【カミシモ2 SP】荒牧慶彦×和田雅成が明かす、撮影エピソード&譲れないこだわりとは?ドラマ『あいつが上手で下手が僕で シーズン2』放送直前インタビュー特集②

崖っぷちお笑いコンビ達が繰り広げる芸人青春群像劇、通称『カミシモ』こと『あいつが上手で下手が僕で』のドラマシーズン2が放送決定!
ドラマ『あいつが上手で下手が僕で シーズン2』が、日本テレビにて2023年4月25日(火)24:59~放送開始となります。

スマートボーイズでは前作から引き続き登場するコンビ、エクソダスを演じる時浦可偉ときうらかい 役の荒牧慶彦さん島 世紀しま せいき役の和田雅成さんにインタビュー。
2日連続更新のインタビュー特集・後編となる本記事では、『カミシモ』での気になるコンビや二人のこだわりトークを聞かせていただきました。(インタビュー前編はこちらへ)
(左から)エクソダス・時浦可偉 役の荒牧慶彦さんと島 世紀 役の和田雅成さん
■ドラマ『あいつが上手で下手が僕で シーズン2』
エクソダス・時浦可偉 役 荒牧慶彦さん×島 世紀 役 和田雅成さん 対談インタビュー


【インタビュー後編】
――エクソダスとしてドラマや舞台でネタを披露する場面も経験されてきたお二人ですが、芸人役を演じたことで、実際の芸人さんへの見方にも変化はありましたか?

和田雅成(以下、和田) もう、リスペクトしかないです! 元々尊敬はありましたけど、自分でも経験すると「とんでもねぇな!」って。

荒牧慶彦(以下、荒牧) 僕らもちゃんと、あの緊張感を知ったので。初めてネタを披露する時の、お客さんに笑ってもらえるのかなっていう気持ちとか、スベった時の、あのシーンとした中で心臓がえぐれたみたいな感じとか(笑)。

和田 「ドンッ!」っていう衝撃ね(笑)。

荒牧 本当に、リスペクトしています。それに僕らはネタを自分では考えていないので、ネタを自分で用意しているってすごいことです。

和田 それがスベった時とか、多分、俺らが感じる「ドンッ!」どころじゃないよね(笑)。

荒牧慶彦さん
――お二人が演じるのは台本上のネタとは言え、舞台でウケなかった時のショック、というのは言葉にするとどんな感じなのでしょうか?

和田 それは、次のセリフを忘れるくらい(笑)。マジでセリフが飛びましたね! 僕、舞台上でちゃんと「次のセリフなんやったっけ?」って言いましたから。
でも、その飛んだことすらも笑いにしようと、「次のセリフなんやったっけ?」って言う間も、飛んだ瞬間にはちゃんと考えているんですよね。パーンと飛んじゃった時に、間を開けすぎると本当に冷めた空気になるんすけど、これも笑いにしなきゃ、って。

荒牧 うん、うん。

和田 スベるってそれぐらいショックなことで……予期せぬことが起きると、人の頭って本当に真っ白になるんだなっていう(笑)。プロの芸人さんでも、何百回もやっているネタが飛ぶって言いますからビックリしますよね。
和田雅成さん
――もしシーズン2から登場するラストワルツ、ノノクラゲ、ねあんでるが実在するとしたら、お二人はどのコンビを応援したいと思いますか?

和田 自分の年代によるなぁ! 若い頃ならねあんでるを好きになっているだろうし……でも、今だったらラストワルツを応援しちゃいますね。M-1での錦鯉さんもそうだったと思うんですけど、ベテランで後がない中で頑張っている人たちってやっぱり素敵だと思いますし、心も打たれるし、っていうところでラストワルツですね。

荒牧 僕もラストワルツです。でも確かに、若い頃ならねあんでるが好きかな。

和田 ノノクラゲがかわいそうだろ!(笑) ノノクラゲも応援してやれよ。

荒牧 いや、2人しかいないから3組から選んだら1組は余っちゃうのよ(笑)。
――荒牧さんがラストワルツを応援したい理由は?

