【特集】主演・北出流星がホスト役で成り上がる!No.2を演じる田淵累生&フクシノブキ(Wキャスト)と意気込みを語る、舞台『アナザーチート』8/30開幕直前インタビュー!本音は3人ともホスト志望!?

注目俳優・北出流星さんが主演を務める舞台、Flying Trip 第19回公演『アナザーチート』が2023年8月30日に東京・こくみん共済coopホール/スペース・ゼロにて開幕します。
スマートボーイズでは、ホストの世界でトップへと駆け上がっていく主人公・菱沼怜央を演じる北出さんとともに、組織のNo.2・千葉将暉をWキャストで演じる田淵累生さん&フクシノブキさんにインタビュー! ホスト役への意気込みとともに、“もし三人がホストだったら?”という話題まで賑やかに語っていただきました。
(左から)田淵累生さん、北出流星さん、フクシノブキさんを直撃!
Flying Trip 第19回公演『アナザーチート』キービジュアル
【ストーリー】
ホストから身を起こし、たった一代で財を成し遂げたカリスマ・皆月。今では飲食業、美容、不動産、SNSマーケッティング事業にも進出。グループ企業は皆月翔と千葉将暉の下で、栄華を極めていた。
そんな組織に、一人の垢抜けない男、菱沼怜央が転がり込む。
周りにこびへつらい、バカにされても食らいつく。次第に彼は人々の心をつかみ、組織での影響力を増していった。
時にはやさしく、そして時には脅し。バカにしていた者たちもすべて支配下に。
この男の目的は一体なにか?
周囲に見下されていた男が組織のトップへと駆け上がる。

■舞台『アナザーチート』開幕直前インタビュー
菱沼怜央 役:北出流星×千葉将暉 役:田淵累生[A]×千葉将暉 役:フクシノブキ[B] (Wキャスト)

――舞台『アナザーチート』ではホストの世界を舞台に、北出さんが演じる主人公・菱沼怜央がトップへと駆け上がっていく姿が描かれます。まず今作のお話をいただいた時に、皆さんはどのような感想を持ちましたか?

北出流星(以下、北出) 僕は以前にも映像作品ではホスト役の経験があるんですが、こんなにしっかりとホストの世界を描いた作品は初めてなので、最初はどんな感じになるんだろう、と全く想像がつかなかったです。
でも今回、僕は皆さんよりも稽古に一週間ほど遅れての参加だったんですが、その時点で皆さんが作りあげていた空気から、僕が演じる菱沼怜央がどういう人物なのかを感じ取ることができて、役柄にはすんなりと入れた気がします。
菱沼怜央役の北出流星さん
――田淵さんとフクシさんはNo.2に位置するホスト・千葉将暉役を演じますが、お互いにWキャストという点ではいかがでしたか?

田淵累生(以下、田淵) 僕はまず、“千葉将暉という役を、Wキャストにするのが面白いな”と思いました。将暉は台本だけ読んでみると、結構どういうキャラクターにでも持っていける役なんですよ。それだけに今回は、二人で演じるからこそ違う色を出せたらいいな、というのは意識しています。
千葉将暉 役[A]の田淵累生さん
フクシノブキ(以下、フクシ) 僕はWキャスト自体が初めてなので、稽古場でも自分の役を他の人がやっている姿で俯瞰して見られる、というのはどういう感じなんだろうなって。
累生とは今回が初めましてだったので、“どういう芝居をするんだろう”と思いながら稽古を見てみたら、“このタイミングで間を作るんだ”とか、“あっ、ここで動くんだ”とか、やっぱり僕とは違っていて。そこは面白く感じつつも、二人が違いすぎると僕らの芝居を受ける側の皆さんが戸惑うのかな、という不安もあって難しいんですが……でも“自分のやりたいようにやりたいしな”とも思うので、皆さんと相談しながら作っている現状がすごく楽しくて。ホストらしいシーンもあるので、稽古からめちゃくちゃ盛り上がっています!
千葉将暉 役[B]のフクシノブキさん
田淵 面白いですよね、コールとか!

