【おねステ】脚本・演出のキムラ真が語る、岩城直弥&TAKA(CUBERS)が演じる主人公ペアの関係は?『おねがいっパトロンさま! The Stage ~ココロを詠え~』1/26開幕直前インタビュー特集②

Webアニメ等が展開中の『おねがいっパトロンさま!』を舞台化した、通称『おねステ』シリーズ第2弾! 『おねがいっパトロンさま! The Stage ~ココロを詠え~』が、いよいよ2023年1月26日から東京・新宿FACEにて上演されます。

スマートボーイズでは本作のキャスト・スタッフより、【主演・アサキ 役の岩城直弥さん×脚本・演出のキムラ真さん】、【ねむる 役の白石康介さん×標 役の結城伽寿也さん】の二組にインタビュー。オリジナルキャラクターを中心に描かれる新作公演について、その見どころや意気込みを語っていただきました。
4回連続更新のインタビュー特集、本記事では【Part.2】アサキ 役の岩城直弥さん×脚本・演出のキムラ真さんへのインタビュー後編をお届けいたします!
アサキ 役・岩城直弥さんの“心が震える瞬間”とは?
■おねがいっパトロンさま! The Stage ~ココロを詠え~
アサキ 役:岩城直弥さん×脚本・演出:キムラ真さん インタビュー


■Part.1 作品紹介&インタビュー前編はこちらへ

【インタビュー後編】
――岩城さんが演じるアサキは、TAKAさん(CUBERS)が演じるさくたろーと、幼馴染にしてバンドメンバー、そして“パトレイサー”という二人で一つのヒーローとなる関係です。演じるお二人の信頼関係も、今回は重要になるのでは?

岩城直弥(以下、岩城) 絶対、必要ですよね。劇中では、アサキとさくたろーのすれ違いもあるんですが……。

キムラ真(以下、キムラ) 僕の世代で言えば、二人の関係は“悟空とベジータ”。最強の仲間で、でもライバルでもある。今の子たちにも伝わるかな?

岩城 分かります、そんな感じですよね。

キムラ 自由奔放で、好きなことだけやっていて、でも最強の悟空がアサキくん。俺はこうだという意思があって、「絶対にお前なんか認めない」と思っていても、一番の理解者でもあるベジータがさくたろー。で、この二人がフュージョン(=合体)した時こそ、最強になる。
でも、この二人だけだとダメだから、クリリンとかの色々な仲間たちがいて。果たして今回のクリリンは、ねむるなのか、標なのか、っていう新たな疑問も生まれるけど(笑)。

岩城 アハハ!

キムラ でも、僕の中ではね、「とにかくこの二人が組むと、最高のことが起きるんだ!」という関係をイメージして作りました。
『おねがいっパトロンさま! The Stage ~ココロを詠え~』メインビジュアル
――今回のキャストで、以前からご存知の方はいらっしゃいますか?

岩城 教師チームの、松村泰一郎くん(呼鳥 役)とコバリョウさん(葦切 役の小林 涼さん)とは共演させていただいたことがあります。ほかの方は、皆さん初めましてですね。

キムラ 今回、色んなスタッフさんに聞いたら「早乙女じょうじ(道上清次郎 役)がみんなの間を取り持ってくれるだろう」と。だから、彼に任せておけば大丈夫だよ(笑)。

――確かに! 岩城さんにとっても、頼れる存在になってくれるのではないかと思います。岩城さんも座長としての役割など、意識されていることはありますか?

岩城 そこはまだ、どうしようかなと悩んでいる部分でもあって……ただ、都合のいい言葉かもしれないですけど、僕なりのやり方を見つけて、いい作品を作っていけたら、とは思っています。僕は何でもかんでも上手くできて、「よっしゃ、俺についてこい!」というタイプではないですけど、それでも“カンパニーを良い雰囲気にする”ということはできると思うので、そのやり方を見つけていけたらと。
――続いては衣装についても伺いたいのですが、“パトレイサー”に変身するアサキとさくたろーは、現在公開されているメインビジュアル以外の衣装姿も見られるのでしょうか?

