無謀なフリーライターと霊能力を持つ男が視たものとは……心温まるひと夏のファンタジックホラー！　北村 諒さん×日向野 祥さんがW主演を務める、映画『ゴーストダイアリーズ』が2021年9月10日から池袋HUMAXシネマズ他にて順次公開を迎えます。

スマートボーイズでは、今作が初共演となる北村さん＆日向野さんを直撃取材！　ボリュームたっぷりのインタビュー特集、その後編をお届けいたします。

【インタビュー前編はこちら】

■北村 諒さん×日向野 祥さん インタビュー【後編】

――インタビュー後半では、作品のテーマにちなんだお話も。まずはタイトルも『ゴーストダイアリーズ』ということで、お二人は幽霊やお化けの存在は信じますか？

北村 諒(以下、北村)　僕は信じないですね。見えないので！

――北村さんは今までに不思議な出来事や、心霊現象を体験したこともなく？

北村　心霊現象は、めちゃくちゃあります。そういう不思議なことはあるんですけど、実際にお化け自体は見ていないので、見ていないから信じないというか……目に見えるものしか信じない！(笑)

日向野 祥(以下、日向野)　見えないものはいない、ってことね。

北村　これは幽霊だけの話じゃなくて、例えばSNS上とかでも関係ないところから他人を批判する人とかいるじゃないですか？　相手の真実を知らないのに、勝手な決め付けとかはしたくないので、実際に自分の目で見たものしか信じない、っていうことにしているんです。

――なるほど！　では、日向野さんは？

日向野　僕は子どもの頃、よくお化けが視えていて。小学校に入る前から、おばあちゃんの家の縁側にいつもお水とお米が置いてあって、「誰もいないのに何で置いているの？」って聞いたら、おばあちゃんに「もうちょっとしたら分かるよ」って言われていたんです。
そしたら僕が小学校に入ったくらいの頃、ある日突然そこに女の子がいたんですよ！　ボロボロの格好をしていて、お米を掴もうとしているんですけど、すり抜けちゃって取れてないんです。で、おばあちゃんに「何かいる！」って言ったら、「あぁ、やっと視えたか」って言われて。

――えっ！　おばあちゃんには分かっていた、っていうことですよね。

日向野　聞いたらウチの家系的に、上から2番目の子が代々視えるようになるらしくて。おばあちゃんも6人きょうだいの上から2番目で、僕の母も3姉妹の次女で、僕も姉がいるので上から2番目で。
そのまま小学生の頃は、いつも霊が視えていましたね。ハッキリと視える時は少ないんですけど、白いモヤとか、黒いモヤが視えたり、人っぽい形になったりして。あとは今もいっぱい残っているんですけど、写真でも腕がないとか、顔が写ってないとか、そういうことがよくありましたね。

北村　え～、マジ！？

日向野　だから逆に、子どもの頃はお化けの存在は当たり前でしたね。中学校ぐらいから視えなくなったんですけど。

――今の日向野さんのお話を聞いた上でも、北村さんは霊はいないと思いますか？

北村　この話が嘘か本当かっていうのは分かんないですけど、視えている人にしたら本当の世界だから、それは信じます。だけど僕には見えないので、北村 諒としては霊はいないというか、どうすることもできないです(笑)。

日向野　そう、そうなんですよ！　だからね、僕も子どもの頃に友達に一回言ったことがあるんですけど、信じてもらえなかったから、人に言うのはやめました。視えない人に対して「視えるんだよ」って言っても、「見えないから分かんない」ってなっちゃうんで……一時期からは、そういうもんだと割り切れるようになりましたね。

北村　だからさ、この映画でもやっぱり雅ってすごいよね。幽霊のカズキ(演・柿本光太郎さん)は慎一にしか視えていないのに、慎一の言ったことを、そのまま信じてくれて。だってさ、本当は慎一が全部芝居を打っている可能性だってあるじゃん！

日向野　確かに、そうだよね。だって雅には、カズキは一回も視えていないのに。

北村　雅って、めちゃくちゃいいヤツじゃん！

――今作はそんな心霊現象の噂を追って、フリーライターの雅と友人の慎一が取材旅行に訪れたことから始まる物語ということで。もしお二人が何かを取材することになったら、何について取材してみたいですか？

