【画像&レポ追加!】陳内将「命を注いで、魂を削ってきた作品」、加藤将「目にもの見せてやります!」と気合十分!シリーズ完結作の舞台「紅葉鬼」~酒吞奇譚~が開幕、舞台写真&取材会レポートUP
・オフィシャルのゲネレポ公演画像&ゲネプロレポートを追加しました!
桜日梯子氏による人気BL漫画「抱かれたい男1位に脅されています。」の劇中劇を描いた、舞台「紅葉鬼」シリーズ3作目にして完結編!
舞台「紅葉鬼」~酒吞奇譚~が2022年5月8日に東京・シアター1010にて公演初日を迎え、その直前には公開ゲネプロと、キャストの陳内 将さん、加藤 将さん、菊池修司さん、演出の町田慎吾さんが参加する取材会が行われました。
舞台「紅葉鬼」~酒吞奇譚~が2022年5月8日に東京・シアター1010にて公演初日を迎え、その直前には公開ゲネプロと、キャストの陳内 将さん、加藤 将さん、菊池修司さん、演出の町田慎吾さんが参加する取材会が行われました。
(左から)菊池修司さん、陳内 将さん、加藤 将さん、演出の町田慎吾さん
原作コミックス「抱かれたい男1位に脅されています。」(月刊マガジンビーボーイ連載/リブレ刊)は、シリーズ累計発行部数400万部突破、2018年10月から12月にかけTVアニメが放送され、2021年10月に公開された劇場版アニメも大好評を博した人気作品。
その劇中劇として描かれた舞台「紅葉鬼」の3作目にして、完結編となる今作では、原作の登場キャラクター・東谷准太が演じる酒吞童子もついに登場となります。
その劇中劇として描かれた舞台「紅葉鬼」の3作目にして、完結編となる今作では、原作の登場キャラクター・東谷准太が演じる酒吞童子もついに登場となります。
舞台「紅葉鬼」~酒吞奇譚~ メインビジュアル
キャストには、1作目より西條高人/経若役を演じる陳内 将さんが主演を務め、東谷准太/酒吞童子役には加藤 将さんが初登場。
ほか、イクシマ役に小波津亜廉さん、帝役に小野健斗さん、鷲王役に田鶴翔吾さん、雪熊役に小林由佳さん、月熊役に今村ゆり子さん、花熊役に渡邊彩乃さん、行成役に相澤莉多さん、いぶき役に磯田虎太郎さん・前田武蔵さん(Wキャスト)、殺陣衆に塚田知紀さん、白崎誠也さん、小笠原竜哉さん、菅野慶太さん、村上歩夢さん、川島翔太郎さん、田中翔大さん、山田隼人さん、星熊役に髙木 俊さん、保名役に富田 翔さん、維茂役に今井靖彦さん、そしてシリーズ1作目以来の登場となる、綾木千広/繁貞役には菊池修司さんが出演しています。
公演ゲネプロ前に行われた取材会では、キャストより陳内 将さん、加藤 将さん、菊池修司さんと、演出の町田慎吾さんが参加。公演への意気込みを語るとともに、記者からの質問にも答えてくれました。
【取材会/意気込みコメント】
ほか、イクシマ役に小波津亜廉さん、帝役に小野健斗さん、鷲王役に田鶴翔吾さん、雪熊役に小林由佳さん、月熊役に今村ゆり子さん、花熊役に渡邊彩乃さん、行成役に相澤莉多さん、いぶき役に磯田虎太郎さん・前田武蔵さん(Wキャスト)、殺陣衆に塚田知紀さん、白崎誠也さん、小笠原竜哉さん、菅野慶太さん、村上歩夢さん、川島翔太郎さん、田中翔大さん、山田隼人さん、星熊役に髙木 俊さん、保名役に富田 翔さん、維茂役に今井靖彦さん、そしてシリーズ1作目以来の登場となる、綾木千広/繁貞役には菊池修司さんが出演しています。
公演ゲネプロ前に行われた取材会では、キャストより陳内 将さん、加藤 将さん、菊池修司さんと、演出の町田慎吾さんが参加。公演への意気込みを語るとともに、記者からの質問にも答えてくれました。
【取材会/意気込みコメント】
西條高人/経若 役:陳内 将さん
■西條高人/経若 役:陳内 将さん
僕は3作全部に出演していますが、2019年夏に始まり、2021年の冬、そして2022年春と、「紅葉鬼」というタイトルなのに、紅葉の季節の秋には上演されていなくて。でも、ふとした時に思い出す紅葉の景色はこの舞台に詰まっていて、そういう意味では僕はオールシーズンやれたと思って、「粋だな」とエモさも感じています。
今回、初演をW主演でやらせてもらった修司が3作目で帰ってきてくれて、座長としても、(役柄上での)兄としても嬉しいし、酒吞童子として加藤 将が出てくれることも頼もしいし、まっちーさん(町田さん)もどんどん演出プランが広がっていて。みんなで一緒にエンターテインメントを作っていけていること、それをこのご時世でお客様に届けられることを本当に幸せに思っています。
僕は3作全部に出演していますが、2019年夏に始まり、2021年の冬、そして2022年春と、「紅葉鬼」というタイトルなのに、紅葉の季節の秋には上演されていなくて。でも、ふとした時に思い出す紅葉の景色はこの舞台に詰まっていて、そういう意味では僕はオールシーズンやれたと思って、「粋だな」とエモさも感じています。
