“2次元×3次元”のメディアミックス演劇コンテンツ『青山オペレッタ』の舞台化第2弾となる『青山オペレッタ THE STAGE ～ルーナ・ピエナ／満ちる月～』が、10月9日より東京・渋谷区文化総合センター大和田4階 さくらホールにて開幕！

1幕では最も歴史あるチーム「ピエナ」100周年記念公演に向けての激しいトップスタア争いが描かれ、2幕では劇中劇としてイタリアオペラの名作「ナブッコ」を上演。さらにフィナーレにはレヴューも披露するなど、“青オペ”ならではのコンテンツで会場を盛り上げます。

【INTRODUCTION】
青山オペレッタ——

東京・青山にある、
未婚の若い男性だけで構成された歌劇団。

その歴史は古く、100年以上に及ぶ由緒ある歌劇団で、その成り立ちから女性役も男性が演じるのが特色。

青山オペレッタの設立と共に作られた、最も歴史あるチーム「ピエナ」。

青山一と称されるトップチーム「ピエナ」だが、トップスタアであった加賀見祥太が、新チーム「ノーヴァ」へ移動したことにより、次期トップスタアをめぐる争いが勃発する。

直前に迫るピエナの100周年記念公演。
そこに急遽、加賀見含む「ノーヴァ」メンバーも参加することになり、対立はさらに加速する。

役者としての矜持をかけた戦い。その先に辿りつく結末とは――。

スマートボーイズでは、「丘山晴己さん＆輝山立さん」「設楽銀河さん＆フクシノブキ（福士申樹）さん」という組み合わせで“開幕直前SPインタビュー”を実施。前後半の2回に渡りお届けします。PART②では「設楽銀河さん＆フクシノブキさん」のインタビューをUP！
設楽さんは「ピエナ」に属する、自由奔放な韓流ルーキー“夏目澪(なつめ みお)”、フクシさんは「ファルチェ」に属するパワー系トップスタア“正留宗一郎(まさとめ そういちろう)”をそれぞれ演じます。

設楽さんとフクシさんには、今回が初参加となる青オペの雰囲気やそれぞれ演じるキャラクターやビジュアル衣装の印象などを語っていただきました。

（丘山晴己さん＆輝山立さんのインタビューはこちらへ）

――よろしくお願いします。お二方とも今回が「青オペ」初参加となりますけど、まず出演のお話を聞いた時の心境はいかがでしたか。

設楽　前回出演された大平峻也さんのキャラ衣装をTwitterで見て、「何これ？ カワイイ！！」と思って、その直後にYouTubeでゲネプロの動画を見ていたこともあって、オファーをいただいた時はものすごく嬉しかったです。大平さんや長江崚行さんの女役、メチャメチャカワイイじゃないですか。今回“美しさ”で2人に勝てるように気合入っています！

フクシ　普通に嬉しかったのと、途中参加ということもあって、ちゃんと輪の中に入れるかなというプレッシャーも少なからずあったんですけど、事前に「青オペの出演者は皆さん優しい人ばかり」と聞いていたこともあって、不安なんて吹き飛ぶほど皆さん優しくて温かくて、自分の中ではすぐに輪の中に入ることが出来たのかなと思いつつも、まだ話したこともない方もいらっしゃるので、積極的に話していきたいなと思います。

――設楽さんは、女役の夏目澪を演じますが、どんなキャラクターですか。

設楽　澪くんはすごく元気な子です。まだ澪くんの過去や同じチームメンバーとの関係性は深堀されていないので、これからが楽しみな反面、韓国に留学していた過去があって、歌も歌えてダンスも完ぺきな澪くんをどう演じるかというプレッシャーはありますね。ただ先輩方が皆さん優しくて、いい雰囲気で稽古が出来ているので、メチャクチャ楽しみな舞台です。

――夏目澪が所属するピエナといえば、先程、丘山晴己さんと輝山立さんの「Wきやま」のお二方にインタビューしました。

フクシ　苗字が“きやま”というだけでも珍しいのに、漢字は違えども同じ苗字が同じグループとして共演するなんてレアですよね。

設楽　僕、一回やってみたいことがあって、稽古場で「きやまさーん！！」って大きな声で叫んだら、2人はどう反応するか気になりませんか？ 稽古場での目標にします。小声で「きやま！」って。

フクシ　呼び捨てはマズいんじゃないの？

設楽　演出の村井さんに「きやま～！」って呼んでもらうことにしましょう。そしたら誰も被害を被ることはないので。

フクシ　確かに気になるね。

――2人はどう反応するか、結果がわかったらTwitterにて報告してください(笑)。フクシさんは「ファルチェ」というチームのトップスタア、正留宗一郎を演じられますね。

