片岡愛之助・小池徹平・戸次重幸・加藤和樹が堤幸彦演出に戦々恐々… 舞台「西遊記」製作発表会見が開催!村井良大・藤岡真威人・田村心・曽田陵介・小宮璃央・押田岳・桜庭大翔らも登壇

日本テレビ開局70年記念舞台として、2023年11月より上演される『西遊記』の製作発表会見が、9月27日に都内にて行われました。
本作は、16世紀の明の時代に書かれた中国の小説が元になり、三国を中心に三蔵法師一行が天竺を目指す旅をする冒険物語。1978年に「日本テレビ開局25年記念番組」として制作され、一世を風靡した人気ドラマを45年の時を経て、新たに令和版の「日本テレビ開局70年記念舞台」として企画、大型アクションスペクタクルを創作します。

主人公の孫悟空役には片岡愛之助さん、三蔵法師役に小池徹平さん、猪八戒役に戸次重幸さん、 沙悟浄役に加藤和樹さん、玉竜役に村井良大さんという豪華メンバーが集結。また、三蔵一行が立ち寄る是空国の国王・牛魔王役に松平 健さん、その妻・鉄扇公主役に中山美穂さん、2人の息子・紅孩児役に藤岡真威人さんが演じます。

さらに、行く手に立ちはだかる妖怪・金角役に藤本隆宏さん、弟・銀角役に山口馬木也さん、是空国と戦う勇者・鎮元子役に田村 心さん、三蔵一行と関わる青年・高伯欽役と天上界の玉帝役に曽田陵介さん、伯欽の妹・高翠蘭役に柳 美稀さん、牛魔王配下の「三大仙」虎力大仙役に小宮璃央さん、鹿力大仙役に押田 岳さん、羊力大仙役に桜庭大翔さんが演じ、ベテランから若手まで様々なジャンルで活躍する俳優陣が勢揃いした令和版『西遊記』をお届けするとのこと。

また、開局60年舞台『真田十勇士』、開局65年舞台『魔界転生』と同じく、脚本はマキノノゾミ氏
、演出は堤 幸彦氏が担当。毎回、アッと驚く展開、奇想天外で豪華絢爛、胸を打つ感動のストーリーをお届けして来ましたが、今回はさらにパワーアップし、LEDの映像技術、フライング、特殊効果をフル活用し、ライブエンタメの可能性を徹底的に追求した、笑いあり、涙あり、人間ドラマあり、さらに歌あり、ダンスあり、最先端、最新鋭の「誰も見たことの無い」舞台を創り上げるそう。スペクタクルエンターテインメントの決定版、この秋、誕生します。

