橋本祥平・鳥越裕貴・谷口賢志・田淵累生がトーク&入場者特典に書き下ろし小説の配布も決定!来年1/7公開の映画『文豪ストレイドッグス BEAST』完成披露上映・舞台挨拶レポートをUP!

現代のヨコハマを舞台に、中島敦、太宰治、芥川龍之介といった文豪たちが異能アクションバトルを繰り広げる大ヒット作『文豪ストレイドッグス』シリーズ初の実写映画化となる、映画『文豪ストレイドッグス BEAST』が2022年1月7日より公開!
2021年12月20日には東京・グランドシネマサンシャイン池袋にて、キャストの橋本祥平さん、鳥越裕貴さん、谷口賢志さん、田淵累生さんが登壇する完成披露上映会が開催されました。

映画『文豪ストレイドッグス BEAST』完成披露上映会・舞台挨拶をレポート!
『文豪ストレイドッグス』は、原作・朝霧カフカ氏、作画・春河35氏により2013年1月号の「ヤングエース」(KADOKAWA)で連載が開始され、現在シリーズ累計850万部(電子含む)を突破。角川ビーンズ文庫での小説版のほか、2016年にアニメ化、2017年に第一作となる舞台が公演され、2018年には劇場アニメーションも公開と、幅広くメディアミックス展開がされている大ヒット作品です。

本シリーズは、ヨコハマを舞台に、中島敦、太宰治、芥川龍之介といった実在の文豪の名を懐くキャラクターが繰り広げる“異能”アクションバトル作品となっており、メインキャラクターのひとり・中島 敦は、虎に変身する異能力“月下獣”の持ち主。また芥川龍之介は、凶悪なポートマフィアの構成員で外套から黒獣を生み出して攻撃ができる“羅生門”の使い手といったように、他にも文豪たちの作品にちなんだ、数々の異能力が登場。
シリーズ初の実写映画化となる映画『文豪ストレイドッグス BEAST』では、「中島敦(演・鳥越裕貴さん)と、その宿敵である芥川龍之介(演・橋本祥平さん)。もし、ふたりの所属する組織が逆だったら……?」という、“if”のストーリーが描かれます。

映画『文豪ストレイドッグス BEAST』メインビジュアル
【映画場面写真より】

劇場公開に先駆けて開催された完成披露上映会では、上映後の舞台挨拶にキャストから芥川龍之介役の橋本祥平さん、中島 敦役の鳥越裕貴さん、織田作之助役の谷口賢志さん、太宰 治役の田淵累生さんが登壇!
映画の見どころや撮影裏話はもちろん、満を持して観客へのお披露目となったことへの想いを語りました。

【上映後舞台挨拶レポート】

芥川龍之介役の橋本祥平さん
中島 敦役の鳥越裕貴さん
織田作之助役の谷口賢志さん
太宰 治役の田淵累生さん
鳥越さんから「田淵累生が本当に緊張しているので、皆様温かい目で見てやってください(笑)。お願いします!」という言葉も飛び出しつつ始まった舞台挨拶では、ついに完成披露を迎えての心境を聞かれると、橋本さんは「もう、ようやくって感じですね! 『BEAST』をやるって決まった時から楽しみで、撮影中も鳥くんと『楽しみだね』と、そして終わった後もずっと待ち遠しかった日なので、今日を迎えられて、皆様に観ていただけて本当に嬉しいなと思います」と、その興奮をコメント。

続く鳥越さんは、「えっ、皆さんは見終わった後なんですよね?」と確認すると、「すごい緊張感のある目で見ているから、本当に楽しんでいただけたのかなと、プレッシャーを感じておりますよ!(笑) 皆さん、楽しんでいただけましたか!?」と客席に問いかけ、場内には大きな拍手が! この反応を受けて、鳥越さんからも「ありがとうございます! この作品を見ての色んな想いがあると思いますが、その想いがすごくプレッシャーで。今の拍手をもらえて安心しました」と笑顔がこぼれます。