フクシ　宗一郎は兄貴肌でみんなの面倒見が良いというキャラクターですが、自分自身と比較して性格が離れていて、どう兄貴肌を出せばいいのだろうなと思ったときに、共演の友常勇気くんがすごい兄貴肌なので、ずっと稽古中に見て研究しています。

設楽　友常さんって、頼りがいがあって“リアル兄貴”ですよね。あの筋肉だからかな？

フクシ　筋肉もあると思うし、立ち振る舞いも素晴らしくて、気さくに話しかけている姿をよく見るよね。

設楽　僕も、最初に話しかけてくれたのが友常さんでした。

フクシ　目先に兄貴肌の人がいないかなと思っていたところの勇気くんだったので、本当に助かりましたし、隙あらばシレっと見ています。

――トップスタアを演じることへのプレッシャーはありますか。

フクシ　宗一郎はダンスとアクションがすごいというキャラクターで、ダンスに関しては約14年ほどやっていたので、対応できると思いますが、アクションの経験があまりないこともあって、宗一郎はどんなアクションをすればカッコいいのか、今も試行錯誤しながら必死に頑張っています。“トップスタア”は後輩からしたら絶対的な存在というイメージがありますからね。

設楽　友常さんも同じことを言っていました。友常さんが演じる加賀見祥太も以前はピエナのトップスタアだったので、もしかしたら次回公演でファルチェの公演が実現するかもということですよね。

フクシ　今回は一歩後ろでみんなを見守る役になります。現時点でファルチェのメンバーは自分一人しか発表されていないので、この先ファルチェの物語があるとしたら、ファルチェのメンバーが集まって、そこでダンスやアクションを見せられればいなとは思っています。

――前回だと丘山さん演じる美園爽人のようなポジションでしょうか。

フクシ　そうですね。そういう役だと思っています。多分(笑)。

――となると、第3弾、第4弾の公演でファルチェの公演が実現できるといいですね。

フクシ　そうなってくれたら嬉しいですけど、どう進んでいくかは今後のお楽しみですね。

―-今回の公演では、第一幕のお芝居に加え、第二幕のイタリアオペラの名作「ナブッコ」の劇中劇、さらにはエンディングのレヴューショーなど通常の公演と比べてやることがたくさんありますね。

設楽　イタリアのオペラは、上演時間が3時間ぐらいかかるのは当たり前の世界ですが、それを今回、時間短縮して上演する形になるということで、やるからには青山オペレッタの真骨頂をお見せしたいですし、とにかく「学芸会」にはしたくないと思って、「ナブッコ」を短時間で皆さんにわかりやすくお伝えしつつ、クオリティを落とさないよう、チーム一丸となって取り組んでいます。劇中劇は初めての経験で、設楽銀河ではなく夏目澪くんが演じる役をどう捉えてどう表現するかという、通常よりも一つ挟んで演じるということに対して、今回の公演はとてもやりがいがあります。

フクシ　稽古場を見ていると、みんなクオリティが高いし、上手だなというのが率直な感想で、すごく刺激をもらっています。出演していないからこそ俯瞰して見ることが出来ますね。

設楽　お芝居って俯瞰して見ることが大事な部分があって、役にのめりこむと自分役のことでしか見られないので、何か気になることがあったら教えてください！

フクシ　気づくことがあったらアドバイスするね。

設楽　よろしくお願いします！！

フクシ　気づかなかったらごめんね。

(一同笑)

――お二方を見ていると、とても今回が初共演に見えないくらい仲がよく見えますが、お互いどう呼んでいますか。

フクシ　僕は「銀河」です。

設楽　僕は「フクシさん」です。でも今回のインタビューを機に呼び方変えましょう！ 僕は「銀ちゃん」ってよく呼ばれます。

フクシ　銀ちゃんね。

設楽　じゃ僕はどう呼べばいいですか。

フクシ　ノブちゃん。

設楽　(笑)。逆にそんな呼び方でいいんですか？

フクシ　もともとどう呼ばれても気にしないタイプで、実際に後輩から「おいノブ！」って呼ばれて、僕が「先輩だぞ！」というやり取りがいつもの流れで、後輩もそのことをわかっていて、いい意味でイジってくれるので、全然ノブちゃんでいいよ。