製作発表会見には、主演の片岡愛之助さん、共演の小池徹平さん、戸次重幸さん、加藤和樹さん、村井良大さん、藤岡真威人さん、田村心さん、曽田陵介さん、小宮璃央さん、柳美稀さん、押田岳さん、桜庭大翔さん、山口馬木也さん、藤本隆宏さん、中山美穂さん、松平健さん、脚本のマキノノゾミさん、演出の堤幸彦さんが登壇。本作に向けての意気込みや演じる役どころを語ってくれました。
孫悟空:片岡愛之助さん
片岡 西遊記の孫悟空を務めさせていただけるなんて夢にも思っていませんでしたし、本当に光栄でございますし、僕自身も楽しみにしています。今回は凄いLEDを使われるということです。開局65周年舞台「魔界転生」でナレーションを務めさせていただきましたが、本当に圧倒されました。この素晴らしいメンバーがたくさん集まってくださっているので、もちろんLEDも凄いと思うんですけど、アナログのヒューマンパワーを観ていただきたいです。僕は堺 正章さんの孫悟空を観てきた世代なので、懐かしいなと思う部分もたくさんありますし、オリジナルということで、天真爛漫と乱暴者という点もありながら、優しみもあり、お師匠さんのことが好きで一緒に共にするところを全力で出しながら、令和版の孫悟空をしっかり務めたいです。
三蔵法師:小池徹平さん
小池 こんな大人数での登壇はなかなかないと思うんですけれども、この皆さんと天竺を目指して、地方を回ったり、色々経て東京に戻ってくることを非常に楽しみにしています。三蔵法師といえば過去に女性が演じられた印象が強いですけど、今回は男性としての三蔵法師を演じる楽しさやワクワク感が出せればいいなと思いますし、これからどんなものが飛び出すのか、ぜひ劇場で皆さんご覧になっていただきたいなと思います。今回、皆様が汗水流しながら立ち回りで戦う中、僕は一切汗をかかずに唱える系で戦うので、先輩方の前で申し訳ありませんけど、応援するつもりで唱えたいなと思います。
猪八戒:戸次重幸さん
戸次 見ていただいてわかる通り、素晴らしい豪華キャストの中で、おそらく唯一違和感を感じるのが、僕の役ではないかと。猪八戒といえば恰幅の良い役者が演じるイメージですが、痩せ型の猪八戒を演じますが、全く新しい猪八戒を演じる気満々でおりますので、安心して観ていただきたいと思います。それと台本を見ると立ち回りが多い舞台となっております。本番中に50歳を迎える身としては、体のフィジカル面が心配ですけど、そこはしっかりとケアして、最後まで演じたいと思いますし、西田敏行さんへのリスペクトが止まらないので、どこかで福島弁を出していきたいです。(※西田さんは福島県出身)
沙悟浄:加藤和樹さん
加藤 開局60年舞台「真田十勇士」に参加していただいた時も思ったことですが、それ以上の豪華キャストによる西遊記を僕自身非常に楽しみにしております。台本を読みましたが、僕自身の沙悟浄が今までにない役で、個人的にもトライアルな役だなという風に感じています。そのことについて堤監督に質問をしようと思ったら、「質問は今日受け付けません」と言われまして(苦笑)。なので稽古に入ってからのお楽しみだなと複雑な思いになっています。立ち回りも多い舞台なので、全員で怪我なく最後まで完走出来るように頑張ります。
玉竜:村井良大さん
村井 最初にお話をいただいた時に、玉竜という役が分からなかったんですけど、三蔵法師にお遣いしている馬という説明を受けました。なので今回は小池徹平さんをおぶる形になるかもしれませんが、70ステージ近くあるので、腰に気をつけながら頑張っていきたいです。また台本を読んで「西遊記」という作品のスケールの大きさがひしひしと伝わる内容で、本当に予想がつかない作品となっています。ぜひこの感動を劇場で体感していただきたいと思います。
紅孩児:藤岡真威人さん
藤岡 演出の堤さんをはじめ、本当に錚々たる大先輩の方々と素晴らしい大きな舞台で、ご一緒できることを大変光栄に思います。そして何よりも父と母である松平さんと中山さんの息子ということで、このお二方の存在感、そして皆様一人一人のパワーに負けず、僕のこの年齢で出せる全力のパワーを出して臨みたいと思います。初めて台本を読んだ時、僕が演じる紅孩児はシンプルに純粋な少年だと思いました。ずっと信じていた父と母の正体が明らかになっても、ただひたすらに敬うという最初から最後まで変わらない姿が魅力だと思ったので、その真っ直ぐな心を大事に演じたいです。
鎮元子:田村 心さん
田村 僕は堤監督の作品に出演させていただく際に、毎回吐血をしていまして、前回の舞台「巌流島」では、周りのキャストから「お前は吐血キャスティングだな」と言われていたので、今回も吐血するのかどうか非常に楽しみにしております。昨日堤さんに「鎮元子のイメージに合うキャラクターっていますか?」と聞いたんですけど、「名前はわからないけど、某マンガの傷があるキャラクター」って言われたんです。そのキャラクターを洗い出すところから今始めております。
