蒼木陣×長妻怜央×廣野凌大の「アクダマ」な部分は?演出・植木豪が率いるカンパニーの絆も明かした、舞台『アクダマドライブ』3/10開幕直前インタビュー特集«後編»

近未来の世界を舞台に、アクダマと呼ばれる個性豊かな犯罪者たちの物語を描いたオリジナルTVアニメ『アクダマドライブ』が舞台化! 舞台『アクダマドライブ』が、いよいよ2022年3月10日に東京公演より開幕を迎えます。

スマートボーイズでは今作でアクダマを演じるキャストから、運び屋役の蒼木 陣さん、チンピラ役の長妻怜央さん、ハッカー役の廣野凌大さんに【前編】【後編】に渡ってインタビュー。本記事では、その【後編】をお届けいたします。
(左から)長妻怜央さん、蒼木陣さん、廣野凌大さんの「アクダマ」な部分とは!?
インタビュー前編はこちら

■運び屋役 蒼木 陣さん×チンピラ役 長妻怜央さん×ハッカー役 廣野凌大さん
舞台『アクダマドライブ』開幕直前インタビュー【後編】


――植木 豪さんが演出する今作では、歌・ダンス・アクションと、パフォーマンス面での見どころも期待されています。そういった演出面は、どのように稽古が進んでいますか?

蒼木 陣(以下、蒼木) 自分の役について挙げると、舞台で僕がやらせてもらうからこその運び屋にしていただいたな、という印象です。
アニメの運び屋は、バイクを使ってのアクションが印象的だったと思うんですけど、舞台では原作ほどはバイクに頼っていないんです。このバランスも豪さんがしっかりと考えて、「ここはバイクで見せよう」「ここは陣が動こう」とメリハリの効いた動きをつけてくださっているので、肉体的な疲労感はとても大きいんですけど、それだけにやりがいもあるポジションだと思っています。
運び屋役の蒼木 陣さん
――その一方で、廣野さん演じるハッカーには、あまり大きなアクションはないのでは?

廣野凌大(以下、廣野) そうですね、僕はアクションでは見ている側で。今回、体力的には僕が多分一番疲れていないので、みんなの演技がしっかりと見られる、おいしいポジションです(笑)。

長妻怜央(以下、長妻) 去年はあんなに、新体操で一緒に戦った仲間だったのに!(笑)

廣野 ハッカーなので、僕はだいたい指先だけがカチャカチャ動いていて。さっき、みんなのシーンを前から見学しているって言ったんですけど、一緒にいるシーンでも、ハッカーは横から見ていることが多いんですよ。いつも「みんな、大変そうだなぁ」と思いながら(笑)。

蒼木 そうそう。僕らが一生懸命にアクションしている時に、パッと横を見ると、それをハッカーがすました顔で見ていて(笑)。

廣野 心の中では「すみませんね」って思ってるよ(笑)。でも、僕も一人で頑張ってるから! みんなは数人に分かれて行動していくので、アクションも複数人でのシーンになっているんですけど、僕だけは本当に一人の時間が多くて、ちょっと寂しいんです(笑)。
でも、この作品の中でみんなのことを一番俯瞰して見ているキャラクターだとも思うので、僕自身もカンパニーを俯瞰して「みんなが頑張っているから、僕も頑張らなきゃな」というマインドでやっています。
ハッカー役の廣野凌大さん
――長妻さんが演じるチンピラは、アクション面での活躍はいかがですか?

長妻 僕も意外と、がっつりと戦っているというよりは、牽制しているだけというか、ハッタリで構えているだけのシーンが多くて(笑)。ビビッているだけのことが多いんですけど、それが中々難しいんですよね。

廣野 意外と、舞台上でフリーな動きの時間って難しいよね。

長妻 戦う雰囲気だけは出しておいて、でも戦わないっていう(笑)。チンピラは喧嘩屋とのシーンが多くて、喧嘩屋が戦っている傍らで、その陰に隠れているんですけど……存在感がありすぎても邪魔になってしまう、でもチンピラの動きがカギになっていることもあって。それは台本には書かれていない部分なので、稽古で色んな動きを探ってみながら、周りのキャストにも「ここはこうしてみようかな」って試させてもらっているところですね。
チンピラ役の長妻怜央さん
――ここからは、作品にちなんでの質問を。皆さんの中にもちょっぴり悪いところ、「アクダマ」と言えるような部分はありますか?

