細貝圭「死ぬ前に始球式を」に鳥越裕貴がツッコミ!?山本涼介と3人が医師役で対極の死に向き合う感動作、舞台『最後の医者は桜を見上げて君を想う』開幕!今泉佑唯らキャスト7名の初日挨拶コメント&フォトレポートUP

舞台『最後の医者は桜を見上げて君を想う』が、2022年9月8日より東京・CBGKシブゲキ!!にて開幕しました!

原作の『最後の医者は桜を見上げて君を想う』は、本読み書店が選ぶ「感動小説」で第一位を獲得し、これまで50万部を突破した話題作。武蔵野七十字病院に勤める三人の若い医者の信念が「とある会社員」「とある女子大生」「とある医者」の死を通して語られていく衝撃の医療ドラマ。

メインキャストには、武蔵野七十字病院副院長で天才外科医・福原雅和役に細貝圭さん、死神と呼ばれる風変わりな医者・桐子修司役に山本涼介さん、福原、桐子と同期の医者・音山春夫役に鳥越裕貴さん、末期の白血病患者、雄吾の子供を身籠っている妻・浜山京子役に佐々木ありささん、福原の指示で桐子の監視をする看護師・神宮寺千佳役に本西彩希帆さん、東医大の一年生でALSにかかってしまう川澄まりえ役に大串有希さん、そして当初、浜山京子役で出演予定だった今泉さんは体調不良のため、重病患者・澤田茜役に変更して出演します。

【作品】
自分の余命を知った時、あなたならどうしますか?
死を肯定する医者×生に賭ける医者
対立する二人の医者と患者の最後の日
衝撃の医療ドラマ!

スマートボーイズでは、初日挨拶に登壇したキャスト7人のコメントと、公演初日直前に行われたゲネプロの模様をフォトレポートでお届けいたします。
【キャストコメント】
――今回は終末医療という重いテーマに挑んでいますが、医者を演じるお三方の心境は?
福原雅和役:細貝圭さん
「人生というものは生まれてから そして亡くなるまでの間、決断にすごく迫られると言いますか。亡くなる時まで決断なんだなっていうことを今回の作品を通して考える部分がありました」
桐子修司役の山本涼介さん
「命に関する作品なので、繊細に扱わないといけないとい思います。もちろん見ていただく方の中には、こういった経験をしてる方も、もしかしたらいるかもしれないので、そういう方たちにも少しでも響くものがあればいいなと思います。僕の場合は母が1回癌になった経験があるので、身近な人が病気になったり、もしかしたら自分もなるかもしれないというのを考えて、見終わった後に人それぞれ思うことがあると思います。これからの人生において、1つの何か……何かになればいいなと思います」
音山春夫役の鳥越裕貴さん
「僕も実は周りに癌になった方が身近にいたんですけど、それをすごく見ていて、感じるものが重く、 自分も受け取ったりして。それこそおじいちゃんが癌になった時も死ぬほど泣いたので、音山なりにこの感じを丁寧に繊細に演じられたらいいなと、終末医療というこの作品に取り組んでおります」

――今泉佑唯さんと佐々木ありささんは、今回直前での配役変更ということでしたが、苦労した部分などありましたら、お聞かせください。
浜山京子役の佐々木ありささん
「急遽だったので、自分のことで精一杯だったのが本音なんですけど、 今泉さんとは、中学生の頃にレッスンが一緒で、8年ぶりぐらいにこうやって、舞台で共演できたことをとても嬉しく思います。少しでも助けられてたら嬉しいなと思います」
澤田茜役の今泉佑唯さん
「私が苦労したというよりも、今回急遽、役を変わってくれた佐々木ありさちゃんや、脚本を急遽を書き直してくださった久保田(創)さんだったり、(構成演出の)岡村(俊一)さんだったり、スタッフの皆様のほうがすごく大変だったと思います。この状態でも、舞台に出られる状況を作ってくださった皆様に感謝しています」

