“青オペ”大平峻也が友常勇気を「愛おしい」と思う時とは?声優として、自身の芝居に新たな発見も!ボイスドラマに続く、4月上演『青山オペレッタ THE STAGE』2日連続インタビュー特集【前編】

“2次元×3次元”のメディアミックス演劇コンテンツ『青山オペレッタ』が、2021年4月に『青山オペレッタ THE STAGE ~ノーヴァ・ステラ/新しい星~』として舞台化第1弾を上演決定!
好評配信中のビジュアルボイスドラマに引き続き、長江崚行さん、中山優貴さん、大隅勇太さん、矢部昌暉さん、大平峻也さん、友常勇気さんがメインキャストを務めます。

スマートボーイズでの特集・第3回となる今回は、矢地桐久役の大平峻也さん&加賀見祥太役の友常勇気さんにインタビュー! その模様を、前編・後編と2日連続更新でお届けいたします。
今回の特集では、矢地桐久役の大平峻也さん&加賀見祥太役の友常勇気さんが登場!
『青山オペレッタ』とは、2020年10月からスタートしたABCライツビジネス、サイバード、エイベックス・ピクチャーズの3社が贈る、2次元×3次元がクロスする新しい形のメディアミックス演劇コンテンツ。
その第1弾として、ABCラジオでの「ラジオぺ!こちら青山オペレッタ広報部」が好評放送中、また公式YouTubeチャンネルにて、イラスト・音・テキストが付いた「ビジュアルボイスドラマ」が毎週配信されており、チームソングと「ビジュアルボイスドラマ」の音源をそれぞれ収録したCD「チームソング&ドラマ Vol.1」と「チームソング&ドラマ Vol.2」も好評発売中。
さらに続けて、CD「チームソング&ドラマ Vol.3」が5月26日に発売、「チームソング&ドラマ Vol.4」が6月30日に発売が決定しています。

そして2021年4月には、メディアミックス第2弾として『青山オペレッタ THE STAGE ~ノーヴァ・ステラ/新しい星~』と題した舞台が上演決定!
新チーム「ノーヴァ」旗揚げ公演として、公式YouTubeチャンネルで好評配信中の「ビジュアルボイスドラマ」のストーリーを軸に上演される舞台第1弾では、シェイクスピアの喜劇「十二夜」青オぺ.ver上演や、「目醒のカンパネラ」など、チームソングの生披露も予定されているとのこと。
メインキャストには、キャラクターボイスを務める長江崚行さん、中山優貴さん、大隅勇太さん、矢部昌暉さん、大平峻也さん、友常勇気さんがもちろん続投し、さらに杉江大志さん、丘山晴己さん、北川尚弥さん、利根健太朗さんの出演も決定。3次元でも、個性豊かなキャラクターを演じます。
キャストビジュアル
■『青山オペレッタ THE STAGE ~ノーヴァ・ステラ/新しい星~』

【イントロダクション】
青山オペレッタ――
東京・青山にある、未婚の若い男性だけで構成された由緒ある歌劇団。
その歴史は古く、女性役も男性が演じるのが特色。
記念すべき「100期生」を迎えるにあたり、新チーム「ノーヴァ」が結成されることとなるが――

【キャスト】
宮嶋あさひ役:長江崚行
斎 鷹雄役:中山優貴
櫻井ノエ役:大隅勇太
長衛輝夜役:矢部昌暉
矢地桐久役:大平峻也
加賀見祥太役:友常勇気

相良明之介:杉江大志

美園爽人:丘山晴己
南雲朝斗:北川尚弥

槙 晋作:利根健太朗

スマートボーイズでは、第1回・宮嶋あさひ役の長江崚行さん×斎 鷹雄役の中山優貴さん編、第2回・櫻井ノエ役の大隅勇太さん×長衛輝夜役の矢部昌暉さん編に続いて、特集第3回は矢地桐久役の大平峻也さん×加賀見祥太役の友常勇気さんにインタビュー!
(左から)矢地桐久役の大平峻也さん、加賀見祥太役の友常勇気さん
それぞれの役柄との共通点や、声優としてのボイスドラマ収録で学んだこと、さらに『青山オペレッタ』にちなんだ“寮生活をするなら”という話題まで、たっぷりと語っていただきました。

■矢地桐久役・大平峻也さん×加賀見祥太役・友常勇気さん インタビュー前編

――今回は、お互いの印象からご紹介いただけたら。大平さんから見た友常さんと、友常さんから見た大平さんはどんな印象の方ですか?

