渡部秀「僕はこんなに欲深かったんだなと」三浦涼介「この映画にたくさん勇気と力を貰いました」『仮面ライダーオーズ 10th 復活のコアメダル』が公開!高田里穂・君嶋麻耶・岩永洋昭ら登壇、初日舞台挨拶レポート

Vシネネクスト『仮面ライダーオーズ 10th 復活のコアメダル』の初日舞台挨拶が、3月12日に東京・新宿バルト9にて行われ、渡部秀さん、三浦涼介さん、高田里穂さん、君嶋麻耶さん、岩永洋昭さん、田﨑竜太監督が登壇しました。
(左から)君嶋麻耶さん、高田里穂さん、渡部秀さん、三浦涼介さん、岩永洋昭さん、田﨑竜太監督
『仮面ライダーオーズ』は、2010年9月から2011年8月までテレビ朝日系列放送された平成仮面ライダーシリーズの12作目。主人公・火野映司(演:渡部秀)が怪人・アンク(演:三浦涼介)と共に、メダルの怪人・グリードとの戦いから人類を守るストーリーで人気を博しました。変身アイテムであるメダルの玩具の生産数が、その年の1円・5円・50円玉の発行数を上回ったことでも話題となりました。

今作は、欲望から生まれた怪人グリードと激しい戦いを繰り広げ、人々の未来を守った仮面ライダーオーズ/火野映司が、相棒・アンクを復活させるべく、旅に出てから10年後を描いた正統な続編で、消滅してしまったアンクの復活と、新たな敵との戦いを描く物語となります。キャストも登壇者5名以外に、ヤマダユウスケさん、橋本汰斗さん、矢作穂香さん、松本博之さん、有末麻祐子さん、甲斐まり恵さん、宇梶剛士さんといったレギュラーキャストが集結。また新たに登場する未知のグリード・ゴーダの声を、『鬼滅の刃』の煉獄杏寿郎役などで知られる日野聡さんが担当します。

【ストーリー】
西暦2021年、世界は混沌と恐怖に包まれていた。
古代オーズが、800年前から時を超えよみがえったのだ。人類が絶滅の危機に瀕する中、旅に出ていた火野映司が帰還。レジスタンスとして、後藤慎太郎や伊達明、泉比奈たちとともに戦っていた。
アンクと再会を果たす「いつかの明日」は訪れるのか…。

【舞台挨拶レポート】

――初日を迎えた今の心境は?
火野映司/仮面ライダーオーズ役の渡部秀さん
渡部秀(以下・渡部) ここまで来るのに長い時間がかかったんですけれど、ようやくこうしてみなさまの元ににお届け出来る日が来て感無量でございます。僕は、毎回みなさまの顔を見るようにしているんですけれども、待ちに待ってくださったみなさまのお顔をこうして拝見することができて、本当に嬉しいですありがとうございます。
アンク役の三浦涼介さん
三浦涼介(以下・三浦) 本当に嬉しく思っています。こういったご時世なので、みなさんととこうしてお会いできるのがすごく奇跡に近いと思います。こんなにたくさんの方たちにお会いできてすごく嬉しく思っています。ありがとうございます!
泉 比奈役の高田里穂さん
田里穂(以下・高田) 撮影が9月にあって、まだ半年しか経っていないんですけれど、(公開まで)まだかなまだかなとずっと思っていたので、ついにこの日が来たんだなという気持ちです。みなさんのお顔が見れて私も嬉しいです。

後藤慎太郎/仮面ライダーバース役の君嶋麻耶さん
君嶋麻耶(以下・君嶋) このお話を初めて聞いたときに、『本当に実現するのかな?』と思っていたので、嬉しいです。不思議な気持ちです。
伊達 明/仮面ライダーバース役の岩永洋昭さん
岩永洋昭(以下・岩永) 日本の皆さんこんにちは。アイアンマン、トニー・スターク役のロバート・ダウニー・Jrです。この撮影をするにあたり、2本ぐらいハリウッドの映画をお断りして。(損失は)4〜5億くらなんですけれども、それよりもやっぱりオーズの方が大事だということで、こうしてみなさんの笑顔見れて嬉しいかぎりです(笑)。
田﨑竜太監督
田﨑竜太監督(以下・田﨑) まさに感無量です。さっき、きみじー(君嶋さん)が言っていたけれど、本当に実現するのかなっていうところから始まっていて。10周年の企画って他の作品でもあるんですけれども、俳優部さんの合意と、やる気が伴わないと絶対に成立しない企画なんですね。今回に関しては秀くんが第二・第三のプロデューサーとして……。