設楽　わかりました！！

――青オペでは、舞台に出演しているだけでなく、ラジオドラマやCDなどで声優に挑戦されていますね。

フクシ　今回初めて声優のお仕事をさせていただきましたが、本当に難しいなと思いました。自分の声質で兄貴肌を出すにはどうすればいいのかというので悩み続けていて、自分の声質が兄貴肌ではないと思っていて、でも難しい分やりがいも感じていて、このキャラクターを自分のものに絶対したいという気持ちはありますし、このような機会を与えていただいて、とても有難いですし、素晴らしいプロジェクトだと思っています。

設楽　澪くんの声を作るときに、自分の中でいくつかパターンを用意して録音して試す作業がとても楽しくて、そしていざ収録する際に、音響監督の羽田野さんという方が声優経験の浅い僕に対して、息の使い方や丁寧に教えて下さいました。舞台のように対面しながらセリフを言うのと違って、マイクに向かってセリフを言うこと自体が新しい感覚で、きっと今後も青山オペレッタの収録があると思うので、その時よりも声の使い方が上手くなって頑張ろうと思ったのと、声だけで表情を伝えることがこんなにも難しいんだということを身をもってわかったのが今回の収穫でした。

――先程、丘山さん＆輝山さんに「もし共同生活をするとしたら誰としたい？」という質問をしまして、同じ質問をお二方にぶつけたいと思いますがいかがでしょうか。

設楽　僕は友常さんかな。優しいから料理を作ってくれそう！ 疲れて帰ってきて「友常さん、何か料理作って～」って言ったら、「いいよ！」って作ってくれそう。

フクシ　まだあまりお話できていない方もいらっしゃるので、役者ではなくキャラクターだとすると、誰だろうな……。

設楽　僕なんかどうですか！ ゲームしかやらないし、干渉もしないですし、一緒にいてもそんなに話さないですし。

フクシ　それなら誰だもいいじゃん(笑)。

設楽　そんなこと言わないでくださいよ～！！

フクシ　わかった！ わかった！ そんなに悔しがるのなら銀ちゃんを選ぶよ。

設楽　やった～！ 無理やりだけど見事に勝ち取らせていただきました！！ フクシさんのファンの皆様、申し訳ございません。

――ところで今回の公演でお二方が絡むシーンというのは多いですか。

フクシ　正直、何で僕たち2人でインタビューを受けるんだろうと思うくらい、絡みのシーンがほとんどないんですよ。

――本当ですか？

設楽　どのシーンで僕たちが絡むか注目してもらいたいですし、「もっと宗一郎さんと澪くんのシーンが観たい！」という声をファンの皆さんに呟いてほしいです。

――ファンの声が制作側に通じて、第三弾、第四弾で2人を中心とした物語が展開するかもですね。ところで青オペといえば、衣装も大きな見どころの一つだと思いますが、それぞれご自身の衣装を見てどう思われましたか。

フクシ　私服衣装は至ってシンプルですが、レヴュー衣装が本当にカッコよくて、自分が今まで着てきた衣装の中で一番カッコいいと思うし、絶対に正留宗一郎ファンは増えると思います。劇中劇に出ないこともあって、レヴューショーも出番がないので、オープニングのシーンでレヴュー衣装を着る予定です。ただ、ほかのキャストがみんな私服衣装というのに対して、自分だけレヴュー衣装なので、ちょっと恥ずかしいです。

――ファンの方は最初から目が離せませんね。設楽さんのビジュアルもとても美しいですね。

設楽　あの子なら付き合いたいと思ってしまう可愛らしい衣装ですね。私服衣装も僕だけ「THE衣装」という感じのデザインでとても気に入っています。あとドレスを着るのは今回が初めてで、あの衣装でウエディングができるんじゃないかと思うくらいのクオリティです。ぜひ結婚しましょう。

(一同笑)

――まさかの結婚宣言が飛び出しましたが、本番がますます楽しみになりました。では最後に公演を心待ちにしているファンの方へメッセージをお願いします。

設楽　青山オペレッタのいいところは、ドラマシーンや歌などメディアミックスされているという点で、舞台はもちろん観に来て欲しいですけど、いろいろなメディアで展開していしていますので、ぜひチェックしていただきつつ、劇場に足をお運びいただけると嬉しいです。

フクシ　前回観られた方も今回この作品を観てまた好きになっていただきたいですし、今回が初めての方も、この作品を好きになって、推しのキャラクターを作ってもらえるように、僕たち頑張ります。今回は配信もありますので、劇場へ足を運べない方も是非配信の方をご覧になっていただきたいと思います。

『青山オペレッタ THE STAGE ～ルーナ・ピエナ／満ちる月～』は10月12日まで上演。また10月12日と10月12日に行われる計4公演でLIVE配信が決定！ 詳細はInformationから公式サイトをチェックしてください。

©青山オペレッタ

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