和田雅成「"紛れもなく高島だった"という言葉が自信に」主演舞台『燕のいる駅-ツバメノイルエキ-』が開幕!高月彩良・久保田磨希・土田英生との会見コメント&佐藤永典らとのプレスコール写真を速報でUP

和田雅成さんが主演をつとめる舞台『燕のいる駅-ツバメノイルエキ-』が2023年9月23日より、東京・紀伊國屋ホールにて開幕しました。
スマートボーイズでは、開幕直前に行われたプレスコール及び、高島啓治役の和田雅成さん、下河辺友紀役の高月彩良さん、佐々木芳美役の久保田磨希さん、作・演出の土田英生さんが登壇した囲み取材の模様をお届けします。
(左より)土田英生さん、高月彩良さん、和田雅成さん、久保田磨希さん
劇団「MONO」代表で劇作家、演出家、そして俳優としても活躍する土田英生さんの戯曲『燕のいる駅』は、1997年に京都にて初演。普遍的なテーマ性が高く評価され、その後様々な劇団・プロデュースにより繰り返し上演されてきました。2005年には宮田慶子さん演出、相葉雅紀さん主演で再演。2012年には土田さん自らが演出し、新たな改変を加えて決定版として上演されました。

本作では、脚本を2023年版として大幅に脚本をブラッシュアップし、土田さん自ら演出も手がけます。
主役の「日本村四番」駅の駅員・高島啓治役に、舞台『刀剣乱舞』シリーズや『おそ松さん on STAGE』シリーズをはじめ、ドラマや映画でも人気沸騰中の和田雅成さん。また駅に集う人々に、高月彩良さん、小沢道成さん、奥村佳恵さん、佐藤永典さん、尾方宣久さん、久保田磨希さんと個性あふれる実力派を揃え、この独特な劇世界を鮮やかに描き出していくとのこと。

【囲み取材コメント】
《開幕を目前に迎えて、今の気持ちは?》
和田 無事にみんなで今日、初日を迎えられそうなので、本当に千秋楽まで誰1人欠けることなく走りきることだけを目標に頑張りたいと思います。

高月 今日ようやく大好きな作品を皆様にお届けできるという喜びと、土田さんが作ってくださった温かい空気の舞台を大切にしながら演じていけたらいいなと思います。

久保田 私、長く舞台をやらせてもらっていますが、こんなに穏やかな稽古場は本当に初めてです。罵声を浴びない、心を折られない、追い込まれない。でもそれがなくてもこんな風に本番が迎えられるんだなという衝撃が走る思いです。稽古場での穏やかな空気がそのままこの舞台に乗ることを、すごく奇跡のような感じで今日を迎えています。

土田 今、俳優の皆さんが仰ってくださいましたが、これって、演出側がどれだけ穏やかにやろうと思っても、俳優さんが穏やかじゃないと穏やかにならないんですね。今回、本当に奇跡的に、皆さん配慮もあって、思いやりのある素晴らしいメンバーに集まっていただきましたので、本当にいい初日になるんじゃないかなと思って、私自身楽しみにしております。


《脚本をブラッシュアップしての上演ということで、どんなメッセージを伝えたいか?》
土田 元々これ書いたのは、もう25年ぐらい前の作品で、現代に向けて、今に合うようにという風に意識して書き直しましたし、今回のキャストの皆さんを想定して、多少色々といじったりさせていただきましたけれども、「フィクションの世界の空気」と「俳優さんが舞台上で醸し出す空気」というのが、割と調和しているので、この空気をお客さんにも一緒に体験していただきたいなと心の底から思っております。

《役作りをする上で苦労された点は?》
和田 役作りというか、今回土田さん演出の中で、僕たちが今まで感じることがなかったようなことをたくさん言っていただけたんです。それにみんな苦しみつつ楽しみつつというのはありました。あとは本番でお客様がどういう反応をするのか、本当に楽しみですね。


《和田さんの座長っぷりは?》
高月 本当にお気遣いのある素晴らしい方で、稽古場で例えば誰かがボケたり、ハプニングが起きた時に、必ず誰も傷つけずに拾っては突っ込んでくれることをずっとしてくださいました。わざとみんながボケたりだとか、自然なお笑いが生まれる稽古場を作ってくれたのも和田さんのおかげだなと思っています。温かい空気を作ってくれました。

久保田 舞台上で演じる時でも、演技以外のところでも、本当に細かく人を気遣える人です。舞台上の全てを俯瞰で見ることが出来るし、自分の芝居もちゃんと見ることができて、すごい人に出会ったなと思います。まるで“お母さん”みたい。でもここに来て、ちょいちょい“ブラック和田”が出てきたので、ちょっと楽しんでます。いやもう最高の座長です!