高田 影のプロデューサーって呼ばれてるよね。

田崎 影のプロデューサーというか、日なたのプロデューサーでもあるんですけれども(笑)。秀くんのやる気=オーズ的に言えば『欲望』がこの作品を生んだと言っても過言ではないです。こうしてみなさんのお顔を拝見して、ついに公開されたんだなと実感しました。

渡部 僕はこんなに欲深かったんだなと。この映画は僕一人の力では成し遂げられなかったですし、お話をいただいた時点でみんな声をかけて、意思確認をする中で、悩んで上で、みんなでやろうと一致団結して。こうしてみなさまのお顔を見て、進んで良かったなと思っています。

高田 秀くんがいなかったら、この映画ができていないと思っているので、ありがとうございます。

田崎 みんな「秀くんがやるならやる!」っていう気持ちで、集結して出来た映画です。

岩永 秀がいなかったら、もうほんと……。すみません、さっき出る前に1人5000円ずつもらったので褒めちぎりたいと思います(笑)。

(一同爆笑)

――それぞれ、自身の役の見どころはは?
渡部 とにかく映司は達観して一貫している男なので、その辺をぜひ楽しみにしていただけたらなと思っています。
三浦 心を込めて演じさせていただきました。アンクを感じていただけたらと思います。
高田 この10年『比奈はどうしていたんだろう?』とか、『何を考えていたんだろう』と考えたときにやっぱり『映司くん元気かな?』とか『アンクに会いたいな』という気持ちがずっとあったと思うんですね。なので、2人とのシーンは本当に気持ちを込めて演じたいと思っていました。アンクと2人のシーンがあったんですけれども、撮影が雨で2回飛んでしまって、3回目でやっと撮れて、そのシーンは比奈の内面の強さであったり、寄り添う力であったりとか、色んなものが出ていて際立っているシーンだなと思うので、そこが見どころです。これは比奈としての気持ちなのか、高田としての気持ちなのか分かんないくらい、こんな日が来るのが嬉しいという気持ちでいっぱいでした。

君嶋 後藤ちゃんに関してというよりも、10年前にやっていた作品ですけれども、10年前と変わらない空気感、オーズという作品が持つ空気感が。そのまま映画でも現れていると思うので、そこが見所かなと思っています。
舞台挨拶で別の人として挨拶するのが恒例の岩永さん。なぜ今日はアイアンマンにしたかと言うと、「変身してもスーツの中が見えているのが今回のオーズと通じると思いふざけさせて頂いてます(笑)」とのこと
岩永 アイアンマン的には……(笑)、伊達はそんなに変わってないかなと思っていて。後藤ちゃんとのやりとりが、当時よりもさらに信頼感が増したのかなと思いながら演じていました。

――田﨑監督のお気に入りのシーンは?
田﨑 映司とアンクに関しては、皆さんそれを楽しみにしていると思うので、映画を見てください。比奈ちゃんに関しては、比奈ちゃんを要とした映司とアンクのカットがTVシリーズの最終回でありましたけれども、そういった構図がこの映画でもあります。やっぱり比奈が、ちゃんと比奈の居場所で二人を待つことによって、みんなが集結できるということが、映画を見ていただくと分かると思います。もちろん他のシーンもですが、さっき高田さんが言っていた、2度撮り直したシーンも編集をやっていて、すごく良いシーンだなと思っていました。伊達・後藤に関しては、本当に10年経ったのか? と言うくらい、いきなりバディーが復活していて現場ですごいびっくりしました。

――印象に残っている撮影エピソードは?
渡部 キャスト全員が集結するシーンがあるんですけれども、そこで田﨑監督が駆け寄って来て下さって、「10年あったからできるお芝居、物語だね」って言ってくださった言葉が今でも残っていて、あれは一生忘れない出来事ですね。その言葉だけで僕たちはいろんなことを受け取りました。監督覚えていますか?

田﨑 もちろん。TVシリーズの1話の撮影時に、現場で秀くんが変身ポーズを一生懸命練習していたなとか、そんな事を思い出しながら撮りました。そのシーンが撮りたいからこそ、このストーリーだったりします。それこそがお客さんに届けたいことだったりするし、10年と言う月日を経て、オーズという1つのカンパニーが、これだけ成長したんですよというところを見ていただきたいなと思います。あのシーンが撮れたのは本当に嬉しくて、監督冥利につきます。みなさんのおかげです。ありがとうございました。

