主演・玉城裕規「混沌とした世界にどっぷり浸かって」サスペンス映画『パラフィリア・サークル』が公開中!共演の縣豪紀・中山峻・イジリー岡田・大浦龍宇一・旭正嗣監督も登壇の舞台挨拶を速報レポート

玉城裕規さんが主演を務めるサスペンス作品、映画『パラフィリア・サークル』が2023年6月23日に劇場公開を迎え、6月24日には池袋HUMAXシネマズにて公開記念舞台挨拶が開催されました。
主演の玉城さんとともに、共演の縣 豪紀さん、中山 峻さん、イジリー岡田さん、大浦龍宇一さん、旭 正嗣監督が登壇した舞台挨拶でのトーク模様をお届けいたします。
(左から)中山 峻さん、縣 豪紀さん、玉城裕規さん、イジリー岡田さん、大浦龍宇一さん、旭 正嗣監督
【作品紹介】
夢か現実か? 人間の中に眠るサイコが爆発するサスペンス映画『パラフィリア・サークル』では、2.5次元舞台・ミュージカルで活躍中の実⼒派俳優たちが集結!
主演の⽟城裕規さん、共演の川上将⼤さん、瀬⼾啓太さん、縣 豪紀さんに加え、三浦浩⼀さん、⼤浦⿓宇⼀さん、イジリー岡⽥さん、中⼭ 峻さんといったベテラン俳優陣が狂った世界を描き尽くします。
映画『パラフィリア・サークル』キービジュアル
【場面写真】
【あらすじ】
玉川健斗(玉城裕規)は小説家で、デビュー作は話題になって売れたが、その後不振が続き、崖っぷち状態にあった。文芸誌編集長の三河(三浦浩一)に「小説にリアリティがない」とダメ出しされ、妻にも勧められてサスペンス小説に挑もうとする。そしてネットで知り合った自称サイコパス狩りという男に出会う。
ここから絡まり合うはずの無い4人のストーリーが始まる。
エリート弁護士の栗野宗一(縣 豪紀)には人には知られたくない秘密があった。良家の令嬢である婚約者がありながら、別に恋人があり、その恋人に苛烈な拷問を仕掛けていく。
大学生の森瀬 京(瀬戸啓太)は恋人とのプレイに満足できず、より強い刺激を求めて相手かまわず欲望の世界をさまよう。
佐川貴史(川上将大)は普通のサラリーマンだが、心の奥底に裏の顔を持っている。
森瀬の懇願に応えてしまってから、その欲望に歯止めがかからず……。
果たしてこの物語の終着点はどのように描かれるのだろうか!

【舞台挨拶レポート】
お笑いコンビ・X-GUNの西尾季隆さんがMCを務めた舞台挨拶では、主演の玉城裕規さん、共演の縣 豪紀さん、中山 峻さん、イジリー岡田さん、大浦龍宇一さん、旭 正嗣監督が登壇。
上映前のトークとあってネタバレができない点もある中、“今作での役作りや、撮影にあたって意識したことは?”という質問に、主人公・玉川健斗役を演じた玉城さんは「この混沌とした『パラフィリア・サークル』の世界に、ただただ身を任せるということを意識して。色んなカオスな部分を目の当たりにする役柄なので、それをどう感じるのか、という楽しみ方をしながら撮影に挑みました」とコメント。
また、「僕は個人的に、日本三大奇書の『ドグラ・マグラ』という作品に参加させていただいたことがあるんですが、その時の感覚と少し似ていて、どこか懐かしい感じもして。不思議で、素敵な時間を過ごさせていただきました」と、本作から受けた感覚を振り返ります。
玉川健斗役の玉城裕規さん
続いて栗野宗一役を演じた縣さんは、「僕は、瀬戸(啓太)くんが演じる森瀬 京と絡むシーンがあるんですけども、変化をもらう側であり、すごい分かりにくい変化を与えるというか。多分、ご覧になると分かると思うんですけども……“人って変化するんだな”というのを、自分の中でも強調して出したかったので、最初に見た印象と変わる役じゃないかなと思います」と、役作りで意識した点をコメント。
栗野宗一役の縣 豪紀さん
そして川上将大さんが演じるサラリーマン・佐川貴史の上司役を演じた中山さんが「僕は旭監督とはヤクザ映画でよくご一緒するんですが、出演する前に『俺で大丈夫ですか?』と確認しまして。ちゃんとサラリーマンに見えるように頑張りました(笑)」と続ける一方で、瀬戸さんが演じる森瀬 京に関わる役柄を演じた大浦さんからは、「瀬戸くんが出てくるシーンで、あんまり内容は言えないんですけど、どうすればセリフ通りに言えるかな、というのを意識しました。僕のセリフは、台本通りです」と、その出演シーンが気になる言葉も。
そんな中、バーのマスター役として出演したイジリーさんは「(自分の出演シーンが)携帯でキッチリと計って、1分32秒です(笑)。でも、そこはいいんですよ! この間出演したドラマでは俺のオンエア5秒だったから、それに比べたら長編映画に出たと言っても過言ではない(笑)。気を付けていたことは、その1分32秒の間に結構セリフをいただいていたから、そのセリフとセリフの間にベロの動きを我慢することです」と話し、登壇者と観客を笑わせてくれます。