キムラ はい、変身後のヒーロー衣装があります。今回、衣装はぜひ楽しみにしていただきたい点でもあるんですが、いわゆる2.5次元舞台だと、原作漫画やアニメを忠実に再現して、「そのままの姿で舞台に飛び出してきた」という前提で作るじゃないですか。
でも今回は、原作の世界観を土台にした上でのオリジナルキャラクターなので、2.5次元の世界で活躍していらっしゃる衣装やヘアメイクの方々が、“ゼロから思うように作れる!”というこだわりと喜びが詰まっているんですよ。
アサキ(岩城直弥さん)のキャラクタービジュアル
――確かに! 細部まで決まった設定に沿ったものではなく、イメージに合わせてデザインから作り上げることができますね。

キムラ もちろんオリジナルコンテンツではないので、そこはきちんと踏襲しつつも、今回は演じるキャストの姿を想像しながら作っていただいたので、「この人にこれを着せたらカッコいいよね」という基準で選んでもらいました。
だからビジュアル撮影でも、みんなはハンガーに衣装がかかっているだけでも、「うわ、カッコいいね!」と言っていたけど、スタッフ陣は完成したビジュアルを見て、ここまで数ヶ月をかけて構想してきたものだから「やっぱりね!」って盛り上がっていましたよ(笑)。

岩城 メインの衣装もヒーロー姿も、どっちも本当にカッコいいんですよ~! ヒーロー姿は、刺繍がすごくキレイな生地を使っていただいて。

キムラ 元々“パトレイサー”は、古くからある“才能を持つ者”として支援される人、その“才能を繋ぐ者”として支援する人という関係が土台になっていて。今回の二人も、紫式部と藤原道長をモチーフにしている“平安コンビ”なので、ちょっと耽美で、平安情緒を感じるような和テイストにしてもらいました。その生地も、貴重なものを取り寄せてもらったそうです。

――ここまで用意していただいたら、カッコよくならないわけにはいかないですね!

岩城 はい。でも、盛り上がっている中でアレなんですけど、ヒーロー姿に一つ懸念がありまして。結構下の方までヒラヒラしているので、裾を踏んじゃわないかが不安で……“わざわざ取り寄せた刺繡の生地”なんて聞いたら、万が一の時に直せないんじゃ、って不安になってきました(笑)。

キムラ アハハ!

岩城 でも本当にカッコよかったので、めちゃくちゃ嬉しかったです。稽古ではそのプレッシャーにも負けないように、「大丈夫、大丈夫」って言い聞かせながら、しっかりと慣れていきたいと思います(笑)。

――ではここからは、物語にちなんだ質問も。今作は“パトレイサー”が人々のココロに触れていく物語ですが、お二人も心が震えた瞬間として、思い浮かべる場面はありますか?

キムラ 僕は、今作への期待も含めて。昨今の情勢変化によってエンターテインメントが抑えつけられている中、それでも劇場まで来て下さったお客様が、観劇後に思わず立ち上がってしまったり、拍手を贈る手が止まらない、なんて光景を見られた瞬間には……多分後ろの方で、心が動きすぎてボロ泣きしていますね(笑)。
僕自身が役者として舞台に出た時にも、カーテンコールで拍手を浴びる時こそが、やっぱり心が動く瞬間というか、「伝わったんだな」と感じられて。皆さんの心が動いたからこそ、こっちもまた動かされる瞬間だな、と僕は思っています。

岩城 僕も、正しくその瞬間ですね。カーテンコールの時に受ける拍手は、やっぱりたまらないものがあります。

キムラ これは本当に、役者さんしか分からない感動だと思うんですよね。

岩城 マスクをしていても、中の表情って見えるんですよ。舞台からすごくいい表情が見えると、「あぁ、やっててよかった」って思いますし、全てが報われる瞬間だなって。今回の公演でも、その光景で皆さんと一緒に心を震わせることができるように頑張ります!
――では最後に、公演を楽しみにされている方々に向けてメッセージをお願いいたします。

キムラ ただただ純粋に、楽しみに来ていただきたいなと思っています。一流のプロたちが楽しみながら、周りには「バカなの?」って言われそうなくらい必死に、でもそれが褒め言葉になるくらいの熱量で作っています。胸を張って「劇場に来てください」と言いたい、そういう作品になっています。