大平峻也(以下、大平) まず友常くんは、本当にコミュニケーション能力が高すぎて! 初対面から、とっても温かく接してくれる方でした。でも、加賀見祥太っていう役柄になった時は、序盤での冷たく突き放す感じとか、「~だ!」みたいな強い口調を聞いていると……本当は、僕のことをあんまり好きじゃないんじゃないかなって(笑)。

友常勇気(以下、友常) なんでよ! 役を演じているだけなのに(笑)。

大平 それぐらい、役に対しての入り込み方に熱量があるな、って。最初は、僕も友常くんのことをまだ深く知らなかったから“すごく陽気な人”っていう印象が強かったんですけど、お芝居をしている姿を見ていると、その陽気さ以上に、お仕事や役柄に対して人並み以上に真摯に向き合っている方なんだな、っていう印象が強くなりました。

友常 僕からの第一印象は、先にイラストのビジュアルを見てからご本人に会ったので、もう「見た目がまんまだな!」って。華奢な体型もそうですけど、パッと見た瞬間に「この子が女役(ベネラ)として女装をした時には、間違いなくこの姿のままのものができるんだろうな」って思いましたし、これはいいキャスティングだと感じました。
それに、役者として体型を維持することの難しさは僕も分かっているので、「プロとして、自分をしっかりと磨いている子なんだな」って思ったんですよ。

大平 それが……僕、食べるのあんまり好きじゃないんで、何もしなくても体型が変わらないんですよ(笑)。
もちろん必要な分は食べますし、誰かと一緒に食べるごはんは大好きだから、そこに人が絡んでくると色々食べたいなって思うんですけど。

友常 えっ、そうなの? じゃあ、これは僕の思い違いでした(笑)。でもお芝居の面も、ボイスドラマでも回を重ねるごとに頭の中で矢地が動いているのが分かるというか。声を聞くたびに、矢地の心がすごく揺れているのが分かるから、大平くんも素敵な俳優さんだなって思っています。

大平 ありがとうございます! 声を録っている時に、僕にもキャラクターが立体的に見える瞬間があって。自分が経験してきた作品は舞台が多いからか、例えば“今は下手側に加賀見さんがいるから、僕は上手側から出てきて”っていうみたいに、まるで舞台の上でキャラクターたちが動いているように感じられるんですよ。
声の収録をしながらでも、“今は多分、これぐらいの距離で会話しているな”って立ち姿が想像できたりするので、実際に舞台上で演じられるのが今から楽しみです。

友常 本当に、楽しみだね。もう最初の頃とは、キャラクターもそれぞれ違う存在に成長しつつあって、より奥行きも出ていると思うし。これは僕たちも、もっともっと頑張らなアカンな、と気合いが入っているところです。
――そういった役柄の立体感は、最初から掴めていたものではなく、ボイスドラマの収録を重ねるごとに感じられるようになってきたんですか?

友常 最初の収録では、僕たちも初めてのことばかりで何も分からなかったですからね。
でもそこから教えてもらって、僕たちの頭の中にも色々なことがストックされるわけです。それを思い返しながら、改めてボイスドラマを聴いてみたりすると「あっ、今のところ!」っていう新たな発見もあったりするんですよ。

大平 僕も、最初は切羽詰まっていたというか、声のお芝居にいっぱいいっぱいで。でも今は少しずつ、周りに言ってもらったことを、余裕を持って聞けるようになってきたのかなって感じています。
それにスタッフの方々を含めて、この現場では全員が『青山オペレッタ』という作品に大きな希望を持っているように感じていて。周りが笑顔だから、「この作品が楽しくないわけないよな!」って僕も感じられるんです。

友常 そうだよね。今はこうしてマスクをつけていたり、色々と注意しなくちゃいけない状況ですけど、全然ピリピリすることもなく。みんな、すごく楽しんで作品を作っているなって感じられるんです。

大平 (周囲のスタッフさんに向けて)皆さん、ありがとうございまーすっ! いつもラジオでは、変なことばっかり言ってすみませーん!(笑)

――そんなお二人の役柄ですが、大平さんが演じる矢地桐久には“気分屋サイコな大衆演劇の看板女形”、友常さんが演じる加賀見祥太には“無骨で愚直なベテラントップスタア”というキャッチフレーズがついています。役柄とご自身に重なる点はありますか?