フクシ 本当にお酒を入れたいくらい、みんなで盛り上がっていて(笑)。

田淵 でも、そのノリの見せ方もすごく難しくて。軽くやりすぎると大学生ノリになっちゃうし、ホストらしい塩梅を探りながらやらなきゃいけないなと思っています。

フクシ そうそう。見たお客様がどう感じるかですけど、あんまり若すぎても違うし、でもホストっていう形でやらせていただくなら、ちゃんと弾けた感じでやりたいし、と思いながら。そこもみんなと相談しながら、和気あいあいとやっています。

――稽古が進むにつれて、Wキャストのお二人が演じる将暉には違いが出てきましたか?

フクシ どうなんだろう? 僕たちよりも、流星がどう感じているのかを聞きたいかも。

北出 う~ん、将暉の勢いのある感じは一緒なんですけど、さっきノブキさんが言ったみたいに、“そこで間をあけるんだ”とか、“そこでちょっとカッとなるんだ”とか、同じ台本でも本当にそれぞれの捉え方があって……。

田淵 この違いを、口で説明するのは難しいよね(笑)。

北出 僕はまだお芝居を始めてからが長くないので、今回はWキャストのお二人と絡む役柄をやらせていただけて、“こういう捉え方もあるんだ”と学ぶことばかりで。どちらも正解なので、僕は受け手として毎回すごく楽しんでやらせてもらっている感じです!
――田淵さんとフクシさんは、同じ役を演じる“仲間”なのか、“ライバル”なのか、どのように相手を意識されていますか?

田淵 僕は結構、相手の芝居に引っ張られるタイプだと思っているので、ちゃんとは見ていないです。空間的には見ているんですけど、意識して分析しないようにというか……。

フクシ あ~! それは俺も分かるかも。お互いの稽古の流れはもちろん見ているんですけど、あんまり細かくは見ない。

田淵 ノブキくんも稽古途中での参加だったから、最初だけですよね。

フクシ そうそう。僕も稽古には少し遅れての合流だったので、もう累生が役柄のベースというか、世界観を作ってくれていたんですよ。なので最初は見たけど、僕も引っ張られるタイプなので、気を付けていないと全部が同じになっちゃうというか……ね。せっかくWキャストでやるなら、同じところもありつつ、違うところも出したいからね。

田淵 でも多分、完成した舞台をお客様に見ていただいたら、将暉の深みというか、違った一面が見えてくるのかなって思います。やっぱり同じことを思っていても、人によって話し方も仕草も違うじゃないですか。そこを見比べていただけたら、すごく面白いはず。

フクシ 本当にそう! 二倍以上に面白いと思うので、お客様には絶対に!! ぜひ、両方の将暉を見比べてほしいです。

――そんな将暉の違いが見えるシーンも楽しみですが、北出さんが演じる怜央も、主人公として見どころになるポイントはありますか?

北出 この『アナザーチート』の物語は、菱沼怜央がトップに駆け上がっていく姿が根本にあるんですけど、怜央はすごく頭の切れるキャラクターなので、表面上のみんなが見ている怜央と、なぜホストとして駆け上がっていこうとしたのか、その動機に至るまでの姿と、色んな顔を皆さんに感じ取っていただきたいです。
実際、お芝居の中でも本当に色んな表情をしているので、ふとした瞬間にも注目していただいて、“今、怜央はこういうことを考えているのかな”と考察してみて欲しいなと思います。

――物語の主人公として今作を引っ張る北出さんですが、カンパニーの座長としての姿はいかがでしょうか?

北出 それ、僕の前で先輩のお二人に聞くんですか!?(笑)

フクシ アハハ! 僕は流星との面識はあったんですけど、お芝居をするのは今回が初めてで。でも稽古を見ていると、“すごくナチュラルな芝居ができる人なんだな”と思ったので、怜央の役柄と流星には似たところがあるんじゃないかな、って感じました。
座長としては、“みんなを引っ張っていくぞ!”というタイプではないと思うんですけど、稽古にも遅れての参加だったからこそ、“全力で追いつくぞ”という意識をすごく感じましたし、一生懸命な姿を見て、“僕も全力で、何かあったら助けたい”と思っていて。僕も座長の経験がある分、大変さは分かるつもりでいるので、何かあったら話してほしいし、僕たちからも気付いたことがあれば素直に伝えたい。“座長”という特別な存在よりも、“仲間”という意識の方が強いかもしれないですね。

