村井良大「また演じられる幸せ」木村達成「今の自分をどこまで出せるか」上川隆也主演の傑作エンタメ時代劇が再演!舞台『魔界転生』4/7開幕直前3日連続インタビュー特集【Part①】

演出・堤 幸彦さん×主演・上川隆也さんのタッグで2018年に上演され、大ヒットを記録した舞台『魔界転生』が2年4ヶ月ぶりに再演! いよいよ2021年4月7日に愛知公演より開幕し、福岡・東京・大阪公演が順次上演となります。

スマートボーイズでは今作のキャストから、初演に引き続き出演する、根津甚八役の村井良大さん&柳生又十郎役の木村達成さんにインタビュー! その模様を、Part.1~3まで3日連続更新の特集でお届けいたします。

(左から)根津甚八役の村井良大さん、柳生又十郎役の木村達成さん
『魔界転生』の原作は、1967年に『おぼろ忍法帖』として単行本化された、山田風太郎氏による伝奇小説。1981年に深作欣二監督により映画化され大ヒット、その後も数多のジャンルでリメイクされ、時空を超えた、“アクション・エンターテインメントの最高傑作”とも称されている人気作品です。

中でも、2018年に「日本テレビ開局65年記念舞台」として、演出・堤 幸彦さん×主演・上川隆也さんのタッグにて上演された舞台版では、福岡・東京・大阪で77ステージ、動員10万人を超える大ヒットを記録。その2年4か月ぶりの再演となる今回の上演では、初演に引き続き演出は堤 幸彦さん、脚本はマキノノゾミさんが手掛け、作品をさらに練り上げてブラッシュアップ! 演劇と映像の融合をテーマにLEDを駆使し、新機軸の演出で「電影活劇」を創り出し、令和版の新しい『魔界転生』が誕生します。

舞台『魔界転生』メインビジュアル
キャストには、魔界から甦った剣豪に果敢に立ち向かう柳生十兵衛役で、初演に引き続き上川隆也さんが主演を務め、十兵衛たちに立ちはだかる最大の強敵・天草四郎役には、新たに小池徹平さんが登場。
また、天草四郎の姉・お品役に藤原紀香さん、『真田十勇士』の生き残り・根津甚八役に村井良大さん、十兵衛の弟・柳生又十郎役に木村達成さん、軍学者・由比正雪役と刀鍛冶・叢雲常陸役に山口馬木也さん、二刀流の剣豪・宮本武蔵役に渡辺 大さん、黄泉の世界から甦った淀殿役に浅野ゆう子さん、十兵衛の父・柳生宗矩役に松平 健さんと、新たなキャストも含めた豪華俳優陣が集結しました。

3月24日に明治座にて開催された製作発表会見では、上川隆也さんらメインキャスト9名と演出の堤 幸彦氏が登場し、それぞれ今作にかける意気込みをコメント。(スマートボーイズでは、こちらの会見レポートも掲載中!)

そして会見の終了後、スマートボーイズは根津甚八役の村井良大さんと、柳生又十郎役の木村達成さんを直撃! 脚本・演出も新たに描かれる今作についての意気込みに、仲良しな二人の素顔に迫るトークまで、たっぷりと対談インタビューにて語っていただきました。

■舞台『魔界転生』
根津甚八役・村井良大さん×柳生又十郎役・木村達成さん インタビュー特集

【インタビュー Part.1】

――まずは舞台『魔界転生』の再演、おめでとうございます! 今回初めてご覧になる方にも向けて、お二人が演じる役柄からご紹介いただけますか?

村井良大(以下、村井) 僕が演じる根津甚八は、実は原作には登場しない役なんですが、この作品には、『真田十勇士』の一人がもし生き残っていたら、そしてもし『魔界転生』の世界に入ってきたら……という展開も盛り込まれていまして、舞台へと登場しています。
甚八は、今作の中では色んな場所に行き、唯一色んな方向へと流浪しているキャラクターだと思うんですが、僕自身も、この居場所が定まっていない感じが面白くて。観客の皆さんにも、「あ、こんなところにも甚八が絡んでくるんだ」っていうのは、楽しんでいただけるポイントになるのかなと思います。