蒼木 まず凌大は、乗り換えをミスって今日の稽古に遅刻したよね(笑)。

廣野 うん(笑)。電車を間違えて、稽古に一時間半も遅刻してしまいまして。

――ええ! 一時間半というと、かなり遠いところまで行ってしまわれたようで。

廣野 稽古の前にも別のお仕事が入っていて、そこから急げば稽古にギリギリ間に合うくらいの時間だったんです。なのに、逆方向の電車に乗ってしまっていて……でも気がつかなくて、降りる駅のギリギリまで寝ていようと思って、降りる時間にアラームをかけて寝ちゃったんです。で、気がついたら全然違う駅に着いていて!

蒼木 これはもう、うっかりさんアクダマですね。

廣野 もう本当に焦って! 電車を降りてすぐ、制作の方にテレビ電話をかけて、ホームの看板を見せて「電車を間違えて、〇〇駅にいます! 本当にすみません!!」って。めちゃくちゃ冷や汗をかきました。
蒼木 でも、これも現場によっては本当のアクダマになりかねないんですけど、凌大が到着した時に、豪さんが「凌大が来たぞ~!」ってめちゃくちゃ盛大に迎えてあげて、キャストのみんなが笑える空気にしてくださって。

長妻 僕も、今日それで「豪さんって、こういうところが本当に素敵な人だな」って思いました。そうしたら、凌大も安心して稽古に入れるじゃないですか。

廣野 本当に、このカンパニーの空気に助けられました。気をつけます!

――そんな暴露をされてしまった廣野さんからも、お二人のアクダマな部分を聞かせていただければ!

廣野 まず怜央は、僕にとっての悪友というか。アプリゲームに、一緒に課金してくれる仲間です(笑)。

長妻 アハハ! そうなんですよ、ゲームのガチャが止められなくて。

廣野 今日も「一緒にガチャやろうぜ」って怜央を誘って、また課金しちゃって(笑)。

蒼木 おい、やめろって! 凌大が怜央に悪い影響を与えてるよ(笑)。

長妻 でも、今日はガチャで勝ちましたから! 価値のある課金になりました(笑)。

廣野 だから怜央と俺は、ゲームの課金がやめられないアクダマです(笑)。で、陣さんは……。

長妻 陣くん、マジで悪いところがないよね。

廣野 そう、悪いところがないところが悪い! 陣さんが真面目すぎて、周りの僕らが不真面目に見えてしまうっていう(笑)。付け入る隙がないんですよね。

蒼木 アハハ! 最高の褒め言葉を、ありがとうございます(笑)。でも自分では、良くも悪くも、ものすごくマイペースなだけだと思うんですけどね。殺人鬼役の本田礼生からも、いつも「マイペースすぎる」って怒られていますし。

廣野 陣さんのマイペースっていう面で言うと、役に入り込んでいる時もそう。例えば、いつもだったら「今日もよろしくね!」って声をかけると「うん、よろしくね!」って笑顔で応えてくれるのに、稽古で運び屋になっている時は、声をかけても無言で頷くだけだったり。

長妻 あるある、分かる!

