【解禁】山口乃々華・奥村佳恵・和田琢磨がオリジナルミュージカル初主演!目が見えず、話すこともできない少女を巡る実話『SERI~ひとつのいのち』が10月に上演決定!共演に小早川俊輔ら

10月6日より東京・博品館劇場にて、オリジナルミュージカルconSept Musical Drama #7『SERI~ひとつのいのち』が上演されることが決定しました。
今作は、目が見えず、話すこともできない少女「千璃(セリ)」を巡る実話を、高橋亜子氏(脚本)と桑原まこ氏(作曲)と下司尚実氏(演出)の3人のクリエイターがミュージカル化。

原作『未完の贈り物(2012年刊)』には、障害児を異国で育てる苦労、⾃⾝の⼼と⾝体との戦い、友⼈・家族との葛藤、娘・千璃(せり)の誕⽣にまつわる医療裁判、繰り返される娘の⼿術……など、母であり異国の地で働くキャリアウーマンとしての倉本美香氏本人の視点から、手記の形で千璃を取り巻く8年間の話が綴らていれます。

3人が主演を務める今作。1人目の主演はミュージカル初主演でタイトルロールの千璃役の山口乃々華さん。振付も担当する下司氏との二人三脚で、目が見えず話すこともできない千璃を、得意とする身体能力を最大限に活かしどう表現するのか、期待が膨らみます。

2人目は、その千璃の母・美香を演じる奥村佳恵さん。蜷川幸雄氏に見出され最近では『LUNGS』で好評を得たことが記憶に新しい奥村さんが、千璃とともに変化していく繊細な女性をどう作り上げるか、注目です。

3人目は、女性二人を支える父・丈晴を演じる和田琢磨さん。主に2.5次元作品で活躍する和田さんですが、自身初となるオリジナルミュージカルに挑戦。その柔らかな声が作り上げる千璃の父親像に期待が高まります。

また3人の親子を取り巻く面々には、幅広いジャンルで活躍する個性豊かな俳優陣が集結し、美香と敵対する産科医オオクボ役に花組芝居の植本純米さん、オオクボを弁護するセガール弁護士役に小林タカ鹿さん、美香からオオクボ告訴を相談されるミラー弁護士役に樋口麻美さん、オオクボと美香に事情聴取を行う書記官役に辰巳智秋さん、千璃に整形手術を進める整形外科医役に内田靖子さん、オオクボと美香の示談交渉を仲介するメディエーター役に長尾純子さん、千璃が通う特殊学校の先生役に小早川俊輔さんがそれぞれ出演します。
『SERI〜ひとつのいのち』全出演者
【コメント】
脚本・作詞︓高橋亜子
この作品は生まれつき両⽬の眼球がない少⼥の実話を元にしています。少⼥の⺟が書いた⼿記を読んだ時、胸に刺さった⾔葉がありました。それは「No Eyes」。アメリカで出産した⺟が、娘の障害を医師に宣告された時の⾔葉です。もちろん「眼球がない」ことを告げた⾔葉ですが、私の頭にはもっと広義の考えが巡りました。⽬を持たないとは何か︖⾒えないとは何か︖たとえ眼球があろうと、⾃分の視点でしか⾒ない⼈、⾒たくないものを⾒ないこと…それもまた「No Eyes」ではないか。そんな観点から、⼈が認め合うことを描く作品にしたいと思いました。⼀⼈の少⼥を巡り、それぞれの視点でぶつかり合い、認め合う⼈々の姿が⾒えてくれば良いなぁと思っています。

作曲・⾳楽監督︓桑原まこ
今回はピアノ・ギター・マルチリード・チェロの4⼈で⾳を奏でることにしました。変わった編成だと思います。この編成でいこうとひらめきが私に届いた時、理由は⼀緒には届きませんでした。
原作と台本を何度も読み、私に挑めるのかと悩む中で、その理由が私に教えてくれました。
「千璃ちゃんがこの作品を観てくれたとき、⾳がカラフルであってほしい」と。⾳楽ができることは無限にあると信じていますが、どうしたって⾃分以外の気持ちの真実は、その⼈にしかわからないものです。だから最⼤限の想像⼒と優しさを持ってシンプルに。私らしく向き合っていきたいです。

演出・振付︓下司尚実

SERIは実在する⼥の⼦とそのご両親のお話です。SERIさんがいるということ、彼⼥が住んでいる場所と⽇本は離れているけれど、同じ地球で私たちは今⼀緒に⽣きているということ。
そしてそこに⽣まれた愛を、歌はもちろんですが、⾝体もめいっぱいに使って丁寧に描いていきたいと思います。
私⾃⾝さまざまな縁に恵まれて今ここに⽴っています。彼⼥の過ごした時間を舞台上に凝縮することは難しい作業だと思いますが、彼⼥とご両親が重ねたご縁のように、集まって下さった⼼強いキャスト、スタッフと共にパワフルに挑戦していきたいと思います。
(左より)高橋亜子さん、桑原まこさん、下司尚実さん
⼭⼝乃々華(千璃役)
はじめまして。千璃役を演じさせていただきます、⼭⼝乃々華です。
以前、同じ原作を題材にしたリーディングミュージカル『ダスク』を観劇させていただいたことがあり、その際には、深く感情移⼊し、今でも鮮明に思い出せるほどの、張り詰めた空気を感じていました。
今回お話をいただいたときはご縁を感じましたが、それと同時にお受けするのに勇気がいりました。決して⽬を逸らすことをせずに、作品に向き合い続ける⼼が必要だと感じています。
両眼性無眼球症という難しい役ですが、想いを届けられるように演じていきたいと思います。