土田 お二人がおっしゃった通りで、配慮があまりわからないようにやってくれてました。こちらから要望を出す時、演出家って嫌なんです。俳優が嫌な気持ちになってんじゃないかと。今回は一切悪い空気にはならなかったんですけど、ちょっと難しいところになった時、1番でかい返事をするのが和田さんなんです。素晴らしい座長でした。


《皆さんならではの役作りやこどわりは?》
和田 高島は「のんびりさん」というあだ名をつけられるぐらい、 本当にのんびりしているんですけど、逆に僕は生きているテンポが早い人間なんです。 一番最初に「生きているテンポが早い人間ですけど、“のんびり”ってどういうところですか」と土田さんに相談させていただいた時に、「今のテンポでいいから、そういうところも意識しつつやっていこう」という言葉をいただきました。不安な部分もありましたが、忘れもしない9月18日の通し稽古終了後、土田さんから「今日はもう紛れもなく高島だった」という言葉を僕にくれたことに自信がついて、こういう方向でもっとブラッシュアップしていけば、しっかり舞台上で高島として生きていけるんだなと思うので、毎日毎日ブラッシュアップしながら生きていけたらと思います。

高月 私自身「会話劇」に参加させていただくのが、今回が初めてだったので、本当に学 ぶことばかりでした。日常的な会話が繰り広げられている中で、舞台上の見せ方を土田さんにたくさんご指導いただきました。私が演じる友紀ちゃんは、物事を達観している女性なので、1人ちょっと違うオーラを出せたらいいなという思いで日々稽古を重ねてきました。

久保田 チラシの紹介に「人見知りな女性」 と書いてあるんですけれども、“人見知らずでお馴染みの久保田磨希ですので、人見知りが・・・・・・と思いながら日々考えておりました。そしたら今回ステージに立つのが怖くて、おどおどしているんです。 稽古中や場当たり中もおどおどし過ぎて、若干過呼吸みたいになったり、セリフがポンとわからなくなる体験をしてしまったので、この後のゲネプロはもちろん、本番も毎回すごく怖いんです。 どこかにセリフを貼っておこうと思うくらい不安ですけど、その不安な気持ちをこの役に乗せて演じられたらいいなと真剣に本気で思っています。


《公演を楽しみにしている方にメッセージ》
和田 この作品の取材をしていただいた時にずっと言っているんですけど、お客様に寄り添う余白がほんとに多い作品で、お客様はその日によって心のコンディションが違うと思うんですけど、本当にどういうお客様にも寄り添って、その日を頑張れるような作品だと思うので、土田さんの世界観を僕たちはしっかりこの舞台上でお届けできたらいいなと思っております。劇場でお待ちしております。


【プレスコール写真】(計10点)
高島啓治 役:和田雅成さん
ローレンコ三郎 役:小沢道成さん
荒井湊 役:佐藤永典さん
本多大和 役:尾方宣久さん(MONO)
【STORY】
のどかな春の日の午後、燕が巣を作る季節。
埋立地に位置する、テーマパークの最寄り駅「日本村四番」でのこと。
駅員と売店の女、その友達、電車に乗り遅れた会社員らが集っていた。
彼らのたわいもないやりとりは、ごく日常の一コマのようで
おだやかな時間が流れている。
ただ、いつもと違うのは電車が一向に来ないこと。
そして他に人の気配がないこと。

そして空には奇妙な現象がおきていた……。


『燕のいる駅-ツバメノイルエキ-』は、10月8日まで東京公演が行われ、10月14日に松下IMPホールにて大阪公演が上演。詳細はInformationから公式サイトをチェックしてください。


☆Information
『燕のいる駅-ツバメノイルエキ-』

作・演出:土田英生(MONO)

出演:
和田雅成
高月彩良 小沢道成 奥村佳恵 佐藤永典
尾方宣久(MONO)
久保田磨希

<東京公演>
日程:2023年9月23日(土)~10月8日(日)
会場:紀伊國屋ホール
チケット料金:全席指定\9,000(税込)※未就学児入場不可
学生チケット 3,800円(税込)※枚数限定、一般発売のみ、当日引換券、要学生証提示

主催:ニッポン放送

問い合わせ:Zen-A 03-3538-2300(平日 11:00-19:00)

<大阪公演>
日程:2023年10月14日(土)
会場:松下IMPホール
チケット料金:全席指定\9,500(税込)※未就学児入場不可

主催:サンライズプロモーション大阪
問い合わせ:キョードーインフォメーション 0570-200-888(月~土 11:00-18:00)

【公式サイト】
https://event.1242.com/events/tsubamenoirueki/

【公式X(旧Twitter)】
@tsubamenoirueki

【公式Instagram】
@tsubamenoirueki2023

【ハッシュタグ】
#燕のいる駅

企画・製作:ニッポン放送

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