松田凌、田鶴翔吾が"好き"と選んだ髪の毛を乾かすシーンに「意外と男らしく拭くんですよ」W主演映画「その恋、自販機で買えますか?」公開記念舞台挨拶、公式レポートが到着

2023年10月1日に東京・アニメイトシアターに行われた映画「その恋、自販機で買えますか?」公開記念舞台挨拶つき上映会の公式レポートが到着しました。
今作は、吉井ハルアキによる人気ボーイズラブ漫画を原作とした実写映画で、この日の舞台挨拶には、W主演の松田凌さんと田鶴翔吾さん、主題歌を担当したヒグチアイさん、谷 健二監督が登壇しました。
(左より)ヒグチアイさん、松田凌さん、田鶴翔吾さん、谷健二監督
《公式レポート》
吉井ハルアキのBL漫画を原作とした実写映画「その恋、自販機で買えますか?」が10月1日(日)より東京・アニメイトシアターで上映中。10月2日(月)18時の回の上映の後、舞台挨拶が行われた。

登壇したのは小岩井歩役の松田凌、山下諒真役の田鶴翔吾、主題歌「自販機の恋」を歌うヒグチアイ、監督の谷健二。鮮やかなブルーのドレスで登場したヒグチに対し、谷は「僕コンビニ行くような格好で来ちゃった」。続いてヒグチの大ファンだという田鶴は緊張感を露わにしつつ「(喫煙者である)小岩井を背負ってタバコの柄」の衣装を用意したと話した。それを受け、小岩井役の松田も「素晴らしい」とコメント。会場は笑い声と拍手に包まれ、和やかなムードでイベントが進行した。
小岩井歩役・松田 凌
山下諒真役・田鶴翔吾
主題歌・ヒグチアイ
監督・谷 健二
大のBLファンで知られるヒグチは、「原作大好きなんですよ」「作品に携われることが幸せ」と「強火」なトークを展開。3巻まで発売中の原作単行本は端から端まで読んでおり、主題歌のオファーには「私がやります!」と即答したという。好きなシーンは、小岩井が山下の入浴中に着替えを持っていくシーン。「その人の、服を、持ってっちゃうんだ」というところにグッとくると、BLファンならではの視点から熱く語ると、松田の口から「敬愛を込めて言っていいですか、ホンマに好きなんですね」という言葉が飛び出した。

主題歌「自販機の恋」は同作のためにヒグチが描き下ろした楽曲。デートの最中に「一番最初に相手のちっちゃなところを知れる」のが自販機だと考え、少しずつ段階を踏んで恋を育む二人の関係性にピッタリだと思ったという。ヒグチの熱量を受け、松田も「僕も熱く語りたくなってきた」と言いながら、「自販機って世の中にありふれているから、いい思い出も苦い思い出もすぐ思い出せる。ちょっと何かを買おうとした、その3つ隣に思い出もある」。「そのくらい近くにある恋」を描いたのが同作であると話した。

さらにヒグチは「自惚れてもいい?」「僕を選んでくれませんか?」という歌詞を紹介。「もしかしたら(相手が自分を)ちょっと気にしてくれているんじゃないか」といった、小さな自信から生まれる勇気を表現した歌詞に注目してほしいという。 同作で描かれるのは、大げさではないけれど、それぞれにとって宝物のような恋。そんな作品の最後に主題歌を聞いて、自分の恋の経験を思い出すなどしながら楽しい気持ちで帰ってほしいという思いを込めて製作した。
谷から好きなシーンを問われると、田鶴は「(山下が小岩井の)髪の毛を乾かすシーン」と回答。セリフはないが、小岩井に対する山下の感情が自然と現れていてニヤニヤしてしまうという。髪を乾かされる立場を演じた松田は「意外と男らしく拭くんですよ」とコメント。撮影中、自分よりも男らしいと感じる仕草に、嫉妬や憧れが入り交じる感情を抱くことがあったという。それを受けてさらに田鶴は、小岩井が山下に借りたパジャマを畳んで置き手紙をするシーンを紹介。そういった何気ない行動に現れる、自分にはないその人らしさにも「惹かれているんだろうな」と山下の気持ちを想像した。

