崎山つばさと村井良大がキュンとくる女性の食べ仕草とは!?【5/6公開】劇場版『パティシエさんとお嬢さん』岡本夏美、横田龍儀ら登壇の完成披露イベント舞台挨拶レポートUP

5月6日よりシネマート新宿ほか全国順次公開される映画『パティシエさんとお嬢さん』の公開に先駆けて、4月2日に完成披露イベント舞台挨拶が東京・サンパール荒川で開催されました。

舞台挨拶には、主演の崎山つばささん、共演の岡本夏美さん、横田龍儀さん、村井良大さん、そして古厩智之監督が登壇。

本作は、作者のTwitterで累計200万以上の「いいね」を獲得し、全2巻のコミックも25万部超え(電子書籍含む)の販売を記録した、尊すぎる“純白ラブコメ”漫画『パティシエさんとお嬢さん』が原作。ドラマに続き、実写映画となりました。
映画『パティシエさんとお嬢さん』5月6日全国ロードショー
【STORY】
街の小さなケーキ屋さんでパティシエとして働く主人公・奥野丈士(崎山つばささん)が、毎週お店にスイーツを買いに来る“お嬢さん(波留芙美子)”(岡本夏美さん)に恋をするというピュアな物語。恋に不器用な2人は、“特別なパティシエさんと特別なお客さん”という関係から、なかなか距離を縮めることができず、お互いの名前さえ聞けないまま…。もどかしすぎる“両片思い”純白ラブコメ――

