荒木宏文を鈴木裕樹が「これがうちの主演です!」小宮有紗・松本寛也・梅津瑞樹・小澤雄太らが登壇、【ムビ×ステ】第三弾・映画『漆黒天 -終の語り-』完成披露舞台挨拶レポートUP

映画と舞台を完全連動させるプロジェクト【ムビ×ステ】。第三弾となる「漆黒天」は、主演:荒木宏文さん × 脚本:末満健一氏 × 監督・アクション監督:坂本浩一氏」のコラボで、映画『漆黒天 –終の語り-』(2022年6月24日公開)の上映と、舞台『漆黒天 –始の語り-』(2022年8-9月東京/大阪)が上演されます。
映画『漆黒天 -終の語り-』キービジュアル
その映画『漆黒天 -終の語り-』の完成披露舞台挨拶が、5月31日に東京・新宿バルト9にて行われ、荒木宏文さん、小宮有紗さん、松本寛也さん、梅津瑞樹さん、小澤雄太さん、鈴木裕樹さん、監督・アクション監督を務めた坂本浩一監督が登壇した舞台挨拶レポートをお届けします。
(左から)梅津瑞樹さん、松本寛也さん、小宮有紗さん、荒木宏文さん、鈴木裕樹さん、小澤雄太さん、坂本浩一監督
荒木宏文さん
小宮有紗さん
松本寛也さん
梅津瑞樹さん
小澤雄太さん
鈴木裕樹さん
坂本浩一監督
【ストーリー】
「この町で……俺を見たことはないか?」ぼろを纏った男(荒木宏文)が江戸の町に現れた。
男はなりゆきから喜多(小宮有紗)というコソ泥女を助ける。喜多は「助けてくれた」お礼にと、記憶を失くした男に<名無し>の名を与えて、狂言作者の玄馬(唐橋充)、ごろつきの邑麻兄弟(松田凌・長妻怜央)らを巻き込みその素性の手がかりを求めはじめる。
現状で名無しについてわかっている事実は、どうやら自分は謎の剣客たちに命を狙われている、ということ。しかもその度に圧倒的な剣技で返り討ちにしてきたらしい。なぜ自分がこれほどまでに強いのかも思い出せない。
だが、町で悪事の限りを尽くしてきたという<日陰党>の名を聞いた時、記憶の中にただひとつ残る<愛する者の死に際>が思い出される。
同じ頃、与力である玖良間士道(鈴木裕樹)や皿月壬午(小澤雄太)はある計画を実行に移そうとしていた。
愛する者の死の記憶、尋常ならざる剣の腕、その命をつけ狙う謎の刺客たち……どうやらこの男には、何かある。

【舞台挨拶レポート】
荒木さんはオファーを受けた時の心境を聞かれると「映画と舞台、2作の仕事が決まった! という喜びでした(笑)」と会場を笑わせます。続けて舞台「刀剣乱舞」の脚本・演出で知られる末満健一氏の脚本を読んだ印象を聞かれ、荒木さんは「難しいなぁーって思いました」と感想を述べると、松本さんも「漢字が読めなくなかった?」と続き、鈴木さんが「なんだこの中学生みたいな会話は!」とすかさずツッコミ会場の笑いを誘います。

記憶をなくした男を演じた荒木さんは、演じる上での苦労を聞かれると「これほど簡単な役はない(笑)。だって覚えてないんだから、ゼロスタートでいいんですもん。記憶があるとその人物の歴史を考えないといけなくて、何グラムで産まれて、母乳で育ったのか、粉ミルクなのか、あるいは乳母さん……」とふざけ始め、鈴木さんが「これがうちの主演です!」とアピールし会場からは大きな拍手が飛び交いました。
本作は時代劇の本場・東映京都撮影所で撮影され、撮影の様子を聞かれた小宮さんは「私、あれ実は地毛なんです。髪を結って、着物を着て、役に入れました」と振り返ります。
小澤さんは「京都撮影所は初めてだったんですけど、事前にすごい厳しい撮影所だと聞いていて、恐る恐る行ったんです。けどスタッフ皆さん優しい方々で、スムーズに撮影できました」と感謝を述べます。

