つかこうへい氏による代表作『熱海殺人事件』が、紀伊國屋ホール改装前の最終公演としてダブルキャストにて上演！　舞台『熱海殺人事件 ラストレジェンド～旋律のダブルスタンバイ～』が2021年1月14日に公演開幕を迎えました。
公開ゲネプロの開催とともに、演出の岡村俊一氏、キャストの味方良介さん、荒井敦史さん、愛原実花さん、新内眞衣さん、池岡亮介さん、松村龍之介さん、石田 明さん、細貝 圭さんが今作への意気込みを語りました。

岡村俊一氏が演出を務め、主要な登場人物がダブルキャストにて演じられる本公演は、1964年の開場から日本演劇の聖地として、多くの演劇人・演劇ファンから愛され続けている紀伊國屋ホールが2021年新春より改装工事に入るにあたり、その改装前の最後の演目としての上演に。
紀伊國屋ホール57年の歴史の中で、最も上演回数の多い作品であるつかこうへい氏の「熱海殺人事件」は、1973年の発表以降、翌年1974年に岸田戯曲賞を授賞、後に映画化される等、日本の演劇史上プロアマ問わず最も愛され上演され続けている作品(推定累計8,500ステージ)です。

キャストには、“東京警視庁にその人あり”と言われた木村伝兵衛部長刑事役にて、2017年～2019年の3シーズン同役を演じ、フジテレビ新春ドラマ『教場』やテレビ朝日土曜ナイトドラマ『妖怪シェアハウス』などテレビドラマ出演が続く俳優・味方良介さんと、映画『HiGH&LOW THE WORST』や、ドラマ『まだ結婚できない男』等に出演、武田鉄矢版『水戸黄門』では渥美格之進役を務め、2020年版『改竄・熱海殺人事件』にて木村伝兵衛役を演じた荒井敦史さんの2人がそれぞれ主演。

また、捨て身の潜入捜査を行うヒロイン・水野朋子婦人警官役には、つかこうへい氏の愛娘であり、宝塚歌劇団の雪組トップ娘役として人気を博し、退団後もNHK連続テレビ小説「マッサン」や、映画「嫌な女」など、ドラマ、映画、舞台と幅広く活躍する愛原実花さんと、乃木坂46の最年長で、雑誌『andGIRL』やWeb『Oggi.jp』ではレギュラーモデルとしても活躍し、今回つか作品には初挑戦となる新内眞衣さん。

東京警視庁に転任して来る熊田留吉刑事役には、2018年・2019年に『熱海殺人事件』にて熊田留吉役を演じ、今年1月には『飛龍伝2020』にも出演した、お笑いコンビNON STYLEの石田 明さんと、『新・幕末純情伝』や『飛龍伝』といったつか作品はもちろん、2.5次元舞台など、幅広いジャンルの作品に出演し活躍し続けている、細貝 圭さん。

そして、犯人大山金太郎役は、D-BOYSのメンバーで、近年ではTBS「グランメゾン東京」やCX「グッド・ドクター」、また舞台「黑世界」に出演する等、テレビドラマや舞台など多方面で活躍している池岡亮介さんと、斬劇『戦国BASARA』シリーズ、2.5次元舞台やタクフェス「くちづけ」など数々の舞台作品や「仮面ライダーゼロワン」、テレビドラマ「REAL⇄FAKE」に出演、映画「BLOOD CLUB DOLLS2」では主演を務めるなど活躍の場を広げている、松村龍之介さんが競い合います。

公演初日に行われた公開ゲネプロの前には、演出の岡村氏とキャスト8名が挨拶へと登場。その意気込みコメントとともに、1月14日公演の出演キャスト(味方さん・新内さん・池岡さん・石田さん)、1月15日公演の出演キャスト(荒井さん・愛原さん・松村さん・細貝さん)の組み合わせにて披露されたシーンでの舞台写真をご紹介いたします。

【初日挨拶コメント】
■演出・岡村俊一さん
「紀伊國屋ホールが57年の歴史を一旦休憩する、その改装前の最終公演として『熱海殺人事件』を上演させていただくことになりました。この『熱海殺人事件』は、つかこうへいの代名詞、代表作にあたると思います。紀伊國屋ホールの57年の歴史の中でも最多で、そして国内の戯曲としても最も上演されているというこの作品を、紀伊國屋ホールの最終公演として上演させていただくことを誇りに思います。
表現者にとって大変苦しい時代ですが、何とか乗り切って、つかさんの40年間の演出がちゃんと蘇るように、決して世の中に負けないように作ったつもりです。ぜひ皆さん、お楽しみください」

■木村伝兵衛部長刑事役の味方良介さん
「(木村伝兵衛部長刑事役での出演が)4度目になります。それが紀伊國屋ホールの一旦は最後ということで、木村伝兵衛としてこの板の上に立てることは、本当に役者として、そして人間として幸せです。ただ、そういった特別なことに負けないよう、自分たちができること以上のことをやって、全力で燃え尽きたいと思います」

■木村伝兵衛部長刑事役の荒井敦史さん
「僕は初めての参加になります。客席でずっと見ていた作品を、実際にやらせてもらえて一層気合いも入りますし、何より紀伊國屋ホール改修前の最終公演ということで、本当に光栄に思います。自分の限界を超えて、まだ見ぬ世界へ行けるように頑張っていきたいと思います」