高伯欽/玉帝:曽田陵介さん
曽田 本当に僕みたいな未熟者が大先輩方とご一緒できて本当に嬉しいですし、全くタイプの違う役を演じさせていただくので、二役全力で演じたと思います。少々芝居でトチっても、先輩が全部受け止めてくれるだろうと思うので、僕は稽古でいっぱいチャレンジしたいと思います。台本を読ませていただいて、スケールの大きい作品だと思いましたし、稽古でどう動きがつくか想像つきませんが、僕が演じる玉帝は本当にわがままな支配者みたいな役で、普段では絶対に言えないようなことを先輩方に言いまくるので、そこは奥せず言いまくろうと思います。
虎力大仙:小宮璃央さん
小宮 西遊記は漫画、映画、舞台などいろいろな作品にオマージュされたりしているので、この作品もその一つとして、皆さんに愛されるような作品にしたいと自分自身強く思っています。虎力大仙は三大仙の一人で、遊べるようなお芝居がたくさんあるなと心から思えたので、皆様にエンターテイメントさをお届け出来るように頑張りたいと思いますし、中国拳法の殺陣があるので、美しくかっこよく皆様に飽きさせないような殺陣を見せたいです。
高翠蘭:柳 美稀さん
柳 台本を読んで、私の役は正直言ってオイシイなと思いました。女性キャストが2人しかいないので、男性のパワフルなお芝居に負けないように、食らいついていきたいです。今回はアクションがあるので、それをちゃんと形になるように仕上げていきたいですし、キャラクター的にもパワフルな女性なので、舞台上をパッと明るくなるように演じられたと思います。
鹿力大仙:押田 岳さん
押田 僕も三大仙の一人として参加させていただきます。三大仙は牛魔王の臣下ということもあって、飛び道具的な役割の役で、面白い役に育てられるよう演じていきたいですし、西遊記のメインストーリーの中で、たまにちょろちょろ出てきて、いたずらして帰っていくという可愛い3人に仕上げられればなと思っています。ぜひ楽しみにしていてください。
羊力大仙:桜庭大翔さん
桜庭 本当に大先輩の方々とご一緒できて、そしてこのような素敵な作品に参加できて、本当に光栄の偉大です。僕は毎日ジムに通っているんですけど、きっと僕の筋肉はここで使うものなんだと、今日改めて思いました。今出ているビジュアルで、既に服はそんなに来ていないんですけれども、唯一の強みだと思っているのが筋肉なので、本番までにどのぐらい服を減らせるか、僕の筋肉で笑いを取れるように頑張っていきます。
銀角:山口馬木也さん
山口 日テレ70周年記念舞台に参加できることを光栄に思っております。僕ら世代にとって、西遊記は非常に思い入れの深い作品です。生みの親がマキノさん、これから育ててくれる親が堤さんのもと、座組の一員となって精一杯、藤本の兄と千秋楽まで大暴れして50歳オーバーのパワーを見せつけたいと思います。
金角:藤本隆宏さん
藤本 昔スポーツをやっていまして、夜にテレビを観ることが出来ず、夕方の再放送枠で西遊記をずっと観ていました。大好きな思い入れのある作品に出演することが出来て幸せに思っています。今回金角という面白い役をいただいて、馬木也さんと金角銀角の2人で一つの役たちなので、気合を入れて練習したいと思っております。
鉄扇公主:中山美穂さん
中山 脚本をいただいた時から、私が務めることが出来るのだろうかと毎日思っております。昨日少しだけ稽古を覗かせていただいて、あまりのエネルギーに圧倒されました。そのエネルギーをいただいて頑張っていきたいと思います。初めての立回りや、初めての大所帯での舞台とか初めてのことばかりですので、まだまだチャレンジができることをありがたく思って頑張っていきたいと思います。
牛魔王:松平健さん
松平 前回の「魔界転生」では、かなりハードな立ち回りでしたが、今回はそれ以上の立ち回りということで、体力限界突破で頑張りたいと思います。
脚本:マキノノゾミさん
マキノ 日テレさんが西遊記をやるというのは、僕らの年代からするとんでもないことだなと思いました。堺正章さん主演の「西遊記」は世界的にヒットしたので、イギリス人や中国人も皆さん知っていると思います。大変プレッシャーはかかりますが、だから今度の舞台も必ずや中国の方にもよヨーロッパの方にもわかっていただける、国際的にもヒットするようにと台本を書きました。
演出:堤幸彦さん
堤 1978年の西遊記は、まだ若くて心が荒んでいる中、唯一楽しいドラマでずっと観ていた番組なので、まさか自分の手で大々的に上演できることを本当に光栄に思います。テクノロジーとストーリーの面白さ、そして何よりも人間の肉体の面白さを追求して、最後まで駆け抜けたいという風に思っております。