荒牧 単純に、ネタが好きです。染くん(染谷俊之さん)が演じる高砂って、なんかちょっとおかしいじゃないですか(笑)。あのキャラクター性が好きですし、琢磨くん(和田琢磨さん)が演じる岬も岬で、舞台の頃からキャラがおかしくなってきていて(笑)。

和田 うん、おかしいよね(笑)。

荒牧 岬は王子様キャラなんですけど、元はまともな人がそれしかないからキャラとして王子様をやってたのに、ドラマでは……ま、吹っ切れたんでしょうね(笑)。
舞台のストーリーを経て、「もう自分はこれしかない、これでやっていこう」って吹っ切れてからの岬が僕は好きです。

――ではまた違った目線で、これまで『カミシモ』に登場した全コンビの中でも、ライバルとして意識する存在はいますか?

和田 僕は劇中でもそうですけど、完全にらふちゅーぶです。今回は特に、僕らは全然売れていないのに、らふちゅーぶはもう売れているところにいる、っていうところから物語も始まっていくので、そこはやっぱり意識していますね。

荒牧 僕はライバル視という面でも、やっぱりラストワルツですかね。好きだからこそ、負けたくないっていう部分もあります。

――ドラマでは芸人役として笑わせる側のお二人ですが、実際に最近すごく笑ったこと、もしくは誰かを笑わせたことはありますか?

荒牧 それこそ今は、撮影でめちゃくちゃ笑っています!

和田 昨日もめっちゃ笑ってたよな?


荒牧 昨日も、みんなが舞台のネタを見ているっていうシーンで、その笑い声も僕らがやるんですけど、その時に……(田中)涼星の特技で、なんか喉を「ガァガァグゥッ」って鳴らすやつがあるんですよ。コレ、伝わるかな?

和田 アレ、何なんだろう?(笑)

荒牧 それにみんながちょっとハマっているんですけど、笑うシーンを撮る時にまーしーが「アレ、みんなが笑ってる最中に入れてくんない?」みたいなことを言ったら、実際に涼星がずっとそれをやっていて(笑)。

和田 舞台を見て笑っているシーンで、ウソつきたくないじゃないですか! 心から笑いたいから、涼星に「みんなが笑ってる場面で、あのガーガーするやつやっといて」って言ったら、それでみんなが実際に笑えたんで。そこにウソはなかったですね(笑)。

荒牧 そんな感じで合間もずっと話していますし、本当にいつも笑わせ合っていました。
――そんな楽しい『カミシモ』の現場ですが、今後の展開として期待していること、やってみたいはありますか?

和田 1時間40分の長回し映画。

荒牧 いや、無理無理無理無理!(笑)

和田 でも『カミシモ』に関しては、やりたいことは結構やらせてもらってるもんね。

荒牧 僕は、実際にもコンビを入れ替えてネタをやる番組があるじゃないですか。決して相方を変えたいということではないんですけど、そういう企画の一つとして、他の人とコンビを組む、っていう展開もあったら楽しいんじゃないかなって。そこからコンビに持って帰れるものもあると思うので、やってみたいです。

――では全キャストの中で、「この人とコンビを組んでみたい」と思うお相手は?

荒牧 前田ダイヤモンドヘッド(演・角田貴志さん)ですね(笑)。

和田 こいつは1期の時から、他の芸人にカドが立たないようにずっとコレ!(笑) いいんだよ、カド立てていけよ! 本当は誰とやりたいんだ!?

荒牧 え~、誰がいいかな。

和田 鳥越裕貴か? ほぼ俺だぞ!?(笑)

荒牧 確かに、どっちも関西人だからな(笑)。でも、そうしたら染くんかな。ボケとツッコミで考えると、時浦はボケなので、ツッコミ役の人と組みたいです。

和田 俺は琢磨くんと迷ったんですけど、鳴宮役の崎山つばさくんですかね。元々組んでいたから、っていうのもあるんですけど、一夜限りのわらビー(島と鳴宮が組んでいたコンビ)復活がしたいです。
――ここからは、ドラマにちなんだ質問も。時浦は自身の笑いへのこだわりが強い役柄ですが、お二人にとっても「これは譲れない」というこだわりや、これに関してはちょっとうるさいぞ、というものはありますか?

荒牧 僕、あんまりこだわりがないんですよね。だから毎日が本当にノンストレスです(笑)。でも唯一、寝ることを邪魔されたらすごく「ムッ!」となります。

和田 アハハ! 確かに、まっきーの睡眠は大事だわ。

荒牧 そう考えてみると、睡眠だけはこだわりありますね。マットレスも大事に選びましたし、枕も自分専用に作ったやつで。ホテルとかでもそうなんですけど、寝る時の身の周りは巣作りというか、自分の寝やすいように固めちゃいます。

和田 あ~、分かる。やってる!