根津甚八役の村井良大さん
木村達成(以下、木村) 僕は柳生又十郎という、柳生家の次男で、すごく真面目な青年を演じるんですが、初演ではちょっとしたお茶目な演出などもありまして。それが今回は、「ちょっとクールな感じに作り上げてほしい」というリクエストがあり、前作から2年半を経て僕自身も成長していますので、初演からはキャラクターも変化させています。
役柄としては、今回は十兵衛先生と一緒に旅をしたり、友である田宮坊太郎との一騎討ちなどのシーンがあるんですが、人と人とのつながりの中では、特に「友」という関係性を描く役割を任されていると思っています。

柳生又十郎役の木村達成さん
――お二人は初演からの続投組ということで、演出の堤 幸彦さんからの信頼や期待も大きいのでは。2年以上の時を経て、再び舞台『魔界転生』へ出演の声がかかった時には、どう思われましたか?

村井 本当に、ありがたいですよね。僕自身も大切にしているキャラクターなので、また演じられることが幸せです。ただ、声をかけていただいたことは素直に嬉しくも……ある意味では、この舞台を客席から観てみたかったな、という気持ちもあります。

木村 完璧。それ、100点の答えです!

村井 そう?(笑) でも本当に、演じていても「これ、前からも見たいな~」って思うんですよね。それは一度も叶わないし、やっぱり映像とかの演出が本番ではどう見えているのか、僕たちには見えていない部分もあるから。

木村 確かに、自分がやっているのは僕も見てみたい。でも今回、もしも僕じゃない人が柳生又十郎役をやっていたとしたら……もう僕は、「スケジュールがな~、ちょっとな~。行きたいんですけどね~」って言いますね(笑)。

村井 それ「ザ・俳優」のよくある言い訳だね(笑)。

――木村さんは「自分以外の又十郎は見たくない」というお気持ちでしたら、このお話がきた時には、二つ返事で「やります」と?

木村 いや、やっぱり少しは考えました。僕、再演ものの経験が多くないんですよ。一回一回にすべてを出し尽くすつもりでやっているので、同じ作品でまた同じ役をやる、っていうことへの好奇心が、今まではあんまりなかったんです。
でも、又十郎にはその好奇心が湧いてきて、初演から約2年半が経って、自分が今までやってきたことを、今ならどこまでこの役に反映させることができるのか、それに応じて周りのキャストの方とはどう絡んでいけるのか、っていうことが楽しみに感じられたので、「ぜひ、やらせてください」とお答えしました。

――木村さんは、今作の初演が初めての時代劇で、殺陣のある作品にも初挑戦でしたよね。特にその点は、前回以上の成長を見せられる部分になるのではないでしょうか。

木村 そうですね。特に前回なんて、和装での所作も、刀の使い方も全く知らないような状態で始まったので、正直楽しみきれていなかったな、っていうのがあったんです。
だけど、一度は自分の中に入れている作品なので、今回はひとつひとつ楽しみを見つけていける稽古場にできていますし、前回と違って殺陣に対する不安も少ないです。ただ、歳をとっている分、体のキレが悪くなっているんじゃないかなって……(笑)。

村井 いやいや、ウソでしょ?(笑)


――本日の製作発表会見の登壇者では、木村さんが最年少キャストじゃないですか!(笑)

木村 いや~。この間、すごく悔しいことがあって。僕と田宮坊太郎役の田村 心くんで殺陣をやっていて、僕は本当に一生懸命で汗びしょびしょになるんですけど、一方で上川隆也さんや松平 健さんは汗一つかかず、呼吸も荒げずにやっているんですよ!
本当に「武士道って、これだよな!」っていうくらい凛々しい顔をなさっていて、僕がそこまでいけるのには、あと何十年かかるんだろうと……。

――しかしそうなると、木村さんも年齢を重ねたことは言い訳にできないのでは?

木村 そうなんです。だからそんな言い訳をした、数十秒前の自分をぶん殴りたいです(笑)。

村井 アハハ! でも本当に、あのお二人の殺陣はすごい。上川さんも松平さんも、無駄な力がどこにもかかってないんだよね。だからあそこまで軽やかに動けるし、息も乱れない。

木村 本当に、息をするように……あ、今めっちゃいいこと言った! 「息をするように」、これなんですよ! 息をするように刀を振って、息をするように人を斬っていくから、お二人は「息をしているだけ」なんです!