北村　それだったら、都市伝説を取材したい！

日向野　あっ、俺も！

北村　エリア51(アメリカの、数々のUFOの目撃情報がある地点)とか、そういう宇宙人系の都市伝説がいい！　あとは「〇〇で何か秘密の研究がされているんじゃないのか」みたいな、そういう都市伝説の真相を自分でちゃんと見てみたいです。

――でもそれは、調べようとした人が次々と失踪していく、みたいなやつでは……？

北村　そうそう。でも「そんなわけないやん！」って！　調べようとした人が失踪するなんて、そんなことが本当にあったら、絶対もっとニュースになっているはずだって思うんですよ。それでも、自分が失踪したら信じられるから(笑)。

日向野　それってさ、霊に殺された人はいない、っていうのと一緒だよね。

北村　確かに！　噂だけはあっても、具体的なニュースでは聞かないもんね。

日向野　僕はエリア51とかのUFO系とはちょっと違うんですけど、ビックフットみたいなUMA(未確認動物)とか、あとは『月刊ムー』みたいな世界観が大好きで。世界的な事件の裏側、みたいなやつを調べるのが好きなんですよ。

北村　あー、悪くない！　そういうのも気になるよね。

日向野　語り継がれる社会の謎というか、実は悪の組織がいるんじゃないのか、みたいな。そういうのはちょっと取材してみたいですね。

――お二人の身を案じると、そういった調べる側にも危険が及びそうなものよりは、もうちょっと平和に、ツチノコやカッパを探すくらいにして欲しいです(笑)。

北村　だっていないですもん、ツチノコもカッパも！(笑)

日向野　いない、いない(笑)。

――都市伝説好きなのに、ツチノコとカッパはここまで否定されるとは(笑)。続いての質問は、今作では雅が何かと効果の怪しげな心霊アイテムを持参していますが、お二人も買ってはみたものの、全く使いこなせなかったアイテムはありますか？

北村　数年前に、ある舞台をやってる最中に「みんなでバンドやろうぜ！」って話になって、ノリでベースを買っちゃったんですよ。で、その期間だけは本当に練習したんです！　1～2週間ぐらいで1曲だけ弾けるようになって、全員で合わせたりしたんですけど……その舞台が終わった瞬間に、パッタリと弾かなくなりました(笑)。

――でも、まだ手元にはあるんですよね？

北村　おうちにはあります。あるんですけど、大事に、大事にしまってあります(笑)。

――今後もまだ、ベースに挑戦してみたいお気持ちはありますか？

北村　去年くらいにも、ちょっとスケジュールが空いた時に触ってみたりはしたんですけど、また忙しくなっちゃって。いつかやってみたいなとは思うんですけど……「今後に乞うご期待！」ということで(笑)。

日向野　僕は強いていえば、買ったのに使っていないのは自転車ですかね。今質問されて考えてみたら、意外と乗ってないなって気がつきました！　いつも家の前に停めてはいるんですけど、そういえば全然乗ってないですね。

――確かに日向野さんが自転車に乗っている姿って、あんまり思い浮かばないですね。

日向野　やっぱりこういうお仕事をしていると、仕事場にも自転車に乗って出かけるっていうことはないので、なかなか乗る機会がないんですよね。

北村　その自転車ってどういうやつ？　ママチャリ？

日向野　何ていうの？　こういうハンドルで……(自転車の形をジェスチャーしながら)……なんていうやつなのかもよく分かんない(笑)。

北村　そんなでかいハンドルの自転車ある！？(笑)　スポーツタイプみたいなやつでしょ？　それ多分、クロスバイクってやつだよ。

――お休みの日に、ちょっとサイクリングしよう、と活用することもなく？

日向野　休みの日は、寝てますね！(即答)

