【テニミュSP】越前リョーマ役・今牧輝琉&佐伯虎次郎役・松永有紘が登場!ミュージカル『テニスの王子様』4thシーズン 青学(せいがく)vs六角、開幕記念インタビュー

2003年の始動から20周年を迎えたミュージカル『テニスの王子様』(通称 テニミュ)の最新公演、ミュージカル『テニスの王子様』4thシーズン 青学(せいがく)vs六角が2023年7月15日にTACHIKAWA STAGE GARDENでの東京公演より開幕!
スマートボーイズでは今作のキャストより、青学(せいがく)・越前リョーマ役の今牧輝琉いままきひかるさんと、テニミュ4thシーズン初登場となる六角・佐伯虎次郎役の松永有紘まつながありひろさんにインタビュー。稽古場でのお互いの姿や、公演への熱い意気込みを語っていただきました。
(左から)松永有紘さん、今牧輝琉さん
7月~9月にかけて東京・大阪・愛知・東京凱旋公演が行われるミュージカル『テニスの王子様』4thシーズン 青学(せいがく)vs六角では、全国中学生テニストーナメントの関東大会で強敵・氷帝を打破し、準決勝に進出した青学(せいがく)の前に、千葉の古豪・六角が立ちはだかります。
今作では顧問手製の木製ラケットを使用し、1年生部長の葵、高い動体視力を持つ佐伯、ビックサーバー・黒羽と長いラケットを巧みに操る天根のダブルスなど、個性豊かな選手たちが存在感を放つ六角の面々に加え、テニミュ4thシーズン第三弾で対戦相手となった氷帝からは跡部景吾、忍足侑士、向日岳人、芥川慈郎が再び登場。また、六角のテニス部監督・オジイと、緑山の季楽靖幸も登場します。

■インタビュー
――ミュージカル『テニスの王子様』4thシーズン 青学(せいがく)vs六角では、いよいよ六角がテニミュ4thシーズンへ初登場となります! 公演が決まって、まずはどんなお気持ちでしたか?

今牧輝琉(以下、今牧) 僕はリョーマとして本公演には6作目の出演(ミュージカル『新テニスの王子様』を含む)、3度目の夏になりますが、テニミュの夏って本当に楽しくて! 青学(せいがく)の皆ともずっと一緒にいるのでプライベートでも仲が良いですし、役としても距離が縮まった感じがしているんです。
今回の青学(せいがく)は、手塚部長が肩の治療でチームを離れることになり、1・2年生たちもプレッシャーを感じるような描写があるんですが、曲中でも学年ごとのパートに分かれるところが多いですし、そうした場面での1・2年生と3年生の対比や、青学(せいがく)の仲の良さ、絆のような部分をたくさん見せていけたらいいなと思っています。

松永有紘(以下、松永) 僕は出演が決まった時に、「ついにテニミュに出られる!」という気持ちで本当に嬉しかったです! 六角は、他の学校とはまた違った魅力がある明るい学校なので、そこを存分に出していけたらいいなと思っています。

――稽古場での様子を通して、今牧さんには新たなライバル・六角はどのようなチームに見えていますか?

今牧 初参加の学校にはフォームレッスンとか、ダンスや演技のワークショップがあるので、僕たちよりも稽古が始まるのが早くて、青学(せいがく)はあとから参加したんですよ。それもあってか、僕たちが初めて六角の皆さんとお会いした時には、「もう出来上がっているな」「関係性が六角っぽいな」と思いました。
それに六角は、曲もすっごくコミカルで、かわいいし、かっこいい。初めて見た時から、対戦相手として「ヤバいな」という危機感と、「やってやるぞ!」という闘志を感じましたね。

――松永さんは、青学(せいがく)の皆さんが稽古に合流された時にどう感じましたか?

松永 ずっと観見ていた存在なので、「わっ、青学(せいがく)がいる!」と思いました(笑)。同時に、何回も公演を重ねている青学(せいがく)と、初めての六角ではやっぱり差があるので、そこを早く埋めないといけないな、という焦りやプレッシャーも感じました。
――今牧さんはテニミュ4thシーズン・新テニミュを通してリョーマを演じ続けていますが、ご自身と役柄が近づいてきたな、と感じることはありますか?