今回、初演をW主演でやらせてもらった修司が3作目で帰ってきてくれて、座長としても、(役柄上での)兄としても嬉しいし、酒吞童子として加藤 将が出てくれることも頼もしいし、まっちーさん(町田さん)もどんどん演出プランが広がっていて。みんなで一緒にエンターテインメントを作っていけていること、それをこのご時世でお客様に届けられることを本当に幸せに思っています。
東谷准太/酒吞童子 役:加藤 将さん
■東谷准太/酒吞童子 役:加藤 将さん
座長の陳内さんが言ってくれたことが全てなんですが、僕は集大成となる3作目から、酒吞童子として陳内さんと真ん中に立たせてもらうことになって。出来上がったカンパニーに、最終章からメインキャラクターで入ることにはプレッシャーもありましたが、座組がみんないい人で、まっちーさんも修司も、陳内さんもたくさん引っ張ってくれて、ここまでできたと思います。
(舞台の脚本自体は)オリジナルなので、やっぱりシーンを作っていくのも難しいんですが、その分自由だし……でも制限もあるし、原作もあるし、という中で皆さんが作ってきたのが「紅葉鬼」だと思います。だからこそ、自分たちがやってきたことに誇りをもって「これが『紅葉鬼』だ!」と、お客様にしっかりと見てもらえるように、たくさん稽古してきましたので、ぜひ皆さんお楽しみください。
座長の陳内さんが言ってくれたことが全てなんですが、僕は集大成となる3作目から、酒吞童子として陳内さんと真ん中に立たせてもらうことになって。出来上がったカンパニーに、最終章からメインキャラクターで入ることにはプレッシャーもありましたが、座組がみんないい人で、まっちーさんも修司も、陳内さんもたくさん引っ張ってくれて、ここまでできたと思います。
(舞台の脚本自体は)オリジナルなので、やっぱりシーンを作っていくのも難しいんですが、その分自由だし……でも制限もあるし、原作もあるし、という中で皆さんが作ってきたのが「紅葉鬼」だと思います。だからこそ、自分たちがやってきたことに誇りをもって「これが『紅葉鬼』だ!」と、お客様にしっかりと見てもらえるように、たくさん稽古してきましたので、ぜひ皆さんお楽しみください。
綾木千広/繁貞 役:菊池修司さん
■綾木千広/繁貞 役:菊池修司さん
僕は約3年ぶりの出演で、1作目に出させていたただいた時から、衣装も髪型も新しくなりました。3年前、当時は3作目まで続くシリーズになるとは思っていなくて、たくさん応援してくれている方がいるからこそ、3作目を迎えることができて……それはすごくありがたいことで、当たり前だとは思わず、僕らカンパニー一同で「紅葉鬼」完結編として今まで以上の大作として届けられるように頑張ってきました。
個人的には、稽古をしていても3年前の思い出がすごく蘇ってきて。僕自身の3年間を経ての成長や、僕が繁貞として経若を見る気持ちも変化してきているなと感じたり、色んな想いがある中で挑んでいるので、今回はその集大成を皆さんに届けたいと思います。
僕は約3年ぶりの出演で、1作目に出させていたただいた時から、衣装も髪型も新しくなりました。3年前、当時は3作目まで続くシリーズになるとは思っていなくて、たくさん応援してくれている方がいるからこそ、3作目を迎えることができて……それはすごくありがたいことで、当たり前だとは思わず、僕らカンパニー一同で「紅葉鬼」完結編として今まで以上の大作として届けられるように頑張ってきました。
個人的には、稽古をしていても3年前の思い出がすごく蘇ってきて。僕自身の3年間を経ての成長や、僕が繁貞として経若を見る気持ちも変化してきているなと感じたり、色んな想いがある中で挑んでいるので、今回はその集大成を皆さんに届けたいと思います。
演出:町田慎吾さん
■演出:町田慎吾さん
2019年の舞台「紅葉鬼」初演が僕の初演出作となりまして、その作品が2作目、そして今回の完結編と続けられ、演出できることを本当に幸せに思っています。
さっき(加藤)将くんが言ってくれたように、オリジナル作品ということで本当に手探りで、稽古場でみんなと話し合いながら作ってきました。それをお客様が見てくださって、楽しんで下さったことが今回に繋がっているので、今回も絶対に楽しんでいただけるように、カンパニー全員で心を込めて作ってきました。
質疑応答では、“1作目~3作目までの変遷として感じることは?”と聞かれると、陳内さんは「1作目で死んだ人が2作目は違う役で出て、2作目で死んだ人が3作目はまた違う役で出るっていう、“復活システム”が『紅葉鬼』では一人一回使えまして(笑)。もし今回も誰かが死ぬのであれば、そのシステムを使ってもらって……もしかしたら4作目があるかもしれませんし、そういった意味では夢のある設定だなと思います(笑)」と、『紅葉鬼』シリーズならではのキャスティングを挙げて回答。
さらに陳内さんは、「僕個人的には、亡くなった人物(キャラクター)の言葉、夢とか想いを本当に多く受け取っていて。今回出ていなくても、1作目、2作目に携わった方々の想いを背負って、完結に向かっていけたらいいなと思っています」と、過去作品にも想いを寄せます。