■婦人警官水野朋子役の愛原実花さん
「紀伊國屋ホールの最終公演に、つかこうへい作品で参加できる機会を与えて下さった岡村さん、全てのキャスト、スタッフ、そしてお客様への感謝の気持ちでいっぱいです。この気持ちをエネルギーに変えて頑張りたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします」

■婦人警官水野朋子役の新内眞衣さん(乃木坂46)
「『熱海殺人事件』という歴史ある戯曲を、歴史ある紀伊國屋ホールでできることを幸せに思っています。自身としては初めてヒロイン役をやるのですごく緊張しているんですけども、初ヒロインが水野朋子役で良かったなと思えるように、全力で突っ走っていこうと思います」

■犯人大山金太郎役の池岡亮介さん
「このような状況下で舞台に立てること、この作品を届けられることに感謝しています。これだけ心身ともに削られる舞台はなかなかないと思い、舞台上では生きています。この舞台を観て、人生の活力にしていただけたらなと思って僕たちも頑張りますので、どうぞよろしくお願いします」

■犯人大山金太郎役の松村龍之介さん
「こうした難しい状況の中、初日を迎えられたことを嬉しく思います。そして歴史ある、皆さまから愛されている『熱海殺人事件』に参加できることも心から嬉しく思いますし、作品に少しでも華を添えられるよう、懸命に頑張りたいと思います。最後まで、どうぞよろしくお願いいたします」

■熊田留吉刑事役の石田 明さん
「今回で『熱海殺人事件』は3回目の参加となりますが、オファーが来たときには断ろうかと(笑)。コロナもあり、人同士の関わりが薄れている中、この舞台では人との関わり方をどんどん深くしていく、心の濃厚接触というようなものをお見せできたらなにかのプラスになるのではと思い、また挑戦することになりました。今だからこそ届けられるものがあると思いますので、皆さんにも楽しんでいただけたら！」

■熊田留吉刑事役の細貝 圭さん
「個人的には何作かつかさんの作品をやらせていただきましたが、初めて伝統ある『熱海殺人事件』に出演させていただけるということで、身も心も引き締まる思いでございます。とにかくケガなく、ラストまで全身全力精いっぱい気持ちを込めて演じさせていただけたらと思います」

【マスコミへのシーン公開より／舞台写真】
■一部シーン公開①
キャスト：木村伝兵衛部長刑事…味方良介、婦人警官水野朋子…新内眞衣(乃木坂46)、犯人大山金太郎…池岡亮介、熊田留吉刑事…石田 明

■一部シーン公開②
キャスト：木村伝兵衛部長刑事…荒井敦史、婦人警官水野朋子…愛原実花、犯人大山金太郎…松村龍之介、熊田留吉刑事…細貝 圭

『熱海殺人事件 ラストレジェンド ～旋律のダブルスタンバイ～』は、2021年1月14日(木)～31日(日)まで東京・紀伊國屋ホールにて上演中です。
チケット情報・キャスト出演スケジュールなどの詳細は、下記のInformationより公演公式サイトにてご確認下さい。

☆Information
■『熱海殺人事件 ラストレジェンド ～旋律のダブルスタンバイ～』

作：つかこうへい
演出：岡村俊一

出演：
木村伝兵衛部長刑事…味方良介・荒井敦史
婦人警官水野朋子…愛原実花・新内眞衣(乃木坂46)
犯人大山金太郎…池岡亮介・松村龍之介
熊田留吉刑事…石田 明・細貝 圭
久保田創／大石敦士

会場：東京・紀伊國屋ホール
公演期間：2021年1月14日(木)～31日(日)
※未就学児入場不可
※キャスト出演スケジュールは公演公式サイトにてご確認下さい。

【★バトルロイヤル公演／☆チャレンジ公演】
この2公演は、どのキャストが出演するのか、当日、幕が開くまでのお楽しみとなります！
★バトルロイヤル公演(1/20(水)17:00公演)
誰がどの役をやるのか…？8名全員出演！？なんてこともあるかも…！な公演となります。
☆チャレンジ公演(1/26(火)17:00公演)
通常の出演者以外が飛び入り出演！？する可能性があります。
どちらの公演も、ご期待?に添えない場合もございますので、何が起こっても大丈夫な方のご購入をおすすめいたします。
バトルロイヤル公演とチャレンジ公演は、オフィシャル先行・各プレイガイド先行・一般発売でのみのお取り扱いとなります。

チケット料金：8,500円(税込／全席指定・特製ブックレット付)
※ブックレットは当日会場にてお渡しいたします。
※コロナウィルス感染予防対策のため、パンフレット含めグッズ販売は行いません。

お問い合わせ：Mitt 03-6265-3201(平日12:00～17:00)

音響：山本能久　照明：熊岡右恭　映像：ムーチョ村松　衣裳：大野雅代　舞台監督：中島　武　宣伝美術：山下浩介　宣伝写真：神ノ川智早　制作：與儀早由　プロデューサー：島袋　潤

提携：紀伊國屋書店
制作：つかこうへい事務所
主催・ 企画・製作：アール・ユー・ピー

≪公式サイト≫
http://www.rup.co.jp/