森下紫温&加藤大悟がW主演、伝説の大人気BLが新たにスクリーンへ!映画『タクミくんシリーズ 長い長い物語の始まりの朝。』が5/27公開、主題歌をアカペラで披露&撮影秘話も語った初日舞台挨拶をレポート

シリーズ累計500万部を超える、伝説の大人気BL(ボーイズラブ)小説『タクミくんシリーズ』の実写映画版が新シリーズとなって復活!
映画『タクミくんシリーズ 長い長い物語の始まりの朝。』の公開初日舞台挨拶が2023年5月27日にシアター・イメージフォーラムにて行われ、W主演を務める葉山託生(タクミ)役の森下紫温さん、崎 義一(ギイ)役の加藤大悟さんが監督の横井健司氏とともに登壇しました。
(左から)横井健司監督、森下紫温さん、加藤大悟さんが登壇の初日舞台挨拶をレポート!
【作品紹介】
ごとうしのぶ氏による原作の「タクミくんシリーズ」とは、1992年から2014年にかけて全28巻が刊行され、シリーズ累計発行部数500万部を超える大人気BL小説。名門の全寮制男子校に通うふたりの男子校生が、さまざまな事件を経て恋人同士になる学園ラブストーリーは、コミックス化やカセット・CD 化、舞台化されるまでに至り、一大ブームを巻き起こしました。
そして実写映画化でも、2007年に初めて「そして春風にささやいて」が公開されると大きな話題を呼び、2009年に「虹色の硝子」、2010年に「美貌のディテイル」と「Pure 〜ピュア〜」が立て続けに制作され、2011年にシリーズ完結となる「あの、晴れた⻘空」まで、全5作が劇場公開される人気作品となりました。

そんな伝説のBL小説が発売されてから31周年を迎える今年、劇場映画の新シリーズが始動! 『タクミくんシリーズ 長い長い物語の始まりの朝。』というタイトルで新たに実写映画化された本作では、前シリーズに引き続き監督を務める横井健司氏のもと、キャストにはW主演となる森下紫温さん、加藤大悟さんをはじめ、フレッシュな面々が集結しました。
葉山託生役の森下紫温さん
崎 義一役の加藤大悟さん
高林 泉役の中山咲月さん
赤池章三役の高橋璃央さん
片倉利久役の野口友輔さん
吉沢道雄役の植村颯太さん
麻生 圭役の永島龍之介さん
鈴木健志役の坪倉康晴さん
三洲 新役の木津つばささん
【ストーリー】
祠堂学院の受験の日、タクミ(森下紫温)は、誰よりもひと際目立つ存在のギイ(加藤大悟)と廊下ですれ違い、その出で立ちと日本人離れした美貌に目を奪われる。タクミは、人に触れたり触れられることができない人間接触嫌悪症のため入学して間もなくクラスの中で変人扱いされるが、唯一仲良しで寮が同室の片倉利久のおかげで何とか高校生活を過ごしていた。そんな安穏とした生活も束の間で図書室で3年の麻生圭から校内での「祠探し」のイベントに一緒に参加しようと誘われたり、ギイに好意を持つ高林泉が親衛隊と共にタクミに難癖をつけくる。高林は、ギイにぞっこんだったが全く自分に振り向いてくれないばかりか変人のタクミを気に掛けていることに気付き、嫉妬してついにタクミを攻撃する事件を起こす。
春が訪れ2年生になったタクミとギイは、寮の同室になり二人の距離が一層近くなると高林が更なる行動を起こし、タクミを追い詰めていく。そんな高林の行動に気づいたギイがタクミを助けようとするが。。。ここからタクミとギイの煌めきの長い長い物語が始まる。
【初日舞台挨拶レポート】
映画上映後に行われた舞台挨拶では、観客の拍手の中で葉山託生(タクミ)役の森下紫温さん、崎 義一(ギイ)役の加藤大悟さん、そして横井健司監督が登壇。

