松田凌が感動した撮影現場エピソードとは?【東映ムビ×ステ】第五弾・映画『仁義なき幕末 -龍馬死闘篇-』3/25公開直前SPインタビュー!初共演・和田琢磨の印象も告白

東映株式会社と東映ビデオ株式会社が立ち上げた、映画と舞台を完全連動させるプロジェクト【東映ムビ×ステ】の第五弾として製作された映画『仁義なき幕末 -龍馬死闘篇-』が、いよいよ2023年3月25日より公開されます。
今作は、令和のヤクザが坂本龍馬になり代わるという現代と幕末を飛び越えた新感覚の<タイムスリップ歴史スペクタクルムービー>。

幕末にタイムスリップするヤクザの若頭・村田恭次と坂本龍馬の2役に挑む松田凌さんをはじめ、和田琢磨さん、剛力彩芽さん、矢崎広さん、鈴木勝吾さん、赤澤燈さん、荒川ちかさん、石黒英雄さん、本田礼生さん、小野健斗さん、岡宏明さん、江戸川じゅん兵さん、本宮泰風さんら豪華キャストが出演します。

スマートボーイズでは、映画『仁義なき幕末 -龍馬死闘篇-』で主演を務める松田凌さんに単独インタビューを実施。撮影中の秘話や今回が初共演となる和田琢磨さんの印象などを語ってもらいました。
村田恭次と坂本龍馬の2役に挑む松田凌さん
――よろしくお願いします。松田さんにとって「東映ムビ×ステ」は、昨年の『漆黒天』に続いての出演になりますが、まず今作の出演が決まった時のご感想をお聞き願います。

松田 「ついに来たな」というか、「願っていたことが叶ったんだ」というのが率直な気持ちです。人生においても、願っていたことが叶う瞬間ってこれ以上喜ばしいことはないじゃないですか。「東映ムビ×ステ」という企画で昨年『漆黒天』に携わせていただいて、今回の『仁義なき幕末』にもまた呼んでいただいて、なおかつ主演という形で参加することが出来て、とても光栄です。

――今作で松田さんは、ヤクザの若頭・村田恭次と坂本龍馬の2役を演じられますが、過去に2役の経験はございますか。

松田 演じ分けという形での経験はありますが、今回のような2役という形は初めてですね。

――2役を演じた上で、大変だったことやこういったことに注意したということはありましたか。

松田 自分自身も役を演じるにあたって大変だったことはありましたが、それ以上にスタッフチームの皆さんが大変だったと思うんですよね。坂本龍馬になる時と村田になる時とで衣装やメイクも変わるので、半ば演劇でいうと「早着替え」のようなことを撮影現場でも行っていて、自分が2人同時に出てくるシーンの時には、それぞれ撮影する際に、スタッフさんが目線に立ってくれたりして、2役での撮影の動き方というのを今でも鮮明に覚えていて、こういう経験が出来て良かったなと思いましたし、スタッフの皆さんは本当に凄いなと改めて感じました。
――映画の注目ポイントを教えていただけますか。

松田 “血”です! 血って痛々しいものですし、見ると目を背けたくなるものじゃないですか。今回の作品では生死の関わる戦いがあるので、どうしても血が出てくるシーンがあるんですけど、とてもカッコいいんです!! 散り様に花を添えた演出になっているので、命を落とす役の“最後の散り際の血”には注目して欲しいです。それと、今作では静かなシーンが多い中、おりょう(剛力彩芽さん)と会話をさせていただいたシーンがあって、監督もものすごく拘って撮っていたシーンの一つでもあるので、そこにも注目していただけたらなと思います。

――撮影場所は、『漆黒天』に引き続き、京都・太秦の「東映京都撮影所」でしたが、印象的なエピソードなどありましたら教えてください。

松田 これまで何度も太秦の撮影所で撮影させていただきましたが、その度に衣装の皆さんや床山の皆さんが「おかえり!」って言ってくださるのが本当に嬉しくて、「もっと頑張ろう」と思いました。クランクアップの時に「この方達とまたご一緒したい」と思うのならわかるんですけど、クランクインの日にそう思ってしまうんですよ(笑)。僕にとってとても温かい場所でもあり、愛のこもった厳しさがある場所でもあって、ちゃんとお芝居に打ち込まなければいけないということを肌で感じさせてくれますし、スタッフの皆様に温かく迎えていただけるのが太秦撮影所の魅力だなと思います。
それと、撮影所の俳優部に所属している方々が、所作から何まですべてカッコよかったです。一つエピソードがあって、納刀のシーンは、演劇で使う「竹光」(竹を削って日本刀に見立てたもの)ではないんですよ。もちろん真剣ではないんですが、しっかりとした重さの刀で、撮影時に誤って手を怪我しないように最初の方は刀を見ながら納刀をしていたら、俳優部の方が「見ないほうがカッコいいよな……」とボソッと言われたので、負けじと「僕、見ません!」と言い返しました。それ以降、刀を見ないで納刀し続けたら、クランクアップの時に「おっ、いいじゃん! 次の撮影で会う時も忘れずにな!!」と言って下さって、本当に泣きそうになりました。「また会おうな」という意味も込められていて、本当にカッコいいと思いましたね。

――今作では、舞台版の主演の和田琢磨さんとの共演となります。キャスト発表時にお二人は「初共演」と聞いて、とても驚きました。実際に共演したからこそ、気づいたことや和田さんの魅力を挙げていただけますか。

松田 ファンの皆さんからだけでなく、メディアの皆さんからも「初共演というのが、とても意外でした」という言葉を多くいただきました。
でもこれって僕からしたら面白くて「皆さん波長が似ていると思っていたのか、お芝居でご一緒したことないんだね」と思うくらい、芝居の感覚が似ていると思っていることで、僕にとってはとても不思議で嬉しいことでもありましたが、実際に共演して似ている部分はすごくありました。
それは決して容姿ではなく、お芝居に対しての心遣いが僕に近いなという印象でした。逆に意外だったのが、和田さんはすごく精悍な顔立ちをされて、どっしり構えていらっしゃるので、もうちょっとクールで話しかけにくい方なのかなと思っていましたが、とても話しやすくて“柔らかい人”だなって思ったことが、僕にとっては意外でした。

――他に今作が初共演の方は?

