松田凌・橋本祥平・有澤樟太郎が揃い踏み!"能"×"舞踊"で魅せるハイブリッド青春映画「舞倒れ」先行上映イベントが新宿で3/21まで開催!初日会見のオフィシャルレポートUP

美しい佐渡ヶ島の自然を背景に、“能”ד舞踊”を融合した舞いでそれぞれの思いをぶつけ合う、若者たちの汗と涙の青春群像活劇「舞倒れ」の先行上映イベントが2024年3月18日から21日までの4日間、東京-新宿・こくみん共済 coop ホール(全労済ホール)/スペース・ゼロにて開催!
初日である3月18日に、松田 凌さん、橋本祥平さん、有澤樟太郎さん、川添野愛さん、田村一行さん、黒沢あすかさんら、鍍金流能楽に関わる主要キャストと、横大路伸監督による舞台挨拶が実施。そのオフィシャルレポートが到着しましたので、ご紹介します。
本作は、若手人気俳優を多数擁する俳優事務所・キャストコーポレーションと、舞台制作を主とするOfficeENDLESS によって企画・制作された中編自主映画。先行上映イベントは、こくみん共済 coop ホール(全労済ホール)/スペース・ゼロで行われる、文化フェスティバルの参加作品の1つとして行われ、映画本編の上映に加えて、日替わりで出演キャストによるトークショーが実施されます。
(左から)川添野愛さん、有澤樟太郎さん、松田 凌さん、橋本祥平さん、黒沢あすかさん 、田村一行さん
【ストーリー】
昭和九九年、佐渡ヶ島。
日本は大国との戦争の渦中にあるが、日本最大の離島である佐渡ヶ島は戦火に巻き込まれることなく、外部からもたらされる限られた情報と島内の伝統が混ざり合い、独自の文化が発展を遂げていた。
島の能文化の象徴である流派、鍍金流(ときんりゅう)。
次代当主の硲(はざま)、弟弟子の吾潟(あがた)と下戸(おりと)。
三人は家元の千種(ちぐさ)とその妻、願(ねがい)や歌見(うたみ)らと共に、能楽を愛し、仲間を愛し、慎ましいながらも静かな時を過ごしていた。
しかし、一つの便りがその未来に影を落とす――。

【オフィシャルレポート】
ーー自己紹介と、今日の日を迎えた心境

松田:吾潟(あがた) 役を演じました松田凌です。ついに公開に向かって今日を皮切りに走り出せて、とても緊張もありながらも楽しみにしております。本日はよろしくお願いします。

橋本:下戸(おりと) 役演じました橋本祥平です。撮影が去年の8月で、そこから時間がたち、いよいよ皆様に見ていただけると思うと本当にうれしい気持ちでいっぱいです。この作品を見て、皆様にどう映っているのか感想をとても楽しみにしています。本日はよろしくお願いします。

有澤:硲(はざま) 役を演じました有澤樟太郎です。事務所として何かずっとやりたいという話を何年も前からしていたので、映画という形で実現できてとてもうれしく思ってます。僕としてはすごく馴染みのある先輩方と本当に濃い時間を過ごさせていただいて、皆さんにそれが届くことをすごく楽しみにしております。ぜひ見守ってください。よろしくお願いします。

川添:歌見(うたみ) 役を演じました川添野愛です。舞台挨拶という形で、撮影から時間がたってキャストの皆さんにお会いできてすごくうれしい気持ちもあり、今日上映を迎えるということでドキドキする気持ちもありました。今日はよろしくお願いします。

田村:千種(ちぐさ) 役を演じました田村一行です。8月に撮影しまして戻ってこれることができ、とても嬉しくて上映を楽しみにしております。今日はよろしくお願いします。

黒沢:願(ねがい) 役を演じました黒沢あすかです。佐渡島を舞台に若い命が躍動しております。どうぞこの作品をご堪能していただければと思っております。本日はよろしくお願いいたします。
松田 凌さん
ーー初めて台本を読んだ時の印象