演出のポイントについて、堤氏は「いろいろ多角的にありまして、客席の明かりが消えてから、みなさんがお帰りになるまで、ずっと飽きることなく楽しんでいただける仕掛けを色々用意したいと思ってます。私が一番得意分野でもある映像で驚かすというのもありましょうし、アクション、感情的な演技、そしてここに並ぶ皆さんの役者として魅力が爆発する仕掛けをを用意して挑みたいので、“見どころだらけ”です」と自信たっぷりにコメント。

また堤演出に期待することについて、過去に堤氏の演出経験を持つ小池さんは「怖いです! 本当に急なムチャ振りが凄いですし、何が起こるか本番が始まってからもずっと怖いなと思いながら楽しみたいです」と語ると、戸次さんが「恐怖心の方がデカいですよ。いきなり本番中でも変なことを言ってきて、どんな信頼感で僕を観ているのかわからないんですよ。僕は稽古で積み上げて来たものを本番でやりたいタイプなんです!」、加藤さんが「堤さんの演出は何が飛び出てくるかわからないおもちゃ箱で、怖い部分もあるんです」と戦々恐々。

対して堤氏からは「多分本番10分前に指示を出しても、全部答えを出してくれるキャストさんがほぼほぼ全員揃っています。いつもは親切心で10~15分前に指示を伝えますが、今回は3~5分前に指示を出して、それを客席で一人楽しもうかなと思っています」と宣言。今回が堤演出に初出演となる片岡さんは「今も恐怖に震え上がっていますね」と苦笑いでした。

最後に登壇者を代表して、片岡さんが「昔から西遊記をご覧になられる方もきっと懐かしいなと思う場面がたくさんあると思いますし、西遊記をご存知ない方でも、幅広い年齢層の方に楽しんでいただける作品になっておりますので、ぜひ会場までお運びください」と挨拶し、製作発表会見が終了しました。

【あらすじ】
花果山の石の卵から生まれた孫悟空(片岡愛之助)は天上界で大暴れし、玉帝(曽田陵介)の怒りを買い、五行山に封じ込められてしまいます。
五百年後、三蔵法師(小池徹平)に助けられ、有難いお経を取りに行くお供をすることになります。
やがて、高伯欽(曽田俊介)と高翠蘭(柳美稀)兄妹に出会い、奇妙な縁から、猪八戒(戸次重幸)と沙悟浄(加藤和樹)、そして玉竜(村井良大)が一行に加わり、5人揃って天竺を目指す長い長い旅が始まります。
途中、妖怪の金角(藤本隆宏)銀角(山口馬木也)兄弟に襲われますが、これを躱します。
一方、伯欽と翠蘭はこの世の楽園と言われる是空国を目指しますが、なぜか鎮元子(田村心)たちに行く手を阻まれます。
是空国に到着した三蔵一行は、虎力大仙(小宮璃央)と鹿力大仙(押田岳)と羊力大仙(桜庭大翔)を従えた、国王の牛魔王(松平健)、妃の鉄扇公主(中山美穂)、王子の紅孩児(藤岡真威人)から盛大な歓待を受けます。
かつて天上界で悟空と絆で結ばれていた牛魔王はその再会を喜びます。
でも本当に夢の国なんてあるのでしょうか。不穏な動きを見せる元子の存在も気になります。
是空国で繰り広げられる摩訶不思議な物語、悟空たちは隠された意外な秘密を解き明かします…。

日本テレビ開局70年記念舞台『西遊記』は、2023年11月3日よりオリックス劇場にて大阪公演、11月10日より博多座にて福岡公演、12月27日より御園座にて名古屋公演、2024年1月6日より明治座にて東京公演がそれぞれ上演。詳細はInformationから公式サイトをチェックしてください。


☆Information
日本テレビ開局70年記念舞台『西遊記』

【脚本】マキノノゾミ
【演出】堤幸彦

【出演】片岡愛之助 小池徹平 戸次重幸 加藤和樹 村井良大 藤岡真威人 田村心 曽田陵介 小宮璃央 柳美稀 押田岳 桜庭大翔 山口馬木也 藤本隆宏 中山美穂 松平健

★大阪公演
2023年11月3日(金・祝)~5日(日) オリックス劇場
【チケット】(全席指定・税込)
S席 15,000円
A席 9,500円
B席 5,500円

★福岡公演
2023年11月10日(金)~23日(木・祝) 博多座
【チケット】(全席指定・税込)
S席 15,000円
A席 10,000円
B席 6,500円

★札幌上映会&スペシャルトーク
『西遊記』全編を撮影収録した舞台映像を初披露、迫力の大型スクリーンでご覧いただきます。特別公開のステージ映像をぜひお楽しみください。
2023年12月16日(土)・17日(日) カナモトホール(札幌市民ホール)
※上映後にキャスト(小池徹平・戸次重幸・松平健)のスペシャルトークあり
【チケット】(全席指定・税込)
前売券 3,500円
当日券 4,000円

★名古屋公演
2023年12月27日(水)~2024年1月2日(火) 御園座
【チケット】(全席指定・税込)
15,000円

★東京公演
2024年1月6日(土)~28日(日) 明治座
【チケット】(全席指定・税込)
S席(1階席・2階席) 15,000円
A席(3階席) 9,500円

【企画・製作】日本テレビ

【公式サイト】
https://saiyuki-ntv.jp/

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