大平 わりと、矢地とは似ているんじゃないかなって思います。僕も気分屋だし、朝も弱いし(笑)。矢地も絶対、朝はダメなタイプだと思う!
それに、矢地みたいに自由でいられるキャラクターって憧れます。実際には、自分が思っていることを突き通せない場面って多いから。

友常 うんうん。人生とは、不条理なものですよ(笑)。

大平 色んな影響を受けて、意見をより良いものに変えていくっていうのは大事だと思うんですけど、まずは自分の意見を貫いてみるというか。矢地桐久には、根拠のない自信だけじゃなくて、自分は今までも主役をやってきた、っていう自負があるんですよね。
矢地の自己中心的なところはマイナス面でもあるけど、それがある意味では、彼にポジティブさも生んでいると思うんです。

友常 僕は、加賀見の“無骨で愚直”っていうのは……芝居の現場に入ったら、そうなるかもしれないですね。もちろんフラットな状態に戻った時にはみんなとキャッキャッしていますけど、役に集中している時は、僕もジッと周りを見ていたりします。
でも似ている部分はそれぐらいかな~、僕はまだまだベテランでもないし(笑)。

大平 メインキャスト6人の中だと、最年長のベテランだよ!

友常 いやいや、だって芸歴で考えてよ! 多分、長江くんのほうが先輩だよ(笑)。

――子役経験のある長江崚行さんと矢部昌暉さんが、芸歴では少しだけ先輩みたいです(笑)。

友常 僕なんて、まだまだペーペーです(笑)。でも年齢では最年長なので、僕がこれまでに経験してきたことを通して、みんなにもいい影響を与えられたらいいなと思います。

――今回のキャストでは『青山オペレッタ』が初共演となる方も思いますが、ボイスドラマやラジオの収録を通して、皆さんの仲は深まってきましたか?

友常 僕たちの仲も、深まっていると思いますよ! ただ、今はみんなでお食事に行ったりはできないので、これから舞台稽古が始まって、まだ見えていなかった顔や、“こういう面もあるんだ”っていう驚きも出てくるんじゃないかなと。

大平 確かに、まだ知らない顔がみんなにもあるんだろうなって思います。僕が最近見つけたことだと、加賀見と友常くんがすごく似ている部分で、年上だけどすごく可愛らしいところがあるなぁって。

――どんなところですか? ぜひ教えてください!

大平 ラジオの時に、いつも友常くんがうんちくネタを持ってくるんですよ。
あれは多分、みんなが笑ってくれることも含めて友常くんは幸せなんだろうなっていうか……きっと事前に、家で携帯とかを見ながらうんちくを調べていますよね? その時に、一人でニヤニヤしているんだろうな~って。

友常 「これはきっとウケるぞ~」「みんなに笑ってもらえるぞ~」って。

大平 そうそう。ニヤニヤしながら、それを調べている友常くんを思い浮かべると愛おしいし、それをラジオ収録の現場で、みんなに「こんな話があってさ!」って前のめりで話す姿も、それを聞いた僕らが「なんすか、それ!」って笑っているのを幸せそうに見つめている姿も、またさらに愛おしいなって(笑)。

友常 アハハハ! そんな風に思われていたんだ(笑)。

大平 加賀見にも、そういうところありません!? 大人の男だけど、どこか可愛げがあるっていうか……そんな友常くんも加賀見も、どっちも好きだなって思います。

――『青オペ』ファンの方々からは、何かと世話焼きな加賀見について、チーム内での “お母さん”という声も出ています。
以前にはラジオにて、大隅勇太さんが「友常くんを“お母さん”と呼びます」という宣言もしていましたが、大平さんから見ても、友常さんにお母さんっぽさはありますか?

大平 お母さんっぽいところもあるかもしれないんですけど、どっちかって言うと……僕にとっては、“おもちゃ屋さんの、仲のいいオジサン”みたいな(笑)。

友常 「おい! こういうのもあるぞ!」って、色々出してくれるオジサンね(笑)。

大平 そうそう。それも結構小さい時から、毎日通っていたおもちゃ屋の。学校帰りにも、いつもカードゲームで遊んでくれるような人です(笑)。
だから友常くんって、秋葉原あたりにカードショップとか出したらいいと思う!

友常 空想の僕と、現実の僕を一緒にしないで(笑)。まぁそれぐらい、僕たちの仲は深まっているということですね!