村井 なるほど。だとしたら、達成は息もしていないの?(笑)

木村 僕は、気合いが入りすぎて本当に無呼吸になっちゃうところもあるから、その分体にも負荷がかかって、息があがったり、汗をかいたりしちゃうんじゃないかな、っていう独自の解釈が今できました(笑)。

――そのあたり、時代劇への出演経験でも先輩の村井さんから見て、木村さんの成長ぶりはいかがでしょうか?

村井 まず達成って、前回が初めての殺陣だったの?

木村 前回が初めてで、今回がそれ以来。時代劇も殺陣も、2回目です。

村井 だとしたら、めっちゃうまいよね!? 本人は無呼吸かもしれないけど(笑)。今の話を聞いていて、「前回が初めてだったんだ」って僕も驚いてたぐらいだし、なにか今までにも稽古をしているのかと思ってた。ちなみに殺陣以外の、所作とかはもう大丈夫?

木村 所作はもう、任せてくださいよ!

――村井さんもご自身で、前回からの変化や成長などを意識されている点はありますか?

村井 ある意味で、使命感が増していると言いますか。今回、新たに凝縮された舞台の中で、どれだけ甚八として暴れられるのかっていうのを考えていまして、それがいいのか悪いのかはまだ分かりませんが、色んな所にアンテナを張りめぐらせて、どこかいいポジションはないかな~って常に探しています。そういった意味では、役としても、自分としても、視野が広くなったのかもしれません。
そして前回以上に、甚八というキャラクターが色濃く残るようにしたいなって思っています。

【インタビュー Part.2へ続く】

4月5日更新予定のPart.2では、2018年に行われた初演での思い出トークや、お互いだけが知る稽古場でのエピソードも! Part.3まで、インタビューの更新をお楽しみに。

舞台『魔界転生』は、2021年4月7日~11日まで愛知・刈谷市総合文化センター、4月16日~28日まで福岡・博多座、5月4日~28日まで東京・明治座、6月2日~10日まで大阪・新歌舞伎座にて上演されます。
チケット情報ほか、公演に関する最新情報は、下記のInformationより公演公式サイト、公式Twitterにてご確認下さい。

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☆Information

■舞台『魔界転生』

原作:山田風太郎(角川文庫刊)
脚本:マキノノゾミ
演出:堤 幸彦

出演:
上川隆也 小池徹平 藤原紀香 村井良大 木村達成 田村 心 岐洲 匠 宇野結也 財木琢磨 山口馬木也 渡辺 大 浅野ゆう子 松平 健 ほか

日程・会場:
<愛知公演>2021年4月7日(水)~11日(日) 刈谷市総合文化センター
<福岡公演>2021年4月16日(金)~28日(水) 博多座
<東京公演>2021年5月4日(火・祝)~28日(金) 明治座
<大阪公演>2021年6月2日(水)~10日(木) 新歌舞伎座

企画・製作:日本テレビ

【あらすじ】
徳川幕府によるキリシタン弾圧のため、暴徒と化した10万人の信者が惨殺された肥前国(長崎県)島原。
その地で、禍々しい魔界の力を借りて、「島原の乱」の首謀者・天草四郎が甦る。
四郎は怒りと憎しみに燃え、幕府への復讐を決意する。
やがて、「魔界転生」という妖術を使い、幕府と闘う配下を求め、歴史に名を残す剣豪を次々と甦らせる。
荒木又右衛門、田宮坊太郎、宝蔵院胤舜、そして、宮本武蔵、柳生宗矩、錚々たる猛者たちが黄泉の国から転生し、悪鬼として再び生を受け、四郎と共に幕府滅亡を画策する。
これら魔界衆に隻眼の剣士・柳生十兵衛を中心とする幕府方が立ち向かい、魑魅魍魎が跋扈する悪魔の企てを阻止すべく、柳生衆と共に果敢に闘い、強敵を斬り滅ぼしていく。
大坂では淀殿も甦り、四郎の姉・お品や「真田十勇士」の生き残りの根津甚八も活躍し、柳生衆と魔界衆の激突はますます混迷の色合いを深めて行く。
天草四郎、柳生宗矩と血で血を洗う死闘が続き、ついに十兵衛は日光東照宮での最終決戦を迎える…。

≪公式サイト≫
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≪公式Twitter≫
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