中川晃教主演!明治座初のオリジナルミュージカル『チェーザレ 破壊の創造者』2023年1、2月に待望の上演決定!2020年4月の中止を乗り越え、大ヒットコミックスをミュージカル化

2020年4月に緊急事態宣言の発令を受けて公演中止となった、明治座初のオリジナルミュージカル『チェーザレ 破壊の創造者』が2023年1・2月に、中川晃教さん主演で上演されることが決定しました。
主人公チェーザレ役 中川晃教さん
15世紀のルネッサンス期イタリアを舞台に、イタリア半島の統一、次いで欧州の統一の野望を抱いた名門ボルジア家の後継者・チェーザレ・ボルジアの戦いを描き、大ヒットとなった惣領冬実さんが描いた歴史大河コミック「チェーザレ 破壊の創造者」。
講談社発行のコミック誌・週刊モーニングにて2005年から不定期連載され、21年11月についに完結。ダンテ研究者を原作監修に、貴重な資料の収集やそれらの整理に膨大な時間がかけられた歴史大作であり、フィクションではあるものの極力史実に沿って描かれ、累計発行部数は140万部を超える大ヒットコミックスです。

本作はそんな大人気作品を本格ミュージカル化。明治座としても初めて挑むオリジナルミュージカル製作となります。脚本は、2008年まで宝塚歌劇団で多くの名作を手掛け、退団後もストレートプレイ・ミュージカル・ショーなど幅広く活躍する荻田浩一氏、演出は第25回読売演劇大賞優秀演出家賞を受賞し、翻訳劇のストレートプレイ演出に定評のある小山ゆうな氏、音楽をピアニスト、作・編曲家、プロデューサーとしても活躍し、ミュージカル『ジャージー・ボーイズ』や『キンキーブーツ』の音楽監督も務めた島健氏が務めます。
そして、主人公のチェーザレは、20年に引き続き、歌唱力、経験、人気を兼ね備え、幅広い役柄をこなす中川晃教さんが演じます。

2020年、開幕間近で惜しくも公演中止となってしまった無念を晴らすように、明治座にルネッサンスの風を吹かせます。
この後も若手から実力派まで随時キャストが発表される予定とのこと。続報も要チェックです!

【ストーリー】
15世紀のイタリア半島。
野望をむき出しに争い、果てなき闘争を繰り広げていた教皇、皇帝、そしてその座を狙う諸国の王侯貴族たち。時代は混沌を極め、イタリア半島は、その中心地として戦乱の渦の中に置かれていた。
ピサのサピエンツァ大学に編入した16歳の青年アンジェロは、田舎から出てきたばかり。周囲の空気を読めず、その言動によってメディチ家の子息ジョヴァンニの面子を潰してしまう。そんなアンジェロに興味を持ち、彼に声をかけた学生がいた。その人物こそ名門貴族ボルジア家の後継者にして、後にイタリア半島統一を目指して歴史に名を残すことになる、チェーザレ・ボルジアであった。
教皇インノケンティウス8世崩御の時が迫っていた1491年、次期教皇戦を睨み、水面下では派閥争いが静かに繰り広げられていた。キリスト教において最高位である教皇の座を巡り、激しく争うチェーザレの父ロドリーゴ・ボルジアとジュリアーノ・デッラ・ローヴェレ。チェーザレは父を教皇の座につかせるため、そして、その先にある自らの理想を実現するため、頭脳戦に身を投じていく。
ロドリーゴと激しく争うローヴェレはチェーザレの動きが気にくわない。ローヴェレは密偵を放ち、チェーザレの命を狙う。それぞれの思惑が交錯する中、果たしてチェーザレは理想実現のため、知と力の戦いに打ち勝つことはできるのか。

【キャストプロフィール】
主演/チェーザレ役:中川晃教
2001年「I Will Get Your Kiss」でデビュー。第34回日本有線大賞新人賞を受賞。翌年ミュージカル『モーツァルト!』の主演に抜擢され、第57回文化庁芸術祭賞演劇部門新人賞、第10回読売演劇大賞優秀男優賞、杉村春子賞を受賞する。以降、その圧倒的な歌唱力と類い希な表現力で活躍の場を広げ、『キャンディード』『SHIROH』『エレンディラ』など、数々の舞台で主演を務める。16年にはミュージカル『ジャージー・ボーイズ』のフランキー・ヴァリ役が話題となり、第24回読売演劇大賞最優秀男優賞、第42回菊田一夫演劇賞を受賞。唯一無二の存在として、日本ミュージカル界を牽引し続けている。