北村　何で買ったんだよ(笑)。

――もし自転車に乗る機会があったら、ぜひTwitterなどで報告してください(笑)。

日向野　分かりました。もう二年ぐらい乗ってないので、いつになるか分かりませんが(笑)。

――プライベートなお話までありがとうございました！　それでは最後に、映画の公開を楽しみにされている皆さんにメッセージをお願いいたします。

北村　今は色々と自由も制限されていて、人との付き合い方が難しかったり、ちょっとした疲れを感じたり、「つらいな、さみしいな」っていう気持ちが皆さんの心に隙間を作るときもあると思うんですけど、この映画はそんな隙間にスッと入ってきてくれるような、あったかい作品になっております。
そして幽霊は出てきますが、ホラーが苦手な方でも大丈夫です！　安心して観にきていただける作品ですので、ぜひぜひ無理のない範囲で、お近くの劇場に足を運んでいただけたらなと思います。

日向野　ホラー作品ではありますけども、すごく温かい、ヒューマンドラマだとも思っています。人間同士の温かさや友情だったりと、色んな人間味があふれる映画になっていますので、登場人物たちの心の関係にも着目して観ていただきたいなと思います。
そして今は誰しもが大変な時で、世界的にエンターテインメントもすごく沈んでしまっている状況ですが、一つ一つの作品がこの世界に活気をもたらすのかなと思っています。僕たち役者とスタッフの方々と、沢山の人間が全力で作らせていただいた作品ですので、その熱量も感じ取っていただき、そういった部分も応援していただいて、周りにも広めていただけたら嬉しいです。ぜひ劇場で、お持ちしています！

【インタビュー完】

■ストーリー
フリーライターの雅とその友人の慎一の二人は特ダネを探しに、人里離れた民泊の宿を訪れることとなった。
そんな二人の前にカズキという青年の姿をした幽霊が現れる。実はカズキは宿の管理人の田崎という男の甥っ子だったのだが、田崎と喧嘩別れした事が心残りで成仏できないでいた。
カズキを無事に成仏させるため霊と交信できる不思議な能力を持つ慎一と何の能力も持たないが性格だけはまっすぐで純粋な男、雅が手助けすることとなるのだったが……。

■映画『ゴーストダイアリーズ』作品紹介

幽霊を見ることが出来る主人公・慎一役を演じるのは『刀剣乱舞』「憂国のモリアーティ」など人気舞台に数多く出演し、活躍する北村 諒さん。
そしてもう一人の主人公・雅役には、「S.Q.S(スケアステージ)」や映画『遊星王子2021』やTOKYOMX「彼が僕に恋した理由season２」など、こちらも活動の幅を広げつつある注目の俳優、日向野 祥さん。今作が初共演となるお二人が、友人同士の役柄でW主演を務めます。

民宿の管理人である田崎役と、その甥っ子(幽霊)のカズキ役には、仮面ライダーBLACKとBLACK RXで主演を務めたベテラン俳優・倉田てつをさんと、倉田さんの実の息子でインドネシアなどでも活躍する俳優・柿本光太郎さんが登場。実の親子での、映画初共演にも注目が集まっています。

そして監督は、『カメラを止めるな！』にて日本アカデミー賞優秀撮影賞を受賞し、今秋には日本・香港合作映画『二人小町』の公開を控えるなど、映画監督としても国内外で積極的に活動をしている曽根 剛氏が務めます。

映画『ゴーストダイアリーズ』は、2021年9月10日から池袋HUMAXシネマズ他にて順次公開！　各劇場での上映スケジュールなど、最新情報は下記のInformationより映画公式サイト、公式Twitterにてご確認下さい。

©2020「ゴーストダイアリーズ」製作委員会

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☆Information

■映画『ゴーストダイアリーズ』
9月10日(金)より池袋HUMAXシネマズ他にて順次公開！

【出演】
北村 諒　日向野 祥　柿本光太郎　倉田てつを　他

【スタッフ】
監督：曽根 剛
挿入歌：萌々奈「還り道」(株式会社TWIN PLANET)
主題歌：EMBLEM(演舞Re夢)「風になれ」(株式会社GFA)
配給：ユナイテッドエンタテインメント

【劇場情報】
東京・池袋HUMAXシネマズ　9月10日(金)～公開
大阪・シアターセブン　9月11日(土)～公開
愛知・センチュリーシネマ　9月10日(金)～公開

≪公式サイト≫
http://ghost-diarys.united-ent.com/
≪公式Twitter≫
https://twitter.com/ghost_diarys