そして田淵さんの「僕も初めて見させていただいた時に、言葉にならない感情を抱いたので、それを皆様に味わっていただけて嬉しいです。もっとたくさんの方に早く味わってほしいと思います」というコメントに続き、谷口さんは「いつも映画の公開の時には、産んだことはないんですけど、自分が子供を産んだ日のように感じるんですよ」と切り出すと、「心も体も全てを痛めて大切に産んだ子どもを、できれば皆さんにもかわいがってもらいたいな、という気持ちがあって。さっき拍手をいただけたので、今は『僕たちの赤ちゃんは愛してもらえたのかな』みたいな気持ちです」と、今の心境を親心に例えて語ります。

続いては撮影時を振り返って、それぞれ関係が深い役柄を演じる橋本さんと鳥越さん、谷口さんと田淵さんの様子についての質問が。

まずは撮影中、ほとんど鳥越さんと一緒に過ごしていたという橋本さんから、「休憩中は『もう何回このやりとりをやってんだ』ってくらい、いつも通りの僕らの空気感でいさせていただいて。でもカメラが回った時にはものすごい緊張感で、お互いに全力で殺し合うぞっていうくらいの熱量のぶつかり合いで挑めていたので、そういう意味では、(ON・OFFの)両方とも、心地よい空気感でやらせていただきました」とのコメントが。

これに鳥越さんも、「いや本当に、今回はアクションシーンがすごくて! でも相手を気遣ってしまうと、何か気遣った芝居になっちゃうんですよね。だからこそ、祥平としかこのアクションシーンはできないなと思って」と語り出しますが、「今までの鬱憤たるものを、全て祥平にぶつけて(笑)。これはパワハラとかじゃなくて、お芝居ですからね!? 本当に、祥平に対してはガツンとやれたのですごく楽しかったです(笑)」と笑いを交えつつ、気心の知れた二人だからこその、信頼し合えた芝居を振り返ります。


その一方で、今回が谷口さんとは初共演となった田淵さんは、「鳥さんや他の先輩方から、『賢志さんは本当に怖い人だよ』って舞台期間の2ヶ月間ずっと言われ続け……なので、最初に賢志さんに会った時はガチガチに緊張していて! 僕から挨拶をさせていただいたんですけど、賢志さんからの返答がちょっと弱くて(笑)、最初は本当に怖い人なのかなって思いながらの撮影でした」と、序盤は谷口さんとの距離を感じていたとのこと。

さらに田淵さんは「最初にお話をさせていただいたのは撮影始まった瞬間からで、セリフで最初の挨拶を交わした、みたいな感じで。でも実際は、めちゃくちゃ優しい方でした!」と語り、その後は距離を詰められたようですが、このエピソードには谷口さんも「どうすればいいんですか、この空気!(笑)」と苦笑い。

この真相について、谷口さんは「舞台では太宰を違う役者がやっていて、今回の映画では新たに田淵塁生とやることになりまして。ifのストーリーなので、彼とはまた新しい関係を築きたいなと思って、全く喋らず、挨拶もしないで撮影だけをやろうって最初から心に決めていたんです」と、役作りのための態度だったと明かします。
しかし「ところがどっこい、裕貴とか祥平とか、みんなが僕のことを『すげえおっかないよ』って悪魔みたいに教えていたもんだから、彼が俺の前に来たときも(ガチガチに固まっている田淵さんの姿を再現しながら)こんな感じで!(笑) その挨拶を軽く流してしまったら、より怖かったみたいです」と、予想以上に田淵さんが怖がってしまったとのこと(笑)。