今牧 やっぱり演じていくにつれて、リョーマ役に決まった時よりも共通点が増えたな、と思います。というよりは多分、僕が影響されやすいタイプなので、リョーマを演じていると自然と性格が似ていっちゃうのかな。

――だんだんと、クールな王子様になりつつあると?

今牧 昔に比べて、口数が減りましたね(笑)。それは僕が、年齢を重ねて落ち着いてきたからかもしれないですけど。
あとは台本のセリフを見ただけで、もうパッと、リョーマが言っている姿を想像できたりして。役と自分が、どんどん繋がっているような感じがしています。
――松永さんは六角の佐伯として、ご自身のキャラクタービジュアルを初めてご覧になった感想はいかがですか?

松永 すごくカッコいいですよね!? やっぱり六角は、木のラケットが一番特徴的だなって思いました。六角はオジイが手作りしてくれているのもあって、ラケットへの愛着も一番強いんじゃないかな。

――今牧さんも、六角などのキャラクタービジュアルをご覧になっていかがですか?

今牧 僕は毎回、ビジュアル解禁がすっごく楽しみで! もちろん自分のキャラクタービジュアルも楽しみなんですけど、中でも対戦校の皆さんを見るのが本当に楽しみなんです。
今回は、六角を見た瞬間に当たり前ですけど「赤っ!」と思いましたね(笑)。ダジャレみたいになっちゃいますけど、圧巻されました。赤くて、圧巻です(笑)。

松永 アハハ!

今牧 あとはオジイ(演:うじすけさん)と緑山の季楽靖幸(演:HARUKIさん)も本役として初登場ということで、「テニミュ4thシーズンは新しいことがいっぱいあって面白いな」とも感じました。
――今牧さんは稽古場での様子をご覧になって、松永さんに対して「佐伯っぽいな」と感じるところはありましたか?

今牧 まず、優しいところと……六角は1年生の葵が部長で、佐伯は副部長なんですけど、裏でまとめている感じが似ていますね。パッと見た時に、ありくん(松永さん)が「次はこの曲を練習しよう」と指示を出していて、「あ、副部長だな」って。裏で支える系の、カッコいいタイプだと思いました(笑)。

――対して松永さんは、リョーマとしてここまでカンパニーを引っ張ってこられた今牧さんの姿はどんな風に見えましたか?

松永 めちゃくちゃ頼りがいのある座長です。青学(せいがく)の皆もそうなんですけど、引っ張ってくれていて。リョーマが中心にいるからこその、青学(せいがく)の立ち位置も稽古からハッキリと見えていますし、頼りにしています!

今牧 イエーイ!(笑顔)

――六角は1年生の葵が部長を務めるチームですが、実際の関係性はいかがでしょうか。キャスト内でもチームを牽引したり、盛り上げ役の方はいらっしゃいますか?

松永 六角は小学生の頃から一緒にテニスをやっているチームなので、1~3年生の間でも上下関係がなくて。ただ1年生が部長というのもあって、やっぱり副部長の佐伯や、バネさん(黒羽春風/演:桐田伶音さん)たちの3年生が引っ張っている感じですね。
実際のキャストも基本的に全員が明るいんですけど、締めるところはちゃんとしないといけないと思うので、僕が3年生かつ副部長として一回締めて、あとは皆で楽しくやろう、という感じでワイワイしています。

――六角の監督である、オジイ役のうじすけさんはどのような存在ですか?

松永 うじさんは六角全体を見てくれていて、六角のメンバーがなにか悩んでいそうだな、という時には「一緒にやろう」と優しく声をかけてくれます。僕たちのダンス稽古にも来てくださって、手でカウントを取ったり、六角以外のパートを歌ってくださったりして。

今牧 わ~っ、優しいね。

松永 はい、優しいオジイです!
――ではそれぞれのチーム内で、お二人が「面白いな」と感じる方はいらっしゃいますか?