また“衣装や演出面での見どころは?”との質問には、町田さんが「皆さん、すらーっとしていて!」とキャストの美麗な衣装姿を称えるとともに、演出について「まずは、原作の美しい世界観を大切していて、2作目からは生演奏の方にも入っていただいて。そして3作目の今回が、多分今までで一番エンタメ要素が強いのではないかな、と思っています。役者のお芝居は崩さずに、音楽とエンタメ性で皆さんがより素敵に、よりきれいに見えるように演出させていただきました」と、意識している点をコメント。
するとキャスト陣からも演出を絶賛する声が上がり、加藤さんからは「特にオープニング、すごいですよ!」と、期待が高まる言葉も飛び出します。
続いて“登場人物の生死も描かれるシリアスな作品ですが、稽古場での雰囲気は?”との質問では、キャストたちの和気あいあいとした掛け合いが展開!
まずは菊池さんが「稽古場にも、生と死がありましたね!(一同笑) みんな集中していて……でも休憩中にはいぶき役の子役二人と遊んだりして、和みを感じながらも稽古はしっかりとやる、という感じでした」と語りだすと、陳内さんは「ピリッとした空気感になった時は、彼(加藤さん)の天然要素にすごく助けられて! ふとした時に突拍子もないことを言ったりするおかげで、空気が和んでいい感じになるんですよ」と、加藤さんの天然&ムードメーカーぶりを明かします。
この言葉に、加藤さんが「俺は(陳内)将くんがバランサーだと思っていたんですけど、実は俺がバランサーだった、ってことですね!?」と笑顔を見せる一方、陳内さんは「そうは言ってないけど(笑)。でも、修ちゃんもすごい天然なんだよね!」と菊池さんにも話題を振りますが、菊池さんは「僕、1作目の時はちゃんじんさん(陳内さん)にすごく可愛がってもらったのに、今回はずっと加藤 将くんばっかり可愛がっていて……ちょっと嫉妬が渦巻いています(笑)」と不満顔に!?
そんな菊池さんを、陳内さんが「それは、今回は一緒にいられるシーンも限られているから、ね?」となだめますが、加藤さんは「俺が独占するんで!(笑)」と勝ち誇った表情を見せ、さらに場内を笑わせてくれます。
このキャストたちの楽しい掛け合いを見て、町田さんからは「陳内くんは初演の頃に比べて、本当に笑顔が多くなりましたね。いつも素敵な笑顔を見せてくれて、座長としてピリッっとした空気を作ってくれる時も、和ませてくれる時もあって、すごく助けられました。この天然の方たちの中で……僕も天然なんで(笑)」と、天然キャラが多いカンパニーを引っ張ってくれた座長への感謝も語られました。
2019年の舞台「紅葉鬼」初演が僕の初演出作となりまして、その作品が2作目、そして今回の完結編と続けられ、演出できることを本当に幸せに思っています。
さっき(加藤)将くんが言ってくれたように、オリジナル作品ということで本当に手探りで、稽古場でみんなと話し合いながら作ってきました。それをお客様が見てくださって、楽しんで下さったことが今回に繋がっているので、今回も絶対に楽しんでいただけるように、カンパニー全員で心を込めて作ってきました。
質疑応答では、“1作目~3作目までの変遷として感じることは?”と聞かれると、陳内さんは「1作目で死んだ人が2作目は違う役で出て、2作目で死んだ人が3作目はまた違う役で出るっていう、“復活システム”が『紅葉鬼』では一人一回使えまして(笑)。もし今回も誰かが死ぬのであれば、そのシステムを使ってもらって……もしかしたら4作目があるかもしれませんし、そういった意味では夢のある設定だなと思います(笑)」と、『紅葉鬼』シリーズならではのキャスティングを挙げて回答。
さらに陳内さんは、「僕個人的には、亡くなった人物(キャラクター)の言葉、夢とか想いを本当に多く受け取っていて。今回出ていなくても、1作目、2作目に携わった方々の想いを背負って、完結に向かっていけたらいいなと思っています」と、過去作品にも想いを寄せます。
また“衣装や演出面での見どころは?”との質問には、町田さんが「皆さん、すらーっとしていて!」とキャストの美麗な衣装姿を称えるとともに、演出について「まずは、原作の美しい世界観を大切していて、2作目からは生演奏の方にも入っていただいて。そして3作目の今回が、多分今までで一番エンタメ要素が強いのではないかな、と思っています。役者のお芝居は崩さずに、音楽とエンタメ性で皆さんがより素敵に、よりきれいに見えるように演出させていただきました」と、意識している点をコメント。
するとキャスト陣からも演出を絶賛する声が上がり、加藤さんからは「特にオープニング、すごいですよ!」と、期待が高まる言葉も飛び出します。
続いて“登場人物の生死も描かれるシリアスな作品ですが、稽古場での雰囲気は?”との質問では、キャストたちの和気あいあいとした掛け合いが展開!