廣野 本当に集中すると、役そのものになっている時があるんですよね。それで、僕を寂しい気持ちにさせるっていうのが陣さんの悪いところです(笑)。

蒼木 ああ~、確かにそうかもしれない。集中というか、余裕がなくなっているだけなんだけど……もうちょっと、周りのことも気にしてみます(笑)。

――楽しいお話をありがとうございました! それでは最後に、公演を楽しみにされている皆さんへのメッセージをお願いします。

蒼木 僕は今年で30歳になるんですが、この節目の年に、怜央や凌大ともまた共演できて、昔からの友人である本田礼生とも、2年前に舞台で一緒に戦っていた唐橋 充さんとも再会できて……色んな縁が一つに重なったタイミングで、『アクダマドライブ』という作品に出会うことができました。
このタイミングにも意味があると思いますし、お芝居でも今までの自分にはなかった感覚を掴めていて、自分自身のためにも、20代の最後にふさわしい作品にできるようにと取り組んでいます。
その熱量はお客様にも届くと思うので、僕の成長と、僕が出会った魅力的な方たちと一緒に作る『アクダマドライブ』という作品を、純粋に楽しんでいただけたら嬉しいです。よろしくお願いします!

長妻 僕は、豪さんにはグループ(7ORDER)のライブ演出でもお世話になっていたんですが、舞台作品で一緒にお仕事をさせていただくのは初めてで。でも、すごく安心感があって「ここは豪さんに任せるところ」「ここは僕に任せてもらえるところ」というのが、言わずとも豪さんも分かってくれているんだろうな、って感じられるんです。
自分が頑張らなきゃいけないところはたくさんありますけど、もう大船に乗った気持ちで、あとはチンピラを自由に楽しむだけだなってワクワクしていて。「どうしよう」の気持ちがないまま、いい状態で本番を迎えられると思うので、そのワクワクした気持ちを皆さんにも受け取ってもらって……皆さんの日々にとっても、観たあとに力になる作品にできたらいいなと思っています。
廣野 今、僕が思うのは、本当に『アクダマドライブ』に集まるべくして集まってきたキャストたちだな、って。
みんな、熱の入り方は各々違うんです。僕も、どこかちゃらんぽらんに過ごしているように見えるかもしれないんですけど、集中する時は全力で、プロフェッショナルでいたいと思っていますし、陣さんみたいにパーフェクトに作り上げて、そこから周りとのセッションを楽しむ、演奏家のような人もいて。そして怜央みたいに、カッコよくて、自分が持つ魅力をちゃんと分かっていて、それでいて向上心も持っている、気持ちのイイやつがいて。
声優として活躍されている黒沢さんも、原作の魅力を全部持ってきてくれて、アニメと僕たちを繋いでくれる、素晴らしいプロフェッショナルで。で、豪さんもすごい人だし!

蒼木 急に雑になった!(笑)

長妻 でも、豪さんのことはすごいとしか言えないよね(笑)。

廣野 いや、本当は一人一人の素晴らしさを言っていきたいくらいなんですけど、語り尽くせないので! この作品のアクダマたちのように、本当に個性豊かな人が集まっていて、色んなプロフェッショナルがそれぞれの作り方をしている。一つにまとまらない、この突出感がすごく楽しいんですよね。
同じ畑の、同じ感性を持った人たちばかりだったら、きっと波長は合うし、楽しいとも思うんですけど、きれいな形にしかまとまらない気がして。だけど今回の僕たちには、それぞれが持ち寄ったいびつなパーツが組み合わさって、また新しいアートが生まれてくるような期待感があるんです。
バラバラな僕たちが作り上げるからこそ、どんな人が見ても、どこかに刺さるモノがある。泣かせたい、笑わせたいだけの舞台じゃなくて、色んな感情を詰め込んだからこそ、誰にでも楽しんでもらえる自信があるので、ぜひ楽しみにしていただきたいなと思います!

【インタビュー 完】


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舞台『アクダマドライブ』メインビジュアル
【イントロダクション】
全・員・悪・玉
犯罪者アクダマたちのクライムアクション開幕!