――息の合った掛け合いでした(笑)。そんな楽しい発見に加えて、声優として挑んだボイスドラマの収録では、役者として新たに気付いたことや、周囲から言われて印象に残ったことなどもありましたか?

友常 僕は収録で、「動いてないよ」って言われたのが印象に残っています。最初は、言葉を口だけで言ってしまっていたみたいで……やっぱりマイクの前に立って話す、っていう制限はあるんですけど、役柄は生きて、動いているんですよね。それは目から鱗というか、指導してもらって「あぁ、なるほどな」って思ったんですよ。
あとは『青山オペレッタ』のお仕事をやらせていただいてから、ほかの現場で「滑舌が良くなった」って言われましたね。

――ご自身で、なにかトレーニングをされたんですか?

友常 いえ、特別なことは。でも、前に「言葉が滑っているよ」って言われたんですよね。で、その「滑る」っていうが最初はよく分からなかったんですけど、「噛む」っていうのとは反対に、言葉が自立できていないというか。その「滑る」っていう状態を理解してからは、ほかの稽古場などに行っても、言葉を滑らせない意識ができているんだと思います。

大平 僕は、「怒った時に、大平くんは悲しみが入る」って言われたんです。舞台や映像でのお芝居をした時に、それを声だけで聞くことってないじゃないですか。だから「声だけで聞くと、僕の怒りは怒っているだけではなくなってしまうのか」っていうのは言われて初めて気付いたことで、僕としても「ここは怒りを表現したいのに、悲しみが入るとまたちょっと違っちゃうな」って考えられましたし、すごく勉強になったというか。
声優という経験がなかったら、自分じゃ気付けなかったことだなって思うので、僕の中にあった鎖をスパッと切ってもらえたような感覚です。

友常 僕たちだけじゃなくて、みんなそれぞれに新しい気付きがあったはず。それは舞台にも活かせるものだと思うので、しっかり自分のものにしていきたいですね。

【3月26日更新予定・インタビュー後編に続く】

『青山オペレッタ THE STAGE ~ノーヴァ・ステラ/新しい星~』は、2021年4月22日~4月25日まで東京・渋谷区文化総合センター大和田4階 さくらホールにて上演。
さらに2021年10月には、早くも『青山オペレッタ THE STAGE』第2弾の上演が決定しています。
舞台のチケット情報ほか、『青山オペレッタ』に関する最新情報は、下記のInformationから公式サイトをご確認ください。

スタイリスト:金田健志

▼大平さん
Tシャツ¥24,000(KOH’S LICK CURRO)
パンツ¥28,000(KOH’S LICK CURRO)、
その他スタイリスト私物

▼友常さん
シャツ¥70,000(KOH’S LICK CURRO)
カーディガン¥66,000(KOH’S LICK CURRO)
パンツ¥58,000(KOH’S LICK CURRO)
シューズ¥7,900(SLUT 本店)

©青山オペレッタ

■大平峻也 長江崚行 大隅勇太 杉江大志 丘山晴己 北川尚弥 出演動画はアプリで好評配信中↓■

☆Information

■舞台公演概要
『青山オペレッタ THE STAGE ~ノーヴァ・ステラ/新しい星~』

企画・原案:サイバード
キャラクターデザイン:滝田ちひろ

【出演】
宮嶋あさひ役:長江崚行
斎 鷹雄役:中山優貴
櫻井ノエ役:大隅勇太
長衛輝夜役:矢部昌暉
矢地桐久役:大平峻也
加賀見祥太役:友常勇気

相良明之介:杉江大志

美園爽人:丘山晴己
南雲朝斗:北川尚弥

槙 晋作:利根健太朗

【公演情報】
会場:渋谷区文化総合センター大和田4階 さくらホール
(〒150-0031東京都渋谷区桜丘町23-21 渋谷区文化総合センター大和田4階)
日程:2021年4月22日~4月25日 全7公演

【チケット料金】
応援グッズ付き 13,200円(税込)
一般券 9,900円(税込)

【スタッフ】
脚本:伊勢直弘
演出:村井 雄(KPR/開幕ペナントレース)
製作・著作:青山オペレッタTHE STAGE製作委員会

≪舞台公式サイト≫
https://stage-aoyamaoperetta.com

■『青山オペレッタ』公式アカウント
≪公式サイト≫
http://aoyamaoperetta.com/
≪公式Twitter≫
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