【スタッフプロフィール】
原作:惣領冬実
1982年にデビューし、主に少女向け漫画雑誌に多数の作品を発表。卓越した画力とドラマチックな恋愛描写で一躍人気作家となる。代表作は『ボーイフレンド』、『MARS』など。
講談社「モーニング」誌上でルネッサンス期に活躍したイタリアの英雄、チェーザレ・ボルジアを描く『チェーザレ 破壊の創造者』を2005年から2021年の16年にわたって連載。新鋭ダンテ学者の原基晶を監修者に迎え、膨大な資料をもとに描く本作は日本だけでなくフランス、イタリアなどでもその美麗な作画と歴史に忠実な物語の世界観が高く評価されている。
歴史上の人物の人間性に迫り、真実を紡ぎだす惣領の誠実な創作活動は、学術的探究にフィクションのもつ想像力が触れることで生まれる創造の可能性を示す。

脚本:荻田浩一
1994年から2008年まで宝塚歌劇団演出部に在籍、2004年『ロマンチカ宝塚‘04~ドルチェ・ヴィータ!~』で文化庁芸術祭演劇部門優秀賞を受賞。現在はミュージカルやストレートプレイの脚本・演出だけではなく、ショーやコンサートも多数手がけ、繊細かつ甘美な独自の美学を持った作風で高い評価を得ている。近作に『五番目のサリー』『BLUE RAIN』など。16年初演・17年再演・21年再々演『王家の紋章』(帝国劇場)では脚本・作詞・演出を担当。大ヒットミュージカルとなる。

演出:小山ゆうな
ドイツハンブルク出身の劇作家、脚本家、演出家。2010年まで劇団NLT演出部に所属。退団後フリーの演出家として活動し、12年よりアーティストユニット「雷ストレンジャーズ」を主宰する。戯曲の深い読み込みと、登場人物への確かな洞察によって描き出される世界観に定評がある。『チック』にて第10回小田島雄志・翻訳戯曲賞、第25回読売演劇大賞優秀演出家賞を受賞。今、最も注目を集める演出家の一人。

音楽:島 健
ピアニスト、作・編曲家、プロデューサー。1978年に渡米。L.A.にてアレンジを学びながらジャズシーンで活躍。86年に帰国後は、数々のレコーディングに参加。サザンオールスターズ、浜崎あゆみ、平原綾香、JUJU、森山良子、加藤登紀子など幅広いジャンルのアーティストの編曲やサウンドプロデュースを手掛ける。サザンオールスターズ「TSUNAMI」(弦編曲)、浜崎あゆみ「Voyage」(編曲)はレコード大賞を受賞。また、テレビドラマやミュージカルの作曲、音楽監督など、その活躍の範囲は多岐にわたる。近年では、ミュージカル『ジャージー・ボーイズ』『キンキーブーツ』『ジャック・ザ・リッパー』などの音楽監督、ドラマ『やすらぎの郷』『やすらぎの刻〜道』(倉本聰・脚本、主演・石坂浩二)の音楽を担当。

公演の最新情報は、Informationより公式サイトをご確認ください。

©惣領冬実/講談社

☆Information
【公演概要】
公演名:ミュージカル『チェーザレ 破壊の創造者』
日程:2023年1・2月
会場:明治座(東京都中央区日本橋浜町2-31-1)

原作:惣領冬実『チェーザレ 破壊の創造者』(講談社「モーニング」連載)
原作監修:原 基晶

脚本:荻田浩一
演出:小山ゆうな
音楽:島 健

出演:中川晃教 ほか

お問い合わせ:明治座チケットセンター 03‐3666‐6666(10:00〜17:00)

≪公式サイト≫
https://www.cesare-stage.com
≪公式Twitter≫
@cesare_stage

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