一方「置き手紙する派」だという松田は、「二人でベランダで、この恋が進み始めていくぞっていう」ラストシーンを挙げた。スローペースながらも相手にしっかりと向き合いながら進んでいく、そんな二人の関係性が感じられるところが好きだという。さらに撮影終盤、田鶴と打ち解けた状態で挑んだ演技にも手応えを感じており、出来上がりが楽しみだった、思い入れのあるシーンでもあると話した。
イベント終盤には同作の公式グッズも紹介された。原作者・吉井ハルアキが映画のために描き下ろしたイラストがスクリーンに投影されると、松田はこのタイミングで初見であったためひとしきり驚愕しながらも感動し、田鶴から「あとで一緒に見ましょうね」とやさしく諭されていた。

最後にヒグチは「何回見てもいろんなものを見つけられると思います。ぜひたくさん見ていただいて、私の曲もたくさん聞いていただければなと思います」と挨拶。谷はキャストやヒグチの力に助けられ「(自分は)なんにもしてないなというのが正直なところ」と振り返りつつ、原作を自分なりに解釈しながら作っていくのが面白かったという。

田鶴は初めてのBL作品への出演という、自分にとって新境地を開くきっかけとなった同作を「大事な作品」としつつ、自販機を見たらこの映画を思い出すような作品になってほしいと願った。松田は「この作品を通して、人を想うっていうことが心に染みていくような気持ちを、もう一度再確認していただきたい」。同作のタイトルに付いた「?」に着目し、原作の今後に思いを巡らせながら、「(同作を)応援して、見届けてくださったら幸いです」と締めた。
●あらすじ
アラサー会社員の小岩井歩は、職場へ来る自販機補充員のお兄さん、山下諒真に密かな恋心を抱いていた。
ある日、勇気を出して話しかけたら、まさかの急接近…!?
連絡先を交換し、何度も会ううちに2人の距離はより一層近づいて――。
勘違いしそうになる、と真っ赤になりながら告げる小岩井に、「勘違いしていいですよ」と答える山下。
大人同士なのに、まるで初恋のようにじれったい、胸キュン必須のピュアラブ・ストーリー!


映画「その恋、自販機で買えますか?」は、10月15日までアニメイトシアターにて上映中。詳細はInformationから公式サイトをチェックしてください。


☆Information
映画「その恋、自販機で買えますか?」

出演:松田 凌(小岩井 歩 役)、田鶴 翔吾(山下 諒真 役)、柳ゆり菜(大石 役) ※敬称略

原作:吉井ハルアキ『その恋、自販機で買えますか?』(メディアソフト)
監督:谷健二 脚本:多和田久美
主題歌:ヒグチアイ "自販機の恋"(ポニーキャニオン)

【上映情報】
■上映会場:アニメイトシアター(アニメイト池袋本店B2F)
■上映日程
10月1日(日) 12:00/15:00/18:00
10月2日(月) 14:30/18:00
10月6日(金) 15:00/19:00
10月7日(土) 12:00/15:00/18:00
10月8日(日) 12:00/15:00/18:00
10月9日(月祝) 12:00/15:00/18:00
10月14日(土) 12:00/15:00/18:00
10月15日(日) 12:00/15:00/18:00

(作品情報)
Twitterで投稿した吉井ハルアキ原作のBLマンガ「自販機補充員×会社員」が大きな反響を呼び、『Charles Mag -エロきゅん-』にて連載を開始。現在累計発行部数20万部(電子版含む)を超える大人気作となる。

自販機をきっかけに繰り広げられる、素直になれない大人の【きゅん】とする恋模様を描いた今作の公開は2023年秋に劇場公開予定。

年下である山下からの積極的なアプローチに毎回ドキドキ!主人公、小岩井歩を『舞台刀剣乱舞』『「進撃の巨人」-the Musical-』など話題の舞台に数多く出演する松田凌。クールに見えて、小岩井のことが大好きな自販機補充員、山下諒真を『ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン』『『HUNTER×HUNTER』THE STAGE』に出演、注目の若手俳優田鶴翔吾がそれぞれ演じる。

監督を谷健二(『追想ジャーニー』『一人の息子』)が務め、脚本を多和田久美(『十二単衣を着た悪魔』)が担当。

【公式サイト】
https://sonokoi-jihanki.com/

【公式X(旧Twitter)】
https://twitter.com/sonokoi_jihanki

【公式ハッシュタグ】
#こいじは映画

©2023『その恋、自販機で買えますか?』製作委員会 ©吉井ハルアキ/メディアソフト

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