映画版では、これまで丈士の恋を見守ってきた兄・稜(村井良大さん)とアルバイト店員・功至(増田俊樹さん)それぞれの恋愛模様も、オリジナル脚本で描かれています。
恋に奥手な人たちのバイブルとも言える、胸キュン必至のラブストーリー!
【完成披露イベント舞台挨拶レポート】
奥野丈士役/崎山つばささん
波留芙美子役/岡本夏美さん
奥野稜役/村井良大さん
波留耕作役/横田龍儀さん
古厩智之監督
2022年1月に全4話のドラマが放映された『パティシエさんとお嬢さん』。映画化にあたって意識した部分やこだわったことについて、崎山さんは「ドラマと連続で撮ることができたので、意識的には変わらずでした。丈士としては1年かかってようやくお嬢さんと距離を縮めることができて成長できたし、丈士を通して僕も成長できたんじゃないかと思います。短い間でしたが、すごく濃厚な時間を過ごさせていただきました」とコメント。岡本さんは「私も気持ちの流れ的には大きく変わる部分はなかったですが、真っ直ぐな芙美子ちゃんの丈士さんへの好きな気持ちをより大きくして演じました」と、映画にむけてより気持ちを高めたことを明かしました。
一方、芙美子の弟・耕作役の横田さんは「耕作はドラマより出演時間が長くなってましたね! それがとても嬉しかったです(笑)。お姉ちゃん、頑張れと思いながら演じていましたよ」と、舞台挨拶序盤からハイテンション! 司会から「弟としては、姉が恋してることに気づいていたのでしょうか?」と問われると、「そうですね……恋する女の目だ! と」そう言い放って顔をキリッとさせる横田さん。村井さんに「本当かよ(笑)」と笑われる横田さんですが、改めて「僕自身もお姉ちゃんがいるんで、応援したくなります。そういうのを信条に持ちながらやらせてもらいました……真面目なこと言っちゃった(笑)」と照れ笑い。
なかなか進展しない丈士と芙美子の関係。恋愛に恐る恐る踏み込む丈士と自分が重なる部分については、「共感できる部分ってあんまりなくて」と語る崎山さん。「でも、物事に真っ直ぐ取り組む姿は共感できますし、尊敬します。でも、恋愛に関してはあんまり……あの~」言葉に詰まって岡本さんに視線を送ります。すると岡本さんは「ですよね~みたいな感じで来られても、(崎山さんの恋愛事情は)知らないですよ!(笑)」と、バッサリ! なんとか言葉をひねり出そうとする崎山さんは「ハハハッ。えーっと、積極的なほうではないんですよ、私。そこは共感できる」とし、役作りにおいては小学校、中学校時代の自分を思い出したとのこと。「まだ恋愛に対してそんなに経験がない、うぶな心を思い出しながら丈士を演じてました」とのこと。
丈士に恋心を向けられる芙美子も可愛らしいキャラクター。そんな芙美子と岡本さんは真逆の性格とのことで「時の流れ方が芙美子ちゃんと私でけっこう違ったんですよ。私はセカセカしてるので、芙美子ちゃんを演じるときは、しゃべり方をゆっくりしたり、気持ちを伝えるときも少しだけスローペースにお芝居をしていました。なので丈士との会話シーンは間がたくさんあって。それを長回しで撮影しているので、リアルなやり取りになっているなと思いましたね」と、奥手同士の絶妙な空気感を話し方で表現したそう。
パティシエさんとして厨房で働くシーンが多かった村井さんは、撮影現場を振り返って「ケーキの甘い匂いと、フルーツもたくさんあったので、柑橘系の香りに包まれていました。ただ、厨房は多くのケーキを作るプロフェッショナルな場。不用意に道具を触ってはいけないと思いながら、ケーキを作るプロの役をやる上で気になってしまう部分もあって、これはどうやって使うんですか?とか質問させていただきました」と、パティシエさん役ならではの体験を語ってくれました。
現場で急に台本とは違うセリフになったシーンがあったことを思い出し、「テンパりました!」と訴える横田さん。「そうだったけ?」とけろっとしていた古厩監督は、せっかく覚えたセリフが現場で突然変わる俳優の切ない気持ちを、最近になって気づいたと釈明。それについて横田さんは「いや、何にでも対応できる役者になります! 今後ともよろしくお願いします!」と深々と頭を下げていました。
「それで思い出したんですけど、“岡本夏美天才エピソード”がありまして!」そう切り出したのは、崎山さん。新たに追加された丈士と稜のやり取りを現場で覚えることになったものの、会話の相手となる村井さんは別シーン撮影の真っ只中という状況で、岡本さんが「手伝いましょうか?」と崎山さんに声をかけたのだそう。「新しい台本を1回見せたんですけど、1回見ただけで、良大さんのセリフを全部覚えたんですよ!」そんな岡本さんの驚異的な暗記力に、他のキャスト陣や会場から驚きの声が漏れます。
そんな岡本さんですが、「そう。入っちゃったんですよ、良大が。……あ!」と一瞬慌てると、村井さんがすかさず「稜じゃなくて良大? なんで俺が入った?(笑)」とツッコミを入れる場面も。
さらに今作にはおいしそうなスイーツもたくさん登場します。司会からの「甘いものを食べて幸せそうにする女子は、どうですか?」という問いには、プリン好きの横田さんが「めちゃめちゃいいと思います。僕もよく1人でプリンを食べにいろんなお店に行きますけど、女性がおいしそうに食べてると、ステキだな~僕も負けたくないな~って思いますね!」と、なぜか対抗意識メラメラ。謎に闘争心に燃える横田さんを試すように、崎山さんが「この辺(この日の会場はサンパール荒川)で、おすすめのプリン屋さんありますか?」とムチャ振り! 「この辺? 荒川区で……え~と“とろ~りクリームonプリン”というセブンイレブンで売ってるプリンがおいしいです!」横田さんの全力回答に「すぐ買いに行ける(笑)」「場所関係なかった(笑)」と、キャスト陣は思わず吹き出していました!
スイーツに限らずおいしそうに食べてる女性は魅力的という崎山さん。「隙があるというか。もぐもぐしながら、おいし~って言ってるのが好きなんですよ」とベタ回答を挙げる崎山さん同様、村井さんも「食事中で女性がいちばん可愛いのは、パスタとか食べるときに髪を耳にかけて食べる姿」と、“女性の好きな仕草”のド定番には弱い模様。
イベント終盤、司会から「今日何かお忘れではないですか?」と質問が。すると崎山さんは「あ、横田くんの靴が壊れてることですか?」とさらりと返答。それに応えるように横田さんは足を上げて、ガムテープで固定していたソールを外して見せます。「完全に壊れまして、しっかりガムテープで。チョコブラウニーみたい(笑)」と、作品にひっかけたボケに会場からは笑い声が。これには横田さんも嬉しそうに「チョコブラウニー、仕込ませていただきました(笑)」とにっこり。
が、しかし、忘れていたのは靴ではなく、もう1人の出演者! 功至役の増田俊樹さんからはビデオメッセージが届いており、「この映画はとある洋菓子店が舞台となっていますが、みなさんは今のお仕事以外でやってみたかった職業はありますか? 子供の頃の夢でも大丈夫です。ちなみに僕はカエルです!」と、4人への質問と自身の強烈な珍回答を残して映像はプツリ……。「これはボケなきゃいけないやつですか?」そう聞かずにはいられなかった横田さんに、司会は「そんなことないですが、横田さんを最後にしておきます(笑)」と機転を利かせたことで、横田さんのオチ担当が決定!(笑)
ということで、まずは崎山さんから「高校時代に職業体験があって、美容院に行きました。美容師になりたいと言っていた友だちがいたので、一緒について行って。僕も目指してみようかなと思ってました」と、過去の夢を明かします。
続けて岡本さんは「小学校の卒アルにモデルさんになりたいと書いていて、中学生からお仕事をしているので……なんだろうな。でも、テーマパークのキャストさんをやりたかったのはあります」ともう1つの夢を思い出し、村井さんは「昔、絵を描くのが好きで漫画家になるのが夢でした。漫画もずっと読んでいたので、これを職業にできたら楽しそうだなと勝手に思ってました」と、幼少期の可愛らしい夢を語ってくれました。
そしてトリを飾る(オチを期待される)横田さん。「思いついてるんですが、スベる未来しか見えない」と恐れながら、「僕はチョリソーになりたいです‼」と高らかに宣言……そして一瞬瞬の間を置いてまばらな拍手と笑い声が。そこに「なんでチョリソーになりたかったの? 深く教えて。何産? ドイツ?」と詰める崎山さん。予想通りの未来になってしまった横田さんは「ドイツって言われちゃったら……次行きましょう。掘り下げてももう何もでないですよ!」と、次のフォトセッションへ促します。「今年イチ、心に傷を負いました(笑)」と語る傷心の横田さんには、会場から温かい拍手が贈られました。