――映画を楽しみにしているみなさまへメッセージ
田﨑 オーズ10周年公開初日に駆けつけて下さりありがとうございます。10年前のみなさんといろんなことが変わっていると思います。僕らもいろいろ変わりまして、その結果が今回の映画になっています。ぜひお楽しみ下さい。
岩永 10年経って、同じ作品で同じ役をやるっていうのは、俳優業をやっていてそうそうあるものではないのですし、放送終了から10-11年間もずっと愛し続けて下さったみなさま、全てに感謝の気持ちでいっぱいです。結末がどうであろうとみなさんが自分のフィルターを通して、少しでも生きていく上での活力になればいいなと思っております。
君嶋 10年間持っていただいて、もう一度見たいという声をあげていただいて、その結果、僕たちはこの場所に立てているので、とても感謝しています。映画もどういう感想をもたれるのか人それぞれだと思うんですけれども、最後まで楽しんでいただけたらなと思います。
高田 何を言おうか決めてたんですけど、やばい飛んだ……! 10年間もずっと愛され続ける作品に出れたことが私の誇りであり、芸能人生における核です。素敵な5人と監督とご一緒できたことを誇りに思っています。今後は比奈(ヒナ)が白鳥になれるように俳優業を頑張っていきたいと思います。
三浦 いろんな思いの中、心を込めて精一杯演じました。何かみなさまの心に残って、これからの生活の中で力になってくれればいいなと思いますし、僕自身もこの映画にたくさん勇気と力を貰いました。これからも精一杯生きていきたいと思います。頑張ります。
渡部 実は先日オーズの主題歌を担当してくださっていた大黒摩季さんからご連絡をいただきまして、「仮面ライダーオーズ10周年の映画公開おめでとうございます。この作品に出会えて、『Anything Goes!』に出会えて幸せでした」とご連絡いただきました。大黒さんを始め、仮面ライダーオーズは本当にたくさんの方に支えられて、ここまで成し遂げられた作品なんだなと、みなさまのお顔を見て改めて実感しました。この作品は今日公開でしばらく続きますので、何度でも仮面ライダーオーズ10周年の物語を楽しんでいただけたらと思っております。

――レポート了

スマートボーイズでは、本作に出演する渡部さんと三浦さんのインタビュー前編・後編も掲載中! こちらも映画観覧前にぜひチェックしてください。

Vシネネクスト『仮面ライダーオーズ 10th 復活のコアメダル』は、3月12日から全国にて期間限定上映、8月24日にBlu-ray&DVDが発売されます。詳細はInformationから公式サイトをチェックしてください。

(C) 2022 石森プロ・バンダイ・東映ビデオ・東映 (C) 石森プロ・東映

☆Information

Vシネネクスト『仮面ライダーオーズ 10th 復活のコアメダル』
2022年3月12日(土)より新宿バルト9ほかにて期間限定上映

【キャスト】
渡部 秀 三浦涼介 高田里穂 君嶋麻耶 岩永洋昭
ヤマダユウスケ 橋本汰斗 矢作穂香 松本博之
有末麻祐子 甲斐まり恵 / 宇梶剛士
声の出演:日野聡 ゆかな ナレーション:中田譲治

【スタッフ】
原作:石ノ森章太郎
脚本:毛利亘宏
音楽:中川幸太郎
アクション監督:宮崎 剛
監督:田﨑竜太

【Blu-ray&DVD】
発売:2022年8月24日(水)
東映ビデオ 販売:東映

・通常版 DVD 4,500円+税 / Blu-ray 5,500円+税
■特典(予定):映像特典(共通):
キャスト座談会 (渡部 秀×三浦涼介×高田里穂×君嶋麻耶×岩永洋昭)
TRAILER
POSTER GALLERY
音声特典(Blu-rayのみ):オーディオコメンタリー(渡部秀×三浦涼介×武部直美プロデューサー×田﨑竜太監督)

・CSMタジャニティスピナー&ゴーダメダルセット版 (初回生産限定)
DVD 22,000円+税 / Blu-ray 23,000円+税
■特典(予定)
映像特典:キャスト座談会、TRAILER、POSTER GALLERY
音声特典(Blu-rayのみ):オーディオコメンタリー
封入特典:CSMタジャニティスピナー
ゴーダムカデメダル/ゴーダハチメダル/ゴーダアリメダル
ライナーノート

・劇場先行販売版 DVD&Blu-rayセット 6,500円+税
※劇場上映初日から発売開始
■特典:ポストカード2枚

【ネット版 仮面ライダーオーズ 10th】
Vシネクスト「仮面ライダーオーズ 10th 復活のコアメダル」上映に合わせて、公式アプリ・東映特撮ファンクラブ(TTFC)にて、3月13日より、「ネット版 仮面ライダーオーズ10th」の配信が決定!
東映特撮ファンクラブ: http://tokusatsu-fc.jp/

≪公式サイト≫
https://toei-video.co.jp/ooo10th/
≪公式Twitter≫
@ooo10th

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