北出 そう、この座組は“みんなが仲間”という感じで。自分でも、“僕が座長だ”っていう感覚はないです(笑)。

田淵 今回は特に、みんながそれぞれに自分のやりたいことを作ってきて、それを稽古場で披露し合うっていうスタイルだから、刺激があって面白いですよね。

フクシ みんなお芝居ができる方たちなので、それぞれが自由にやっていて。それに対応できる人たちでもあるので、色んなことを試せている感じですね。

北出 演出の春間(伸一)さんも本当に自由にやらせてくださる方なので、みんなが芝居を楽しみながら「こうしよう」「ああしよう」って相談し合える。いい空気だな、と思います。

――周りの方々も、北出さんにとって話しやすく頼もしい存在でいてくださるんですね。

北出 そうですね。特に芝居のことは、やっぱり累生さんやノブキさんと話すことが多いんですけど、僕からの「ここはどうしたらいいですか」というのもそうですし、逆に「ここはこういうのでやってみるのもアリじゃない」というのも、先輩のお二人から言っていただいたりして。
ノブキさんは今回が初共演ですけどすごく喋りやすいですし、累生さんとは映像作品で共演させていただいたことがあったので、最初は「累生さん!」って感じでついて回っていました(笑)。

――稽古に遅れて入ってきた時に、元々知っている方がいると心強いですよね。

田淵 でも流星が稽古に初参加した日は、俺がいなかったんだよね(笑)。

北出 そうなんですよ! 累生さんに会えたのは次の日でした(笑)。でも、このお二人は本当にお話ししやすいですね。お二人が支えて下さって、精神的にすごく落ち着けています。
――ではここからは、物語にちなんだお話も。今作ではホストとして怜央が成り上がってく姿が描かれますが、皆さんも俳優以外に“この職業なら自分は成功できる”と思うお仕事はありますか?

田淵 僕は俳優じゃなかったら、それこそホストをやってみたかったです!

北出 えっ、そうなんですか!?

田淵 芸能活動をしていなかったら、本当に一回はやってみたかった。自分ならどこまでいけるのか、短期間でもいいから試してみたいなって。

フクシ それって、人と話すことが好きだから? それとも、自分の力で成り上がっていくような、No.1を目指せる実力主義の世界が好きだから?

田淵 どちらかと言うと実力主義の世界だから、ですね。“どこまで成り上がれるんだろう”っていう興味としてやってみたいというか、夢を見てみたいです(笑)。

北出 僕はこのお仕事じゃなかったら、ざっくりとした答えなんですけど……社長として、個人で経営がやりたかったです。結構、相手のことを観察したり、人によっての接し方を考えたりするのが好きなんですよ。だから取引相手に対する作戦を練って、対人術で成功してみたいというか。

田淵 だったら、流星もホストがいいじゃん(笑)。

北出 あれ、確かに(笑)。

フクシ この流れだと、俺も着地すべきはホストだよね?(笑) 僕、元々は人と話すのが苦手だったんですけど、この業界に入ってから好きになったんです。でも仕事が違ったとしても、人と話すことが好きになるきっかけはどこかにあったと思うから接客業かな。

田淵 じゃあ、ホストじゃないですか?(笑)

フクシ あれ、俺もホスト志望なのかな(笑)。

――では皆さんが役柄ではなく、ご自身のままでホストとして同じお店で働くとしたら。ホストとしては、誰がトップになれると思いますか?

北出 それは難しいです、ここでの順位はつけられないです!(笑)

――でも、実力主義の世界ですから! 他の二人を出し抜いて、トップに立つ自信はありますか?

田淵 ホストとして、が初対面だったらイケるかもしれないけど、今この関係で同じお店に入るとしたら、「僕たち三人で一緒に頑張ろうね!」ってなっちゃうかもしれない(笑)。

フクシ でもさ、昔のホストってそういう蹴落とし合いみたいなイメージもあるけど、今でもあるのかな? 今どきのホストは、「みんなでこの店を盛り上げよう!」みたいな感じなのかと思ってた。

北出 そういう感じに、時代も変わっていそうですよね。僕たちは平和的に、三人で成り上がっていきたい(笑)。

田淵 そっちの方が、お互いにwin-winになれるからね(笑)。実際は、平和が一番です!
――ホストとしての競い合いは、舞台上で見せていただきましょう! それでは最後に、公演を楽しみにされている皆さんへメッセージをお願いいたします。

フクシ 『アナザーチート』では登場人物による裏切りなどが描かれますが、裏切る側にもそうするまでの理由があって。お客様にはこの物語を見て楽しんでいただくのはもちろん、それぞれの背景を考えてもらうことで、皆さんの日頃の行動にも繋がる物語になればいいなと思っています。
僕の出演は全8公演のうち4公演となりますが、その4公演とも将暉として全力で怜央をサポートしますし、皆さんもホストたちと一緒に盛り上がってくれたらと思いますので、ぜひ劇場で思いっきりストレスを発散してください!