フォトセッション後はプレゼント抽選会が行われ、サイン入りポスターやロケ地となったケーキ屋さん『レ・アントルメ国立』の焼き菓子が当選した来場者へプレゼントされました。

そして最後は、登壇した5名からの挨拶でイベントの幕は締めくくられました。
崎山さん「おいしい映画ができたと思います。ソーセージは出てきませんが(横田さん「くそ~」)、おいしいスイーツが出てきます。今回は家族や友情など人間の温かいものも見られる映画になってますので、ぜひ何度も味わってたくさんこの映画を広めていただいて共有していただければと思います」

岡本さん「すごく優しい愛に包まれた作品だと思います。こういうご時世だからこそ、みんなに見ていただける作品になったのではないかと思います。何度も楽しんでいただけると嬉しいです」

村井さん「温かい作品になっていて、端々にステキなセリフがたくさんあります。ぜひみなさんの心の中にステキなセリフが留まってくれることを祈っております」

横田さん「本当にステキな映画だなと思います。パティシエの細かい所作もキレイで、パテの使い方も細かく丁寧にやってると思ったので、見ているだけでお腹が減ってくるような、自分も食べてみたいなと思える作品だと思います。何度でも見ていただけたら嬉しいです」

古厩監督「とてもシンプルである種子供っぽい、距離の縮まらない恋愛を描いた作品だったんですが、“パティスリー・シュバル”が幸せな空間と時間になればいいなと思いながら作りました。楽しんでいただけたらよかったと思います。今日はありがとうございました」

――以上、舞台挨拶レポートでした。

映画『パティシエさんとお嬢さん』の詳細は、5月6日よりシネマート新宿ほか全国で順次公開。映画の詳細はInformationから公式サイトをチェックしてください。

(C)銀泥/一迅社 (C)2022「パティシエさんとお嬢さん」製作委員会

☆Information

映画『パティシエさんとお嬢さん』
5月6日(金)よりシネマート新宿ほか全国順次公開

出演:崎山つばさ 岡本夏美 / 増田俊樹 横田龍儀 越智ゆらの 古村比呂 / 村井良大
原作:銀泥「パティシエさんとお嬢さん」(一迅社) ※書影: ©銀泥/一迅社
監督:古厩智之 脚本:蒲田子桃・古厩智之
音楽:MOKU 主題歌:りゅうと「Planet」(LINE RECORDS)
制作・配給協力:ビデオプランニング 製作:「パティシエさんとお嬢さん」製作委員会 配給:トリプルアップ
上映時間:96分

≪公式サイト≫
https://www.tvk-yokohama.com/patissier_drama/

≪公式Twitter≫
https://twitter.com/patissiersan

≪公式Instagram≫
https://www.instagram.com/patissiersan/