10/3スタート!松岡広大&中尾暢樹W主演ドラマ『壁サー同人作家の猫屋敷くんは承認欲求をこじらせている』、放送直前スペシャルインタビューをUP!

2022年10月3日深夜1時38分よりABCテレビにて放送スタートするドラマ『壁サー同人作家の猫屋敷くんは承認欲求をこじらせている』。
ミナモトカズキ氏の同名BLコミックが原作の青春ボーイズラブ・ストーリーで、表舞台じゃなくても“自分が一番輝ける場所”で上をめざす同人作家・猫屋敷守(松岡広大)と、“自分の強みを最大限に活かせる場所”でトップを目指すアイドル“イッセイ”こと風間一星(中尾暢樹)の、夢に向かってまっすぐ生きる姿と、恋未満の友情関係(?)を描いていきます。

オフィシャルより、クランクアップを終えたW主演の松岡広大さんと中尾暢樹さんのインタビューが到着! 作品の印象、役ヘと込めた思いなどをご紹介します。
(右)猫屋敷守役の松岡広大さん
(左)風間一星役の中尾暢樹さん
【オフィシャルインタビュー】

――まずは作品の印象からお聞かせください。

松岡 BL作品と伺っていたのですが、恋愛というよりも人の心情や葛藤を写実的に描いている作品だと感じました。

中尾 そうだね。いわゆる恋愛漫画ではなくて、夢に向かっていく姿が印象的で。猫ちゃん(猫屋敷)と一星だけではなくて、SHINY SMILEのメンバーをはじめ、登場するキャラクターたちの葛藤もしっかりと描かれていて、青春群像劇の中に猫ちゃんや一星の関係も入っている…そんな感覚でした。その人の抱えている思いを大切にしたセリフ回しが印象的で、ただの恋愛漫画ではないな、と感じました。

松岡 猫屋敷は承認欲求をこじらせている…のですが、承認欲求って誰しもあるものだと思うんです。彼は承認欲求の波長が人よりもただ強いだけで、何よりも人のために自分の仕事を活かしたいと考えているけど、うまく才気を発揮できなくて、頭の中で現実と理想のイメージのギャップにとまどっているんですよね。経験則がないからこそ、もがいて苦しんで…心はもろくともすごく人間らしいなって思います。

中尾 一星にしてみると、自分にないものを持っている猫ちゃんがすごく輝いて見えるんですよね。一星ってみんなのことが大好きで、みんなに幸せになって欲しいという愛が溢れすぎた人で、自分よりも他人中心。相手の考えや感情に自然と共感できちゃうんだけど、気づかないまま自分をおざなりにしてきた繊細な部分も徐々に出てきたりね。一星はこれまでに僕が演じてきた役柄とは、頭の回路がちょっと違うので新鮮でした。

――初共演となりますが、お互いの印象は?

松岡 僕は頭の中ですごく考えて内省的になる時間が多いのですが、それに反して中尾くんはとても楽観的で…(笑)。

中尾 お!お互い役柄にピッタリ! 実はね、初対面のときは壁のある人かな?って思っていたんです。
でも撮影を重ねる中で、人の心に敏感に反応しているからこそ人のことを本当によく見ているんだなって感じて。広大くんの丁寧な人との付き合い方がわかってきた。お芝居のこだわりに対する一貫性もスゴいなって思ったよ。

松岡 僕、誰に対してもなんですが、最初はすごく慎重なんですよ。距離感がわからない状態で、簡単に土足で踏み込むようなことはしたくないんです。相手の話し方などを観察して、どういった言葉が伝わりやすいだろう?って考えて、頭の中の辞書を替えたり、あるいはテンポを合わせてみたりしちゃうんです。

中尾 すっごい考えてるね(笑)。撮影現場でも演じる前後でいつも考えていたよね。考えすぎて落ちちゃわないか心配になるくらいだったよ。

松岡 芝居を考えるときって、そのときは最適解かもしれないけど、選択肢は枚挙にいとまがないので、あらゆる可能性を考えておきたいからすごく考えていましたね。

中尾 正反対のタイプだね(笑)。

松岡 うん(笑)。僕はできるだけ情報を集めて論理で役を固めていく自力派だけど、(中尾くんは)枠にとらわれていなくて感覚で演じる憑依型。柔軟でしなやかで、芝居が「違うよ」って言われたときでもすぐに切り替える潔さもあって。表情の朗らかさにもつながるし、現場も明るくなるし、ホントに一星がピッタリでした。

中尾 広大くんとは『壁こじ』撮影の濃い~1ヶ月を共に過ごしたからこそ、どういう人なのかが伝わったし仲良くなれたなって思います。

松岡 撮影中、ところどころふざけてたよね(笑)

中尾 うん。息抜きしてた(笑)

松岡 自分で自分の機嫌を取りつつ、周囲も自然と明るくさせるんですよね。お互い提案しながらシーンに臨んだりとか、撮影はすごく楽しかったですね。
――クランクアップした今、改めて印象に残っていることは?