遙か昔、カントウとカンサイの間で戦争が起き、世界は分裂した。
カンサイはカントウの属国となり、独自の発展を遂げていった。
しかし、政治と警察力は衰退し、犯罪が横行。 その犯罪者を アクダマ と呼ぶ ―。

本作品の舞台となるのは、高度に発達しながらも歪んだ社会。
その中で、アクダマたちはいかにして自分らしくあろうとするのか。
一堂に会したアクダマたちの美学がぶつかり合う。

ぴえろ・TooKyoGamesの原作にて、2020年10月~12月に放送されたTVアニメ『アクダマドライブ』は、己の生き方を貫く悪人たちの物語を、スタイリッシュな映像とともに描いた作品。
ストーリー原案はTooKyoGamesの代表であるシナリオライター・小高和剛氏、キャラクター原案はキャラクターデザイナー・小松崎類氏が手掛け、ゲーム『ダンガンロンパ』シリーズでもタッグを組んできた二人が再び集結。個性的なキャラクターとド派手なアクションシーン、そして濃密なストーリーは、国内だけでなく海外でも高い人気を博しました。

その舞台化にあたり、演出は『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』Rule the Stageなど独創的な舞台を手掛ける新進気鋭の演出家、植木 豪さんが担当。
またキャストには、主演の一般人役に、アニメ『アクダマドライブ』でも同役の声優を務める黒沢ともよさん。一般人をとりまくアクダマたちには、運び屋役に蒼木 陣さん、チンピラ役に長妻怜央さん、医者役に吉川 友さん、ハッカー役に廣野凌大さん、喧嘩屋役に桜庭大翔さん、殺人鬼役に本田礼生さんと、実力と人気を兼ね揃えたメンバーが集結!
対する処刑課には、処刑課弟子役に星波さん、処刑課後輩役に佐久間貴生さん、そして処刑課師匠役には唐橋 充さんが登場し、アクダマ達との熱いバトルを繰り広げます。

舞台『アクダマドライブ』は、東京公演が2022年3月10日~3月21日まで品川プリンスホテル ステラボールにて、続いて大阪公演が2022年3月26日・3月27日にCOOL JAPAN PARK OSAKA WW ホールにて上演されます。
ほか公演詳細・最新情報は、下記のInformationより公式サイト、公式Twitterをご確認ください。

©ぴえろ・TooKyoGames/アクダマドライブ製作委員会
©舞台「アクダマドライブ」製作委員会

☆Information

■舞台「アクダマドライブ」

公演日程・会場:
【東京公演】
2022年3月10日(木)~3月21日(月・祝)
品川プリンスホテル ステラボール
【大阪公演】
2022年3月26日(土)・3月27日(日)
COOL JAPAN PARK OSAKA WW ホール

原作:ぴえろ・TooKyoGames
演出:植木 豪
脚本:白鳥雄介
音楽監督:田中マッシュ

テーマソング:
浦島坂田船「鈍色Wheels」
作詞:HIKARI 作曲:HIKARI、TAKAROT 編曲:TAKAROT

主催:舞台『アクダマドライブ』製作委員会

出演
一般人:黒沢ともよ
運び屋:蒼木陣
チンピラ:長妻怜央
医者:吉川 友
ハッカー:廣野凌大
喧嘩屋:桜庭大翔

処刑課弟子:星波
処刑課後輩:佐久間貴生

兄:中村琉葦・国井煌(Wキャスト)
妹:佐久間凛奈・神津優花(Wキャスト)

殺人鬼:本田礼生
処刑課師匠:唐橋充

処刑課FORCE:Toyotaka ・RYO ・HILOMU ・Dolton ・KENTA ・KIMUTAKU

チケット
料金:11,000円(全席指定/税込) 一般発売中
チケット好評発売中(先着)

【東京公演】
ローソンチケット:https://l-tike.com/akudama-drive/

【大阪公演】
ぴあ:https://w.pia.jp/t/akudama-drive/
ローソンチケット:https://l-tike.com/akudama-drive/
e+:https://eplus.jp/akudama-drive/

チケット・公演に関するお問い合わせ
【東京公演】
Mitt 03-6265-3201(平日12:00~17:00)

【大阪公演】
キョードーインフォメーション 0570-200-114(平日・土曜11:00〜16:00)

≪公式サイト≫
https://akudamadrive-stage.com/
≪公式Twitter≫
https://twitter.com/akudama_stage

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