そんな田淵さんと谷口さんの関係に場内では笑いも起きる中、谷口さんは太宰を演じる歴代キャストとの関係を「元カノ・今カノ」に例えて語り、「『今の彼女を一番愛している』みたいな感じで、今回は田淵塁生の太宰と一緒にやっていけたらいいなと思っていて。最高の時間を過ごすことができました」とコメント。
加えて谷口さんは、「僕は織田作って役が大好きで、だからこそ舞台の一回で伝説になりたかったんですよ。それが映画に戻ってきちゃって、ちょっと恥ずかしいなっていう気持ちもあったんですけど……原作のカフカ先生が『谷口賢志の織田作之助を引っ張り出したいから、この作品をやりたいんだ』って言ってくださったので、命がけでやろうと思いました」と、本作への気合いも明かしてくれました。


また今作では、特撮界でもアクションの第一人者とされる坂本浩一氏が監督を務めていることも話題に。
坂本氏によるアクション監修について、橋本さんは「ご覧いただいても分かる通り、もう本当に盛りだくさんのアクションで。やっている僕らからしたら、アクションを教えてもらって『はい、OK!』で撮って、また『じゃあ次これ』って長い手数を教えてもらって、もういつ終わるんだろうなって!(笑) 本当にパンクしそうになるぐらい、たくさんのアクションを教えてもらって、それもいい思い出として残っています」と振り返りつつも、「僕が一番、坂本監督の印象として残っているのが、休憩中に距離感ゼロで人を苦しめるパンチ、みたいなものを教えてもらって」とコメント。

これに鳥越さんも「気功じゃないんですけど、本当にこうやってバンと押したら、漫画で言うとバーッと飛んでいくような!」と説明を加えますが、客席のぽかんとした反応を察すると、橋本さん&鳥越さんは「思った以上に、全然伝わってない!」「現場ではこれで、キャッキャッと盛り上がっていたんですよ!」と悔しげな顔に(笑)。


この技の習得に奮闘していた二人の様子を目撃し、「子供のように無邪気でした(笑)」と語った田淵さんは、今作ではアクションシーンがなかったということで、「僕も映像で見させていただいて、『お三方とも本当にすごいな、僕もこんなアクションをしたいな』と思いました!」とその仕上がりを称えます。

そんなアクションシーンについては、谷口さんも「舞台は公演数が多いので、なるべく怪我をしないように、安全面を見ての殺陣がつけられるんですけど、映画では脚がもげてもいいんじゃないか、みたいな殺陣もつけられるんですよ(笑)。その中で、織田作のト書きでは『何人かやっつける』とだけ書いてあった一行が、『谷口くん、あのテーブル飛んでこようか』から始まったので、『これはやばい一日が始まったな』って」と振り返り、続けて鳥越さんも「僕も、映画でここまでアクションをするのは初めてで。ある場面では、70手ぐらいの長回しで撮るから『この人は、気が狂われているのかな?』って思いました(笑)。その場でどんどんアクションをつけていく、あれこそ異能力です!」とコメント。
加えて鳥越さんは、「僕も体を動かすのは好きなので、後半のシーンではアクロバットもちょこちょこ入れさせてもらって、すごく楽しく作れたと思います」と語ってくれました。

こうして撮影エピソードに盛り上がる中、この舞台挨拶では映画『文豪ストレイドッグスBEAST』の入場者特典も発表に!
なんと朝霧カフカ先生の書き下ろし小説「文豪ストレイドッグス 太宰を拾った日」が配布されると発表され、キャスト陣からも「すごい!」と声が上がります。

【入場者特典】
原作・朝霧カフカによる書き下ろし小説 「文豪ストレイドックス 太宰を拾った日」
週替わりで Side-A と Side-B の2種類が数量限定でプレゼント!