まずは菊池さんが「稽古場にも、生と死がありましたね!(一同笑) みんな集中していて……でも休憩中にはいぶき役の子役二人と遊んだりして、和みを感じながらも稽古はしっかりとやる、という感じでした」と語りだすと、陳内さんは「ピリッとした空気感になった時は、彼(加藤さん)の天然要素にすごく助けられて! ふとした時に突拍子もないことを言ったりするおかげで、空気が和んでいい感じになるんですよ」と、加藤さんの天然&ムードメーカーぶりを明かします。
この言葉に、加藤さんが「俺は(陳内)将くんがバランサーだと思っていたんですけど、実は俺がバランサーだった、ってことですね!?」と笑顔を見せる一方、陳内さんは「そうは言ってないけど(笑)。でも、修ちゃんもすごい天然なんだよね!」と菊池さんにも話題を振りますが、菊池さんは「僕、1作目の時はちゃんじんさん(陳内さん)にすごく可愛がってもらったのに、今回はずっと加藤 将くんばっかり可愛がっていて……ちょっと嫉妬が渦巻いています(笑)」と不満顔に!?
そんな菊池さんを、陳内さんが「それは、今回は一緒にいられるシーンも限られているから、ね?」となだめますが、加藤さんは「俺が独占するんで!(笑)」と勝ち誇った表情を見せ、さらに場内を笑わせてくれます。
このキャストたちの楽しい掛け合いを見て、町田さんからは「陳内くんは初演の頃に比べて、本当に笑顔が多くなりましたね。いつも素敵な笑顔を見せてくれて、座長としてピリッっとした空気を作ってくれる時も、和ませてくれる時もあって、すごく助けられました。この天然の方たちの中で……僕も天然なんで(笑)」と、天然キャラが多いカンパニーを引っ張ってくれた座長への感謝も語られました。
賑やかな取材会の最後には、それぞれ以下のように観客へとメッセージを送りました。
陳内さん「完結編までできるのは本当にお客様の応援、支えがあってこそ。満足してほしいけど、『まだ観たい』とも思ってほしい。ちゃんと3部作として完結させるのが僕たちの責務ではあるけれど、またお客様が『番外編を観たい』と言ってくれたらとも思ってしまう、どっちつかずな気持ちがあるくらい、僕は『紅葉鬼』に命を注いで、魂を削ってきました。それをお客様が存分に楽しんでくだされば、僕はものすごく幸せです」
加藤さん「僕は酒吞童子として、今まで存在が匂わせられていた存在を演じるので、彼がどんなキャラクターなのか、しっかりと責任をもって『これが酒吞童子だ』『これが紅葉鬼だ』と言えるものを演じたいと思います。酒吞童子が抱えているものは、世の中を生きている人も多く抱えているものでもあって、僕もその気持ちがすごく分かって……そういう人たちを、この作品を観ることで救えると思うんです。『紅葉鬼』はすごく素敵な物語で、色んな救いもあって、これはオリジナル脚本だからこそ出せた部分でもあるし、桜日先生が素敵なキャラクターを作って下さったからこそできた物語でもあります。だから本当に一公演一公演、魂を削って……本番では、目にもの見せてやります!!」
菊池さん「初演から携わっている身としては、大好きな作品ですし、色んな方々の力がないとシリーズ3作品もやれなかった、というのは身に染みて感じています。応援して下さる皆さんにこの完結編をより楽しんでいただけるよう精一杯頑張っていますし、1作目、2作目、3作目と関わってきた全員の想いがギュッと詰まった作品になっているので、ワクワクとした楽しい気持ちだけを持って、劇場に来ていただければなと思っています」
町田さん「脚本の葛木さんが、初演から登場人物たちと物語に愛をもって書いて下さって、本当に素敵な完結編になりました。役者も本当に素晴らしく演じて下さっていますので、このご時世でなかなか劇場に足を運ぶことが難しい方もいると思いますが、必ず心に響く作品をお見せできると確信していますので、一人でも多くの方に観に来ていただければと思います」
【あらすじ】
先の茨木童子との戦いで深手を負った経若は、数ヶ月ぶりに意識が回復する。
再び子鬼・いぶきの姿で経若と共に穏やかな時を過ごす酒呑童子だが、経若のある言葉をきっかけについにその正体を明らかにする。
そして酒呑童子は経若の生死を支配し、いよいよ宿願である帝狩りへと動き出す。