今牧 今回は大石秀一郎役の原ちゃん(原 貴和さん)が、特にすごい歌とセリフの量なんです。手塚の不在で部長代理となった大石の内面も多く描かれているので、今までにはない大石、そして原ちゃんの見たことがない一面も見られて、役者として「面白いな」と思いました。
そして笑いの意味での「面白いな」で言うなら、もう全員ですね。青学(せいがく)は本当に個性が強すぎる、ゆかいな人たちばっかりで(笑)。

松永 六角もわりと、皆がおかしいです(笑)。六角というか、青学(せいがく)もずっとボケていて……バネさん役の(桐田)伶音が唯一のツッコミで、あとは常にボケています(笑)。

今牧 本当にね! 六角はまだ伶音くんがツッコミでいてくれるからいいですけど、青学(せいがく)は全員がボケて、ツッコミが誰もいないんです(笑)。他にツッコむ人がいないから、伶音くんがいつも頭を抱えています(笑)。

――それぞれ青学(せいがく)と六角を代表して、チームとしてはお互いをどのように意識されていますか?

今牧 僕というよりもリョーマとしては、かもしれないですけど……特に六角だから、どこの学校だからというわけではなく、「ネットの向こう側にいるヤツを倒したい!」という気持ちで、すでにバチバチです。
あとは氷帝戦を経て、より一層青学(せいがく)としてのチーム意識が芽生えたリョーマが、本格的に全国優勝を目指して頑張っている、というところもお見せしたいです。

松永 僕たち六角は一回戦から青学(せいがく)とぶつかるまで、一貫して"テニスを楽しむ"という気持ちで来ていて。僕たちのテニスを楽しむことが一番なので、青学(せいがく)との対戦も楽しみでいっぱいですね!
――稽古中の調子を保ったり、ご自身の気分を上げるために、なにか気を付けていることや習慣化しているルーティーンはありますか?

松永 僕が意識しているのは、早寝早起きです。限られた時間を無駄にしたくないので、稽古との切り替えはしっかりしようと意識していて、わりと実践もできていますね。

今牧 僕は、とにかくイメトレですね。例えば稽古場に行って、初めての楽曲をいただいた時にはずっと聴き込みながら、「今、これはどういうシーンなんだろう」とそのシーンの様子をあらかじめ頭の中で想像しておくと、意外と稽古がうまくいったり、イメージ通りにできたりするんです。

――頭の中で自分がイメージするテニミュを上演してみて、そこを目指して。

今牧 まさにそうですね、まずは完成している景色を思い浮かべてみて。自分が理想とする、一番良いイメージを最初に持つようにしています。

――テニミュではお芝居はもちろん、歌やダンス、個性溢れるキャラクターの表現も見どころの一つかと思いますが、その中でも特に「ここには自信を持っているぞ」と言えるポイントがあれば教えてください。

今牧 僕は6作分の越前リョーマを演じてきたので、舞台上でのリョーマらしい姿や仕草は、どんどん進化してきたんじゃないかな、と思っています。リョーマとしての佇まいでは、誰にも負けない自信があります!

松永 僕はまだ、自分では「自信がある」とは挙げられないんですけど、テニミュ4thシーズンを通して、「今、佐伯を演じられるのは自分自身しかいない」ということにはすごく誇りを持っています。だから「僕しかいないぞ!」という気持ちの強さでは負けません!

――そんなアツいお気持ちのように、今回は7~9月にかけての真夏の公演になりますが、お二人にとっても「あの夏はアツかったな」という夏の思い出はありますか?

今牧 夏休みと言えば……田舎のおばあちゃんちに行くのもすごく楽しかったし、僕は虫が苦手なので、虫との戦いが毎年の思い出に刻まれていますね(笑)。
あと、僕はあんまりスポーツをしてこなかったからこそ、今はこうしてテニミュに出られて、僕が経験できなかった学生時代の部活動を味わえていることが本当にありがたくて。テニミュに出演するようになってからは、何よりもテニミュがある夏が大好きです!

松永 僕は野球をやっていたので、野球の練習が一番アツい思い出ですね。とにかく暑かったです(笑)。

――テニミュでは事前にテニス練習も行われるそうですが、その練習でも野球部での経験が活きていることがあるのでは?

松永 そうですね、根性だけで食らいついています(笑)。ただ、野球ではずっと右利きだったんですけど、佐伯は左利きなので、そこにすごく苦労していて。今までは左を使わずに生きてきたので、左利きのフォームを身につけるのが一番大変でした。

――実際は右利きながら左利きのプレイヤーを演じる難しさは、同じく左利きのリョーマを演じている今牧さんもよくご存じなのでは?