鈴木さんは「末満さんの難解なストーリに、坂本監督のスピード感にあふれたかっこいい映像で、これがコラボレーションかと感じました。『漆黒天』という1つのジャンルになってます!」とアピール。

また坂本監督といえば『アクション』。アクションについて聞かれると梅津さんは、「冒頭、最初に百姓たちが米を巡り合って殴り合うっていうアクションが大変で……」とさらっと嘘のネタバレを話し始め、これには全員がタジタジに(笑)。
一方で松本さんは「僕、(これまでの)ムビステにほぼ出ていて、見慣れた景色だなぁって(笑)」。続けて監督に「殺陣はいつ考えるんですか?」と質問。これに監督は「今回の殺陣は前日に考えて、殺陣師の人にやってもらったのを見ながら、調整しています。今回は皆さん(殺陣が)すごかったです! 本当にびっくり!」と坂本監督からお墨付きをいただき、出演者も笑顔に。

小澤さんは「荒木さんとは10年ぶりの撮影でしたが、以前殺陣をしたことがあったので、すごいやりやすくて、撮影がスムーズでした」と語りました。
『獣拳戦隊ゲキレンジャー(’07-’08)』以来、14年ぶりの映像作品の共演となる荒木さんと鈴木さん。鈴木さんは「嬉しかったです! ゲキレンジャーの時のスタッフと撮影できたのが幸せでした」とコメントし、荒木さんも「再会できるのって続けていないとできないことだから、本当に嬉しかったよね」と笑みを見せます。続けて鈴木さんが「荒木が本当にボロボロになって撮影していました。僕は腰が痛くて湿布を常備してたんですけど、『湿布を貼れ』と言っても貼らないんですよ」と暴露すると、荒木さんが「だってあの時代に湿布ないもん!」とこだわりを語り、鈴木さんが「これがうちの主演です!」と2回目のアピール(笑)。お二人の中の良さが垣間見えます。
【ムビ×ステ】ということで、舞台『漆黒天 –始の語り-』へと話題が移り、梅津さんは「おそらく映画終盤で投獄された荒木さんを……」と、またもや嘘のネタバレを話しお客さんの笑いを誘いつつ(笑)、「アクション盛りだくさんになると思うので、楽しみにしてください」と宣言。舞台でも引き続き主演を務めるは荒木さんは「舞台は映画のようにカット割がないので、最初から最後までバテないように体力を作って挑みたいと思います」意気込みを語ります。
最後に、主演の荒木さんが代表して「撮影は非常に楽しかったです。太秦のスタッフが芝居に集中する最高の環境を整えてくれて、僕達は芝居のことだけを考えることが出来ました。この映画の世界に入り込んでいる僕達にぜひご注目ください!」と締めくくりました。

映画『漆黒天 -終の語り-』は6月24日より新宿バルト9ほかにて公開。舞台「漆黒天 -始の語り-」は、8月5日~21日までサンシャイン劇場にて東京公演、8月31日~9月4日まで梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて大阪公演が上演されます。チケットは7月3日から一般発売開始です。映画・舞台の詳細はInformationから「ムビ×ステ」公式サイトをチェックしてください。

@2022 movie-st

☆Information
■映画『漆黒天 -終の語り-』
2022年6月24日(金) 新宿バルト9ほかにて公開

【出演】
荒木宏文
小宮有紗 松田凌 長妻怜央(7ORDER)
橋本祥平 松本寛也 / 小島藤子
梅津瑞樹 小澤雄太 鈴木裕樹
唐橋充 / 宇梶剛士

【脚本】末満健一
【監督・アクション監督】坂本浩一
【音楽】和田俊輔

■舞台「漆黒天 -始の語り-」
東京公演:2022年8月5日(金)~8月21日(日) サンシャイン劇場
大阪公演:2022年8月31日(水)~9月4日(日) 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ

【出演】
荒木宏文
松田凌 長妻怜央(7ORDER) 梅津瑞樹 / 小島藤子
橋本祥平 松本寛也 加藤大悟 安田桃太郎
小澤雄太 鈴木裕樹

【作・演出】末満健一

【チケット】
<全席指定>9,500円(税込)
ローチケ:https://l-tike.com/shikkokuten/

《公式サイト》映画・舞台共通
https://toei-movie-st.com/

《公式Twitter / Instagram》
@toei_movie_st
#漆黒天

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