鈴木勝大「読んだ時の興奮を自分の体を通してお客様に伝えたい」"不条理演劇"の第一人者・別役実の戯曲をたはらひろやが演出、±0 第7回本公演『象』が9/22開幕!共演に小池亮介ら

±0(プラスマイナスゼロ) 第7回本公演『象』が、2023年9月22より東京・ザムザ阿佐谷で上演されます。
±0 第7回本公演『象』フライヤービジュアル
±0は、たはらひろや氏が主宰をつとめる劇団で、社会に浮き彫りになっている問題・事柄を抽象的に表現していく作風で人気。自分たちが気づかない、無視しているような「黒い部分」「後ろめたい部分」などを押し出し、役者の言葉と身体を駆使して、より"リアルなもの"に近づけていく芝居を特徴としているそう。
今回は「不条理演劇」の第一人者と言われる別役 実 氏の『象』という作品を通し、道理や条理では割り切れない人の不条理さなどを問うものとなっているとのこと。

◆あらすじ
入院中の「病人」をその甥である「男」が訪ねてくる。
「病人」はヒロシマへの原子爆弾によるヒバクシャで街頭で裸になって背中のケロイドを見せ喝采を浴びていたが、既に病状が悪化し今は入院をしているようだ。二人の会話から「男」もヒバクシャであることが明らかになる。

男:静かに死んでしまいたいとは思いませんか?

病人:思わないね。俺はむしろ、死ぬ前に殺されたいと思っている。

男:何故?

病人:知らん。情熱的に生きたいのさ。

「病人」はまた元気になってあの町でケロイドを見せたいと願っているが、「男」は静かにそのときを待つべきだと主張する。二人の生き方の違いを主軸に据えながら、「病人の妻」、医者」、「看護婦」など二人をとりまく様々な人々の姿から、ヒバクシャの抱える問題、それをとりまく世の中の問題が垣間見えてくる。
そして遂に「男」も発病し、「病人」の隣のベットへと入院することとなる。
あくまでも行動的な「病人」とは対照的に静かに死を迎えたいと願う「男」。
ある雨の日、ついに「病人」はあの町へ出かけることを決意するのだが……。
出演者は、主演に『特命戦隊ゴーバスターズ』『ドゲンジャーズ』シリーズ に出演の鈴木勝大さん。共演に天木じゅんさん、中澤隆範さん、「ウルトラマンR/B」で主演、ミュージカル「薄桜鬼 真改」シリーズや「戦国鍋TV」に出演の小池亮介さん、舞台『ROOKIES』や「ぴーすおぶけーき」に出演の酒井敏也さんや、藤澤まなさん、山田貴之さんらTV、CM、舞台など幅広く活躍しているメンバーが集結しています。

今回、主演をつとめる鈴木勝大さんからコメントが到着、ご紹介します。

◆鈴木勝大 コメント
鈴木勝大さん
不条理演劇と呼ばれる種の作品に深く関わらせていただくのは今回が初めてです。
なので、不条理演劇に対しては物語の筋は論理的ではなく、それ故に難解で複雑という印象がどうしても強かったのですが、今作のお話をいただいて『象』を最初に読んだ時に、分かり得ない箇所が多々ありながらも登場人物たちが何かに突き動かされている姿に興奮して最後まで一気に読みました。

今回の公演では、読んだ時の興奮を自分の体を通してご観劇のお客様に伝えられることを目標としています。
是非劇場へお越しください。


上演は9月30日まで、全13公演を予定。詳しくはInformationをチェックしてください。

☆Information
±0第七回本公演『象』
作:別役実 演出:たはらひろや

■会場
ザムザ阿佐谷
(東京都杉並区阿佐谷北2丁目12-21 ラピュタビル B1F)

■出演者
鈴木勝大
天木じゅん
中澤隆範
小池亮介
酒井敏也  
藤澤まな(±0)
山田貴之(±0)

■公演スケジュール
9月22日(金)~9月30日(土)
9月22日(金)18:00
9月23日(土)13:00/18:00
9月24日(日)13:00/18:00
9月25日(月)18:00
9月26日(火)13:00/18:00
9月27日(水)18:00
9月28日(木)18:00
9月29日(金)13:00/18:00
9月30日(土)13:00

受付開始:開演の45分前
開場:開演の30分前

■チケット料金
S席(最前列):7,500円
A席(2列目以降):6,000円
U-22割:3,000円
(全席指定・税込)
※別途、手数料が掛かります。

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