今牧 そうですね、僕も大変でした。でもすごいなって思うのが、ありくんは最初から左手のフォームがすごく上手で! 僕は全くスポーツをやってこなかった人間なので、元々が不器用なのかもしれないですけど、最初は本っ当に左手に慣れることができなかったんですよ。あんなにすぐできて、ズルいです(笑)。

松永 アハハ! 僕は輝琉が練習している映像をめちゃくちゃ見て、真似したんです。

今牧 えっ、ウソでしょ!? 僕を参考にしてもらえたんだ、嬉しいな。

松永 本当だよ! 頑張っているので、左利きのフォームにもぜひ注目してほしいです。
――それでは最後に、公演を楽しみにしている皆さんへのメッセージをお願いします。

今牧 テニミュ4thシーズンとして、色々なことが新しくなった初めての六角公演として、オジイ、季楽、そしてテニミュボーイズも加わった新体制でお送りします! 僕としては緑山との試合も、六角との試合も楽しみにしていてほしいですし、本当に今、稽古場でもバチバチに戦い合っているので、これからもどんどん磨いて、初日から「これ、千秋楽なんじゃないか?」というぐらいの気迫を劇場でお届けできたらなと思っています。
そして僕らはもちろんですが、最近は暑いのでお客様にも体調管理には気をつけていただいて、皆で走り切りましょう!

松永 テニミュ4thシーズンの六角公演として、六角の良さを存分に出して、最高に楽しく、最高にアツい思い出を皆さんに届けられたらなと思います。劇場でお待ちしております!

【インタビュー了】

ミュージカル『テニスの王子様』4thシーズン 青学(せいがく)vs六角は、2023年7月15日に東京・TACHIKAWA STAGE GARDENにて開幕します。ほか公演詳細・最新情報は、下記のInformationより公式サイトをご確認ください。

☆Information
【公演概要】
■ミュージカル『テニスの王子様』4thシーズン 青学(せいがく)vs六角

原作 許斐 剛『テニスの王子様』(集英社 ジャンプ コミックス刊)

脚本・作詞・演出 三浦 香
音楽 坂部 剛/Yu (vague)
振付 遠山晶司(梅棒)/YOU

主催 東京・大阪公演:テニミュ製作委員会、愛知公演:中京テレビ放送
共催 愛知公演:一般財団法人稲沢市文化振興財団
協賛 ファミリーマート

出演
<青学(せいがく)>
越前リョーマ役:今牧輝琉、手塚国光役:山田健登、大石秀一郎役:原 貴和、不二周助役:持田悠生、乾 貞治役:塩田一期、菊丸英二役:富本惣昭、河村 隆役:大友 海、桃城 武役:寶珠山 駿、海堂 薫役:岩崎悠雅、堀尾聡史役:りょうた、加藤勝郎役:戸塚世那、水野カツオ役:市川愛大

<六角>
葵 剣太郎役:宮脇 優、佐伯虎次郎役:松永有紘、黒羽春風役:桐田伶音、天根ヒカル役:栗原航大、樹 希彦役:森下紫温、木更津 亮役:岸本舜生、首藤 聡役:中嶋 健、オジイ役:うじすけ
※鶴 翔麒さん降板のため、葵 剣太郎役は宮脇 優さんが務めます。

<緑山>
季楽靖幸役:HARUKI

<氷帝>
跡部景吾役:高橋怜也、忍足侑士役:草地稜之、向日岳人役:小辻 庵、芥川慈郎役:横山賀三

<テニミュボーイズ>
笹尾ヒロト、鈴木達也、高橋陸人、吉田拓也

公演日程
東京公演 2023年7月15日(土)~7月23日(日) TACHIKAWA STAGE GARDEN
大阪公演 2023年7月28日(金)~8月6日(日) COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール
愛知公演 2023年8月18日(金)~8月20日(日) 名古屋文理大学文化フォーラム(稲沢市民会館)大ホール
東京凱旋公演 2023年8月26日(土)~9月3日(日) 日本青年館ホール

チケット料金 6,800 円(全席指定/税込み)
チケット取扱い イープラス/チケットぴあ/ローソンチケット

お問合せ ネルケプランニング https://www.nelke.co.jp/about/contact1.php

≪公式HP≫
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≪テニミュ・モバイル≫
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©許斐 剛/集英社・テニミュ製作委員会

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