松田 土方歳三役の石黒英雄さんや西郷隆盛役の本宮泰風さんは、今作が初めましてですね。本宮さんが主演をつとめている『日本統一』シリーズをよく見ていたので、「あの本宮さんが西郷隆盛役を演じるなんて!」と思いましたし、西郷と坂本が居合わせるシーンの撮影では、「もう、どうしよう!!」と興奮気味でした(笑)。
本宮さんの“圧倒的風格”といいますか、自分が重ねてきた人生ってすごく小さなものだったんじゃないかと思わせられるくらいの迫力でした。でもすごく優しくて、カッコよかった記憶がありますね。本宮さんが演じる西郷は“悠然たる獅子”ですけど、僕は怯えた小さなネズミにならないように、ウソでもいいからと胸を張って撮影していました。また共演出来たら嬉しいです。
――本宮さんのカッコよさにも注目ですね。さて、3月25日に映画が公開されますが、4月・5月には映画の後日談が描かれる舞台『仁義なき幕末 -令和激闘篇-』が控えています。映画からどういう形で舞台へと繋がるかという話の展開が気になるところです。おそらくネタバレに直結するので、言えないことが多いと思いますが、ヒントになるようなポイントがあったら教えていただけますか。

松田 言えないことが多いというよりも、言えることがないんです……。お話をしている時点でまだ舞台の台本が手元にないので、まさに神のみぞ知る、その神こそ(作・演出の)毛利(亘宏)さんです(笑)。
ただ映画の中には隠されたヒントがあるのは間違いなくて、荒川ちかさん演じる童子にまず着目して欲しいです。あの子が恭次たちを幕末にタイムスリップさせ物語を作ったので、おそらくどこかでまた力を使い、新たな物語に進んでいきますので、映画をご覧になる方は、そういった“ヒント”をスクリーンで見つけていただいて、「あれ? あの人ってどうなったの?」「もしかしたらあの人ってここで終わってない?」といったヒントを紡ぎ出して、その答え合わせも兼ねながら4月の舞台を観に来てほしいです。

――ヒント探しという観点だと、一度だけでなく何度も見たほうが、ヒントの数が増えて、より舞台が楽しめますね。

松田 龍馬が命を落として、恭次がなり代わりますが、本当の史実通りだと日本の夜明け前に龍馬は暗殺されます。もしそうなったとしたら、僕はどのような立ち位置で舞台に出るのかというのもありますし、映画では殆ど描かれていない任侠の話が舞台でどう結びつくのかとか、史実だと龍馬と一緒に殺される中岡慎太郎(演:赤澤 燈)はどうなるのかとか、そういう思いを張り巡らせてくれるとすごく面白いですし、その答えは舞台で明らかになります。すごく贅沢ですけど、必ず映画と舞台を両方観に来ていただきたいです。

――そのためにもまずは映画を観ていただきたいですね。では最後に楽しみにしてくださるファンの方へのメッセージをお願いします。

松田 任侠と幕末が折り重なる作品って今までなかったと思います。「タイムスリップ」という少しファンタジーな設定のもとに生み出された作品ですけど、その中に“人間ドラマ”があり、「仁義」「人情」がとても詰まっています。映画館、そして劇場でしか楽しめないことがたくさんあるので、是非スクリーンで見守って下さい。そしてその先に待っている舞台にも足を運んでください。よろしくお願いします!!

(インタビュー了)

【予告映像】



なお、映画の後日談となる舞台『仁義なき幕末 –令和激闘篇-』が4・5月、東京・大阪にて上演。映画『仁義なき幕末 -龍馬死闘篇-』及び舞台『仁義なき幕末 -令和激闘篇-』の詳細はInformationから公式サイトをチェックしてください。


☆Information
◆東映ムビ×ステ
映画『仁義なき幕末 -龍馬死闘篇-』
2023年3月25日(土)公開

脚本:毛利亘宏(少年社中)
監督:橋本 一

出演:
松田 凌 和田琢磨
矢崎 広 鈴木勝吾 赤澤 燈 荒川ちか
石黒英雄 本田礼生 小野健斗 岡 宏明 江戸川じゅん兵
本宮泰風 / 剛力彩芽


◆東映ムビ×ステ
舞台『仁義なき幕末 -令和激闘篇-』
【会場・日程】
東京:2023年4月27日(木)~5月7日(日) サンシャイン劇場
大阪:2023年5月18日(木)~5月21日(日) 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ

作・演出:毛利亘宏(少年社中)

出演:
和田琢磨 松田 凌
水谷果穂、石黒英雄、本田礼生、小野健斗
木津つばさ、吉田メタル 、荒川ちか
岡 宏明、柏木佑介、赤澤 燈、鈴木勝吾

【チケット】
全席指定 9,500円(税込)
※未就学児入場不可
e+(イープラス) https://eplus.jp/jinbaku/

チケット一般発売日:2023年4月2日(日)10:00~

お問合せ 東映ビデオ カスタマーセンター TEL:0120-1081-46
(月~金10:00~13:00、14:00~17:00(土日祝 祭日を除く)

主催・企画・製作:東映 東映ビデオ

【公式サイト】
https://toei-movie-st.com/jinbaku/

【公式Twitter】
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