――荒牧さんの睡眠へのこだわりは、和田さんも見ていて感じたことがあるんですか?

和田 仕事の合間とかの、「あ、この時間は荒牧の睡眠タイムだ」っていう時間は、邪魔しちゃいけないなっていうのはありますね。特に舞台のマチソワ間(昼公演・夜公演の間)はちゃんと自分でおっきいマットレスを持ってきて、しっかり寝ようとしている姿をよく見るので、こだわってるな~って思いますね。
――和田さんも同じようにこだわっていることはありますか?

和田 僕は数字ですね。好きな数字というか、色んな数字にこだわりがあって……例えば、家のテレビの音量は絶対に26、っていう決まりがあったり。しんどいっすよ、これ(笑)。

――あらゆる場面で、「この数字じゃないと落ち着かない」という感覚があるような?

和田 そうです、なんかそれがズレると気持ち悪いんすよね!

荒牧 え~っ!? 26以外は気持ち悪いんだ?

和田 テレビの音量はそう。あとはロッカーの番号とかもそうで、ロッカーは23番っていう数字が好きだから、わざわざ探してそこに入れたり。そうしたら昨日、涼星が俺の23番に荷物を入れていて「イイーッ!」ってなりました(笑)。

――「23番はオレのロッカーなのに!」と(笑)。

和田 だから他にもロッカーはいっぱい空いてるのに、俺もむりやり涼星と同じところに入れました(笑)。自分でも、そういうの面倒くさいなって思います(笑)。

――ラッキーナンバーのように決まった数字があるわけではなくて、テレビの音量は26、ロッカーは23番と、その場面によって選ぶ数字があるんですね。

和田 そうなんです、ただただその場面ごとの好きな番号があるなっていう感じです。
――意外なこだわりでした! それでは最後に、ドラマを楽しみにされている『カミシモ』ファンの皆さんにメッセージをお願いします。

荒牧 本当に、元気が出る作品です。僕たちが演じる芸人の奮闘ぶり、売れない芸人なりに「どうやったら売れるのか」と必死に戦ったり、みんなで切磋琢磨している姿を見て、皆さんの活力にしてもらえたらいいなと思います。

和田 僕たち自身、この作品では役柄として本当に芸人さんの気持ちになって生きてきましたので、何より笑っていただけたら本望です! このドラマを見ている時間が、皆さんにとって笑顔になれる時間になればいいなと思います。ぜひお楽しみください!
【インタビュー 了】

【作品紹介】
<遭難>劇場と揶揄される、お笑いライブハウス「湘南劇場」へ“島流し”にされた崖っぷち芸人たちの奮闘を描く、芸人青春群像劇パート2!

ドラマ『あいつが上手で下手が僕で シーズン2』では、湘南劇場からなんとか這い上がろうと奮闘を繰り広げるエクソダス(荒牧慶彦さん・和田雅成さん)のもとに、新たに送り込まれた、ラストワルツ(和田琢磨さん・染谷俊之さん)、ノノクラゲ(溝口琢矢さん・大平峻也さん)、ねあんでる(木津つばささん・中尾暢樹さん)が合流。
湘南劇場脱出が近づいているかのようにみえる、らふちゅーぶ(崎山つばささん・鳥越裕貴さん)、アマゲン(陳内 将さん・梅津瑞樹さん)、ロングリード(橋本祥平さん・田中涼星さん)たちと共に、新支配人の下、ランキング形式が導入された湘南劇場で最下位脱出に向け、必死の様相をみせていき……笑いに命を懸けた、若者たちの闘いが始まります!
第1話では早速、新支配人に任命されたヨロズ(酒井善史さん)から衝撃の発表。2カ月後に最下位だったらクビというリアル崖っぷちの状況に追いやられる芸人たち。最初の課題は「リアクション芸」―。
必死の様相を見せる芸人たちの奮闘ぶりをお楽しみ下さい。

【第1話 場面写真より】
■シーズン2 登場キャラクター
【エクソダス】(時浦可偉/荒牧慶彦さん&島 世紀/和田雅成さん)
ボケの時浦可偉(トキウラ・カイ)とツッコミの島世紀(シマ・セイキ)による湘南劇場所属の売れない若手コンビ。
湘南劇場に流れ着いた時浦が島に誘われコンビが結成された。

