陳内将｢亞門さんに抱きかかえられているかのような時間｣平野良｢稽古初日から楽しかった｣宮本亞門演出･舞台『画狂人 北斎』令和三年版が開幕！会見レポ＆ゲネプロ画像をUP
宮本亞門氏が演出を務める舞台『画狂人北斎』令和三年版が、3月4日に東京新宿の新国立劇場小劇場にて開幕しました。
今作は、「富嶽三十六景」「北斎漫画」といった代表作を生んだ浮世絵師・葛飾北斎の晩年を描いた江戸時代と、東日本大震災の影響で描くことをやめた若手画家の現代、2つの時代を行き来する展開の中で、それぞれの時代を生きる6人の人間を通じて、「画狂人」と呼ばれる北斎の生き様を現代人に問いかける物語。
2017年に大の葛飾北斎ファンという宮本さんが北斎の一生を朗読劇という形で表現し、2019年にはストレートプレイの舞台作品として上演。好評を博して、今回2年ぶりの再演となります。
今作は、「富嶽三十六景」「北斎漫画」といった代表作を生んだ浮世絵師・葛飾北斎の晩年を描いた江戸時代と、東日本大震災の影響で描くことをやめた若手画家の現代、2つの時代を行き来する展開の中で、それぞれの時代を生きる6人の人間を通じて、「画狂人」と呼ばれる北斎の生き様を現代人に問いかける物語。
2017年に大の葛飾北斎ファンという宮本さんが北斎の一生を朗読劇という形で表現し、2019年にはストレートプレイの舞台作品として上演。好評を博して、今回2年ぶりの再演となります。
（左前列より）升毅さん、宮本亞門さん、 黒谷友香さん
（左後列より）津村知与支さん、陳内将さん、平野良さん、水谷あつし さん
（左後列より）津村知与支さん、陳内将さん、平野良さん、水谷あつし さん
公演初日直前に囲み会見と公開ゲネプロが行われ、主演の升毅さんをはじめ、共演の黒谷友香さん、陳内将さん、津村知与支さん、水谷あつしさん、平野良さん、演出の宮本亞門氏が囲み会見に登壇しました。
新メンバーとなる陣内さんと平野さん。平野さんは「初演メンバーの中に飛び込ませていただいて、しかも先輩方が多く、稽古ではぶつかっていくだけだろうなと思っていました。升さんとは5～6年ぶりの共演になりますが、本当に好き勝手にやらせていただいて、僕的には稽古初日から楽しかったですし、それを長所にしてたくさんの方々に観ていただけるように楽しみ続けることかなと思っております」と振り返ります。
陳内さんも「稽古前にプロデューサーから『いや～、多分大変だと思うよ、亞門さん』と聞かされて、どれだけ構えて稽古に臨もうと思っていましたが、亞門さん不在の稽古段階から楽しかったですし、亞門さんが合流されて、『あっこれが亞門さんが加わった空気なんだ』と実感して純粋に楽しんで、構える必要はなく、亞門さんに抱きかかえられているかのような時間を過ごすことが出来て、本番でも楽しみながら最後まで全うできればと思います」と心境を語りました。
初演に続き葛飾北斎を演じる升さんは「前回、稽古初日前日に(北斎ゆかりの地である)長野県小布施町に行って、そこで北斎が自分に降りて来た感じになって、本番が終わるまでずっと自分が北斎だったという記憶しかありませんでした。今回も北斎でいたいなと思います」とコメント。前回から続投となる黒谷さんは「初演が終わった時に、またこのメンバーでこの作品をやりたいなと思ったのを今でも覚えています。同じ役を演じるのはこれまで経験なかったので、とても今面白いです」と笑顔を見せました。
舞台出演は約400日ぶりとなるという水谷さんは、初演後に結婚＆出産とおめでたいことが続いたものの、コロナ禍の影響で公演中止の影響を多大に受けたそうで、約一年間「ウーバーイーツ」の配達員をしていたことを告白。「本当に役者をやるって大変なんだなと思いました。50歳を過ぎて子供が生まれまして、本当に(子供が)可愛くてしょうがないです」と、苦難の日々を感じさせずに親バカぶりを披露。
そんな水谷さんに対し宮本氏は「初演と比べて本当に成長しました。『もう、こうなったら！』というすごい意気込みで稽古に入ったんです。最初からそうだったらいいんですけどね(笑)」と宮本氏なりのユーモアで水谷さんを高く評価。
陳内さんと共に現代版を演じる津村さんは「今回は陣内くんが峰岸役を演じますが、キャストが変わるだけでも、新しいドラマになるくらい変わりましたし、この2年でいろいろなことが起こったこともあって、今回のセリフに横文字がたくさん羅列していて、やっぱり亞門さんの演出は苦労するなと思いました」と苦笑い。
出演の皆さんからのコメントを受けて宮本氏は、「初演が終わってから、世界中が変わった2年なので、皆さんの観方が変わるんですよね。今回の現代版では東日本大震災で家族を亡くした人が画家になるというテーマなので、コロナ禍に加えて震災から10年経つというとう状況の中、同じ現代が描けるはずがないとうのが正直なところで、皆さんが今考えたいテーマをガンガン入れています。今回は僕が書いたというより、皆さんと一緒に話しながら書いたという感覚で、全くの新作だと思ってください」と、作品をあらためてPRしました。
≪ゲネプロ画像≫
