ハーミア役・山本一慶を稲垣成弥が「本当に可愛いんです!!」舞台『夏の夜の夢』が開幕、ゲネプロ写真&宇野結也・岸本勇太・石田隼・鯨井康介らの会見コメントUP!

舞台『夏の夜の夢』が2023年4月19日に、東京芸術劇場シアターウ工ストにて開幕しました。
オールメール(全配役を男優のみで演じる形態)で上演されてきたこの舞台『夏の夜の夢』では、2021年度の本公演では演出家としてデビューし話題となった山本一慶さんが、2016年・2017年以来6年ぶりにハーミア役を演じ、今作が“ハーミア役卒業公演”となります。さらに初の女性役に挑戦する宇野結也さん、初シェイクスピア作品に挑む稲垣成弥さんと岸本勇太さん、さらには石田 隼さん、髙木 俊さん、鯨井康介さん、深澤大河さん、弦間哲心さんなど豪華キャストが出演します。

開幕前日に初日挨拶及びゲネプロが行われ、山本一慶さん(ハーミア役)、稲垣成弥さん(ライサンダー役)、宇野結也さん(ヘレナ役)、岸本勇太さん(ディミト―リアス役)、鯨井康介さん(タイテーニア役)、石田 隼さん(パック役)、オラキオさん(クインス役)が初日挨拶に登壇。初日を迎えた心境や今作の見どころなどを語りました。
(左より)オラキオさん、宇野結也さん、岸本勇太さん、山本一慶さん、稲垣成弥さん、鯨井康介さん、石田隼さん
山本 僕は何度も「夏の夜の夢」に携わらせていただいていますが、 また新しいこの素敵なメンバーと一緒に新しい「夏の夜の夢」が作れたと思っています。見どころは、全キャストが男性で女性の役も演じるということで、男性が女性役も演じていることの意味というのも、僕は見出だせるんじゃないかなと思っていますし、普通に容姿として楽しんでいただける部分もあので、可愛い僕を見ていただけたらなと思います。
この作品は一見ドタバタしてるようですけれども、すごくメッセージ性が強い作品だなと僕自身思っていて、自然災害が多かったり、世界は大丈夫なのかな、平和になるのかなって、不安な時期に今現在来ていると思うんですけれど、この作品を観終わった時に、お客さんが温かい気持ちになって、明日を生きる活力になっていただけたらと言いつつ、頭を“ゼロ”にして楽しむ思いで会場に来ていただけたらなと思っています。

稲垣 今回僕自身初めてのシェイクスピア作品ということで、とても気合入ってますし、すごい素敵なメンバーたちが集まっているので、ぜひ皆さんに楽しんでもらいたいなと思っています。今作は、オラキオさんたちのチーム、鯨井さんたちのチーム、僕らのチームという3グループがあるんですが、どのグループも全然違う盛り上がり方をしているので、楽しんでいただきたいですし、今日場当たりで初めてハーミアの格好を見たんですが、本当に可愛いんです!! そのポイントポイントを皆さんに楽しんでいただけたらなと思います。

宇野 この作品は、当時ペストが流行っていて、その流行が終った後にみんなを笑わせようという気持ちで書かれたというのと、今回コロナが収まってきて、またお客さんに笑顔になってもらおうという、ちょうどいいタイミングが重なった時期に上演できるということは、運命の巡り合わせだと思いますし、本当に素晴らしいスタッフやキャストの方々が集まったので、 みんなで力を合わせて、大いに笑ってもらって、楽しい作品をお届けできればなと思っております。見どころは2つあって、オーベロンとタイテーニアの会話とオラキオを含む職人チームの活気が好きなので、そのところを注目してください。

岸本 僕も初めてシェイクスピアの作品に携わらせていただいております。 初めて観ていただく方もいらっしゃるかと思いますが、そういった方々にも楽しんでいただける作品になってるんじゃないかなと思っております。見どころはたくさんありますが、魔法にかかってからのドタバタ劇が、笑えるポイントだと思います。“魔法”がこの作品の1つの大きなテーマなので、豹変した姿を楽しみにしていてください。

鯨井 とても素敵で優しい共演者の皆様が集まって、楽しく稽古させていただきました。本当にあっという間で、逆に楽しみすぎてどうなっちゃうんだろうという不安な気持ちもあります。やっぱりコメディ作品として、お客様に笑っていただきたい、楽しんでいただきたいっていう気持ちもありますし、僕らも舞台上の中で瞬間瞬間で生まれてくるものも楽しみながらやっていきたいです。僕自身の見どころは僕が出ているところ全部です。よく見てください。私、頭にフランスパン乗せているんです。そんなおかしな素敵な格好をしている私を楽しんでください。

石田 パックは人間たちを迷い込ませる役で、この舞台はお客様も一緒に迷い込んでいただきたいなと思う気持ちで演じさせていただいております。見どころを挙げるとしたら、僕の現実世界の話と繋がるところがあって、パックは3組のカップルとの間を入ることが多いんですけど、僕も最近カップルの間に入って仲裁をするってこと多いんですよ。僕とパックを照らし合わせて、「あ、リアルでもこんなことやってんのかな」みたいなことが皆さんに感じていただければ思いますが、一番の見どころは、シェークスピア作品にも喜劇もあって、その喜劇を楽しめる場所がここにあるんだと、それを皆さんに感じていただけたらなと思っております。