本作が映画初出演にして初主演となった森下さんは、「この日を待ちわびていました」と笑顔を見せながらも、「撮影現場も知らないことばかりで、僕は『色んな角度から何度も撮って、こういう風にできているんだ』というところからこの現場では学んでいったので、すごく勉強させていただきました」と初々しく挨拶。
同じく本作が映画初出演、初主演となる加藤さんも、「僕は初の主題歌も担当させていただいて、自分にとっての初めてがいっぱい詰まった作品です。その初めての相手役が、紫温ちゃんで良かったなと思います」と、森下さんに視線を送りながらも語ります。
森下紫温さん
加藤さんが作詞も手掛けた本作の主題歌「0%(ゼロ)」については、森下さんも「ギイが歌っているようで! すごくいい歌だし、歌もめちゃくちゃ上手くて、尊敬できるし憧れます」と絶賛のコメント。
すると客席からも期待のまなざしが集まり、なんと加藤さんがアカペラでワンフレーズほどの歌唱を披露! 俳優活動のほか、アーティストとしての歌唱力も兼ね備えた加藤さんの美しい歌声には、場内からも大きな拍手が送られました。
歌声も披露した加藤大悟さん
続いて横井監督も交えて撮影時のエピソードを振り返っていくと、様々な角度からの撮影もあり、実は10テイクほども重ねたというキスシーンの話題に。
なんとこの日が撮影2日目だったそうで、加藤さんも「紫温ちゃんがすごく緊張していた姿がかわいくて。そりゃ、愛くるしくなっちゃますよ!」とその日の様子を語りますが、森下さんは「その前日に、大悟くんが『家で読み合わせをしようよ』と誘ってくれて……」と明かし、前日の夜から加藤さんの家に泊まり、一緒に練習をして距離を縮めていたそう。
そんな二人の姿に、横井監督も「ある意味、その新鮮さが良かったなと。キスに辿り着くまでのお芝居で、二人の距離感がだんだん縮まっていくという展開でもあったので、2日目だからこそ出た初々しさもあったのかなと思います」と語ると、森下さんは「僕は演技も初めてで分からないことだらけだった時に、横井監督や大悟くんがお芝居に対する考え方やアプローチの方法を教えてくれて。大悟くんが引っ張ってくれたおかげで、そういう面でもタクミとギイに近しい関係性になれたし、成長することができました」と、加藤さんたちに支えられていたと振り返ります。
横井健司監督
その言葉に、加藤さんは「僕も先輩から教えていただいた言葉を紫温ちゃんに流しただけ」と照れながらも、「僕からのアドバイスというより、一緒に考えて『紫温ちゃんがこう思うなら、僕もこう思う』というように、二人でディスカッションしながら作り上げました」と、森下さんと二人で作り上げたことを強調。
さらに、マイクを両手で握りしめる森下さんの姿を見つめると「きゅっとなっている姿が、僕の最初(デビュー時)の頃を見ているようで。僕も最初はすごく緊張で怖かったので……でも、僕と喋るたびに少しずつ解放されていく紫温ちゃんがかわいくて!」と、溢れる愛おしさが止まらない様子です。
フォトセッションでは様々なポーズを見せてくれた二人
そんな二人は、お互いから見た役柄との共通点を聞かれると、森下さんは加藤さんについて「ギイを演じる上で、必要な人間性を持っている方。みんなから尊敬されて、場の中心にいるギイのように、大悟くんも現場の中心にいて、場の空気を明るくしてくれて……そういう人だから、ギイを演じられるんだろうなと感じました」と、その明るい人柄を大絶賛!
対して加藤さんも、森下さんについて「タクミのブレないところ、芯のあるところが紫温ちゃんにもあるんじゃないかなって。芝居についてディスカッションをするときでも、ちゃんと自分の意見を言ってくれて……自分を持っていて、芯があるところが似ているなと思います」と、キャラクターに重なる点を語ってくれました。
舞台挨拶の終盤には、「今後、お二人が演じるタクミとギイのシリーズは、ファンの皆さんのご声援によって繋がっていくかと思います。ぜひ、劇場に足を運んでいただけたら」と語った横井監督とともに、加藤さんは「自分の初めてが詰まっている作品を、全国で上映していただけて……役者として僕たちがタクミとギイを演じ切って、こうやって皆様に観ていただける、こんなに幸せな時間はないと思います! これからもぜひ、たくさん観ていただければ」と思いをコメント。そして森下さんも、「初めての作品に、こんなにたくさんのファンの方が観に来てくださり、こういう場に立たせていただけたことは、とても恵まれていてありがたいことだと思います。これからまたさらに続いていく作品になってほしいなと、心から願っています!」と、熱い言葉を聞かせてくれました。
映画『タクミくんシリーズ 長い長い物語の始まりの朝。』は、シアター・イメージフォーラム、イオンシネマ福岡ほか全国順次公開中。ほか最新情報は、下記のInformationから公式サイトをご確認ください。

☆Information
【作品概要】
映画『タクミくんシリーズ 長い長い物語の始まりの朝。』
シアター・イメージフォーラム、イオンシネマ福岡ほか全国順次公開中

出演:森下紫温 加藤大悟
中山咲月 高橋璃央 野口友輔 植村颯太 永島龍之介 坪倉康晴 木津つばさ
原作:ごとうしのぶ(「暁を待つまで」「そして春風にささやいて」「長い長い物語の始まりの朝。」/角川ルビー文庫刊)
原作イラスト:おおや和美
主題歌:「0%」加藤大悟
監督:横井健司
脚本:金杉弘子
製作:「タクミくんシリーズ」製作委員会
配給:カルチュア・パブリッシャーズ

≪公式サイト≫
https://takumi-kun.jp
≪公式 Twitter≫
@takumikun_movie
≪公式 Instagram≫
takumikun_movie

©2023 ごとうしのぶ/KADOKAWA・「タクミくんシリーズ」製作委員会

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