高本学「皆さんの心の栄養になるような展示にできたら」、自身初の写真展【Permanent Vacation】が東京・原宿にて12/22~24まで開催中!会場での独占インタビューUP

ミュージカル『ヘタリア』シリーズではプロイセン 役を、舞台『刀剣乱舞』シリーズでは数珠丸恒次 役を演じるなど活躍中の俳優・高本 学さんが、自身初の写真展【Permanent Vacation】を2023年12月22日から24日までの3日間、東京・神宮前のギャラリー「Chromatic Gallery」にて開催中です。
スマートボーイズでは高本さんにとって念願の開催となった個展会場にて、本展や展示作品に込めた思いを聞かせていただきました。
俳優・高本 学さんが自ら撮影した写真による個展を開催!
大学時代には写真学科で撮影技術を学び、現在も風景写真の撮影をライフワークとしている高本さん。これまでにもファンクラブ内での連載や、自身のファースト写真集『G-raphic』(幻冬舎コミックス)でも自ら撮影した作品を公開していましたが、今年12月31日に迎える30歳の誕生日を前に、「20代のうちに個展を開催する」という目標を実現させました。
【Permanent Vacation】
写真に映るものは写真として本来の「記録」するという役割を果たさず「記憶」を具現化している。
人の目は見たいものを切り取り完全な記録を忘れて不確かな記憶を辿っている。
それは、本来の役割を果たさず「永久的な休暇」を取り続けているのではないだろうか。

タイトルに、“永久的な休暇”を意味する【Permanent Vacation】と名付けられた本展では、高本さんが自ら綴ったメッセージコメントとともに、本展にむけて自然や街中の風景を切り取ったロケ撮影でのカラー写真、そして大学時代に撮影したフィルム作品の中から厳選したというモノクロ写真も展示。
また、場内ではロケ撮影時の高本さんの様子を収めたメイキング映像も上映されており、会期中には高本さんの在廊やトークイベントの開催も予定されています。

■高本 学さん インタビュー

――いよいよ自身初の写真展【Permanent Vacation】が開催されますが、今のお気持ちはいかがでしょうか?

高本 学(以下、高本) 大学では写真を学んでいたので、写真展の開催は目標の一つにしていました。僕のことをずっと担当してくれているマネージャーさんとも、「30歳までに個展を開きたい」というのは話していたので、なんとか29歳を終える直前の12月中に滑り込めて(笑)、目標を叶えられて良かったです。

――“永久的な休暇”を意味する【Permanent Vacation】と名付けられた本展ですが、今回の展示作品にはどのような思いを込められましたか?

高本 僕自身、これまで生きてきた日々や、芸能活動を通して色んな人と関わっていく中でも感じたり、悩んできたことだったんですが、多くの人は常に高い理想を追い求めていて。でも、“自分の幸せは、どんな尺度で測るものなんだろう”と改めて考えた時に、僕の周りにはいつも、自分を支えてくれた身近な人たちがいて……その小さな幸せに気付けることが大切なんだな、って感じ取れるようになってきたんです。
高本 自分の身近にあるものや、周りの人を大切に思えることが僕にとっての幸せなんだと思えた時から、そんな自分にとっての一番身近な存在は、自分自身だということにも気が付いて。
僕は風景写真を撮りますが、今回の写真展では、そうやって20代を駆け抜けてきたことや、自分の周りにある風景は気づかないうちにどんどん変わっていくことを表現したくて……みなさんにとってもいつの間にか過ぎていくものだけど、そこにある美しさを見落とさずに感じられたら、今よりちょっと豊かな人生になるんじゃないかなと思うので、何よりも自分と身近な人を大切にしてほしい、という願いを込めて作品づくりをしてきました。

――展示作品も特別な瞬間というよりは、街や自然の変化を切り取ったものが多いですね。

高本 そうですね。自分が生活している中で撮れる風景から、身近にある美しさとか、次第に壊れていくものを大切にして撮りました。日頃から目に入るものの中にも、美しいものがあることを意外と見落としているんだな、と感じていて。そういうものを自分が撮ることで、皆さんにもこの気付きが伝わってほしいなと思います。
――展示されている作品は、今回の写真展用に撮り下ろされたものですか?

高本 今回のために撮影したデジタルでのカラー作品と、大学時代に撮影したフィルムのモノクロ作品で半々程度に分けているんですが、セレクトにはすごく悩みましたね。こうして揃ってみるこれで良かったなと思うんですが、特にモノクロは厳選していて、何千枚というネガの中から選び抜きました。フィルムの写真はプリントしてみるとまた全く違って見えたりするので、本当はもっとプリントしたかったですね(笑)。世に出したい作品はいっぱいあるので、今後も展示できる機会があればぜひ出していきたいなと思います。
――本展に向けたカラー写真の撮影では、印象的なできごとはありましたか?