オラキオ 僕、舞台何度かやらせていただいていますが、座組に芸人1人みたいな感じが多いんですけども、今回僕とピクニックの2人います。ピクニックさんが笑いの担当で僕が真面目な大工の役を演じますので、もしも笑いが起きなかったら、ピクニックさんのせいとなります。見どころは、物語の終盤にある僕らの劇中劇で、その劇中劇をどう描いていくかが大変な所でもあるんですけど、今回は何といってもピクニックさんがいらっしゃいます。その劇中劇が無駄なものだと思わせないように僕とピクニックさんの芸人2人を投入したんじゃないかと思っています。ただそこで笑いが起きなかったら、ピクニックさんのせいとなります。

【ゲネプロ写真】
ハーミア役:山本一慶さん
ライサンダー役:稲垣成弥さん
ヘレナ役:宇野結也さん
ディミートリアス役:岸本勇太さん
パック役:石田 隼さん
オーベロン役:髙木 俊さん
タイテーニア役:鯨井康介さん
シーシュース役:深澤大河さん
ヒポリタ役:弦間哲心さん
【STORY】
アテネ公爵のシーシュースは、アマゾンの女王ヒポリタとの婚儀を間近に控え、浮き立つ気持ちをおさえきれずにいた。
そこへ貴族イージーアスが娘のハーミアを連れてやってくる。彼女は父が薦めるディミートリアスとの結婚をかたくなに拒んでいた。
アテネの古い法律に則って父の言うとおりに結婚しなければ死刑ないし一生独身だと、シーシュースに言い渡されたハーミアは、恋人のライサンダーとアテネ郊外の森で落ち合い、駆け落ちすることを決める。幼なじみのヘレナにだけは駆け落ちの秘密を打ちあけた。ところがヘレナは、ハーミアが拒むディミートリアスに想いを寄せており、駆け落ちのことをディミートリアスに教えてしまう。このことを知ればディミートリアスはハーミアを追って森に向かうはずで、自分も森に行けばディミートリアスと会えると思ったのだ。
一方、街では公爵の結婚式で芝居を披露するために、大工のクインスを始め、機織り職人のボトムたち6人の職人仲間が集まっている。芝居の配役を決め、練習のため夜に森で集まることになった。
こうして10人の人間たちが、夏至の夜に妖精の集う森へ出かけていくことになる。
ちょうどその森では、妖精の王オーベロンと妖精の女王タイテーニアが夫婦喧嘩の最中であった。機嫌を損ねたオーベロンはいたずら好きな妖精パックを使って、タイテーニアのまぶたに媚薬を塗らせることにする。
キューピッドの恋の矢の魔法から生まれたこの媚薬は、目を覚まして最初に見たものに恋してしまうという作用がある。

そしてオーベロンは、ハーミアを追いかけて森にやって来たディミートリアスとヘレナの様子も一部始終見ており、ディミートリアスにつれなくされるかわいそうなヘレナのためにも、この媚薬を使うようパックに命じる。しかしパックの勘違いでライサンダーにこの媚薬を塗ってしまい、さらにディミートリアスにも媚薬が塗られ、2人とも目が覚めて初めてヘレナを見てしまい、2人が突然ヘレナに求愛するので、男女4人の関係があべこべになってしまう。
またパックは、森で稽古している職人たちを見て面白がって、ボトムの頭をロバに変えてしまう。仲間の職人たちは、ボトムの頭を見て怖くなり、逃げ出してしまうが、ちょうど目を覚ましたタイテーニアが、最初にボトムを見て、ロバ頭のボトムに惚れてしまう…。
テンヤワンヤの大騒ぎとなったので、パックは、媚薬を使ってこじれた恋人たちの関係を修復し、ようやく2組のカップルが誕生する。オーベロンもタイテーニアの魔法を解き夫婦喧嘩もおさまった。
そこへ狩りに来たシーシュースが2組の恋人たちを見て、自身の婚礼と一緒に挙式をするよう提案し、ハーミアの父に許しをこうてやる。
そしていよいよ祝宴―クインスやボトムたちの芝居が行われたことは言うまでもないが、深夜の鐘とともに、3組の新郎新婦が寝静まると、妖精たちの時間となった。
妖精たちは、人間たちの幸せを祈ってくれるのだった…


舞台『夏の夜の夢』は、4月23日まで上演。詳細はInformationから公式サイトをチェックしてください。


☆Information
舞台『夏の夜の夢』

日程:2023年4月19日(水)~23日(日)
劇場:東京芸術劇場シアターウ工スト

原作:ウィリアム・シェイクスピア
訳:小田島雄志
演出:今井豊茂
音楽:新内多賀太夫

<キャスト>
山本一慶、稲垣成弥、宇野結也、岸本勇太、石田隼、髙木俊、鯨井康介、深澤大河、弦間哲心、大田宙輝、橋本巧望、光平崇弘、小林功、ピクニック、オラキオ

▼チケット
料金:S席 9,500円 A席 8,500円(税込み・全席指定)

▼取り扱い
アーティストジャパン、東京芸術劇場ボックスオフィス、チケットぴあ、イープラス、ローソンチケット

企画・製作:アーティストジャパン
お問い合わせ:アーティストジャパン 03-6820-3500 https://artistjapan.co.jp/


≪公式サイト≫
https://artistjapan.co.jp/a_midsummer_nights_dream_2023/

≪公式Twitter≫
https://twitter.com/aj_amnd2023

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