田淵 僕の中ではホストって、やっぱり最初は想像の範囲でしか考えられなくて。夜の世界で、どこか闇深い部分があるように思っていたんですが、『アナザーチート』の物語に触れたことで、ホストも人と人との関わりで成り立つ接客業として、それぞれにいい関係性を築きながら仕事をしている、そんな素敵な部分も見えてくるんじゃないかと思っています。
そして今回は僕とノブキさんが演じるA・Bキャストがいるので、それぞれに違った将暉の姿と、それによって変化する周りのキャラクターも楽しんでいただければ嬉しいです。

北出 ホストクラブが舞台ということで、僕も実際には見たことがないのに、イメージだけでどこか先入観を持っていたと思うんですが、“お客様に喜んでいただく、楽しんで笑顔で帰っていただく”という点では、ホストの方も、僕たち俳優も同じだなとも思いました。
今回はホストという役柄を通して、この舞台を観に来てくださったお客様に楽しんでいただけたら嬉しいなと思いますので、皆さまのご来店をお待ちしております!

 (インタビュー了)

Flying Trip 第19回公演『アナザーチート』は、2023年8月30日〜9月3日まで東京・こくみん共済coopホール/スペース・ゼロにて上演されます。
Wキャストの出演スケジュール、アフタートークショー、リピーター特典などの詳細・最新情報は、下記のInformationから公式サイト、公式X(旧Twitter)をご確認ください。


☆Information
■Flying Trip 第19回公演
『アナザーチート』

公演期間:2023年8月30日(水)〜9月3日(日)
会場:こくみん共済coopホール/スペース・ゼロ

【公演スケジュール】
8月30日(水) 19:00 [A]
8月31日(木) 19:00 [B]
9月1日(金) 14:00 [A] / 19:00 [B]
9月2日(土) 13:00 [B] / 17:00 [B]
9月3日(日) 13:00 [A] / 17:00 [A]
※開場は開演の30分前

【作・演出】
春間伸一

【出演】
北出流星
田淵累生[A]
フクシノブキ[B]

Leola
斉藤秀翼
高見奈央
日野アリス
松本祐一
川﨑健太
細川陽平
溝口雄大
小熊 樹
清水弘樹
田嶋壮志

本郷 弦(無名塾)

鳥羽 潤

【チケット価格】 (全席指定・税込)
S席:8,900円(特典付き)、高校生以下:8,400円(特典付き)
A席:6,900円、高校生以下:6,400円
チケット取り扱い:カンフェティ
スペース・ゼロ チケットデスク ※一般A席のみ取り扱い

【アフタートークショー情報】
9月1日(金)〜9月3日(日)の公演終演後にアフタートークショーを行います。
・9月1日 14:00【A】
出演:北出流星 / 田淵累生 / 松本祐一 / 溝口雄大 / 清水弘樹 / 高見奈央 / 日野アリス
・9月1日 19:00【B】
出演:北出流星 / フクシノブキ / 斉藤秀翼 / 川﨑健太 / 田嶋壮志 / Leola / 日野アリス
・9月2日 13:00 / 17:00【B】
出演:北出流星 / フクシノブキ / 松本祐一 / 小熊樹 / 本郷弦(無名塾)/ Leola / 高見奈央
・9月3日 13:00 / 17:00【A】
出演:北出流星 / 田淵累生 / 斉藤秀翼 / 細川陽平 / 鳥羽潤 / Leola / 日野アリス

★アフタートークショー開催後にキャスト一同によるお客様のお見送りを行います。
《開催日程》9月1日(金) 14:00【A】、19:00【B】の回の終演後

【リピーター特典】
特典内容:
2回目→非売品ブロマイド
3回目→非売品ブロマイド
4回目→ゲネプロ写真
5回目→キャストサイン入りパンフレット
※詳細は公式X(旧Twitter)をご確認ください。

≪公式サイト≫
http://flying-trip.com/
≪公式X(旧Twitter)≫
https://twitter.com/FLYINGTRIP2012

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