新メンバーとなる陣内さんと平野さん。平野さんは「初演メンバーの中に飛び込ませていただいて、しかも先輩方が多く、稽古ではぶつかっていくだけだろうなと思っていました。升さんとは5～6年ぶりの共演になりますが、本当に好き勝手にやらせていただいて、僕的には稽古初日から楽しかったですし、それを長所にしてたくさんの方々に観ていただけるように楽しみ続けることかなと思っております」と振り返ります。
陳内さんも「稽古前にプロデューサーから『いや～、多分大変だと思うよ、亞門さん』と聞かされて、どれだけ構えて稽古に臨もうと思っていましたが、亞門さん不在の稽古段階から楽しかったですし、亞門さんが合流されて、『あっこれが亞門さんが加わった空気なんだ』と実感して純粋に楽しんで、構える必要はなく、亞門さんに抱きかかえられているかのような時間を過ごすことが出来て、本番でも楽しみながら最後まで全うできればと思います」と心境を語りました。
初演に続き葛飾北斎を演じる升さんは「前回、稽古初日前日に(北斎ゆかりの地である)長野県小布施町に行って、そこで北斎が自分に降りて来た感じになって、本番が終わるまでずっと自分が北斎だったという記憶しかありませんでした。今回も北斎でいたいなと思います」とコメント。前回から続投となる黒谷さんは「初演が終わった時に、またこのメンバーでこの作品をやりたいなと思ったのを今でも覚えています。同じ役を演じるのはこれまで経験なかったので、とても今面白いです」と笑顔を見せました。
舞台出演は約400日ぶりとなるという水谷さんは、初演後に結婚＆出産とおめでたいことが続いたものの、コロナ禍の影響で公演中止の影響を多大に受けたそうで、約一年間「ウーバーイーツ」の配達員をしていたことを告白。「本当に役者をやるって大変なんだなと思いました。50歳を過ぎて子供が生まれまして、本当に(子供が)可愛くてしょうがないです」と、苦難の日々を感じさせずに親バカぶりを披露。
そんな水谷さんに対し宮本氏は「初演と比べて本当に成長しました。『もう、こうなったら！』というすごい意気込みで稽古に入ったんです。最初からそうだったらいいんですけどね(笑)」と宮本氏なりのユーモアで水谷さんを高く評価。
陳内さんと共に現代版を演じる津村さんは「今回は陣内くんが峰岸役を演じますが、キャストが変わるだけでも、新しいドラマになるくらい変わりましたし、この2年でいろいろなことが起こったこともあって、今回のセリフに横文字がたくさん羅列していて、やっぱり亞門さんの演出は苦労するなと思いました」と苦笑い。
出演の皆さんからのコメントを受けて宮本氏は、「初演が終わってから、世界中が変わった2年なので、皆さんの観方が変わるんですよね。今回の現代版では東日本大震災で家族を亡くした人が画家になるというテーマなので、コロナ禍に加えて震災から10年経つというとう状況の中、同じ現代が描けるはずがないとうのが正直なところで、皆さんが今考えたいテーマをガンガン入れています。今回は僕が書いたというより、皆さんと一緒に話しながら書いたという感覚で、全くの新作だと思ってください」と、作品をあらためてPRしました。
≪ゲネプロ画像≫
葛飾北斎役の升毅さん
お栄役の黒谷友香さん
峰岸凜汰役の陳内将さん
長谷川南斗役の津村知与支さん
柳亭種彦役の水谷あつしさん
高井鴻山役の平野良さん
平野さんは柳川時太郎役としても出演
舞台『画狂人 北斎』令和三年版は、3月14日まで上演。また3月20日より「長野」「大阪」「岡山」「香川」「石川」の5都市にて地方公演が行われます。詳細はInformationから公式サイトをチェックしてください。
☆Information
舞台『画狂人 北斎』令和三年版
日程：2021年3月4日～3月14日
会場：新国立劇場 小劇場
演出：宮本亞門
脚本：池谷雅夫
出演：升毅 黒谷友香 陳内将 津村知与支 水谷あつし 平野良
チケット料金
S席 9,500円（税込・全席指定） A席8,000円（税込・全席指定） ※未就学児の入場不可
≪地方公演≫
【長野・小布施】 3月20日～3月21日 小布施町北斎ホール
【大阪】 3月24日～3月25日 サンケイホールブリーゼ
【岡山・備前】 3月28日 備前市市民センター
【香川・高松】 3月31日 レクザムホール(香川県県民ホール)・小ホール
【石川・金沢】 4月3日～4月4日 北國新聞赤羽ホール
≪公式サイト≫
http://no-4.biz/hokusai2021/
☆Information
舞台『画狂人 北斎』令和三年版
日程：2021年3月4日～3月14日
会場：新国立劇場 小劇場
演出：宮本亞門
脚本：池谷雅夫
出演：升毅 黒谷友香 陳内将 津村知与支 水谷あつし 平野良
チケット料金
S席 9,500円（税込・全席指定） A席8,000円（税込・全席指定） ※未就学児の入場不可
≪地方公演≫
【長野・小布施】 3月20日～3月21日 小布施町北斎ホール
【大阪】 3月24日～3月25日 サンケイホールブリーゼ
【岡山・備前】 3月28日 備前市市民センター
【香川・高松】 3月31日 レクザムホール(香川県県民ホール)・小ホール
【石川・金沢】 4月3日～4月4日 北國新聞赤羽ホール
≪公式サイト≫
http://no-4.biz/hokusai2021/