――もし、自分の命に限りがあることを知ったら、 最後にこれだけはやっておきたいということはありますでしょうか?
神宮寺千佳役の本西彩希帆さん
「無茶をしたいなと思って、お酒を飲んでベロベロに酔っぱらって記憶飛ばすとか。この作品の中にもあるように、自転車でどこまで行けるか試す、みたいな。そういうことをやってみたいです」
川澄まりえ役の大串有希さん
「無謀なことでもいいなら、透明人間になりたいです。どこでもいいですけど、透明人間になって人から見られない状態でいろんなところに行きたいです」
佐々木さん
「普通に家族と過ごしたいなって思います。やっぱり大切です」

今泉さん
「ありさちゃんと一緒になっちゃうんですけど、私はこの本番を迎えるまでの期間中、色々大変なことや辛いことがあったので、家族と過ごすことを大切にしたいなです。家族みんなでいっぱい笑い合って過ごしたいなって思いました」

鳥越さん
「僕、アゴが割れてるんですよね。いつか滑らかなアゴで、マスクのない時代に世を練り歩きたいなと思っております!」

山本さん
「僕は正直もういつ死んでもいいと思ってるタイプなので、特にやりたいことはないですね。日々生きたらいいやという感じ。お茶漬け食べたいぐらいですね!」

細貝さん
「始球式がやりたいですね。この仕事を始めてから、始球式が1つの夢です。今、テレビ神奈川で『猫のひたいほどワイド』っていう番組でMCをやってるんですけど、そこでもずっと横浜ベイスターズで始球式をやらせてくれって言ってるんですけど、なかなか……」
(鳥越さんが「こんな重い作品の挨拶で、始球式やりたいって!」とツッコみ(笑))
「でも、自分が1番やりたいことをこう言うのが1番いいですからね」
脚本・久保田創さん
「今回この作品を作るにあたって、稽古も長い期間やってましたけど、いろんなことがあったじゃないですか。稽古を見せたほうが面白かったんじゃないかっていうこともあるくらい。やっぱりみんなで1つのものを作るのが、僕はすごく好きなので、もし1カ月後に死ぬとなったら、またこういう感じで、みんなで1個のものを作りたいです。 最後お客さんと一緒に打ち上げして、亡くなられたら1番楽しいかなと思いました」

――細貝さん、最後に皆様へのメッセージをお願いします。
細貝さん
「たくさん稽古してきました。この作品がようやく皆さんの前で上演できることを嬉しく思っております。僕と桐子の死への向き合い方は対極ですけど、実はそこに正解不正解というものはないです。今回の舞台は板の上に立っているどのキャラの目線から見ても、人それぞれの人生の形があって、そしてどう死に立ち向かっていくのか、色んな形が見えます。見終わった後に改めて、自分を見つめ直すというか、考える時間を設けていただけたらと思います」
舞台『最後の医者は桜を見上げて君を想う』は9月11日まで上演。詳細はInformationから公式サイトをチェックしてください。


☆Information
舞台『最後の医者は桜を見上げて君を想う』

日程:2022年9月8日(木)~9月11日(日)
会場:CBGKシブゲキ!!

原作:二宮敦人『最後の医者は桜を見上げて君を想う』(TO 文庫刊)
構成演出:岡村俊一
脚本:久保田創

出演
細貝圭
山本涼介
鳥越裕貴
今泉佑唯
佐々木ありさ
本西彩希帆(劇団4ドル50セント)
大串有希
濱田和馬
久保田創
河本祐貴
山田良明

チケット料金:9,000円(税込/全席指定)※未就学児童入場不可
チケット一般発売日 2022年8月20日(土)
お問い合わせ Mitt 03-6265-3201(平日12:00 ~17:00)

STAFF
美術:OSK 音響:山本能久 照明:熊岡右恭 衣装:佐藤憲也(東宝舞台)
映像:ムーチョ村松 舞台監督:中島武 宣伝美術:二宮大 高橋みずほ 宣伝写真:天野莉絵
脚本協力:成島出 音響協力:SE システム 映像協力:トーキョースタイル 運営協力:K&N

協力:アール・ユー・ピー
主催:TOブックス

《公式サイト》
http://www.tobooks.jp/lastdoctors-stage/index.html

関連News