一方、帝は経若奪還のため維茂を呼び戻し、戸隠の頭目・繁貞に援軍を要請することを決意する。
鬼と人の行く末を決める最終決戦がはじまる――
【舞台写真】
陳内さん「完結編までできるのは本当にお客様の応援、支えがあってこそ。満足してほしいけど、『まだ観たい』とも思ってほしい。ちゃんと3部作として完結させるのが僕たちの責務ではあるけれど、またお客様が『番外編を観たい』と言ってくれたらとも思ってしまう、どっちつかずな気持ちがあるくらい、僕は『紅葉鬼』に命を注いで、魂を削ってきました。それをお客様が存分に楽しんでくだされば、僕はものすごく幸せです」
加藤さん「僕は酒吞童子として、今まで存在が匂わせられていた存在を演じるので、彼がどんなキャラクターなのか、しっかりと責任をもって『これが酒吞童子だ』『これが紅葉鬼だ』と言えるものを演じたいと思います。酒吞童子が抱えているものは、世の中を生きている人も多く抱えているものでもあって、僕もその気持ちがすごく分かって……そういう人たちを、この作品を観ることで救えると思うんです。『紅葉鬼』はすごく素敵な物語で、色んな救いもあって、これはオリジナル脚本だからこそ出せた部分でもあるし、桜日先生が素敵なキャラクターを作って下さったからこそできた物語でもあります。だから本当に一公演一公演、魂を削って……本番では、目にもの見せてやります!!」
菊池さん「初演から携わっている身としては、大好きな作品ですし、色んな方々の力がないとシリーズ3作品もやれなかった、というのは身に染みて感じています。応援して下さる皆さんにこの完結編をより楽しんでいただけるよう精一杯頑張っていますし、1作目、2作目、3作目と関わってきた全員の想いがギュッと詰まった作品になっているので、ワクワクとした楽しい気持ちだけを持って、劇場に来ていただければなと思っています」
町田さん「脚本の葛木さんが、初演から登場人物たちと物語に愛をもって書いて下さって、本当に素敵な完結編になりました。役者も本当に素晴らしく演じて下さっていますので、このご時世でなかなか劇場に足を運ぶことが難しい方もいると思いますが、必ず心に響く作品をお見せできると確信していますので、一人でも多くの方に観に来ていただければと思います」
【あらすじ】
先の茨木童子との戦いで深手を負った経若は、数ヶ月ぶりに意識が回復する。
再び子鬼・いぶきの姿で経若と共に穏やかな時を過ごす酒呑童子だが、経若のある言葉をきっかけについにその正体を明らかにする。
そして酒呑童子は経若の生死を支配し、いよいよ宿願である帝狩りへと動き出す。
一方、帝は経若奪還のため維茂を呼び戻し、戸隠の頭目・繁貞に援軍を要請することを決意する。
鬼と人の行く末を決める最終決戦がはじまる――
【舞台写真】
【オフィシャル公演画像】(※画像18点追加)
【オフィシャルゲネプロレポート】(※テキスト追加)
舞台「紅葉鬼」~酒吞奇譚~が開幕した。本作は、シリーズ累計発行部数400万部突破の人気コミック「抱かれたい男1位に脅されています。」内で描かれた劇中劇を舞台化したもの。2019年に第1作が初演。2021年1月に続編である舞台「紅葉鬼」~童子奇譚~が上演され、今回はシリーズ第3作にして堂々の完結編となる。人と鬼との哀しき戦いはどのような結末を迎えたのか。初日に先駆けて行われたゲネプロ(最終通し稽古)の模様をレポートする。
舞台中央には大きな木。降りしきる雪の中、その木の下で小鬼が俯いている。そこに通りかかる、傘を差した若き日の経若。小鬼のすぐそばで父親と思われる鬼が倒れている。寒空の下、突っ立っている小鬼を捨て置けず、声をかける経若。この出会いこそが、すべての始まりだった。小鬼は、歳月を経て酒吞童子へと成長。父への憎しみを忘れられぬその心を経若に投影し、経若に帝を討たせようと策略する。
舞台「紅葉鬼」シリーズの大きな魅力は、その数奇な関係性が生み出す愛憎のドラマだ。第1作では、帝の子でありながら鬼の頭目として育てられた経若と、鬼の頭目の子でありながら人間として育てられた繁貞の因縁から、「人と鬼の共生」というテーマを炙り出し、第2作では人間たちへの復讐を誓う茨木童子との対決を通して「憎しみの連鎖」を描き出した。
