谷佳樹「シンデレラストーリーの瞬間に立ち会っている感じ」沖野晃司らボクラ団義がクラファンで実現、映画『神ミタイナ時間』公開記念舞台挨拶が開催!10/27より舞台版が上演

映画『神ミタイナ時間』の公開記念舞台挨拶が、10月23日にユナイテッド・シネマアクアシティお台場にて行われました。

今作は、作・演出の久保田唱氏と俳優の沖野晃司さんを中心に旗揚げされた企画演劇集団「ボクラ団義」による舞台公演として2020年10月に上演する予定が、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止になりながら、ファンからの声に応えるべく映画化を企画し、クラウドファンディングでは目標を上回る約1,024万円の寄付が寄せられ映画化が決定。撮影は上演を予定していた舞台と同じキャストで行われ、「ボクラ団義」として初の映画作品となりました。

「ボクラ団義」初の映画作品がついに公開!
舞台挨拶には、W主演の谷佳樹さんと沖野晃司さん、共演の今出舞さん、吉田宗洋さん、大神拓哉さんが登壇しました。

谷さんは「ついに公開を迎えて、こうして皆様の前に映画としてお届けできることを嬉しく思っていますし、この先役者人生を続ける中で、大切な瞬間を皆様と共有できることが嬉しくて、シンデレラストーリーの瞬間に立ち会っている感じがして、現実何か夢なのかわからない状況です」と公開された今の心境を語りました。

谷佳樹さん
沖野さんは「クラウドファンディングという形で撮影できた作品ですが、本当に完成するのかという形から始まって、キャスト&スタッフが集まって、撮影して、編集が終わって、試写会を見た時の感動は夢の中にいるような感じでした」と当時を振り返っていました。

沖野晃司さん
これまで何度もボクラ団義の公演に出演している今出さんは「こんなにたくさんの方にお会いできて嬉しいですし、本当に大好きなボクラ団義さんと映画を作らせていただいて、しかもその一員になれたことが幸せです」とコメント。

今出舞さん
吉田さんは、会場に集まったお客さんにガッツポーズを求めたり、『「ボクラ団義」の本公演に10回出演しないと劇団員になれない』と勝手にルールを作ったりと終始笑いに走りつつ、撮影時のエピソードでは、「崖のシーンが印象に残っていて、景色は凄くきれいでしたが、撮影機材の荷上げがとても大変で、普段はスタッフさんが担当するんですけど、今回はみんなで一緒に作った作品なので、撮影の裏で仲間と一緒に準備したことが印象に残っています」と思い出を語りました。

吉田宗洋さん
大神さんは、映画が好きすぎて映画館で映画技師として働いていたことを明かした上で「朝一に出社して、誰もいない映画館のステージに立って一人で遊んでいたのが、こうして現実として登壇できていることに感動しています」と笑顔で語りました。

大神拓哉さん
谷さんとボクラ団義には切っても切れない縁があるそうで、「地元の大阪から上京した直後、一緒にワークショップへ通っていた仲良しの子から『舞台を観に行きませんか?』と誘われて、上京して初めて観劇した劇団がボクラ団義さんで、今でもその時のシーンが鮮明に思い出させるくらい強烈に残っていて、まさかボクラ団義さん初の映画にW主演として沖野さんとやらせるいただけるとは思いませんでしたし、沖野さんと(主宰の)久保田さんの2人を見ているだけで泣けてきそうです」と、縁深いエピソードを披露。

10月27日より同じタイトルで舞台版が上演されることにちなんで、舞台版の注目ポイントに触れ、沖野さんは「舞台にしかない映像があります。目玉でもあるので、注目してください」と紹介。
谷さんは「切り口が違うというか、映画を先に見てくださった方は、より世界観に馴染みやすい状態で、より倍に楽しめる状態で観劇できると思います」と語ると、沖野さんも「映画で見たキャラクターと舞台で観たキャラクターがちょっと印象が変わる人がいると思います」と解説。すると該当者だと思われる大神さんが「最初に舞台の台本を最初にみて、思わず『じぇじぇじぇ』って言っちゃいました」とあまりにも違う設定に驚いた模様。

また舞台の通し稽古が行われた際に、谷さんが台本のセリフを勝手に足して、久保田さんからダメ出しを受けるエピソードが暴露され、「違う違う!! ちょっとでもリアルを追求しないと!」と訴える場面も。