「文豪ストレイドッグス 太宰を拾った日 Side-A」
■入場者特典1週目
配布期間:1月7日~13日配布
「文豪ストレイドッグス 太宰を拾った日 Side-A」

「文豪ストレイドッグス 太宰を拾った日 Side-B」
■入場者特典2週目
配布期間:1月14日~20日配布
「文豪ストレイドッグス 太宰を拾った日 Side-B」

ここで「太宰を拾った日」ということで、太宰 治役の田淵さんにコメントが求められますが、「太宰を拾った日って、そういうことですよね?」とそのまま返した田淵さんに、鳥越さんからは「もっとないんか! 同じような意見を出すな、こねくりまわせ!(笑)」との公開ダメ出しが(笑)。


こうした掛け合いでも笑いが溢れた舞台挨拶の最後には、改めてキャストが一言ずつコメント。
まずは田淵さんから「最高の物語を、最高のキャストと、最高のスタッフで作り上げた作品になっています! もしよかったら、皆さん何度でも観ていただければ。そして皆さんにも、この作品を愛していただければ嬉しいです!」とコメントしますが、すかさず司会から「鳥越さん、今のコメントは大丈夫でしょうか?」と質問が飛び、鳥越さんからも「まぁ、良しとしましょう! 次に期待ですね」と評価の声が(笑)。

そして谷口さんは「撮影中、僕が一番つらかったことは、今回は地毛でやらせてもらっていまして、髪を本当に赤く染めて、髪型もあの通りに変えて過ごしていたんですね。だから撮影中は、織田作をやっているってバレちゃうから、写真をSNSにあげられなかったんですよ」と明かしつつ、「ようやく堂々と、『織田作之助をやっています』と言えるようになって、皆さんにも観てもらえて本当に幸せな気持ちです。『文豪ストレイドッグス』の舞台は、ここにいる2人(橋本さん・鳥越さん)が魂を込めて最初から引っ張ってきてくれて、ここまで連れてきてくれました。この『文豪ストレイドッグス』とともに、皆さんと楽しんで過ごしていければいいなと思っております」と挨拶。

続いて鳥越さんは「本日はありがとうございました。本当に先ほど言いました通り、みんなとこの作品を愛して、色んな方と育てていけたらなと思っておりまして。こういう状況ですけども、初めての人でも分かりやすく、テンポのいい素敵な作品になっていると思いますので、初めての子も引き連れて、そして『文スト』の沼に落としましょう!(笑)」と笑顔でコメント。

最後に橋本さんは、「本日はご来場いただき、誠にありがとうございます。本来なら多分、もうちょっと撮影も公開も早くなっていたと思うんですけど、色んな世の中の事情もあって、後ろにずれてこのタイミングとなりました。ただ、僕は良かったんじゃないかなって思っていて、個人的には舞台の流れのまま撮影に挑めまして、役のまま、三ヶ月間ずっと一緒に過ごしてきました。この映画の中で生きている芥川、敦、織田作、太宰、それぞれが最高の状態の映画だと思っております」と語り、「公開したら、皆様のお力もぜひお借りして、色んな方に見ていただいて、ますます盛り上がってくれたら嬉しいなと思います。来年1月7日、ぜひ皆様の応援よろしくお願いします!」と締めくくりました。


映画『文豪ストレイドッグス BEAST』は、2022年1月7日(金)より全国公開。映画の詳細は、Informationより公式サイトをご確認ください。
©映画「文豪ストレイドッグス BEAST」製作委員会

☆Information

■映画『文豪ストレイドッグス BEAST』
2022年1月7日(金) 公開

【キャスト】
橋本祥平 鳥越裕貴
谷口賢志 田淵累生
紺野彩夏 桑江咲菜/植田圭輔
輝馬 長江崚行 桑野晃輔 堀之内 仁 広川 碧 齋藤明里
村田 充 岸本勇太 南 圭介/荒木宏文

【原作】角川ビーンズ文庫「文豪ストレイドッグス BEAST」
【監督】坂本浩一
【脚本】朝霧カフカ
【音楽】岩崎 琢
【主題歌】GRANRODEO「時計回りのトルク」
【配給】KADOKAWA

≪公式サイト≫
https://bungo-movie.com/
≪公式twitter≫
https://twitter.com/bungo_movie

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