根本正勝・⾼崎翔太・⾺場良⾺、トリプル主演舞台「回路」が開幕!心えぐられる人間ドラマを、3人が涙ながらの熱演で魅せたゲネプロ画像UP!トークショーさながらの囲み会見レポートも

根本正勝さん、⾼崎翔太さん、⾺場良⾺さんがトリプル主演をつとめる舞台「回路」が、2023年10月17日より東京-新宿・シアターサンモールにて開幕しました。
舞台「回路」は10/21まで上演
脚本・演出は「怪盗探偵⼭猫 the Stage」や「会えない無⼈駅」、「五⽉⾬」、「Paradox Live on Stage」などを⼿掛ける新進気鋭の若⼿演出家・私オム氏。今回はオリジナル脚本で、⼼揺さぶる⼈間ドラマを描きます。

スマートボーイズでは、初日公演の直前に行われたゲネプロの模様と、根本正勝さん、⾼崎翔太さん、⾺場良⾺さん、北澤早紀さん、髙橋美海さん、宮下貴浩さんによる囲み取材コメントをお届けします。

【あらすじ】
真実を知りたくなかった記者。
法に守られた男。
妹の為に⽣きた男。

15年前の事件に三⼈の男が接触し、許容量を越えショートする。

接触しなければ消えなかった。
接触したから繋がった。

互いの思考が交流する物語
【ゲネプロ画像】
根本正勝さん
高崎翔太さん
馬場良馬さん
【囲み取材レポート】
(左より)宮下貴浩さん、馬場さん、根本さん、高崎さん、北澤早紀さん、髙橋美海さん
――開幕に迎えるにあたっての意気込みをお願いします。

根本 シリアスなところもある作品ですが、根底には人が人を思うがゆえに起きてしまったことなのかなと思っています。今日まで作ってきたことを丁寧に、今日の初日から最後まで1つ1つやっていきたいと思います。

高崎 6公演しかないので、密度濃く作り上げてきた作品を6回に集中してすべて出し切れると思います。いつ見に来ても平等に見応えのある作品になることを目指して頑張ります。

馬場 今回の舞台は、弊社トキエンタテインメント主催の舞台です。そんな自社の演劇に、僕が大好きな作・演出家である私オムさんにお力を貸していただいて、トータルバランスコーディネーター宮下氏のもと、心強い仲間たちが集まって2週間近くの稽古を密度濃くぶつかっていました。演劇の力を信じて、精一杯みなさんにいろんな感情を巡らえていただける作品になるように頑張りますので、よろしくお願いします。

北澤 個人的にすごく久しぶりのストレート舞台でして、そして、先月AKB48を卒業して女優として活動していく節目の作品なので、熱い気持ちを持って挑んできました。すごく頼りがいのある先輩方に囲まれて、幸せな空間でお芝居できてるなって日々感じていました。エネルギーをたくさん持って本番も挑みたいと思います!

宮下 トータルバランスコーディネーターという聞いたことない役職に就かせていただき(笑)、お芝居では店長役を中心にいろんな役を演じさせてもらっています。馬場良馬くん、根本さん、高崎くんが3人主役で、私オムが新作を書くということで、どうぞご期待していただいて大丈夫です。みなさん、楽しみにしててください。

髙橋 今回の稽古期間、すごく人間の感情を考えて、向き合いました。いい感情だけでなく、悪い感情も、なんだかすごく生々しく、人間の心だなと思う部分がたくさんありました。そこでもらった感情を、舞台で出せるように頑張っていきたいと思います。

――トリプル主演ということで、根本さん、高崎さん、馬場さんは座長ということになります。シリアスで難しい作品ですが、カンパニーは仲がよさそうな雰囲気です。どのようなカンパニー作りを心がけられましたか?

高崎 もう関係性はできていたので。今回特に座長の働きは一切できず、各々が各々のキャラクターを探る作業で稽古終わっちゃいましたね。

根本 そう。誰かがシリアスなときは、他の誰かが空気作りをしたり。それこそ一緒に参加していただいてる共演者の方々も明るく振る舞っていただいたりしたので、そういう意味ではみんなが作品の中で心が暗くなってしんどくなってしまうことがなく、2週間駆け抜けられた稽古期間でした。なので、すごくいいカンパニー力だなと思いましたね!

馬場 はい! 僕は稽古が全部終わったあとに、有志の野郎どもで打ち上げに行ったんですけど、男気で1万円支払いました。

高崎 座長として?(笑)

馬場 あれは(男気)ジャンケンに勝ったからじゃないよ!

高崎 僕はその前の日に1万円払ってる(笑)。根本さんがまだ1円も払ってませんっ!

馬場 ハハハハハッ。

根本 僕はおいしいごはんをいただいております(笑)。今のところ。

高崎 先輩が……(笑)。真ん中に立つ資格がありません!

馬場 千秋楽後に期待ですね。

根本 年功序列という言葉はこの世からなくなりました!

馬場 平等にね。

根本 はい。戦っていきましょう!

――北澤さん、宮下さん、髙橋さんはそんな3人の印象がいかがですか?

北澤 単純にすごいなと思っていたのは、稽古の合間の休憩時間にゲラゲラ笑っていても、稽古スタートってなったら、バチッと空気が変わってシリアスモードに入って、一瞬で涙が流れる姿を見て、「すごい、プロだ!」って思ってました。

宮下 人前で大きい声で演技されてるのを見て、お三方ともそんな一面があったんだ~っていう(笑)。

高崎 セリフもいっぱい覚えたからね!

