士も次々と入れ替わりながら、激しいダンスと情熱的な歌声で刀剣男士たちの主である審神者(=観客)を魅了!
艶めいたパフォーマンスが印象的な『mistake』まで一気に駆け抜けると、「あるじさまー! たのしんでくれていますかー!?」と呼びかける今剣(大平峻也さん)に、場内の盛り上がりに興奮して語尾に「にゃにゃにゃ!」と猫の呪いが出てしまう南泉一文字(武本悠佑さん)など、楽曲間の掛け合いでも刀剣男士がそれぞれに持つ個性を感じさせてくれます。

そして小狐丸(北園 涼さん)の「祭りはまだまだこれからですよ」という言葉の通り、神奈川公演前半の会場替わり曲として披露された『未だ視ぬ世界』、山姥切長義(水江建太さん)がソロで歌い上げる『鼓膜の奥』に続き、豊前江(立花裕大さん)と大和守安定(鳥越裕貴さん)が拡声器で場内を煽ってみせた『始まりの風』からは刀剣男士たちがステージを降りて客席へ!
場内のあちこちで歓声が上がる中、明るいお祭りナンバーの『勝ちにいくぜベイベー』『KEY MAN』では刀剣男士や観客もマフラータオルを振り上げ、『100万回のありがとう』ではキラキラとした楽曲に合わせて江の面々がハンドベルを振る演出でも楽しませてくれます。
こうしたライブで熱くなる一方、合間のMCでは『100万回のありがとう』にちなんで、刀剣男士たちが色んな「ありがとう」を見つけるというコーナーも。
今回は神奈川公演らしく、中華街の食べ歩きでの「ありがとう」が披露されることになりますが……松井江(笹森裕貴さん)、村雲江(永田聖一朗さん)がしゅうまいの食べ歩きを楽しむ中、お腹を空かせた大怪獣・大般若長光(京典和玖さん)が現れ、そのドタバタに巻きこまれた山姥切長義のしゅうまいが食べられてしまい!?
そこへ正義のヒーロー・おしゅうまいマンとして豊前江が参上し、通りすがりのグリーンピース農家・桑名江(福井巴也さん)の助けもあり見事に大怪獣・大般若長光を撃退すると、山姥切長義に自らのしゅうまいを差し出して……ここでようやく山姥切長義から、おしゅうまいマンへの「ありがとう」が飛び出して物語は「おしゅうまい(=おしまい)」に。ちょっぴり不思議な世界観と刀剣男士たちの遊び心が詰まった掛け合いで、笑いが溢れるコーナーとなりました。

再びライブへ戻ると、会場替わり曲の『REASON』ではへし切長谷部が歌声を響かせ、歌唱する刀剣男士が回替わりの『Yellow Sac Spider』では大和守安定、大般若長光が登場して場内は大盛り上がり!
さらに神奈川公演を盛り上げる歴史上の人物として、刀剣男士と入れ替わって阿弖流為(山本 亨さん)、母禮(細見大輔さん)、坂上田村麻呂(三上市朗さん)が登場すると、力強い太鼓の響きにのせた『勝利の凱歌』では勇ましい歌声を聴かせてくれます。

そして1部もいよいよ終盤、ゆったりとした軽装へと衣裳を替えた刀剣男士たちが登場すると、秋風のように穏やかな空気をまとった新曲『夕凪ひととき』へ。場内をしっとりと癒したかと思いきや、続く『サルサdeソウル』では一気に弾けたムードへと変わり、まるで大物スターの貫禄で豊かな歌声を響かせる蜻蛉切(spiさん)を中心に、刀剣男士たちも軽やかなステップでお祭り気分をますます盛り上げます。
そして今回のライブに出陣していない刀剣男士たちからのメッセージ映像が上映されると、1部を締めくくる楽曲として刀剣男士たちが力強く歌い上げる『獣』へ! ジャケットを脱いだ姿で野性味あふれるパフォーマンスを披露した刀剣男士たちに、場内からは大きな拍手と、その活躍を讃える誉(ほまれ)が贈られました。

続く2部では刀剣男士もそれぞれの戦闘衣裳での登場となり、これまでの公演で描かれた物語から、その名場面を辿っていくような構成に。
中でも2020年3月に開幕するも、コロナ禍の影響を受けてわずか7公演のみで以降の中止を余儀なくされたミュージカル『刀剣乱舞』~静かの海のパライソ~からは、キャストたちが無念さや悔しさといった当時の想いを振り返る映像が上映され、その想いを重ねるように劇中歌の『誰も教えてくれない』『三万七千の人生(ライブ)』が披露されました。
その後も次々と各公演での劇中歌が披露されていく中、会場替わりの楽曲となる『刻まれた名前~花の雨 君の名残』では山姥切長義とともに、傘を差した小竜景光(長田光平さん)も登場。雨の風景で、2振りが言葉を交わす姿を見せます。
そして今剣と日向正宗(石橋弘毅さん)が短刀同士の素早さを見せた手合わせから、阿弖流為らとともに会場替わりのメンバーで披露された『蝦夷のうた』に、小狐丸を中心として福岡公演以降より披露された『狐や踊れ~狐や踊れ rep.』など、公演により異なる楽曲も含めて、9周年の振り返りにふさわしいセットリストとなったライブもついに終盤へ。
加州清光(佐藤流司さん)が審神者への感謝を伝えるメッセージ映像が流れると、刀剣男士が揃って歌い上げる『かざぐるま』でこれからも『刀ミュ』の歴史が続いていくことを感じさせ、最後は刀剣男士が刀を振るい名乗りを上げていくメインテーマ『刀剣乱舞~祝玖寿 乱舞音曲祭~』で、約3時間に渡る祝祭は幕を下しました。
なお、「祝玖寿 乱舞音曲祭」にて披露された楽曲は公式サイトにて楽曲リストが公開されていますのでぜひご参照ください。
また12月1日に迎えた「祝玖寿 乱舞音曲祭」の大千秋楽後には、ミュージカル『刀剣乱舞』の10周年を記念する大型公演としてミュージカル『刀剣乱舞』 目出度歌誉花舞 十周年祝賀祭(めでたやうたのほまれはなのまい じゅっしゅうねんしゅくがさい)が2025年7月29日、7月30日の2日間、東京ドームにて開催されることも発表されました。
ほか、ミュージカル『刀剣乱舞』に関する最新情報は下記のInformationより公式サイト、公式Xにてご確認下さい。