最後に谷さんが「自分自身コロナに罹ってしまい『このままエンタメを続ける意味って何だろう』と思い悩んだ時期がありましたが、仲間たちの作品を見て、生きる力をもらっていると感じました。きっと死に直面する体験をしたからこそ、より光り輝くものが胸に刺さって、エンタメを続けようと決意しました。舞台を見終わった後に『世界で一番幸せだ』と思った体験を、もっと他の方にも体験して欲しいし、エンタメは不必要ではなく必要なものだと強く思っています。こうやって記念すべき日にたくさんの方々に来ていただいて本当に嬉しいです」、沖野さんが「1年半前は、エンターテインメントがこの日本から無くなるのではと思った時期があって、僕の知り合いの中にも職を失ったり辞める決意をした人が多くいる中で、『ボクラ団義なら何かできるんじゃないの?』という声に、僕が冗談っぽく『映画でも撮ろう』と言ったら、主宰が本気にして映画を作りました。こうして仲間たちと立てて幸せです」とそれぞれメッセージを送り、舞台挨拶は終了しました。

フォトセッション時にカメラマンから「好きなポーズで」というリクエストに応え、コマネチポーズのする沖野さんに、たまらず突っ込みを入れる谷さん
≪STORY≫
「第一線で活躍するのはもう間もなくの事」
中堅お笑いコンビの槙本と尾崎はそう言われ続けながらも長期間のコンビ活動に終止符を打ち、数年が経とうとしていた。

コンビ解散後も、槙本は別の相方と新たなお笑いコンビ組んだが、煮えきらないのは相変わらず。相方の津地不踏(つちふまず)からも厳しい言葉を受け続ける日々。
そんな日々を過ごし続ける槙本の元に、元相方の尾崎が現れる。
「お前、もうすぐ死ぬ」

診断した昔馴染みの医者に代わって、槙本の為に余命宣告をした尾崎。
突き出される揺るぎのない診断書。
自分の残り少ない余命に愕然とする槙本に尾崎はとある提案をする。

「お前にしか出来ないことがある」

尾崎は槙本に、過去に原因不明の自殺で亡くなった一人の仲間の話を始める。
「あいつが死んだ本当の原因が、わかりかけてるって聞いたらどう思う?」

人間、もう死ぬってわかったら、その後出来るのは
“今”と“これから”生きてく人間の為に何が出来るか。
究極に無欲で、究極に奉仕。そんな神みたいな時間で、お前は何をする?

映画『神ミタイナ時間』は現在シネ・リーブル池袋、ユナイテッド・シネマアクアシティお台場にて公開中。また舞台『神ミタイナ時間』が10月27日~31日の期間、東京・CBGKシブゲキ!!にて上演。さらに10月28日(18:00の回)にはライブ配信されることが決定。詳細はInformationから公式サイトをチェックしてください。

☆Information

映画『神ミタイナ時間』

脚本・監督:久保田唱
音楽:三善雅己
主題歌:Rose in many Colors

キャスト
【bokura-dangi】
沖野晃司
大神拓哉
平山空
春原優子
添田翔太
福田智行
内田智太
高橋雄一
花崎那奈
緑谷紅遥
大音文子

【guest】
谷佳樹
今出舞
吉田宗洋

≪映画『神ミタイナ時間』舞台挨拶≫
開催日時:2021年11月3日(水・祝) 9:45回の上映後

会場:横浜シネマリン

登壇予定者:沖野晃司 吉田宗洋 (司会)大音文子
※登壇者は予告なしに変更する場合がございます。

≪映画『神ミタイナ時間』公式サイト≫
http://bokudan.com/news/kamimovie/

企画演劇集団ボクラ団義 vol.23
舞台『神ミタイナ時間』

日程:2021年10月27日(水)~31日(日)
会場:CBGKシブゲキ!!

作・演出:久保田唱

キャスト
【bokura-dangi】
沖野晃司
大神拓哉
平山空
春原優子
添田翔太
福田智行
内田智太
高橋雄一
花崎那奈
緑谷紅遥
大音文子

【guest】
谷佳樹
今出舞
吉田宗洋

チケット情報
前売:6,900円(税込)
当日:7,500円(税込)
タスケテシート:10,000円(税込)

≪ライブ配信≫

日程:10月28日(木) 18:00~
※開演30分前からアクセスできるようになります。
※アーカイブで2週間(11月11日18時)視聴可能です。

発売期間:10月23日(土)12時~11月11日(木)15時
価格 3,500円(税込)

【予約ページ】
https://v2.kan-geki.com/live-streaming/ticket/512

≪舞台『神ミタイナ時間』公式サイト≫
http://bokudan.com/news/godly_time_theater/

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