奥村佳恵(千璃の⺟・美⾹役)
私は、ここまで向き合えるだろうか。
分⾝である我が⼦と、パートナーと、家族と、世界と。そして、他でもない⾃分⾃⾝と。
愛おしさも苦しみも、喜びもおそれも、⼼に降りかかるさまざまな思いを受け⽌めきれるだろうか。
誰かの⼼の中を⾒ることなんてできないし、誰もお互いを完璧に理解できない。
だけど孤独だからこそ、他者との繋がりをより温かく感じることができる。
私たちは誰かの存在の延⻑線上で、助け合って⽣きている。
光を⼿にするため、暗闇の中で途⽅もない闘いに挑み続けた美⾹さん。
圧倒的な当事者である彼⼥を、何もかも経験したことのない傍観者の私が演じるということ。
想像して、想像して。⾝体と声と⼼を器にして光を探したいと思います。

和⽥琢磨(千璃の⽗・丈晴役)
丈晴役を演じます和⽥琢磨です。今回の作品「SERI」の台本を読んで、率直に胸が締めつけられました。容姿での優劣や世間に対するみえ、夫婦の価値観、家族を取り巻く普遍のテーマが随所に織り込まれてます。ついつい⽬を伏せがちなものばかりですが、同時にどれも⾝近なものであります。沢⼭の⽅にご覧頂きたいと思える作品に携わることが出来て光栄です。私⾃⾝、久しぶりのミュージカルですが精⼀杯努めたいと思います。ぜひ劇場にお運びください。
(左より)山口乃々華さん、奥村佳恵さん、和田琢磨さん
【あらすじ】
ニューヨークで暮らす美⾹と丈晴は⼦供を授かった。千璃と名付けられた⼥の⼦。
初めての⼦供に未来への希望と夢に膨らむ⼆⼈だったが⽣まれた⼦供には両眼ともに眼球がなく、知的障害も抱えていた。絶望し途⽅にくれる夫婦。特に⺟である美⾹は⾃⾝を責め、周りの⽬を気にし、そして意思疎通がままならない我が娘に困惑し疲弊していく。
ある⽇、思い詰めた美⾹はマンションの屋上から千璃とともに⾝を投げようとするが、そのとき屋上から⾒下ろしたマンハッタンのある情景を⽿にした千璃が笑う。初めて⽬にした娘の笑顔に触れ、“この⼦と⽣きていこう”と強く誓う美⾹。
しかし、その決⼼の先には終わりが⾒えない千璃の⼿術、夫婦のすれ違い、周囲の⾮難、法廷闘争……など想像を絶する難題が幾重にも待ち受けていた。

conSept Musical Drama #7 『SERI〜ひとつのいのち』は10月16日まで東京公演が行われ、10月22日より松下IMPホールにて大阪公演が上演。詳細はInformationから公式サイトをチェックしてください。

(C)2022,conSept LLC


☆Information

conSept Musical Drama #7
『SERI〜ひとつのいのち』

日程・会場
【東京】2022年10⽉6⽇(⽊)〜10⽉16⽇(⽇) 博品館劇場
【大阪】2022年10⽉22⽇(⼟)〜10⽉23⽇(⽇) 松下IMPホール

出演︓⼭⼝乃々華 奥村佳恵 和⽥琢磨
植本純⽶ ⼩林タカ⿅ 樋⼝⿇美 ⾠⺒智秋 内⽥靖⼦ ⻑尾純⼦ ⼩早川俊輔

原作︓倉本美⾹『未完の贈り物』
脚本・作詞︓⾼橋亜⼦
作曲・⾳楽監督︓桑原まこ
演出・振付︓下司尚実
演奏︓桑原まこ(Key.)、成尾憲治(Gt.)、⼭⼝宗真(Reed)、平井⿇奈美(Vc.)
アソシエイト・プロデューサー︓川村徹也
プロデューサー︓宋元燮
後援︓⼀般社団法⼈未完の贈物 / 製作⽀援︓杉本事務所
企画・製作︓conSept / 主催︓conSept、関⻄テレビ放送

■チケット料⾦(全席指定・税込、東京・⼤阪共通)
SS席︓11,500円、SA席︓10,500円、A席︓9,000円、C席︓7,000円

■チケット発売⽇
主催者最速早割先⾏︓6⽉4⽇(⼟)〜19⽇(⽇)
プレイガイド独占先⾏(チケットぴあ)︓7⽉23⽇(⼟)〜8⽉7⽇(⽇)
プレイガイド先⾏︓8⽉13⽇(⼟)〜21⽇(⽇)
⼀般発売︓8⽉27⽇(⼟)〜

【お問合せ】 info@consept-s.com

≪公式サイト≫
https://www.consept-s.com/seri/

≪公式Twitter≫
https://twitter.com/consept2017

ハッシュタグ︓#舞台SERI #舞台セリ