松田:率直に難解だなと思いました。舞、時代背景、特殊な設定といったものを我々がどうやって表現していくのか、そしてそこにどういったドラマが築いていくのかというのは初見では想像しづらかったけど、実際撮影に入って、いろいろな人や壮大なロケーションを重ねていくにつれ、場所や人や時間がこの作品をつくってくれていて台本では読み解けないものは、初めて台本を読んだ自分が拙かったなと感じて少し悔しく思いました。

橋本:凌くんがおしゃったとおり、ハードルの高い物語だと思いました。舞というものを題材にしてやったことがなかったので撮影期間までに、どのくらい近づけることができるのかいろいろな課題はありましたが色んな支えがあって無事に撮影を終えることができて嬉しく思います。僕らは家族なんですけど血がつながってない兄弟で、繋げてくれているのは舞であって、でも舞のせいで離れたりして、いろんな舞の顔があるなという印象を受けました。

有澤:伝統芸能という舞をやらせていただくということで、重圧やプレッシャーを感じたけど、最後まで見ていると青春だなと感じました。皆さんにも近いという形で共感していただけるのではないかと思っております。

川添:舞倒れというくらいのタイトルなので、舞がたくさん出てきますが、能の歌詞も台本に書いてあって読んで、能とかは難しいなという印象があるんですけど意外と意味をたどっていくと、結構現実的なところもあって、そこが面白さだなと思っています。その能の部分とこの映画の世界観が、本当にありそうで、ちょっと幻想的という絶妙なバランスが能の面白さとマッチしている気がして、おしゃれなことするなと思いました。

田村:現代とは少し違う世界でありながら、実は今にでもそっちの世界に行ってしまうのではないかという危うさを身近に感じるパラレルワールドで、そんな中で生きていく踊りや表現が検証されているという段階で、僕にとっては救いであり、起きたとしてもこういった芸術というのは、この世に残っていってほしいなと思いました。

黒沢:初めて台本を読んだときは粗削りの状態だったので、日本海の波のように荒ぶる作品だと思いました。そこには若者の命、私たち夫婦(願と千種)が鍍金流(ときんりゅう)を継承し守っていくなかで、若い子たちが後をついてくれる中で命の繋がりと伝統の繋がりを継承していくことに感動しました。そんな中で自分はあまり多くはセリフがあったわけではありません。でも、だからこそ今、50という歳を迎えた私にはぴったりな挑戦的な役を頂けたなと思い、感謝しております。皆さんにいち早く見ていただいて楽しんでいただきたいなという思いでいます。
橋本祥平さん
ーー昨年の8月に本作の撮影が行われたが、当時の思い出や印象に残っていること

松田:ありふれた言葉になるけど暑かったです。ただ、有澤くん演じる硲が決意を固めるシーンでは一筋の汗が出てきたりとか、暑さも演技の助けになってくれたなということもありつつも、撮影期間を通して敵にもなり、味方にもなり自然の力を感じました。

田村:僕は海を見るのは好きだけど、入るのは怖いほうなんですね。ただ始まれば全然大丈夫なんですけど、撮影場所まで歩いていくときに日暮れの佐渡島の景色を一瞬でも独り占めできたのは本当に贅沢な時間だなと思いつつ、海に向かっていくときは少しドキドキしました。

ーーほかの出演者の方で、いつも舞台で見る姿とは違った点

橋本:脚本家さんを含め皆さん知った方の仲なので、最初はあてがきのような近しい役いただけるのかなと思っていましたが、有澤くんが長男の役を演じたりと、知らない一面をたくさん見れました。
有澤樟太郎さん
ーーこれからご覧になる方へ、この映画の見どころを一つ

松田:いろんな力によって、この作品は作られたなと思っていて、まずは「人」を見てほしい。それはお芝居も衣裳も時代も、隣にあるようだけど少し違った違和感を衣裳やメイクに乗せていただいているところも見てほしいです。でもやはり「舞」も見てほしい。

橋本:凌くんの「人」「舞」ときたら「自然」ですね。こんなに気持ちのいいところでお芝居できるのはすごく贅沢だなと思っていて、日の入りから日没まで、普段東京で活動しているから、よりゆっくり時間が流れているような気がして、どのシーンも絵になるようなロケーションでした。なので僕らのお芝居も含めて堪能してほしいです。