宮下 人前で大きい声でこうして表現してる姿を見て涙が出そうになりました。でも、3人ともバランスがよくて、役割というかタイプが違う。この3人じゃないとできないような作品になってると思います。

髙橋 私はお三方とも初めての共演になりまして、みなさん共通して本当に優しくて。私、どんな感じなんだろうって緊張してたんですが、みなさん温かくてホッとしたんですよね。稽古場が好きだったし、居やすい空気を作ってくださる方々なので、やさしいなと思ってました。

高崎 主に宮下さんでしたけどね!

高橋 みんなやさしかったです(笑)。

宮下 僕はTDC、トータルバランスコーディネーターなので。

――作品に登場するキャラクターで、共感できる人物やポイントはございますか?

馬場 僕は真逆に役だったので、1ミリも共感できないクソ野郎だなと思ってました。

根本 でも聞いたところによると、オムさんは脚本を書いてるときに、各々を思い浮かべながら書いたみたいですよ。

馬場 当て書きみたいです!

根本 僕が今回演じる役には弟がいますけど、実際には兄がいまして。やっぱり兄弟設定というのは胸に来るものがあります。リアルでは弟なんですけど、役では兄になることが多くて。まぁ、それだけしっかりしてていい役者だなと思われてるようなんですけど。そこは謙遜はしないんですけども。

馬場 自分でめっちゃ言いますね~。

根本 いつもありがとうございます!(深々とお辞儀)

高崎 これ、トークショーみたい(笑)。僕も自分の役に共感まではいかないですけど、役の感じはすんなり受け入れられました。人を殺したとかそういう部分は抜きにして。純粋でまっすぐな思いとか、幼馴染のお兄さんをずっと慕ってる思いとか、そういう部分は共感できました。最後に馬場さんに「どうしようもない人間なんです」っていうセリフにすごく感情が入るなと思ったら、やっぱり馬場さんとの関係性があるからかなって。馬場さんだから、そのセリフに深みが出るのかな。他の役者さんだったら、「どうしようもない人間」ってちょっと言いづらいですけど(笑)、馬場さんだから、グッと深く表現できてると思います。

馬場 この役やるために役者を始めたんだと思った。

根本 たどり着いたんだね(笑)。

髙橋 私は北澤さん演じるリカをイジメちゃう役なんですけど、人間ってどこか自分が1番大事というか、自分を守ってる部分があると思いました。自分と似てるというよりは、ランを通して自分って大丈夫かなって考えさせられました。

北澤 リカは軸を持って生きてるコなので、そんなに私はしっかりしてないので。

馬場 しっかりしてるよ。

高崎 うん、してる!

根本 すごくしっかりしてるよ。

北澤 そんなことないです。ふわっと生きちゃうタイプなんですけど(笑)、1コ同じかなと思うのは、リカがランに対して昔はイジメられたけど、今は友だちとして関係を続けている部分。私は人のことを嫌いにならないので、そこは共通なのかなって思いました。

――では最後に、この公演を楽しみにしていただいてるお客さまへ、根本さん、高崎さん、馬場さんからメッセージをお願いします。

根本 劇場という特別な空間の中で、正直本番にならないと出来上がらない空気があるので、今日の夜、お客様が入って初めて完成する部分があると思います。「回路」の世界観にどっぷり入り込んでいただいて、一緒に約100分間の作品を生きていただけると嬉しいし、力になると思います。よろしくお願いします。

高崎 今までの経験をすべて発揮できるかのような、深く深く人間を掘り下げて作った自信作です。6公演しかないので、ちょっと気になった方、見に来ていただけたら嬉しいです。チケット代で悩んでる方は、根本さんが少し出してくれるので(笑)。

根本 (男気ジャンケンで)浮いてる分があるからね!

高崎 2万円くらい浮いてますから。6公演だけなので、口コミで広がっていくより早く終わってしまうと思うので、ぜひ見に来ていただけたらと思います!

馬場 この芸能人生の中で縁のある根本さんと翔太とトリプル主演をやらせていただいて。僕たち35歳を超えてアラフォーの人間がこうして役者としてやってきた集大成として、3人バチバチに芝居でぶつかって、刺激のあるというか、楽しい作品です。毎公演、同じ内容ではありますが、お客様の受け取るイメージや感覚は変わってくると思うので、たくさんこの作品を見届けてくれたら嬉しいです。ぜひ劇場にてお待ちしてます!

舞台「回路」は10月21日まで上演。公演の詳細はInformationから公式サイトをチェックしてください。

☆Information
舞台「回路」

【⽇程】
2023年10⽉17⽇(⽕)〜21⽇(⼟)
10⽉17⽇(⽕)19時00分
10⽉18⽇(⽔)19時00分
10⽉19⽇(⽊)19時00分
10⽉20⽇(⾦)19時00分
10⽉21⽇(⼟)13時00分/17時00分

【劇場】シアターサンモール

【脚本・演出】
私オム

【出演者】
根本正勝 ⾼崎翔太 ⾺場良⾺ ※トリプル主演

北澤早紀
髙橋美海

佐藤タダヤス
在原桂馬
ふじわらみほ

宮下貴浩


【チケット】
SS席:9,900円(税込)
S席:7,700円(税込)
チケットURL http://confetti-web.com/kairo

【制作】トキエンタテインメント HIKE

【公式サイト】
https://kairo.tokientertainment.co.jp

関連News