そしてこの完結編では、「父と子」「兄と弟」「主従」「宿敵」など様々な関係を通して、長きに渡った宿命の物語に決着をつける。中心となるのは、経若と酒吞だ。酒吞にとって経若は生きる道筋を照らしてくれた人。その執心ぶりは、どこか愛に似たものがある。経若を仲間に引き入れたい酒吞は、背後から抱くようにしてその身を我がものにする。その光景は妖美ですらあって、艶やかにして麗わしい陳内将の経若と、荒々しくも寂しげな加藤将の酒呑に、一気に心を掴まれる。そこに、第1作以来の登場となる菊池修司の繁貞と育ての親である今井靖彦の維茂、同じ陰陽師でありながら対極の道を辿った小波津亜廉のイクシマと富田翔の保名など、それぞれの人間模様が幾重に織り込まれ、物語の幹をより太くする。
さらに、町田慎吾による絢爛豪華な演出がこの恩讐のドラマを華やかに仕立て上げている。生演奏を取り入れた音楽は迫力満点で、美鵬直三朗の和太鼓が観客の心を打ち鳴らし、後藤泰観のヴァイオリンがキャラクターの苦悩と悲哀を代弁。「紅葉鬼」らしい赤を基調としたドラマティックな照明や、随所に盛り込まれるプロジェクションマッピングが、血飛沫舞う人と鬼の決戦に風雅な格調を与えている。
小林由佳演じる雪熊、今村ゆり子演じる月熊、渡邊彩乃演じる花熊によるアクロバティックなパフォーマンスも鮮やかで、バトントワリングをベースとしたプレイは目を奪われる可憐さ。殺陣衆の立ち回りも勇ましく、日舞でよく用いられる「布晒し」を使ったアクションに、日本文化へのリスペクトを感じた。彼/彼女らによって織りなされる宴の光景は幻想的で、思わず鬼の里に迷い込んだ心地にさせられることだろう。
物語は、経若と酒?の対決を経て「人と鬼の共生」という原点へ帰着する。テレビをつければ、目を伏せたくなるようなニュースが続くこの時代に、「人と鬼の共生」というテーマは決してファンタジーでも何でもないことを思い知らされる。人も鬼も、愛する者を奪われた憎しみが、復讐へと駆り立てる。そして争い続ける限り、この憎しみは終わらない。「憎しみの連鎖」を断ち切るために必要なものは何なのか。かつて鬼の頭目として人間を滅ぼすことしか頭になかった経若が、数多の戦いをくぐり抜け、辿り着いた境地にこそ、その答えが示されている。
舞台「紅葉鬼」~酒吞奇譚~は5月8日(日)から5月15日(日)まで東京・シアター1010にて上演。初日公演および千秋楽公演についてはライブ配信&ディレイ配信も実施している。
<文・横川良明>
舞台「紅葉鬼」~酒吞奇譚~は、2022年5月8日(日)~5月15日(日)まで東京・シアター1010にて上演中。また本公演の模様はStreaming+とシアターコンプレックスにて、初日&千秋楽公演のライブ配信も行われます。
ほか公演詳細・最新情報は、下記のInformationから公式サイトをご確認ください。
©DO1 PROJECT/舞台「紅葉鬼」製作委員会
☆Information
舞台「紅葉鬼」~酒吞奇譚~が開幕した。本作は、シリーズ累計発行部数400万部突破の人気コミック「抱かれたい男1位に脅されています。」内で描かれた劇中劇を舞台化したもの。2019年に第1作が初演。2021年1月に続編である舞台「紅葉鬼」~童子奇譚~が上演され、今回はシリーズ第3作にして堂々の完結編となる。人と鬼との哀しき戦いはどのような結末を迎えたのか。初日に先駆けて行われたゲネプロ(最終通し稽古)の模様をレポートする。
舞台中央には大きな木。降りしきる雪の中、その木の下で小鬼が俯いている。そこに通りかかる、傘を差した若き日の経若。小鬼のすぐそばで父親と思われる鬼が倒れている。寒空の下、突っ立っている小鬼を捨て置けず、声をかける経若。この出会いこそが、すべての始まりだった。小鬼は、歳月を経て酒吞童子へと成長。父への憎しみを忘れられぬその心を経若に投影し、経若に帝を討たせようと策略する。
舞台「紅葉鬼」シリーズの大きな魅力は、その数奇な関係性が生み出す愛憎のドラマだ。第1作では、帝の子でありながら鬼の頭目として育てられた経若と、鬼の頭目の子でありながら人間として育てられた繁貞の因縁から、「人と鬼の共生」というテーマを炙り出し、第2作では人間たちへの復讐を誓う茨木童子との対決を通して「憎しみの連鎖」を描き出した。