岩城 多分、まだ原作を知らない方、作品について詳しくない方もいると思うんですけれど、そういうことは一回置いといて、とにかく観てほしいです。今回は、作品の時系列としても前作よりも過去の物語になっているので、『おねステ』を初めてご覧になる方も、全く不安なくご覧になれると思います。

キムラ そうですね。今作が盛り上がって、彼らを好きになってくれる人がいっぱいいたら、今回の舞台オリジナルキャラクターと、原作キャラクターたちが出会ったりする展開もあるかもしれない。彼らが仲間になれるのか、戦うのかは分からないけど、ヒーローたちに新たな未来が訪れるかもしれないので、僕自身も楽しみにしたいです。

岩城 この作品を盛り上げて、ぜひそうなってほしいです! タイトルにも『ココロを詠え』とあるように、皆さんの心を震せる気持ちで演じ、歌います。皆さんが感動して、『おねステ』の世界、そして『おねパト』の世界自体を好きになってもらえたら、何より嬉しいなと思いますので、劇場でお待ちしています!
【インタビュー 了】

次回更新の【Part.3】では、ねむる 役の白石康介さん×標 役の結城伽寿也さんへのインタビュー前編をお届けいたします。こちらもお楽しみに!

『おねがいっパトロンさま!The Stage ~ココロを詠え~』は、2023年1月26日~2月5日まで東京・新宿FACEにて上演されます。チケットは一般発売中、なお2023年1月末日までの公演はイベント割が適用となり、最大2,000円の割引が適用されます。
また1月26日の初日昼夜2公演と、2月5日の千秋楽公演はライブ配信も予定されています。ほか公演に関する最新情報は、下記のInformationより公式サイトをご確認ください。

☆Information
【公演概要】
■『おねがいっパトロンさま!The Stage ~ココロを詠え~』

■原案:『おねがいっパトロンさま!』(株式会社ハピネット)
■脚本・演出:キムラ真(ナイスコンプレックス)

■キャスト
アサキ:岩城直弥/さくたろー:TAKA(CUBERS)
ねむる:白石康介/標:結城伽寿也
呼鳥:松村泰一郎/葦切:小林 涼/清次郎:早乙女じょうじ
猫屋敷能勢:笠原紳司

<アンサンブル> 広瀬蓮 次原恭兵 橋本勇大 高橋晴輝

■スタッフ
脚本アシスタント:大久保悠依(ナイスコンプレックス)
音楽:YOSHIZUMI
振付:はこログ(PLAN CHIME)
ペンライト演出協力:ハピネットSSS開発プロジェクト(株式会社ハピネット)

■公演期間:2023年1月26日(木)~2月5日(日)
※初日の1月26日(木)14:00、19:00公演、および千秋楽の2月5日(日)14時公演についてライブ配信実施

■劇場:新宿FACE
(〒160-0021 東京都新宿区歌舞伎町1-20-1 ヒューマックスパビリオン新宿歌舞伎町7F)

■チケット詳細
前方席(グッズ付) 13,000 円(税込)
前方席(グッズ無し) 12,000 円(税込)
一般席 10,000 円(税込)
バルコニー席 8,800 円(税込)
※別途、会場(新宿 FACE)より、ドリンク代 500 円を頂戴いたします。

■チケット一般発売中!
イープラス
https://eplus.jp/onepato/
ぴあ
https://w.pia.jp/t/onepato/
ローソンチケット
https://l-tike.com/onepato-stage/
カンフェティ
http://confetti-web.com/onepato

■主催:株式会社ハピネット・メディアマーケティング

■共催:株式会社サンライズプロモーション東京

≪『おねがいっパトロンさま! The Stage ~ココロを詠え~』公式サイト≫
https://www.onepato.com/stage2023
≪『おねがいっパトロンさま! The Stage』公式Twitter≫
https://twitter.com/onepato_stage (@onepato_stage)
≪『おねがいっパトロンさま!』公式サイト≫
https://www.onepato.com/
≪『おねがいっパトロンさま!』公式Twitter≫
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