ほか撮影現場を振り返ってのエピソードでは、玉城さんが「失礼かもしれないですけど、この中でも監督が一番コワモテじゃないですか(笑)。正直、現場でも『怖いのかな』と思ってちょっと不安だったんですが、すごく優しくて! この混沌とした作品の中、自分にとっては監督が癒しの存在でした」と、旭監督に向けてニッコリ。同じく縣さんも、「監督が積極的にお話をしてくださったので、すごく打ち解けやすかったです」と、感謝の言葉を続けます。
対してイジリーさんは、自身の役柄・バーのマスターが台本上では“P”という役名だったことに疑問を持ったようで、「アルファベットの“P”からどう役作りをすればいいんだろう、と。プリティの“P”? パラフィリア・サークルの“P”? ペロペロの“P”? と、色々考えたんですが……監督、これは何だったんですか!?」と、旭監督に公開質問! しかし、旭監督も「何だったかな?」とその由来は分からないようで、場内は再び笑いに包まれました。
こうしたトークで盛り上がった舞台挨拶の終盤には、イジリーさんの「一度見ただけでは、怖くて分からない。最低、5回は見てほしい作品です」という言葉を受けて、様々な捉え方ができるという今作について、旭監督も「確かに一回見ただけでは分からないと思うので、何度も観ていただければ」とコメント。
そして縣さんも「自分のメンタルや、見る時の気持ちの持ちようによっても見え方が変わる作品です。自分の中の正解や、この映画の正解を見つけるのも楽しみになるのではと思います」と語り、最後には玉城さんが「僕自身、この作品をやらせていただく時に、まっさらな気持ちで挑みました。皆様もまっさらな気持ちで見ていただいて、『パラフリィア・サークル』の混沌とした世界にどっぷりと浸かっていただけたら。ここからは皆様のお力で、応援して盛り上げてくださったら嬉しく思います」と挨拶し、舞台挨拶を締めくくりました。
映画『パラフィリア・サークル』は、6月23日(金)より池袋HUMAXシネマズほか全国順次公開中! また<6大都市公開記念舞台挨拶ツアー>と題し、各地上映館にて出演者・監督による舞台挨拶の開催が予定されています。
ほか作品詳細や舞台挨拶のスケジュール情報は、下記のInformationより公式サイトをご確認ください。

☆Information
映画『パラフィリア・サークル』
6月23日(金)より池袋HUMAXシネマズほか全国順次公開

キャスト:
玉城裕規
川上将大 瀬戸啓太 縣豪紀
園田あいか 鈴木聖奈 川村海乃
吹越ともみ 和泉宗兵
中山峻
脇崎智史 佐竹桃華 タカハシシンノスケ
田辺歩 高橋改 宮崎寿々佳
中村美緒莉 坂本澪香 咲谷菜月
七瀬七名 藤崎朱香 和泉ゆり
相葉千春 滝山康平 馬場莉乃
鈴木征爾 江藤正輝
イジリー岡田 (特別出演)
大浦龍宇一
三浦浩一

企画・原案:大勝ミサ
監督:旭 正嗣
脚本:光伸 春
主題歌:「盗まれた時間」あるとないと
配給:MARCOT

≪映画『パラフィリア・サークル』公式サイト≫
https://paraphilia-circle.themedia.jp
≪映画『パラフィリア・サークル』公式Twitter≫
https://twitter.com/paraphilia_cir

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