そしてこの完結編では、「父と子」「兄と弟」「主従」「宿敵」など様々な関係を通して、長きに渡った宿命の物語に決着をつける。中心となるのは、経若と酒吞だ。酒吞にとって経若は生きる道筋を照らしてくれた人。その執心ぶりは、どこか愛に似たものがある。経若を仲間に引き入れたい酒吞は、背後から抱くようにしてその身を我がものにする。その光景は妖美ですらあって、艶やかにして麗わしい陳内将の経若と、荒々しくも寂しげな加藤将の酒呑に、一気に心を掴まれる。そこに、第1作以来の登場となる菊池修司の繁貞と育ての親である今井靖彦の維茂、同じ陰陽師でありながら対極の道を辿った小波津亜廉のイクシマと富田翔の保名など、それぞれの人間模様が幾重に織り込まれ、物語の幹をより太くする。
さらに、町田慎吾による絢爛豪華な演出がこの恩讐のドラマを華やかに仕立て上げている。生演奏を取り入れた音楽は迫力満点で、美鵬直三朗の和太鼓が観客の心を打ち鳴らし、後藤泰観のヴァイオリンがキャラクターの苦悩と悲哀を代弁。「紅葉鬼」らしい赤を基調としたドラマティックな照明や、随所に盛り込まれるプロジェクションマッピングが、血飛沫舞う人と鬼の決戦に風雅な格調を与えている。
小林由佳演じる雪熊、今村ゆり子演じる月熊、渡邊彩乃演じる花熊によるアクロバティックなパフォーマンスも鮮やかで、バトントワリングをベースとしたプレイは目を奪われる可憐さ。殺陣衆の立ち回りも勇ましく、日舞でよく用いられる「布晒し」を使ったアクションに、日本文化へのリスペクトを感じた。彼/彼女らによって織りなされる宴の光景は幻想的で、思わず鬼の里に迷い込んだ心地にさせられることだろう。
物語は、経若と酒?の対決を経て「人と鬼の共生」という原点へ帰着する。テレビをつければ、目を伏せたくなるようなニュースが続くこの時代に、「人と鬼の共生」というテーマは決してファンタジーでも何でもないことを思い知らされる。人も鬼も、愛する者を奪われた憎しみが、復讐へと駆り立てる。そして争い続ける限り、この憎しみは終わらない。「憎しみの連鎖」を断ち切るために必要なものは何なのか。かつて鬼の頭目として人間を滅ぼすことしか頭になかった経若が、数多の戦いをくぐり抜け、辿り着いた境地にこそ、その答えが示されている。
舞台「紅葉鬼」~酒吞奇譚~は5月8日(日)から5月15日(日)まで東京・シアター1010にて上演。初日公演および千秋楽公演についてはライブ配信&ディレイ配信も実施している。
<文・横川良明>
舞台「紅葉鬼」~酒吞奇譚~は、2022年5月8日(日)~5月15日(日)まで東京・シアター1010にて上演中。また本公演の模様はStreaming+とシアターコンプレックスにて、初日&千秋楽公演のライブ配信も行われます。
ほか公演詳細・最新情報は、下記のInformationから公式サイトをご確認ください。
©DO1 PROJECT/舞台「紅葉鬼」製作委員会
☆Information
■公演概要
舞台「紅葉鬼」~酒吞奇譚~
日程・会場:
2022年5月8日(日)~5月15日(日) シアター1010
【STAFF】
原作:桜日梯子「抱かれたい男1位に脅されています。」
(月刊マガジンビーボーイ連載/リブレ刊)
演出:町田慎吾
脚本:葛木 英
【CAST】
<西條高人/経若>:陳内 将 <東谷准太/酒吞童子>:加藤 将/
<イクシマ>:小波津亜廉 <帝>:小野健斗 <鷲王>:田鶴翔吾
<雪熊>:小林由佳 <月熊>:今村ゆり子 <花熊>:渡邊彩乃 <行成>:相澤莉多
<いぶき>:磯田虎太郎・前田武蔵(Wキャスト)/
<殺陣衆>:塚田知紀 白崎誠也 小笠原竜哉 菅野慶太
村上歩夢 川島翔太郎 田中翔大 山田隼人/
<星熊>:髙木 俊 <保名>:富田 翔 <維茂>:今井靖彦/
<綾木千広/繁貞>:菊池修司
【演奏】
<和太鼓・鳴り物>:美鵬直三朗 <ヴァイオリン>:後藤泰観
【制作】トライフルエンターテインメント
【主催】アニプレックス/ネルケプランニング/トライフルエンターテインメント/イープラス
≪公式サイト≫
https://kouyouki.com/
≪公式Twitter≫
@kouyouki_b
■舞台「紅葉鬼」~酒吞奇譚~ 初日&千秋楽公演のライブ配信決定!