中尾 クランクアップはシャニスマ(SHINY SMILE)のシーン撮影をたくさんやったのでヘトヘトでした(笑)。思い出深いのは最後のシーンで使ったバラの花束を家に持って帰って飾ったこと…それと後日、スタッフさんがお手紙を書いてくださって、そこにシャニスマのシールとかたくさん入っていたんです。ドラマのキーアイテム“はにわのキーホルダー”もクランクアップ後に頂いて…今も家には思い出がたくさんあります。

松岡 僕は猫屋敷の人との接し方や“好き”の扱い方というのかな、そんな彼の姿を通して、俳優をしている人間としての心の在り方を教えてくれた作品になったと感じています。自分の中に確固たる“好き”があれば、挫折したり、あるいは再構築しながら成長できるし、1本筋を通すという美学だけではなくて、枠にとらわれずいろんなところに寄り道してもいいんだよって、この作品に背中を押してもらえたように思います。
今の考え方のトレンドとしてポジティブマインドってあると思うんですが、僕はそれだけではないなと思っていて。落ち込むことは、しっかりと考えている証拠でもあるし、その上で落ち込んで苦しいときには必ず活路が見いだせるってことにも気づけた。そんな精神的な支えになった作品でもありますね。

中尾 ミナモト先生の描くセリフがすごく好きで、僕も演じながら支えられたことがあります。心に突き刺さるセリフがとにかく多くて…。ツバサ(立石俊樹)が、“俺にかまうなよ!”って周囲を突き放すシーンがあって、一星は何かしてあげたいんだけど、でも何もしてあげられない…そのときのやりとりは、演じながら心に響いたことが今も残っています。ちょっと泣きそうになったりもしたんですが、佐藤(竜憲)監督が「いいシーンになったよ」って話してくれて、嬉しかったですね。そうそう、佐藤監督とはクランクアップ後も「シャニスマのPVができたよ」って連絡を頂くなどのやりとりを続けています。
――では、最後に放送を楽しみにしているみなさまへメッセージをお願いします。

中尾 ポスターもタイトルもポップですが、人の心に突き刺さるようなセリフやシーンがたくさんある作品です。観た人の心をグッと動かせたら嬉しいなと思って演じたので、パッと観てウッてなってもらえたら嬉しいです!

松岡 オノマトペでまとめたの!?

中尾 あ!そうだね(笑)

松岡 (笑)。僕は…この作品って綺麗事だけではなくて、人間の本質に踏み込んでいる作品だと感じました。ミナモト先生もおそらく漫画家を主人公にした時点で、ご自身の葛藤や悩みも投影されたと思うんです。そうした心のうごめきが顕著に現れた作品。そうした原作を実写化するのであれば、僕としては、猫屋敷の苦痛も葛藤も暗部も…とても深い所から役を構築して臨もうと考えました。彼や一星、登場キャラクターたちの姿から、“好きなこと”や“やりたいこと”がハッキリしない方たちの背中を優しく押してもらえる作品になっていると思います。


◆あらすじ◆
漫画を専攻する学生の猫屋敷守(松岡広大)は、周囲には秘密にしながら『骨肉』というペンネームでオリジナルBL漫画を描く同人作家。同人即売会で漫画を認めてもらうこと、そして“壁サー”(=即売会場内で壁際に配置される人気サークルの証)であることだけが、承認欲求を満たしてくれる心の支えだった。
そんな彼の身に、その後の人生を揺るがす事件が起こる。
それは、幼馴染でありアイドルグループ『SHINY SMILE』のイッセイとして人気急上昇中の風間一星(中尾暢樹)とのまさかの再会…。
とあることをきっかけに、高校の卒業式で「お前とは一生会わない」と言い放った猫屋敷は、再会を心から喜ぶ一星に戸惑うばかり。性格と境遇のあまりの違いに嫉妬と葛藤をこじらせまくる猫屋敷だが、そんなことを気にもとめない一星。しかし、この再会が、予想もできない展開を巻き起こしていくことに!
同人漫画とアイドルという、全く違うフィールドでトップを目指す二人の数々の試練と絆の物語が幕を開ける――。

◆SPインタビュー◆
スマートボーイズでは、松岡広大さんと中尾暢樹さんがドラマの見どころや役作りなどを語ったSPインタビューも掲載中! こちらもぜひ放送前にお楽しみ下さい。
インタビュー前編 / インタビュー後編


ドラマ『壁サー同人作家の猫屋敷くんは承認欲求をこじらせている』の詳細はInformationから公式サイトをチェックしてください。

☆Information
ドラマ『壁サー同人作家の猫屋敷くんは承認欲求をこじらせている』

ABCテレビ(関西)10月3日(月)スタート 深夜1時38分~2時10分
★毎話放送終了後より、Rakuten TV及びTVerにて配信

【キャスト&スタッフ】
出演:
松岡広大 中尾暢樹 立石俊樹 木原瑠生 小西詠斗
加治将樹 上田航平(ゾフィー) 宮下かな子 髙橋里恩
シュウペイ(ぺこぱ) 矢作穂香 斉藤陽一郎 ほか

【原作情報】
ミナモトカズキ 『壁サー同人作家の猫屋敷くんは承認欲求をこじらせている』
(徳間書店「COMIC リュウ WEB」連載)
コミックス1巻~4巻絶賛発売中! 新刊5巻10月13日(木)発売!

【スタッフ】
脚本:保木本真也
音楽:森優太
監督:佐藤竜憲 八十島美也子 原田健太郎
プロデューサー:稲熊洋介(楽天グループ) 山崎宏太(ABCテレビ) 宮川宗生(ホリプロ)
製作幹事:楽天グループ
制作:ABCテレビ
制作協力:ホリプロ
製作著作:ミナモトカズキ・徳間書店/2022「壁こじ」製作委員会

【公式サイト】
https://www.rakuten-ipcontent.com/kabekoji/

【公式Twitter】
@drama_kbkj

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