高本 休みを見つけて自然を撮りに行ったりもしたんですが、滝での撮影は結構命がけで(笑)。山の中を通ったんですけど、急斜面で足の踏み場がないし、登山やハイキングをしているおじさん、おばさんはいるんですけど、僕もメイキング映像を回してくれていたマネージャーさんもそれぞれに三脚を抱えていて、すごい大荷物で大変でした。ちょっとした坂道ですべって転んだりもしたんですけど、無事に帰ってこられて良かったです(笑)。

――会場では作品とともに、撮影時のメイキング映像も上映されていますね。

高本 今回は僕のファンの方が多く来てくださるだろうというのもあるんですが、僕が撮影していた空間が、映像で見るとどんな場所だったのかを作品と見比べていただきたくて……「こういうロケ地なんだ。おお、でも写真で切り取るとこういう風に見えるんだ」と、皆さんの目で見た風景と、高本 学の視覚で切り取った風景を比較できたら面白いなと思って、動画を回してもらいました。
意外と普通の場所だったり、一見すると「なんだこれ?」みたいな場所で撮っていたりもするので、そこも見ていて面白いと思いますし、「あ、こんな写真になるんだ」と、その中で僕が感じた魅力に気付いてもらえたら嬉しいです。
――自分が写真を撮っている瞬間を、こうして映像でご覧になる機会は高本さんもあまりないのでは?

高本 そうですね、自分で見ていてもめちゃくちゃ面白いです。いつもこんなに、ものすごい低姿勢で撮っているんだな、みたいな(笑)。この映像は多分この会場でしか流さないので、ここで作品とあわせて楽しんでほしいですね。

――今後、写真での表現はどのように続けていきたいと考えられていますか?

高本 僕は役者というフィールドでも、僕が演じることでお客さんに何かが伝われば、何か新しいことを感じていただけたらいいな、と思っているので、写真という形でも表現の幅はどんどん増やしていきたいです。
写真は自分にとっても一つの武器になると思っていますが、僕自身が好きなことをやれる時間でもあるので、作品も仕事という感覚では作っていなくて。大切な趣味の一つであり、自分が作りたい空間を表現する手段としても、これから作品づくりは続けていきたいと思っています。
特にデジタルでのカラー写真は、自分の中ではまだ作りたてというか、シリーズの序章という感覚なのでこれからもっと展開していきたいテーマでもあります。
――それでは最後に、応援して下さる方々に向けてメッセージをお願いいたします。

高本 29歳の最後に初めての個展を開催できて、すごく嬉しく思っています。僕が皆さんに伝えたいことは、自分の心を豊かに、大切にしてほしいなということ。自分自身を幸せにすることが、他人への優しさにも繋がると思いますし、僕は辛かった時、しんどかった時にも写真が支えになってくれました。皆さんにもそういうものが見つかればいいな、という願いを込めて作品づくりをしてきましたので、あまりアートや写真の展示を見たことがないという方にも、ぜひこの機会にご興味を持っていただけたら嬉しいです。ご来場いただいた皆さんの、心の栄養になるような展示になっていることを願っています。

(インタビュー了)

高本学 写真展【Permanent Vacation】は、東京・神宮前の「Chromatic Gallery」にて2023年12月22日(金)~12月24日(日)まで開催中です。
その他の詳細や最新情報は、下記のInformationより公式HPや公式Xをご確認ください。
☆Information
■高本学 写真展
【Permanent Vacation】
場所:Chromatic Gallery
住所:〒150-0001
東京都渋谷区神宮前2丁目33-5 パークノヴァ神宮前1F、2F
https://chromatic-gallery.com/

日程:2023年12月22日(金)~12月24日(日)
◆12/22(金)11:00~18:30
本人在廊時間予定:15:00~18:30
◆12/23(土)11:00~18:30
トークイベント開催(※事前抽選当選者のみ参加可)
◆12/24(日)11:00~18:00
本人在廊時間予定:15:00~18:00
※在廊時間は目安ですので変動する可能性がございます。

【高本学 公式HP】
https://takamotogaku.com/
【高本学 公式X(旧Twitter)】
https://twitter.com/C1Wo705
【問い合わせ】
takamoto_gaku@sonymusic.co.jp