<ライブ配信>
【Streaming+】 https://eplus.jp/kouyouki/
【シアターコンプレックス】 https://theater-complex.jp/movie/list/kouyouki
<対象公演>
【初日】:2022年5月8日(日)17:00 公演
【千秋楽】:2022年5月15日(日)13:00 公演
<販売価格>
・見逃し配信付き ライブ配信:各公演3,800 円(税込)
・ディレイ配信:各公演3,800円(税込)
※ライブ配信、 ディレイ配信はそれぞれ配信期間・販売期間が異なります。
※販売期間・視聴期限など詳しくは、 各配信サイトをご確認ください。
■舞台「紅葉鬼」〜酒呑奇譚〜 Blu-ray & DVD
2022年11月23日(水)発売決定!
・仕様
[完全生産限定盤]
Blu-ray:¥10,780(税抜価格¥9,800)【ディスク2枚組(本編 BD+特典映像 DVD)】
DVD:¥9,680(税抜価格¥8,800)【ディスク2枚組(本編DVD+特典映像 DVD)】
[ANIPLEX+・アニメイト限定セット]
Blu-ray:¥11,330(税抜価格¥10,300)【完全生産限定版[BD]+特典DVD】
DVD:¥10,230(税抜価格¥9,300)【完全生産限定版[DVD]+特典DVD】
発売:アニプレックス 販売:ソニー・ミュージックソリューションズ
舞台「紅葉鬼」~酒吞奇譚~
日程・会場:
2022年5月8日(日)~5月15日(日) シアター1010
【STAFF】
原作:桜日梯子「抱かれたい男1位に脅されています。」
(月刊マガジンビーボーイ連載/リブレ刊)
演出:町田慎吾
脚本:葛木 英
【CAST】
<西條高人/経若>:陳内 将 <東谷准太/酒吞童子>:加藤 将/
<イクシマ>:小波津亜廉 <帝>:小野健斗 <鷲王>:田鶴翔吾
<雪熊>:小林由佳 <月熊>:今村ゆり子 <花熊>:渡邊彩乃 <行成>:相澤莉多
<いぶき>:磯田虎太郎・前田武蔵(Wキャスト)/
<殺陣衆>:塚田知紀 白崎誠也 小笠原竜哉 菅野慶太
村上歩夢 川島翔太郎 田中翔大 山田隼人/
<星熊>:髙木 俊 <保名>:富田 翔 <維茂>:今井靖彦/
<綾木千広/繁貞>:菊池修司
【演奏】
<和太鼓・鳴り物>:美鵬直三朗 <ヴァイオリン>:後藤泰観
【制作】トライフルエンターテインメント
【主催】アニプレックス/ネルケプランニング/トライフルエンターテインメント/イープラス
≪公式サイト≫
https://kouyouki.com/
≪公式Twitter≫
@kouyouki_b
■舞台「紅葉鬼」~酒吞奇譚~ 初日&千秋楽公演のライブ配信決定!
<ライブ配信>
【Streaming+】 https://eplus.jp/kouyouki/
【シアターコンプレックス】 https://theater-complex.jp/movie/list/kouyouki
<対象公演>
【初日】:2022年5月8日(日)17:00 公演
【千秋楽】:2022年5月15日(日)13:00 公演
<販売価格>
・見逃し配信付き ライブ配信:各公演3,800 円(税込)
・ディレイ配信:各公演3,800円(税込)
※ライブ配信、 ディレイ配信はそれぞれ配信期間・販売期間が異なります。
※販売期間・視聴期限など詳しくは、 各配信サイトをご確認ください。
■舞台「紅葉鬼」〜酒呑奇譚〜 Blu-ray & DVD
2022年11月23日(水)発売決定!
・仕様
[完全生産限定盤]
Blu-ray:¥10,780(税抜価格¥9,800)【ディスク2枚組(本編 BD+特典映像 DVD)】
DVD:¥9,680(税抜価格¥8,800)【ディスク2枚組(本編DVD+特典映像 DVD)】
[ANIPLEX+・アニメイト限定セット]
Blu-ray:¥11,330(税抜価格¥10,300)【完全生産限定版[BD]+特典DVD】
DVD:¥10,230(税抜価格¥9,300)【完全生産限定版[DVD]+特典DVD】
発売:アニプレックス 販売:ソニー・ミュージックソリューションズ