有澤:凌さんが「人」ときて、祥平さんが「自然」ときて、僕も「人」です。見どころは「人」です。本当に事務所としても思いが詰まった作品で、何か一つ形になるようなものをやりたいという中で映画という形で、佐渡島というロケ地を選んでいただいて、素晴らしいですし、なにか見えない力が助けてくれるシーンもたくさんあって、僕個人としては、振付として入っている愛一郎さんは中止になってしまった作品でも縁があったので、そういった点でも事務所の思いであったり、いろんな思いが詰まった作品なので、是非そこは心に置いてくれたら嬉しいなと思います。 

川添:皆さんがしゃべりすぎてもうないかもしれません。冗談なんですが、でもこれくらい喋りたくなるくらい思いが詰まっっているので見ていただければわかるのかなと思っていて、特に上映前にここだというのはいい意味で言わなくていいのかなと思います。でも、このかっこいいタイトルだったり、舞というものだったりちょっと肩肘張りそうですけど、リラックスして自然をはじめ、皆さんがおっしゃっている魅力を存分に楽しんでいただければと思います。 

田村:嘘みたいな風景だなと思うほど脳裏に焼き付いている景色とか佐渡島の歴史背景がこの作品を本物と思わせる要素になっていると感じていて、是非その大自然の中での皆さんの演技を堪能していただきたい。 

黒沢:佐渡島という大自然の中で、吾潟、下戸、硲の三人がどんな核をもって生き抜いてきたのか、3人それぞれの行き様が見れると思います。それぞれに焦点を当ててもいいし、3人まとめて兄妹のように見てもいいし、その3人を自分に投影してもいいし、どうやってこれから自分は生きていこうかななど思いを繋げていけたらいいなと思います。皆さんの感想をお待ちしています。
横大路伸監督
ーーこの作品を楽しみにしている方々へ 、主演の松田さんからメッセージ

松田:本日からこの「舞倒れ」という作品が皆様のもとに送られていくということで、とても嬉しいなという気持ちのもと、本当に映画を世の中に生み出すというのは、こんなにもいろんな人の力があるということを、重複はしてしまうのですが、感じました。そして舞倒れというタイトル通り、自分も吾潟のように葛藤もあれ苦悩もあるけれども、そんなことを忘れるくらい無我夢中にこの瞬間を生きなければと思いながら撮影させていただきました。そういった中で皆様とお芝居することができて、その瞬間を生きることができたなと思い、そういったきらめきを皆様に感じていただき、できるだけ多くの方に届けることができたらなと思います。本日はよろしくお願いいたします。

以上、オフィシャルレポートをお届けしました。

映画「舞倒れ」は、3月21日まで東京・こくみん共済 coop ホール(全労済ホール)/スペース・ゼロにて上映されます。公演詳細についてはInformationより公式サイトをご確認ください。

☆Information
映画「舞倒れ」先行上映イベント
3月18日(月)~21日(木) こくみん共済 coop ホール(全労済ホール)/スペース・ゼロ
昼の部 14:00/夜の部 18:00

【登壇スケジュール】
3月19日(火) 14:00/18:00
トークショー:橋本祥平/相澤莉多/滝川広大/伊崎龍次郎/深澤大河
舞:飯作絵梨子

3月20日(水) 14:00/18:00
トークショー:橋本祥平/菊池宇晃/相澤莉多/滝川広大/深澤大河
舞:飯作絵梨子

3月21日(木) 14:00
トークショー:有澤樟太郎/榎本 純/秋山皓郎/相澤莉多/滝川広大
舞:飯作絵梨子

3月21日(木) 18:00
トークショー:有澤樟太郎/田村一行/飯作絵梨子(振付補・舞指導)/横大路伸(監督)
舞:飯作絵梨子

チケット情報
料金:4,800円(税込)
カンフェティ:http://www.confetti-web.com/maidaore_2024

《公式サイト》
http://officeendless.com/sp/movie_maidaore
《公式X(旧Twitter)》
@maidaore_2024

【企画】キャストコーポレーション/OfficeENDLESS
【制作】OfficeENDLESS

©映画「舞倒れ」制作委員会

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