ⒸNITRO PLUS・EXNOA LLC/ミュージカル『刀剣乱舞』製作委員会

☆Information
<公演概要>
■ミュージカル『刀剣乱舞』 祝玖寿 乱舞音曲祭

上演期間・劇場:
【福井公演】 2024年10月5日(土)~10月6日(日) サンドーム福井
【北海道公演】 2024年10月12日(土)~10月13日(日) 真駒内セキスイハイムアイスアリーナ
【広島公演】 2024年10月19日(土)~10月20日(日) 広島グリーンアリーナ
【大阪公演】 2024年10月23日(水)~10月24日(木) 大阪城ホール
【愛知公演】 2024年11月2日(土)~11月3日(日・祝) Aichi Sky Expo(愛知県国際展示場)ホールA
【福岡公演】 2024年11月9日(土)~11月10日(日) マリンメッセ福岡A館
【千葉公演】 2024年11月15日(金)~11月16日(土) 幕張メッセ国際展示場9・10・11ホール
【宮城公演】 2024年11月20日(水) セキスイハイムスーパーアリーナ(グランディ・21)
【神奈川公演】 2024年11月27日(水)~12月1日(日) Kアリーナ横浜

原案:「刀剣乱舞-ONLINE-」より (DMM GAMES/NITRO PLUS)
構成・演出:茅野イサム
脚本・作詞:浅井さやか
音楽監督:YOSHIZUMI
振付・ステージング統括:本山新之助
振付:TETSUHARU 桜木涼介

出演:
小狐丸役 北園 涼(福岡・千葉・宮城・神奈川公演に出演)
今剣役 大平峻也
大和守安定役 鳥越裕貴
長曽祢虎徹役 伊万里 有
にっかり青江役 新木宏典
蜻蛉切役 spi
髭切役 三浦宏規(福井・北海道・広島・大阪・愛知公演に出演)
陸奥守吉行役 田村 心
明石国行役 仲田博喜
桑名江役 福井巴也
松井江役 笹森裕貴
浦島虎徹役 糸川耀士郎
日向正宗役 石橋弘毅
豊前江役 立花裕大
大典太光世役 雷太
水心子正秀役 小西成弥
源清麿役 佐藤信長
五月雨江役 山﨑晶吾
村雲江役 永田聖一朗
大包平役 松島勇之介
小竜景光役 長田光平
南泉一文字役 武本悠佑
鬼丸国綱役 林 光哲
一期一振役 國島直希
大般若長光役 京典和玖
へし切長谷部役 木原瑠生

大野涼太 村中一輝 堀 直人 佐藤 誠一 齋藤 駿 島本 隆 齊藤大士 鼓太郎 滝山翔太
島田和哉 西山和輝 山下剛生 廣瀬大智 荒井一希 飛田琉成 岩﨑涼介

<会場替わり出演>
【福井公演】
加州清光役 佐藤流司
榎本武揚役 藤田 玲

【北海道公演】
巴形薙刀役 丘山晴己
母役 加納幸和

【広島公演】
肥前忠広役 石川凌雅
天海役 三上市朗
平将門役 川隅美慎
太田道灌役 有馬自由

【大阪公演】
肥前忠広役 石川凌雅
井伊直弼役 俵木藤汰
会沢正志斎役 犬飼淳治
吉田松陰役 遠藤雄弥

【愛知公演】
山姥切国広役 加藤大悟
伊達政宗役 岡 幸二郎
支倉常長役・本阿弥光徳役 唐橋 充

【福岡公演】
岩融役 佐伯大地
源義経役 荒木健太郎
武蔵坊弁慶役 田中しげ美

【千葉公演】
山姥切国広役 加藤大悟
徳川家康役 鷲尾 昇
松平信康役 大野瑞生

【宮城公演】
鶴丸国永役 岡宮来夢
伊達政宗役 岡 幸二郎
支倉常長役・虎哉宗乙役 唐橋 充

【神奈川公演】
山姥切長義役 水江建太
阿弖流為役 山本 亨
母禮役 細見大輔
坂上田村麻呂役 三上市朗

主催:ミュージカル『刀剣乱舞』製作委員会
(ネルケプランニング ニトロプラス DMM GAMES ユークリッド・エージェンシー)

≪公式サイト≫
https://musical-toukenranbu.jp/
≪公式X≫

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