鈴木拡樹「15年って想像していたよりも長く、なぜここまでたどり着けたのかを知りたくて」『舞台デビュー15周年メモリアルフォトブック 日々前進』発売記念イベントが開催!毛利亘宏や荒牧慶彦との対談も

舞台『弱虫ペダル』シリーズ、舞台『刀剣乱舞』シリーズなど数々の話題作に出演し続け、舞台デビュー15周年を迎えた人気俳優・鈴木拡樹さんの『鈴木拡樹 舞台デビュー15周年メモリアルフォトブック 日々前進』(KADOKAWA)が、2024年5月17日に発売されました。
鈴木拡樹さん
スマートボーイズでは5月18日に東京・HMV エソラ池袋で行われた発売記念イベント直前に行われた会見の模様をお届けいたします。

【会見レポート】
――今回この本を作られた経緯と、『日々前進』というタイトルに込めた思いは?

初舞台を踏んでから15年経って、今一度原点を振り返ってみたいなと。原点はずっと覚えていて、年に1度イベントをやって、その度に振り返ってはいました。ただ15年も経つと徐々に"原点の思い出は、あの頃のままなのかな?"と疑問が出てきましたので、いつもと振り返り方を変えて、今回はブックにしていただいて、その中で旅をして今まで辿ってきたルーツにもう一度触れる時間を作りたいと思って撮影に臨みました。『日々前進』っていうのは僕が常に心がけていることで、毎年のように言っている言葉なんです。ちなみに『日々前進』の文字は直筆で書かせていただきました。

――今回は京都と東京で撮影されたということで、印象に残っているエピソードがありましたら教えてください。

撮影で伏見稲荷大社や高台寺に行きました。高台寺は僕が舞台『刀剣乱舞』で演じている三日月宗近の所有者と言われている(豊臣秀吉の妻)ねねさんが作られた神社で、色々ご説明をいただきながら境内を回ってたんですけど、ねねさんが実際に乗られていた馬車の一部が建物に使われていたりして、おしゃれな方だなと思いました。
――お気に入りのページで、毛利さんとの対談を選ばれた理由は?

僕にとっての原点は初めて見た舞台。その舞台を見てから役者になりたいと思ったのですが、その演出を手掛けていたのが少年社中の代表でもある毛利さんで。当時の役者を始める前の僕の様子も知っているので、そういうお話も入っていたら嬉しいなと思って、今回対談をさせていただきました。今年1月に劇団少年社中さんの舞台『テンペスト』にも出演させていただきましたので、今年は原点を振り返るいい年になっているなと感じています。

――今回の
注目ポイントと、点数をつけるなら??

読み応えあるのは、対談なんじゃないでしょうか。他にロングインタビューで荒牧慶彦くんと対談させていただきまして、毛利さんとは"原点"についての対談でしたが、対照的に荒牧くんとは"未来"についての話が多かったです。今後、演劇界ってどう進んでいくのか? なんていう実りのある話ができたので、読んでくださった読者の方に明るい未来を見せるようなトークテーマにはなってるのかなと感じてます。
点数は僕の振り返りの旅としては、100点! でも僕の点を、超える点数をつけてくださるお客様がいることを願ってます。

――舞台デビュー15周年ということで、振り返ってみてどのような15年でしたか?

15年って想像していたよりも長く、なぜここまでたどり着けたのかっていうことを知りたくて、今回この本を作らせていただきました。今は経験も積み重ねて、立ち位置も変わってきましたが、最初の頃ってやりたいっていう気持ちだけでこの世界に飛び込んで。知識はないですし、憧れと、楽しいっていう気持ちでいっぱいだったんですよ。今回、原点の楽しかっただけの時の気持ちをもう一度思い出すっていうことが、僕にとって未来に繋がると思いました。
今回先輩や仲間たちがコメントをくださって、改めて仲間がこんなに心強いもので、この仲間とこれまで一緒に作ってきたんだなって感じました。だからこそみんなに"もし共演したらどういうことをしたい?"っていう質問もしたんですけど、"それを全部叶えてやるぞ"ぐらいの気持ちで今後活動を続けたいなと思います。

――鈴木さんの今後の野望をお聞かせください。

舞台演劇を中心にしたいっていうのは根本としてあります。今は大きな劇場を中心にやらせていただいてるんですけど、小さい劇場には、小さい劇場ならではの呼吸の伝わり方があります。間近な位置で呼吸を感じ取ってもらえる演劇も大好きです。あとは1つ作品を作ってみたいなとは思っています。対談の中でも荒牧くんに「演出家とかやってみる気はないの?」とか、現場でも「演出家とかやらないの?」ってよく言われたりしています。挑戦してみたんですが、最初は演劇と同じで、立ち位置が変わると知識が0なので、その時は、今まで一緒に作ってきた仲間のスタッフたちの力を借りて、また違う世界を作れたらと思います。

他にも声を発さない無声演劇にも挑戦したいですね。身体表現だけで面白いものを作れたら、言葉の壁を越えて、海外にも向けれるようなものになるんじゃないかな。やるなら
子供にも見てもらいたいので、ファミリー層にも楽しんでもらえるポップな感じなのもいいなと思うんですよ。例えば『トムとジェリー』は、どっちが困っていて、どっちが優位になっているのかを体の表現だけですごくわかりやすい描き方をしていて。そんな感じの作品をやってみたいですね。

――最後にファンの方へメッセージをお願いいたします。

周りのキャスト・制作スタッフさんや、支えてくださってるファンの皆様の声や後押しに奮い立たせてもらって、これまで15年間続けてこれたと思います。
まずは目の前の目標として5年かなと思ってるんですけれども。15年の倍であと15年続ける覚悟を決めて、残りの15年は周りのキャストのみんなや、支えてくれたファンの皆様に恩返しを1つでもできるような公演を届けていける人になりたいと思います。今後よりお客様に向けてとお届けできるよう、頑張っていきたいと思います。


以上、会見レポートでした。『鈴木拡樹 舞台デビュー15周年メモリアルフォトブック 日々前進』は全国書店やインターネット書店にて発売中です。詳細はInformationから公式サイトをチェックしてください。

☆Information
【写真集情報】
『鈴木拡樹 舞台デビュー15周年メモリアルフォトブック 日々前進』
発売:2024年5月17日(金)
定価:3,960円(税込)
発売元:KADOKAWA

《鈴木拡樹さん公式サイト》
https://suzuki-hiroki.jp
《鈴木拡樹さん公式X(旧Twitter)》
@hiroki_0604

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