【ラストワルツ】(岬 一碧/和田琢磨さん&高砂真夜/染谷俊之さん)
ボケの岬一碧(ミサキ・イッセイ)とツッコミの高砂真夜(タカサゴ・マヨ)によるコンビ。
もともと人気トリオだったが、メンバーの一人が脱退してコンビになってからは人気が急落。冴えない日々を過ごしている。

【ノノクラゲ】(東雲嵩紀/溝口琢矢さん&狭間くらげ/大平峻也さん)
ボケの東雲嵩紀(シノノメ・カサノリ)とツッコミの狭間くらげ(ハザマ・クラゲ)によるコンビ。
くらげがピンで人気を集め、コンビ内の人気格差が問題になっている。

【ねあんでる】(千波未明/木津つばささん&黒旗 晩/中尾暢樹さん)
ツッコミの千波未明(センバ・ミハル)とボケの黒旗晩(クロハタ・バン)によるコンビ。
SNSやYouTubeでリズムネタが人気の若手コンビ。

■シーズン2に登場するシーズン1のコンビたち
【らふちゅーぶ】(鳴宮 良/崎山つばささん&蛇谷明日馬/鳥越裕貴さん)
テレビにラジオと各メディアから声がかかり始め、なんと冠番組の話も⁉売れっ子目前、最も“脱出”に近いコンビ。

【アマゲン】(現多英一/陳内 将さん&天野 守/梅津瑞樹さん)
“未来がわかる”という特殊なスタンスで取材依頼を受けることも増え、イベントを開けば大盛況。
独自路線でブレイクを目指す。

【ロングリード】(湾野 岳/橋本祥平さん&犬飼 佑/田中涼星さん)
あるあるネタで注目を集めただけでなく、リアクション芸もハマり大食いや激辛番組などにも活躍の場を広げて認知度上昇中。

ドラマ『あいつが上手で下手が僕で シーズン2』は、日本テレビにて2023年4月25日(火)から毎週火曜24:59~放送スタート、また読売テレビでは2023年5月深夜の放送スタート予定となっています。
ほか番組詳細・最新情報は、下記のInformationより公式サイトをご確認ください。

☆Information
ドラマ『あいつが上手で下手が僕で シーズン2』

■放送局・日程
日本テレビ 2023年4月25日(火)24:59~放送開始/毎週火曜日 24:59~25:29 放送
読売テレビ 2023年5月深夜 放送スタート(予定)

■キャスト
荒牧慶彦 和田雅成 染谷俊之 溝口琢矢 大平峻也 木津つばさ 中尾暢樹
/ 鳥越裕貴 陳内将 梅津瑞樹 橋本祥平 田中涼星 ・ 崎山つばさ / 和田琢磨 ほか

■スタッフ
脚本監修:上田誠(ヨーロッパ企画)
脚本:左子光晴、大歳倫弘、橋本尚和(ヨーロッパ企画)
企画・演出:橋本和明(WOKASHI)
演出:山口淳太(ヨーロッパ企画)、岡本充史(AX-ON)
制作協力:AX-ON
制作プロダクション:ウインズモーメント
製作著作:カミシモ2製作委員会(日本テレビ、FAB、読売テレビ)

■あらすじ
湘南の片隅で、終焉or逆襲のカウントダウンが始まる!
お笑いライブハウス『湘南劇場』―。
<遭難>劇場と揶揄される寂れた劇場へ “島流し”された8人の芸人たち。

「ここを脱出しないと、芸人としての未来は無い…!」

絶体絶命絶望手前のこの状況、どんな手を使ってでも脱出すべく、時に手を取り、時に蹴落とし合いながら、
芸人としての賞味期限までのカウントダウン…を乗り越え?なんと売れかけている、
<らふちゅーぶ><ロングリード><アマゲン>の3組!

一方、エクソダスは相も変わらず限界寸前超絶ギリギリの絶賛遭難中。

そこに無人島サバイバルの同志、<ラストワルツ><ノノクラゲ><ねあんでる>も集まっちゃったもんだからもう大変。
崖っぷち群雄割拠のデッドヒートを制し、“脱出”を成し遂げるのは果たして…!?
家族でも恋人でもない、親友とも違う、『相方』という距離感が生み出す友情・喧嘩・嫉妬、そして笑い。

個性豊かなニコイチたちがパワーアップしてお送りする芸人青春群像劇パート2!

≪公式サイト≫
https://www.ntv.co.jp/kamishimo2/
≪公式Twitter≫
https://twitter.com/_kamishimo

ヘアメイク:竹内研登・番やよい(マービィ)
スタイリング:稲葉江梨

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